2004-02-23 (Mon) [長年日記]
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最近は、通勤時間でしか本読めない。なんとか読みきったので書いておく。
漢字ひらがなカタカナの3重表記に加えて英語も併記してある『次世代の日本語』らしい鬼のように読みにくい4重表記を克服しても読んでおいて良い。
キャッチーすぎる煽りと、技術的にありえない部分*1を差し引いても自分の身の回りの状況、そして感じる業界の動向を鑑みて『おおむね同意』せざるを得ないか。簡単にまとめるとe-Japanを含めた構造改革とは、アメリカ主導の下にアメリカがひとり勝ちできるような構造に再構築することという事実を解き明かしている本。分かったからといってどうすることも出来ず、これから先にも、これからの次の世代にも暗雲垂れ込めるやり切れなさが残る。
それにしてもまだ利益が出ている段階で ISP 業から足を洗った IBM にはあらためて感嘆するね。
*1 IPの代替とか
▲ 北城恪太郎氏--「オープン志向の挑戦が企業を強くする」
IBM の Linux 戦略。「オープンであること」のともうひとつガースナーが決めた重大な決定は「分社化しない」である。NTT が歩もうとしている(歩かされてる?)のはその逆だ。
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そしてこないだ本屋で見つけてびびった一冊。ひとつの企業の戦略が書籍になってしまうんだもんなぁ…。すでに戦略もオープンにして浸透したほうが利益になる段階にきたということだろう。