チナウ


2002-12-04 (水) ムニーでーす。チムニーでーす。 [長年日記]

ミナミコギブでございます。は?

(・ε・)   おえーっす。

(・e・)   忘年会するんだって?

(・ε・)   ナニソレ。

(・e・)   言ってんじゃん。

(・ε・)   ああ、それね、ギブっちに催眠術かけられて言わされたッチョ。

(・e・)   催眠術て・・・。

(・ε・)   でも忘年会するダッチ。でもギブっちは呼ばないっち。催眠術かけたから。プンスカ。

(・e・)   ・・・。大体最初に忘年会やるっつったのギブっちじゃん。

(・ε・)   ・・・かも〜。

(・e・)   ギブッち幹事に決定チム。

(ギεブ)   オリ幹事〜。

(・ε・)   何コレ。

(・e・)   ギブって・・・。

(ギεブ)   今のところマリさんからも参加表明あり。

(・ε・)   ほえー。

(・e・)   いつするの。

(ギεブ)   さあ。

(・ε・)   ・・・・・。

(・e・)   ・・・・・。

(ギεブ)   とりあえず、【フルオロウラシルな25mとチナウ】開催決定!!

(・ε・)   え?!否定形?!!!

(ギεブ)   今後もご参加頂く方、サイトをおもちならもれなく大会の冠に名前が入ります。5万円で!

(・ε・)   でた。

(・e・)   でた営業マン。

(ギεブ)   オレ有能。

(・e・)   金もらっても名前出したくないチム。

(ギεブ)   イヤ、ダメ。

(・ε・)   サイト持ちのかたもそうでない方もぜひぜひご参加ください!

(・e・)   人見知りの人も大丈夫。有能営業マンのギブっちが心をこめて接待します。

(ギεブ)   オレ有能。

(・ε・)   でもギブッちってさあ、おもしろくないと思ったら、

     「あ、この後まだ用事があって」ってばっくれるらしいよ。幹事のくせに。

(・e・)   ばっくれ前科ありなんだって。幹事のくせに。

(ギεブ)   オレ有能。そんなことしない。

(・ε・)   しない?

(ギεブ)   多分。

(・ε・)   ・・・・・。

(・e・)   ・・・・・。

(ギεブ)/   ヨロシクネー



えー。参加者募集。

今なら都合の悪い日を事前にお知らせ頂ければなるべく避けるようにいたします。

東京の人もそうでない人も。おまちしています。



イヤ、結構つかれましたよ。ぐったり。

(・ε・)   まああれやね、さむなってきましたね。

(・e・)   ってかとっくにね。

(・ε・)   浅野君、御元気ですか。いつもマイペースなつっこみありがとう。

(・e・)   肉くわせろー。

(・ε・)   もうすぐクルシミマスですよ。どうしますか。

(・e・)   クルシメー

(・ε・)   一人でも生きて行く勇気、お母さんは大切だと思いますよ。

(・e・)   クルシメー

(・ε・)   ジングッベージングッベー肉くわせろー(←適当すぎ)

(・e・)   クワセロー

(・ε・)   対照的にマメ子さんはいつもさえてますね

(・e・)   ルールル

(・ε・)   衝撃的でしたねハリーと徹子夢の競演。

(・e・)   あの玉ねぎも魔法だから。

(・ε・)   コーちゃんが激しく反応しているところもみものですね

(・e・)   ルールル

(・ε・)   結納話しのときにはまだマリちゃん、会うの楽しみにしてくれてたんだね

(・e・)   それがいまじゃあ・・・

(・ε・)   酒瓶でしばかなかっただけまだよかったけどね。

(・e・)   しばくって・・・

(・ε・)   でも忘年会きてくれるっていってるらしいよ。

(・e・)   でもあれひょっとしてコギブのハッタリじゃないの。あのハッタリ営業なんじゃないの。

(・ε・)   ありえるね。

(ギεブ)/   カモネー

(・ε・)   わっ。まだいた。

(・e・)   カエレー

(ギεブ)/   マタネー

(・ε・)   ・・・。

(・e・)   ・・・。(←いなくなると少しさみしい)

