UMLで意思疎通を図ろうとすると、下手すると喧嘩になる。
新しい概念、および、それに付随する表記法が世間に広まると、過渡期の傾向として、必ずそれを理解できない人間と理解できる人間が現れる。どちらかが圧倒的に主流であるのならば、対立が深刻化することはあまりないが、拮抗する場合には、危機的な状況に陥りかねない。
みな、先進的(?)な方法論を実践的に導入を試みて、摩擦^^;;を引き起こすやつらが多いようだ。
宮部みゆきのすごいところは、きちんと彼女の世界観が下敷きになっているところだと私は考えている。その背景の思想は、ほぼすべての作品に通呈している。このような手法を取るのは、特に流行作家でありつづけていることを考えると、大変な偉業に思われる。下手な仕事をすると、ワンパターンになって、すぐに飽きられてしまうだろう。「スナーク狩り」は、きわめて衝撃的かつ破壊的な終局であるため、そのような問題は全く感じさせない。さすがに、エンディングに力を入れる宮部みゆきらしい。:-)
不条理性を不条理性のまま放置するのは良いとして、その不条理性の正体を不完全ながらも描けていたら、遠藤周作「スキャンダル」レベルの深みも加わるのではないかと思う。彼女の不満は、文面からちゃんと伝わってくるんだが、その答えが、ずうっと散弾ではさすがにやりきれないのでね。
つまり、そろそろ、問題提起だけでは駄目な気がする。具体的な解決策が求められている。
書影入れるの結構面倒かも。