��ʥ�� - ChinaWiki - - ロシア料理をちゃんと食べる。

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!子供の頃マトリョーシカがなぜか怖かった私。

前々からボルシチが食べたいといっていた私。彼がロシア料理の店に連れて行ってくれた。

老舗【ロゴスキー】渋谷店。

予約をしておいたので窓際の席に案内された。

楽しみにしていたのに、何を勘違いしたのか昼ご飯にとんかつを食べてしまう。

おかげで私も彼もそんなにおなかがすいていない。

彼が頼もうとしていたコースは一番品数も多い。

【コース　"ロシア"】　
 前菜盛合せ
 キャビアとイクラのプリヌイ添え
 シベリア風生牛肉の冷凍スライス
 シベリア風ペリメニー
 ロシア風マッシュルーム揚げ
 ウクライナ風ボルシチ
 コーカサス風牛ヒレ肉の串焼き
 きのこと鶏肉のつぼ焼き
 パン
 ロシア風洋梨のババロア
 ロシア紅茶
 
むりむりむりむり。たべれないって。

しかし彼はコレにチャレンジする様子。そう。キャビアが食べたいんですね。

私は断念してもう1段品数の少ないコースへ。

【コース　"ウクライナ"】　
 前菜盛合せ
 シベリア風ペリメニー
 ウクライナ風ボルシチ
 ビーツとポテトのサラダ
 牛ヒレ肉のステーキマッシュルームソース
 きのこと鶏肉のつぼ焼き
 パン
 ロシア風洋梨のババロア
 ロシア紅茶