(・ε・)   マワルさんもさりげなく毒はいてるわよ

(・e・)   いや、むしろ正論。

(・ε・)   対照的にどくさんは余裕よね

(・e・)   多分ね、この人過去もっとなんかやっちゃってるような気がするの。

(・ε・)   そうそう、トモちゃんがなにやってもこの人もっとすごいことやってるからいつも優しいソフトな対応なの。

     お〜コワ。

(・e・)   コワ。

(・ε・)   でもさあ、トモちゃん風呂死にかけ話、共感している人がいるよ。

     共感だよ。

(・e・)   マリちゃんは心配してくれてるけど、ももちゃんは明らかに同類よね。しななきゃなおらないって・・・。

(・ε・)   たっちゃん笑ってる場合じゃないわよ。明日はわが身よ。

(・e・)   ソレよりも朝の4時までいったい何していたかの方が・・・

(・ε・)   そしてどくさんはほら、さらに一歩すすんでるじゃない

(・e・)   【なんとか消化装置(天ぷら鍋の温度が上がり過ぎると消えるやつ)みたいなのが作動】って・・・

(・ε・)   てんぷらって・・・・

(・e・)   そしてシメにマワルさんの毒が

(・ε・)   素あげにしたろかだって。

(・e・)   イヤちがうし。

(・ε・)   そんなマワルさんアサカ説はどうよ。

(・e・)   ぺこいしさん即賛成ね。さすがぺこたん。(←!!)

(・ε・)   マワルさん否定してるよ。しらないひとのためとマワルさんの名誉のために言っておくと、やっぱりアサカミチヨでした。

(・e・)   でした。キッパリ

(・ε・)   そしてコギブ文字化け

(・e・)   ヤーイヤーイ。

(・ε・)   本人ちょっとくやしがってました。

(・e・)   ヤーイヤーイ。

(・ε・)   まあ!コイズミさん。男前がその地名口にしてはいけません

(・e・)   シー。

(・ε・)   じゃんじゃん横丁も通天閣も親分に言わせたらきれいな観光地らしいですよ。じゃあオヤブンのすんでたところって・・・

(・e・)   シー。

(・ε・)   そんな無防備なコイズミさんがリンクを貼って下さいました。やっぱり3倍がえしでまいります。

クールなモテ系 【□□KSB□■】

トモちゃんとコーちゃんの無礼を許してやって欲しいの 【□□KSB□■】

やっぱコーちゃんは許さなくいいや 【□□KSB□■】

(・e・)   ああ、おちのことね。

(・ε・)   シー。



(・e・)   そしてもう1件リンクを発見。

(・ε・)   はじめてのせっくす君ね。

(・e・)   ワーオ。

(・ε・)   【こんなに心揺れ動いたサイトははじめてです】だって。

(・e・)   ワーオ。

(・ε・)   【恋人と知り合ったばかりの頃みたいな感覚。】だって。

(・e・)   ワーオ。

(・ε・)   でもその恋人トモちゃんと一回り違うんだよ。

(・e・)   ウソツキー

はじめてのせっくすだけどハリーポッターよ 【怪獣_学生】

魔法で私も若返らせてよ 【怪獣_学生】

つか、ロリに入るのか?入らないのか?!! 【怪獣_学生】

おばさんも愛して。



(・ε・)   まああれやね。すこしずつリンクが増えて行くのって本当にありがたいですね。

(・e・)   なにあなたいきなりイイ人ぶってるの。

(・ε・)   そうね、もう遅いもんね。じゃあ正直にいうよ。

     たっちゃんDVDクレー

(・e・)   クラレー

(・ε・)   よこしやがれー




(・e・)   ねえそれってカツアゲ。   チガウ?



本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# もも秋 [忘年会したい! マジで! すでに、今厄落ししたい心境でイッパイです!(宝石類と靴返せ!←いや、違う犯人なんだろうけど..]

