チナウ


2003-04-08 (火) 【チナウ】いよいよ閉鎖

!?  ←(東スポ風味)



昨日からなんどここへ来ようとしても開きませんでした。

あー、【チナウ】閉鎖かーとか思ってたんですが。

おいおいおいおい、まてまてまてまて、ここ私のサイトじゃん。

どーなってるのよヒゲ油ッッ!!!

なんでもヒゲ油家のサーバーダウン。

サーバーダウンてナニ?バクハツでしたの?煙でもモクモク出たの?

そんなワケで徹夜で復旧したらしいですよ。2日間徹夜でね。

明け方4時ごろメール来てやんの。

テステスとか言いながら。朝4時。

ガハハハ、バーカバーカ。



私はかなり自分勝手なめんどくさがりやなので、自分はすぐウジウジするくせにウジウジする人は苦手と言う、

そんな王様人事で付き合う友人の傾向が見えてくるのですが。

私の女友達たちは実にアッパレで、はあ、アンタ30も過ぎるとこんなにも違ってきちゃうのねといつも微妙ブルーになります。

今日もゴージャスマダム・サコと飲んで、しみじみかなわねぇと思いましたよ。

このマダム・サコ。去年の暮れにその名に恥じぬゴージャスな結婚式を執り行った高校時代からの友人。

そのスキだらけに見せてじつはビッチリ張られた網に、コーちゃんたちもノックアウト。

見事なアーモンドの瞳で覗き込んでは男心をわしづかみ。

数々の浮世を流し、最終的には広告代理店につとめ、サイドビジネスにワインバーを大当てしたという資産家と結婚。

新居は恵比寿。ガーデンプレイス沿い。新築マンション。ご購入。



断言する。この世に神は居ない。



そんなサコちんと飲む約束をして、まあ、前の彼のことも知ってるので説教かと。

破棄、サコ、ダメ。みたいな。イヤ、ゴロぜんぜんよくないし。

覚悟を決めつつ飲みに行きましたよ。



「じゃあやっぱり破棄したのね。もう。もっと早くに言ってよ。悩んだでしょ。」



「うん。ありがとう。」



「私もしたことあるけど、あれは結構大変だものね。」



「うん・・・へ?したことあるの?」



「破棄ってほどでもないのよ。結納してないし。」



「あ・・・」



「指輪貰ってないし。」



「あ・・・」



「大学出て間もない頃よ。ほら、私ヨウちゃんっていう人と付き合ってたでしょ。ひとつ上の。」



「あー・・なんかうっすら・・・でもサコころころ変わるし。」



「まあ失礼な!!2年近く付き合ったのよ!!」



「スゲー!!やっぱ若い頃は一途で純粋だね☆」



「失礼な!!」




********************************




 いつもサコのホームパーティーへ御呼ばれすると、私たちはいつも慎重に言葉を選んでいかねばならないのです。

 でも毎回同じ挨拶が繰り返されるんっスよ。



 「今日はお招きありがとう。えーっと・・・○○君も来るの?」



 「は?それどなたのこと?」



 「あ・・・。」



 「今日は彼の△△君を紹介するわ。」



 「・・・ハイ。」



  1ヵ月後。



 「今日はお招きありがとう。えーっと・・・△△君も来るの?」



 「は?それどなたのこと?」



 「あ・・・。」



 「今日は彼の××君を紹介するわ。」



 「・・・ハイ。」



  さらに1ヵ月後。



 「今日はお招きありがとう。えーっと・・・」



 「ちょっと待ってちょうだい。」



 「あ・・・。」



 「今日は私から言わせて貰うわ。後で彼の※※君を紹介するわ。」



 「・・・ハイ。」



 こんな女の彼氏を覚えろと言うほうがどだいムリな話なのです。




********************************




「ヨウちゃんとはね、お家もご近所だったのよ。」



「ああ、あのでかい家しかないお屋敷町ね。」



「でね、まあ私もまだ結婚するつもりなんか無かったんでけどお家がご近所でしょ。

自然にヨウちゃんのママと仲良くなったのよ。」



「ああ。いいことやん。」



「もうね、ヨウちゃんがいなくても、ヨウママとお買い物に行くくらい。」



「へー。」



「そしたらあの地震で、ヨウちゃんの家ちょっとヒビ入っちゃってね。じゃあ建て替えるかってことになったの。」



「うちん家私の部屋ヒビ一周キレイに入ってるけど無視されたよ。」



「・・・・・。

でね、どうせ建て替えるなら二世帯住宅にしましょう、あなたたちどうするのって話になったの。」



「おー。そうきたか。」



「で、お話がどんどんすすんじゃって、どうせ住むんだからって新しい家の設計会議の時には必ず呼ばれるのよ。」



「ほへー。」



