暮らしの業(2002-09-18)

2002-09-18 (Wed) 屋久島３日目 [長年日記]

朝方は昨日に引き続いてドシャ降り。明るくなってきても、晴れていながら何度も雨が降る不思議な天気。

今日はこの旅行で唯一ツアーに参加する日。運動不足のヒッキーでもこなせそうな沢登りを選択していた。

沢登りは「小田汲川」という川で行う。ここは島の飲み水を汲んでいる綺麗な川だ。集合場所に集まるとさっそくヘルメット、ライフジャケット、沢登り用の足袋のようなもの、膝にプロテクターと完全装備に着替える。

ツアー参加者ウチら２名だけで、インストラクターが２名のマンツーマン体制だ。安心。

最初は緩やかな川の入り口周辺で、沢登りの基本を教わる。滑らない石の選び方や足の置き方。流れの速い水流の越え方などなど。

上に行くほど大きな石が増えてくる。身の丈３倍はあるかという巨石もゴロゴロ。

雨は降ったり止んだりしていたけれど、山で降っていなければ麓はいくら降っていても問題ないそうだ。

花崗岩が下から押し上げられ隆起してできた屋久島の、歴史を垣間見れるところがいくつもある。巨大な花崗岩がくずれ落ちそうになっているのは圧巻だ。

もぐっても足が着かないくらい深いところは、泳いで渡る。それでも水はエメラルドグリーンに澄んでいて底が見える。屋久杉の流木をお土産で頂戴した。

沢を上りきった最後には、とても素敵なご褒美がまっていた…。これは参加してのお楽しみということで。

亀の手という珍味を頂く。ものすごく磯の香りがする。

夕方に植物リサーチパーク。蚊に刺されまくった。

ここにはトローキの滝が見える展望台がある。トローキの滝は、川から直接海に流れ落ちる世界でも珍しい滝だそうだ。

遊びすぎてヘロヘロだったけど島の北側の一湊海水浴場まで来た。ネコと戯れる。

民宿に戻ってからの食事でもまた目いっぱい焼酎を飲んでバタンキュー。そんなに本格的に飲んでた旅行者ってウチだけだったかも。