# (ギ▽ブ)/  [(ギ▽ブ) 呼んだか? (・ε・) ヨンデナイヨー (ギ▽ブ) 幹事なのに? (・ε・) カンジダケデイイヨー (ギ..]


2002-12-05 (木) ぐったり。 [長年日記]

携帯をダメにした。



電話番号とかメールとか全てが消えた。

すごいタイミングだなぁこりゃとぼんやりかんがえながら、

仕方ないので昔のスケジュール帳を取り出した。

ちょうど。3年前の。



コレ何の呪いよ。

なんのバツゲームよ。



あの頃は家にパソコンなんてなかったから。

当然HPもなかったから。

こまごまとした日常を汚い字で書き綴っていた。

見なきゃイイのにみちゃったよ。

あーあ。



電話が鳴るかもとドキドキする1週間と

電話が鳴ってたかもと思いをはせる1週間



いったいどっちが長いのだろう。



1999年1月最後のページ



ハラさんに本当にやさしくしてもらった。

でもまだ本当の自分が出せない。

初めてあの人ほうから折れてくれた。

一緒に暮らそうと言われ、

うれしさより、ハラさんの事がうかんで

やばいとおもった。

でもすごくうれしくて、うれしすぎて

ちょっと信じられない。

ピンとこん。

でもテツの事考えると、

ムリかなぁとも思った。



おいおい、何人出てくんだよと自分にツッコミ。

この頃の私は一番混乱していた。



1999年2月最後のページ



ハラさんとわかれて、あの人を傷つけた。

でもハラさんとわたしはどうしようもなく似たもの同士だった。

テツさんがすごくすきで、

でもあの人は特別だと思った。

どんなに好きでも、タイミングが合わない

そんな人がいるということを知った。



混乱極めています。



1999年3月最後のページ



結局何がしたかったのかまったくわからなかった。

自分の事が分らないと言うより

嫌になってしまった。

こんな事は本当に初めてで、

本当に怖かった。

あの人にお前は誰も好きじゃないと言われ、

そんな事ないと思う気持と

言い返せない気持があった。

ただそんなあの人がすごく好きで、

テツさんのことを考えるとどうしていいのかわからなくて、

いつも泣きそうになる。



どん底の時です。

私の今までの中の。

イヤほんま。

でも自業自得。



1999年4月最後のページ



少しおちついた。

一人でいる時間の感覚をすこしづつ思い出す。

でもココ数ヶ月のいざこざで、

なにをしててもボーっとしてしまう。

結局誰も私のことすきじゃないのかなぁって

思ってしまう。

コレから先誰かが私を好きになってくれるのかなぁ。

そんなことあるのかなぁ。

フと考えるとガーーーーッッっと落ちこむ。

あの人と連絡が取れなくなる。

もう好きになってくれないだろうなぁ。



ばかだな私は。

いっそすがすがしいほどに。

そして何も変わっていない。



苦笑いしながらもうねるよ。



今日も寒いね。





だめだこりゃ。





本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# えり [おひさしぶりです。 私も日々酒三昧です。。あいかわらず。 ただ彼氏ができましたよ。こんな破天荒な私にですよっっ!! ..]


2002-12-07 (土) 混線。 [長年日記]

