2006-12-06 (Wed) [長年日記]
▲ Filltune
先月になじみのイタリアン居酒屋のマスターが、心臓の手術をしていて、まだ復帰してない。大丈夫だろうと心配していなかったが、勝手に思っていたよりも難手術だったようで、一時は手術中に心臓が止まり、直接の心臓マッサージによる蘇生が必要であった大手術になったようだ。
マスターは、オレのオヤジよりもちょっと年上で60後半だったかな。うちら夫婦にとっては、東京の父のような存在で、我々の他愛もない一挙一動に、いっしょに喜んでくれたり、悲しんでくれたりそんな感じで行き着けの飲み屋のマスターというよりも家族的な空気でお付き合いしているのだった。
マスターはとても音楽が好きで、中でもとりわけJazzが大好きで、店にはいつもお気に入りのJazzが流れている。でも残念なことにマスターは、片方の耳が難聴なのだ。サラリーマン時代の激務である日から聞こえなくなったと聞いてるが、いつも補聴器を通して、大きめの音量で聴いているマスターの後姿に少し思うところがあったのだった。
そんな折に見つけたFilltuneという骨伝導ヘッドフォン。開発ヒストリーに書かれてる「中途失調者が40年ぶりに音楽を聞いたと涙を流しながら抱きつかれたときは...」を見てこれだと思った。これなら耳をふさがず会話しながら使えるから注文ききながら音楽鑑賞できるかも*1。快気祝いにどうだろうかなぁ。
*1 お店で使うかは別として