「でね、私は出窓がほしいって言ったら次の会議に行けば出窓だらけなのよ。」



「すげーな出窓屋敷。」



「でもね、その頃私仕事楽しくなってきたし、東京の本社のほうへ行くって話も出てたの。

そのころからなんだかヨウちゃんがダイスキなんだけど兄弟のように思えてきてね。」



「なるほど。」



「私も若かったのよ。

で、お家の会議のときももうどうしたものかと悩みだすんだけど、壁紙の話になって、

ヨウパパもヨウママもセンスないのを選ぼうとするからついつい私がチョイスして。」



「あーあ。」



「家中の壁紙私が決めて大喜びされたのよ。

あとはキッチン。私お料理は好きだから、ここはワガママ言わせて貰おうと思って。」



「つか、まよってんでしょ。」



「うん。でも床下収納。コレだけは譲れないからほしいって言ったの。」



「だから結婚まよってたんでしょ?」



「そうなのよ。だから家に帰って後悔するんだけど、次の会議に行くと5畳ほどありそうな床下収納が組み込まれてるの。」



「5畳て・・・。」



「全部で5畳じゃなくてね。いたるところにあるの。で合計5畳になりそうな勢いなの。」



「・・・ちなみにキッチン何畳?」



「14畳?」



「ぎゃーーーーーっっっ!!!」



「プラス、カウンター。木を一本をスパっと縦に切って作ったステキな一枚ものよ☆」



「・・・もう結婚しれっっ!!!つか紹介してくれっっ!!!」



「結局ね、お断りしたんだけど。

ママは泣くし、パパは勘当だって大騒ぎよもー。」



「どこの親も同じ反応ナノネ・・・。」



「逃げるように東京本社へ来たの。

あの後もママ近くのデパートでよくヨウママと会うんだって。気まずいっていってた。ウフフ。」



「ウフフて・・・。」



「でもね。別れて正解。

ヨウちゃんたらね、その後私との事私の友人にグチったりしたのよ。もーやんなっちゃう。」



「・・・いや、グチりたくもなるだろ。」



「私サイドの女友達にグダグダ言うなってかんじでしょ?

私ね、もっと男らしい人が好きなの。そんで、夢を追っかけてる人が好きだったのね。

それを応援したかったの。」



「あんた・・・よくそんなヌルい事いって今まで無事でいられたね。

キョウちゃんを見ろ。同じ男の好みで未だに男運最悪やん。」



「キョウちゃんは優しいのよ。

私はね、ダメだと思ったらスパっと切るわよ。」



「ひえー・・・知ってますー・・・」



「でもトモは何だかんだ言って、いつもちゃんとした人捕まえるわよね。

キョウちゃんも同じチンピラなのになぜトモだけって嘆いてたわよ。」



「チンピラて・・・。

夢を追う人も素敵だと思うけど、もうね、今までにそんなんと散々恋愛して懲りたの。

今はね、クールに現実を見てる人が好きなの。」



「ああ。トモ現実見えないタイプだもんね。」



「・・・・・。

私はね、サラリーマンとかネクタイとかダイスキなの。

朝眠たい目を擦りながらネクタイしめてる姿見るとクラクラすんの。テヘ☆」



「自分に出来ないことをする人に惹かれるのよね、恋愛って。」



「・・・・・。

つか、私私服だらけの環境で来たやん。アフロとか。パンツ一丁とか。タトゥとか。」



「・・・・・。」



「事務所内の移動手段はスケボーとかインラインスケート履いたまま仕事とか。」



「だからかたぎの人に惹かれるのね。」



「うん。不幸中の幸い。」



「でもまあ、確かに貴女男性見る目はあると思うけど、ひとつだけ欠点のある人たちばかりね。」



「ナニナニ?」



「女見る目は最悪。」



・・・・・。

出窓だらけの屋敷にしたり、小花の散った壁紙で家中包んだり、シェルターなみに床下収納ちりばめた女に言われたくありません。

しかも他人の家で。

その後彼女は結婚の素晴らしさを延々語った後、スポーツジム帰りのダーリンを迎えにタクシーに乗り込みました。

某超高級スポーツジム。タクシーでお迎え。



断言する。この世に神は居ない。



「また色々紹介してね。今度は和食作るね。日本酒もね。」



非常にチャーミングなウィンクを残して去っていかれました。

すごいですね。フツーにウィンク使える人って。

ブラブラと歩く帰り道、キョウちゃんからお電話が。モチモーチ。



「男運最悪で悪かったな。」





情報ハエー・・・。







私信:お花見中止で悲しいです。また飲み会しましょうね。

  え?いや?





   

  ダメーーーーーーー。(←NO大人気)






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