微熱。

携帯を復活させた。

留守電にトム君から今日の夜集合の案内が。

確認しようとしても携帯がつながらないので、仕方なく直接店に行ってみた。

な〜んだ飲み会かと思っていたら、トム君の誕生日会だった。

ヤベー留守電にいれててよ。

プレゼントくれといわれたので、かばんに入ってた油取り紙と本(【ひかりごけ】)をあげた。

喜ばれなかった。やっぱり。

ちょっとカゼ気味だったので、皆にうつさないようにはじっこで飲んでた。

熱っぽいから早めに帰ろうと思った。

トム君が隣に来た。皆に飲まされて珍しくほろ酔いで楽しそう。

2人でボソボソしゃべってたんだけど、トム君が決定的なことを言おうとしたから、

思わずヤメテー!!聞きたくないー!!と耳をふさいで店を飛び出してきてしまった。

皆ビックリしただろうな。ごめん。

でもそんな余裕がなくて。つか、ちょっと熱があがったよ。

雨の中ばんばん走ったらふらふらしてきた。

私は確かにいった。聞きたくないっていった。

気が付いてたんだほんとは。そんで気が付かないようにしていたんだ。

結構取り乱しておろおろしてたら電話が鳴った。

お母さんからだった。

おいしい御漬物をもらったので相方の両親に送ったと無邪気に話していた。

今年の正月はいっしょに年越せるのかときいてきた。最後なんだから帰ってこいといっていた。

いまさらだけど、神様はいると思った。

忙しいからと適当な返事をして電話を切ったら、すぐにまた誰かからかかってきた。

お母さんのお姉さんだった。東京に来ているらしい。

結納の御祝いに明日おいしいものをご馳走すると言う電話だった。

丁重にお断りして電話を切った。

神様。神様。神様。

駅から相方に帰ると電話を入れた。

家に帰るとお風呂が沸かしてあった。

ゲームをする相方の頭をぐりぐりしてからお風呂に入った。

熱が上がった。泣きそうになった。嘘。ちょっと泣いた。

お風呂から上がるとトム君から携帯にメールが入っていた。

ごめんと一言だけだった。

ちがうよ、トム君はちっとも悪くない。悪いのは私だよ。

ごめん。ごめん。ごめん。

最近の私は大切な人達に謝らせてばかりだ。

自分が謝らなきゃいけない事ばっかりなのに。

お風呂に入ったらおなかのそこからあったまって少し落ちついてきた。

大丈夫。布団に入って丸まってたら眠れそうだ。

もう寝る。

私の特技は一晩以上怒りや悲しみや、そんな強い感情が続かない事だ。

寝よう。寝てしまおう。

朝起きたらちゃんとおなかがへってるはずだし。

おやすみなさい。



グー。




2002-12-08 (日) ボクタチ仲良し。 [長年日記]

多分。

12月某日都内某所。



にせギブソンさん  「おー、ムニーの言ってたうまいヤキトリ屋ってここのことか。」

トモ吉  「来た事あるの?うまいでしょ。」

ギ 「イヤ全然。」

ト 「・・・・・。

   だれがムニーやねん。」

ギ 「ギブっちもどうかと。」

ト 「忘年会結局いつすんのよ幹事。」

ギ 「13日か14日。」

ト 「まじ?1週間とちょっとしかないじゃん。」

ギ 「それ以降だと遅すぎてワシの気持が萎えるからダメ!!」

ト 「萎えるって・・・」

ギ 「それよりも遅いのが良ければクリスマスイブの日!!!

ト 「・・・ うわー ・・・」

ギ 「ワシは全然かまわんよ。皆くるんだろうな。クスクスクス。

ト 「・・・・・。」

ギ 「締切日は今日。即日レスポンス。以上。」

ト 「・・・・・。そんなむちゃくちゃな・・・。」

ギ 「なんならイブ前の連休でもワシは全然かまわんよ。皆で温泉にでも行くか。クスクスクス。

ト 「・・・・・。ハラグロだとは思っていたが、いまアンタの背後にとてつもなく暗い闇を見たよ。」

ギ 「なんだムニーもイブなんてヌルイこといってないで、オールで暴れまわろうぜ。」

ト 「誰がムニーやねん。」

ギ 「なんならカップルで溢れかえる渋谷に爆弾でも仕掛けるか。」

ト 「・・・ギブっち・・・・・」

ギ 「クスクスクス。



えー、人生の荒波にもまれてにせギブソンさんは故障されてしまいました。

しかし、こんなヤツでも幹事なので従うしかないようです。

結果忘年会は14日7時くらいから都内某所となる予定です。

もも秋ちゃんとかやっぱむりかな?

年末ギリギリはさすがに私も帰郷するのでこの日になりそうですが、

新年東京来るならそれはそれで飲みましょう。

もし、参加希望という命知らずな方がいらっしゃいましたら、

火曜日までにメール下さい。

つか、イキナリ過ぎでゴメンナサイ。



ト 「で、今の時点で何人なの?」

ギ 「いい質問だムニー。」

ト 「誰がムニーやねん。」

ギ 「えーと、ワシとムニーのほかに4人ぐらい参加表明来てる。」

ト 「え?いつのまに?じゃあ寂しくはないね。」

ギ 「カップルとかもいるんだけどな。ひとりもんでも寂しくないよな。クスクスクス。

ト 「・・・・・。」

ギ 「こんなときこそムニーの膝蹴りが役に立つよ。道行くカップルに片っ端からいれていけよ。

   ワシももう入れられたしな。

ト 「・・・・・。ゴメンね★いたかった?

