��ʥ�� - ChinaWiki - - 蕎麦屋で呑む。

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!回転寿司に続き彼のお初をいただきます。

出汁巻卵・焼き味噌・地鶏の塩焼き・蕎麦掻・盛蕎麦
 　　　【ビール中瓶×1本・日本酒3合・焼酎ロック2杯】

皆様聞いて下さい！！

彼が蕎麦アレルギーのパッチテストで、見事アレルギーを克服している事がわかったのです！！ばんざーい！！

前回ロシア料理の店で、そば粉の入ったパンをうっかり食べてしまっても無事だった事や、彼の中で蕎麦食べたい願望が強まっていった事などから、ひょっとすると治ってるかもという希望がずっとあったのです。

しかし蕎麦では子供の頃2回も死ぬ思いをしている彼。慎重にならずにいられません。

風邪を引いたのをきっかけに、パッチテストも受けてきました。

結果の出る前日。

大丈夫だったら蕎麦を食べに行こう、私がおごるよと言っておりました。

寝る前に漫画【酒の細道】を引っ張り出し、主人公が蕎麦屋で飲む話ばかりを探して読む彼。

ニコニコうれしそうに、俺、蕎麦屋で飲んでみたかったんだとつぶやく彼。

いじらしい。でもそれと同時にもしアレルギー反応が残っていたらと不安になる私。

ダメだったときショックに陥らないように、別に私蕎麦そんな好きじゃないとか、そんなに美味しいものじゃないよとか吹き込んでおきました。

しかし結果は彼の執念が実ったのか完治しておりました。早速新橋の老舗蕎麦屋へGO！！

すぐにでも蕎麦をすすりたいくせに、まずはつまみだとか言って余裕ぶる彼。

出汁巻卵は私の大好きな甘くない出汁の良く効いたもので、恐ろしいほどふんわりとろりとしておりました。幸せ！

柔らかく形が崩れやすいので、1つ注文してもちゃんと2皿に分けて持ってきてくれます。憎い心遣いですね。

彼が真っ先に頼んだ焼き味噌。木のしゃもじにベッタリと付いたのが出てきました。緊張が走ります。

なぜなら目で見てもろに蕎麦の実が見えているからです。

恐る恐る口に運ぶ彼。

おいしい！とか言いながら目を輝かせています。

思えばこの年になって初めて食べる憧れの食べ物があるって言うもの素敵な話です。

めずらしくお燗を頼んで美味しそうに呑んでいます。

そして私は彼のその幸せそうな顔でますますお酒が美味しくなります。

地鶏の塩焼きも香ばしくて美味しかったのですが、後で見たら鴨の燻製もありました。しまった。こっち頼めばよかった。蕎麦屋ではなんとなく鴨だよな。

【酒の細道】で読んで、彼がものすごく蕎麦掻に興味を持っていたのを知っていましたので、早速それも頼んで見ました。

盛蕎麦などと違い、蕎麦掻はおつまみになりますからね。

口一杯に広がる蕎麦の香りを、ああ、コレが蕎麦なんだと嬉しそうに堪能しています。

蕎麦掻を食べたんだけど、それでも一応締めに盛り蕎麦も頼んでみました。普通のものと田舎蕎麦。

普通の蕎麦は白に近い感じで田舎蕎麦はそば粉10割のソバ！って感じの色。

彼、嬉しそうにすすってます。ズゾゾーって。うまいですね。

沢山食べて大満足して幸せな彼は、その後私を銀座のバーに連れて行ってくれました。

クマノミがちょこちょこ泳いでるのをニモニモ言いながら眺め、綺麗なグラスでカクテルを頂きました。

うん。デートっぽい。

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