餃子

免許の書き換えやなんやで休みを取った。

5年間付き合う免許写真の為、いつもよりも念入りに化粧をし、髪も軽く巻く。

年をとるのはイヤダーと昨日からごねていたんだけど、彼がステキに年をとればいいんだよという。

それが難しいっちゅーねん。

彼に今日の夕飯はめんどくさいメニューでもOKですよと言ってみた。

楽しみにしてますといいながらネクタイを締める姿はなかなかセクシーだと思う。

餃子・シソ餃子
　　　【ビール500×3】

セクシーなハニーに餃子。

うん。まあいい。私が食べたかったんだ。

肉のムッチリ入った餃子が食べたくて、作る事にする。平日はめんどくさいから作らなかったけど、今日はおやすみだし。

本当はツナ餃子も作りたかったんだけど、まあ食べきれるようにと2種類に。

1つ目は普通の餃子。

キャベツ・韮・ニンニク・しょうが・ひき肉をこねる。そこに中華スープをゼラチンで固めたものを混ぜる。

蕎麦ちょこ2杯分中華スープゼリーを作ったんだけど、焼くときに皮が破れてベチャってなるのが怖くて、とりあえず1杯分だけ入れた。

もう一つはシソ餃子。

同じ餡に刻んだシソをタップリ入れて、こちらはスープゼリーは入れず、包むときにさらにシソの葉半分を皮に乗せ餡を包む。

あとはご飯と残りシソとカリカリ梅で、梅シソバターライスでも作って、中華野菜スープでも作ればいいかと彼の帰りを待つ。

が。

彼、仕事が忙しくて帰宅が大幅に遅れる。

彼が食べれるか分からなかったので、とりあえずご飯だけ炊いておいた。

帰ってきたのは11時過ぎ。おなかすくから何か食べておけばといったんだけど、その時間も無かったようでハラペコで帰宅。

私は何時になるか分からないといっていたので、軽く食べていた。

とりあえず餃子を食べるというので１皿分ほど焼く。

普通の餃子はもっと餡を入れても良かったかも。シソは風味がきいてて我ながらなかなかおいしい。

彼は晩酌もそこそこに、美味しい美味しいといいながら、ご飯と餃子を健康的に食べてくれた。

うん。お酒じゃなくてご飯ってところがめずらしくて新鮮。

私としては味に今ひとつパンチが足りなかったものの、何か掴んだので次回はもっと美味しく作ると宣言。

彼はそれでも美味しいといってくれたのでてれくさくなった。

電車の中で褒める練習してきたんでしょというと、ちがうよ本当だよといってくれた。

餃子やさんになる！と誓いそうになる。

ご飯を食べていた彼が、あ！と声を上げるから何事かと思ったら、免許を見せてくれとのこと。

3年前と6年前のも一緒に3枚並べて見せる。

どんどん老けていく女の顔がそこに。

彼はそれを眺めた後、うんうん、いい年のとりかたしてるよ、今が一番いい顔だよと言ってくれた。

テレて、それ、電車の中で褒める練習してきたんでしょというと、明らかに目が泳いでいた。

ずぼしかい。