ギ 「・・・・・心が痛かったな。」

ト 「・・・・・。」



がんばれギブっち。

忘年会で酒たくさん飲んでイヤな事はわすれよう。

来年きっといいことあるよ。



多分。





無理。



本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

# (ギ▽ブ)/  [だぁー!このヤロー。何だこの雪わっ。追い討ちかぁー!!]

# マメ子 [行ーきーたーいーーーけーどーその日は飲ーみーかーいーーー!!!つか豪雪で家に閉じ込められてまふ。ソフト軟禁状態?ま、..]

# もも秋 [心底行きたかったけど、14日はすでに別件の飲み会が入っていたのでダメです。あう。次は新年会ですか? ですか?]

# (磁e磁) [なにさ。マメ子もももちゃんも。ステキな男性が来てたのにッッ!!今年こそモテ系を目指すチム。]

# (・e・) [文字化けが・・・。厄年。]


2002-12-11 (水) ボクの友達デビルマン。 [長年日記]

一応彼女募集中。

世間様ではボーナスですか。

こちとら自慢じゃありませんが、ボーナスなんかいっぺんももらったことないもんねー。

ほらあれだ。チンピラにはボーナスなんか無縁なんだ。

私の人生に欠けているの。

それはあれだ。配慮と情緒とボーナスだ。

ざまみろ。

今更無くてもへっちゃらだもんねープップクプー。

と強がっていましたら、社内はまさにボーナス明細書配り真っ只中。

経理の方が・・・ワタシの机の上をきれいによけて・・あの魅惑の青い紙を・・・

その中にはいかほどの夢と希望が詰っているのでしょう・・・ ワナワナワナ

・・・・・。ちょっとトイレで泣きました。

しかしそこは私も大人の女。自分を励ましながらお席に戻ってお仕事開始。

あれあれ?ギブッちからメールが届いてますよ。

ちょーもー今年のナスボー最悪ー。

なによーあれ、○十万カットってどゆことよ。

まあ世の中には50%カットっていう世知辛いところもあるらしいから、

それ思えばアレか。まだずっとましか。

でもなんか、ふにおちんのー。



腑に落ちんのはこっちです。

○十万カットて・・・しかもそれが半額じゃないなんて・・・・

ワタシとチンピラ度はどっこいどっこいのこの男が、なぜに・・・なぜに・・・なぜに・・・

神様・・・・・



5時間後



「はい、生中お2つ。」

「・・・・・。」

「鍋はねー、なんにするハニー★。」

「・・・あのさあ・・・」

「なんですかお財布様。」

「・・・・・。」

「あ、あと生牡蠣★」

「・・・お財布て・・・」

「白子ポン酢もたべるー★」

「・・・・・好きにして。」



心優しいギブっちが鍋をご馳走してくれました。

メールの返事で鍋って字を数が分からなくなるくらい叩き込んだら即効お返事が。

俺が悪かった。

世間の弱者に対して配慮がたりなかった。

俺の知ってる店で鍋おごるからそれでがまんしてくれ。



優しいなー。

そんな優しいギブっちのために、せめて楽しませてあげようと僭越ながらワタクシメ、一生懸命おしゃべりしましたよ。

身振り手振りで、演技派に。



ガツッ



タラー



「!!!!!!!!!」

テーブルの上に置いてあった醤油とビールのジョッキを叩き落してしまいました。

イスの上に。ギブっちの。コートのおいてある。



・・・・・



ぎゃーーーーーーーーーッッッ!!!!!