・・・・・。これもどうかね。

でも私きちんとロシア料理食べるの初めてなので、やっぱり色々食べたいじゃないですか。

そんなわけでまずは2人飲んだことの無い銘柄のビールで乾杯。味がしっかりしてるね。

前菜にスモークサーモンなどが来る事を予想して、まずは良く冷えた白ワインをデカンタでたのむ。

さっさとビールを飲んでワインを飲もうとしたところに前菜が運ばれてきました。

これがでかすぎ。最初っから飛ばしてくれます。

大皿に酢漬けしたキャベツを中心に花のように前菜が並べられています。

スモークサーモンやニシンの酢漬け、豆とトマトの煮物などなかなかの量です。

私はロシア料理というとボルシチ・ピロシキ・酢漬け関係ぐらいしかピンとこなかったのですが、こうしてみるとバラエティー豊です。

コースにキャビアが無い私ですが、前菜の所々にキャビアがかかっていたり、ゆで卵の上にいくらが乗っていたりと情けをかけてくれています。

ありがとう。ロゴスキー。

やっぱり酢漬け関係がとてもおいしくて、すっぱすぎないんだけどきちんとすっぱいというか。うまくいえないけど

彼のほうはというと、私とメインのタイミングを合わせるためどんどん出てくきます。

キャビアとイクラのプリヌイ添え
 シベリア風生牛肉の冷凍スライス
 シベリア風ペリメニー
 ロシア風マッシュルーム揚げ

これが一気に出てきた。笑った。テーブルの上は王様状態。私のほうもペリメニーが出てきた。

これはロシア風水餃子みたいなかんじかな。小ぶりな水餃子のようなものが器に盛られて出てくる。味はオリーブオイルとレモンが効いているから何もつけずそのまま頂く。

オリーブオイルの黄色と散したパセリの緑がレモン汁で光って綺麗なんだけど、脂っこいかなと心配しながら食べた。

これ！すごくすごくおいしい！私好み！

餃子の皮はモッチリツルツル、中の餡はニンニクが効いている。それをレモンの酸味でサッパリ頂く。くせになりそうだなあ。

彼は待望のキャビアに取り掛かっている。キャビアとイクラ、それに添えられた塩味のパンケーキのようなもの。

あのね、笑わないでね。私キャビアよりこの塩味のパンケーキが気に入っちゃって、彼にキャビアも食べなよといわれてもそればっかりむしって食べてたの。

なんか・・・家で作れそうな味なんだけど妙においしく感じました。パンケーキだけどモッチりしてて。

ここで彼がウォッカを注文。ストレートで出てくるんだけど、なんか感心しましたね、私。

普段ウォッカとかあんまりストレートで飲まない私。それがやっぱりこの料理にはウォッカ、しかもストレートが本当に良くあうんだよ。

全体的に酸味の多い料理なんだけど、お口がすっぱくなった所をウォッカがさっと通るのよ。

洗い流すっていうより、焼き払うような感じ。

口内が熱くなって、シャキっとするかんじ。だから料理にあきないの。

思わず私もつられてウォッカを注文。なんかいくらでも飲めそうな感じ。

味付けもそんなに濃くないから、香りの強いワインや日本酒じゃそっちがメインになっちゃいそうなんだけど、ウォッカはほんとリセットというか盛り上げ役と言うか。

でも普段ウォッカを呑むよりちゃんとおいしくなってるの。

あれだね。やっぱ他の国の料理を食べるときはその国で親しまれてるお酒を、その国の飲み方から真似して呑むべきだね。

すごくおいしいし、強いウォッカでなんだかハイになってきましたよ。ヤー！！

牛肉の冷凍スライスは日本にもありそうなかんじ。シャリシャリしてて、特筆する事は無かった。普通においしかった。

マッシュルーム揚げもウォッカのおかげで脂っこくならず、大変おいしくいただけました。味がしっかり出てて、あれ家でも作れそうだな。

そしていよいよボルシチ。

私少し勘違いしていました。ボルシチってもっとビーフシチューに近い感じかと思っていたのですが、むしろミネストローネのほうが近そう。

おもったよりアッサリしていてうっすら甘さもあっておいしい。

お花のような香りがする。

甘さや香りの元がビーツだと彼に教わる。カブによく似た野菜で、それを赤く漬け込んだものらしい。

ぺろりと食べてしまった所でメイン。ワインも赤をボトルで頼む。

出てきたのはグリルした肉。ハッキリ言っていらない。いや、普通においしいんだけどなんか普段食べてる味付けだったから。

もうここで満腹なんだけど、この店で一番の売りメニュー、きのこと鶏肉のつぼ焼きが出てくる。

クリームシチューを耐熱容器に入れて、クッキーに近い食感のパンでふたをしたもの。

おしい。すごくおしい。もったいない。

なぜならばすごくおいしいのにハラパンだったからだ。あー、この満腹をリセットしたい。

満腹の為味のインパクトが薄らいだんだけど、でもすごくおいしかったのは確かだよ。

よくパイ包みとかあるけど、このクッキーっぽいパン生地がすごくあうなと思った。サクサクして、崩すとぽろぽろしてるんだけど、クリームシチューにはこれのほうが脂っこくなくてあうなと思いました。

そうそう、ロシアパンってどうしてあんなにおいしいんだろう。

日本人の好むふっくら柔らかさが全然無くて、むしろどっしりしてかむとポロポロするの。でもよくかんで食べるとすごくおいしい。味が濃いのかな。酸味も効いていて、癖になっていくらでも食べてしまいそうだしワインもすすむよ。

あ！あのね、彼蕎麦アレルギーだったんだけど、このロシアパンは大好物で食べてたのね。

で、キャビア食べるときってよく蕎麦粉の入ったクラッカーみたいなの出てくるでしょ。

今回はパンケーキみたいな奴だったんだけど、一応蕎麦粉入ってないか聞いてみたの。そしたらロシアパンのほうに入ってると言われてビックリ。普通に食べてるやん！！

どうやら彼の蕎麦屋で一杯の夢は、近いうちに実現しそうです。パッチテスト受けないとな。

締めくくりに頂いたのはロシア紅茶。これは紅茶の中にジャムが沈んでいる奴。

高校の頃にはじめて飲んでその甘さに辟易したんだけど、ここのはさすがにおいしかった。

紅茶がしっかりした味で、イチゴのジャムもそんなに甘くない。好みに合わせて少しづつかき回しながら飲みました。

帰りにピロシキを買って翌日温めなおして食べたんだけど、これは味が薄かった。

これなら肉まんのほうが好きだと思いました。つか比べる対象おかしい？いいよな。

今回の食事で私はロシアを知らなさ過ぎたなとピロシキかじりながら感じました。おいしいものこんなに色々ある国だったんですね。

ロシア料理！ウォッカ！！

保存食しかかない国だと思っててごめんなさい。おいしかったですよ。

今度はコースじゃなくて、ボルシチとシチューとあとペリメニーとロシアパンとキャビアと、あと、あとあと・・・

そう考えたらやっぱりコースって結構お得だなと思いました。

大食いだ。私。

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