「ごめんごめんごめんギブっち!!!!」

「(ため息)あーいいよいいよ。お話を続けてください。」←自らお絞りでコートを拭く

「もっとパンパンってやらなきゃダメだよ!!!もっと強く!!!」←偉そう

「・・・あーも、これでいいよ。」

「とれた?とれた?」

「なんか、香ばしい臭いのするコートになった。」



ごめんギブッち。

ギブっちがその後トイレに行ってるうちにコートもっかいチェックしましたが、

これ、バーバリーの、高そうなコートですわ。あちゃー。やらりた。

でもちょっとむかつくので、もう少し醤油をたそうとしたらギブっちにみつかりました。チッ。



「ホントごめんねギブっち。」

「そんな、膝蹴り・コートに醤油ぐらいでワシは怒りません。」

「でもコーちゃんにいわせると、それぐらい最小被害っていわれるよ。」

「・・・・・。」

「でもね、ワタシも被害を与えるだけじゃないんだよ。たまにはいいところもあるんだよ。」

「あんのかよそんなこと。」

「うん、ワタシが酔っ払ってナンパした男の子とワタシの友達付き合いだして、結婚したんだよ!」

「まじかよ!すぐひっかけてきてくれ。たのむ。」

「あれ?ギブっちいるじゃん。キレーな・・・」

「 別 れ た ん だ よ 。」

「あーそー。まあねえ、ギブっち性格悪いもんねー。フラレてもくじけないでまたボーナスもらえるようにがんばって。」

「向こうがおれに惚れてたんだっつーの。」

「ハイハイ。そんなむなしい事後報告はいいからいいから。」

「くっそーッッむかつくッッ!!!今すぐ電話してより戻してやろうかッッ!!!」

「あー、鍋食べた後にして。今忙しいから。何鍋にする。」

「・・・あんた・・・、酒で死ぬか刺されるかだな。」



そこに店のお姉ちゃんが愛想よくあらわれました。

ギブっちのことをちらちらみています。



「あれ?お客さん前にもいらっしゃった事ありますよね。というか、何回か。」

「うん。あるよ、奥の席ね。」

「お客さんだけ名刺下さらなかったんですよね。横浜にすんでらっしゃるんですよね。」

「うん。よく覚えてるね。」

「海近いですかってきいたら、海の中にすんでるって言ってたじゃないですか〜もうオオウケしちゃった〜キャハハハハ★」

「アハハハハ。」

「お鍋何にします?」

「お勧めはなに?」

「えっとー、チゲ鍋かあ、ちゃんこもお勧めですよ〜」

「じゃあハーフ&ハーフで。」

「やだーそれこの前も言ってたじゃないですか〜キャハハハハ★」

「だね〜。じゃ、カモ鍋で。」

「やだ〜お勧め関係ないじゃないですか〜キャハハハハ★」

「アハハハ〜。」



すごいです。

コレが営業の力というものなんでしょうか。



「あの子さぁ、ウチの先輩がきにいっちゃってさ。あの先輩とオンナ取り合う事一生ないな。」

「・・・・・。」

「あ、ポン酒でいいっしょ。冷酒に牡蠣ついかで。」

「ギブっちって爆笑問題の太田ににてるのに、オンナ関係はちゃっかりしてるね。」

「つか、オレと太田に失礼だろう。それ。」



このお店には20代前半の女性が2人いるのですが、どうやら看板娘らしく、このオッサンしか来ない店でかわいがられているようです。

営業マンのギブっち相手にがっちり営業してきます。



「カモ鍋お待たせしました〜それとこれ、名刺です★もらってください★」

「へぇ〜シオリちゃんっていうんだ。カワイイ名前だね。」

「うそだぁ★でもね、マキちゃん(もう一人の女性)にはハタ坊っていうあだ名があるのに私にはないんですよ〜」

「あっそう。じゃあオレが考えるよ。」

「本当ですか〜★楽しみにしてます〜★」

「次来るまでに考えとくね。」

「ウレシー★」



そういいながらギャルはさっていきました。



「きまり。あいつウナギいぬな。ウナギいぬ。」

「・・・・・あんたって・・・・。」

「ウナギいぬ。」



シオリちゃんがまた戻ってきました。



「これおつけもの。サービスでーす。」

「ありがとう。シオリちゃん日焼けしてるね。サーフィンとかしてるの?」

「ダイビングしてるんです。」

「あっそう。健康的だね。」



へへ〜とかいいながら彼女は去って行きました。



「やっぱりあいつウナギいぬな。ウナギいぬ。海に返そうぜ。」

「・・・・・あんた・・・なんか・・・尊敬するよ・・・・。」



えー、そんな最低なギブっちにたらふくゴチそうになった私は。

人間として。どうなのかと。

そして酔っ払った挙句ほとんど手をつけていなかった御漬物を持って帰るとわがままを言い、

お持ち帰りようにしてもらい、

自分では持って帰らずギブっちのかばんに押し込んで帰ってきました。

本日ギブっち先生からメールが。

本日大切なプレゼンあり。

有能なボクは自信に満ちてクライアントを訪れたのですが、

かばんをあけたとたん会議室中に漬物の匂いが充満しました。

たぶんダメだとおもいます。



・・・・かさねがさねごめん。ギブっち。



でもウナギいぬて・・・



鬼だ・・・。




2002-12-13 (金) かわいいひと。 [長年日記]

面食いのつもりなのに。

「トモ吉さんの彼って誰に似てるの?。」

「サッカー選手の中田をもっと子供っぽくしたかんじかな。」

「中田から自信と大人っぽさとったらただのお兄ちゃんじゃないか。」

「・・・・・。」

「他にはいないの?」

「プライドの桜庭選手を小さく細くしたかんじかな。」

「桜庭小さくしたら何も残らないじゃん。」

「・・・・・。」

「けっこう外見では選ばないんだね。えらいね。」

「あなたは林家こぶ平に似てますね。」

「!!!!!!!」

「こぶ平をもっと知的にセクシーにしたかんじかな。ジャン・レノのほうに近い色気ですね。」

「!!!!!!!」



真っ赤になってテレた後複雑な顔してました。

ガハハ、そんな適当な言葉に反応するなよ。



年上だから大人とはかぎらないですね。



男女問わず可愛い人は嫌いじゃないです。





夢で逢えたら。

本日は非常にどうかというような夢を見ました。

人の夢話ほど面白くもなければ読む気もしない内容もめずらしいのではないかと思いますが、

【ま、いっか。いっとけ。】という酒の残る脳の下した非常に安直な判断に従ってみようかと思います。



私は100階以上あるビルの中ごろにいるのです。

テロです。テロのせいで階段は使えずエレベーターはストップ。

私が最上階へ行って皆を助けなくてはいけません。(←方法はよくわかんない)

そのためには中央を通るエレベータ。ここのエレベーターの太いワイヤーを登るしか道はないのです。

50階分近く。

不可能です。

夢の中でもきわめて聡明な私は、もう次の手段をうっていたのです。

それはお友達のがっちゃんにつかまって飛んでもらうという作戦です

※『Dr,スランプあられちゃん』の登場人物 知らない人がいたらどうしよう・・・

今まさに私は晴れ渡る空を窓から見上げながらがっちゃん待ち

30過ぎて。絶体絶命のピンチに。がっちゃん待ち。 ピクプー。

そんな私の焦りをよそに、誰かが窓から降りてきます。

各階の窓にゴージャスに掛けられている長めのカーテンを器用にむすび合わせながら。

良くみると室伏でした。アップで。汗だくで。見ちゃいました。※ホーガン投げ選手。アツイ。

目が合った瞬間けたたましくサイレンが鳴りました。



目覚ましの音で目を覚ましました。

ほら、夢に出てきた人を好きになっちゃったりすることってあるじゃないですか。

しかし・・・今回ばかりは・・・悪夢でした。

室伏の顔って・・・おなかいっぱい・・・

軽く鬱になりそうな朝。晴れ。

相方にヘンな夢見たーというと、え?うれしそうだったじゃんとか言われました。へ?



「俺さあ、昨日遅くまでゲームしてたら、お前が楽しそうにクスクス笑ってんだよ。

おきてんのー?って声かけたらさあ、

『 代官山に私ヘアーサロンオープンしてん。見て見て!もう5人も並んでる!! 』

ってスゲーはっきり言ってたよ。」



・・・ヘアーサロンて・・・・・。

女実業家で室伏アップでがっちゃん待ち・・・・。

私・・・なんかこう・・・病んでいるのでしょうか。

なんか、自分でも気が付かないうちに、こう・・・追い込まれているのでしょうか。



さめざめと嘆く私を相方は全く無視で、

今日も寒いぞー、俺のコート着てけーとか、

非常に現実的なお言葉を残して出社しようとしています。

分からないのッッ!!私のこの絶望がッッ!!

とすがってみましたら、

アホか。と一言残してさっさと去って行きました。



非常にキレイな関西弁でした。





エクセレント。





本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

# 浅野 忠信 [美・サイレント]

# (・ε ・) [シゴトシレ。]

# (・ε・) [シゴトシレ。]

# (・ε・) [シゴトシレ。]

# (・e・) [まちがって3回もつっこんじゃった。 でもシゴトチレ。]


2002-12-14 (土) 結納しようが何しようが。こんなもんだ。 [長年日記]

ぎゃーーーー。やらりたーーー。

本日は初めての方とも飲む機会がございまして。

そして宴もたけなわ、後半にさしかかったとき一人の男性が遅れて到着いたしました。

もちろんその方もはじめてみる人でした。

ぶっちゃけ男前でもなんでもない。そんな方なのですが。

隣リあわせに座る時間ができた時のことです。

そのかた。皆の話しをハハハハとか笑いながら聞いてるんですけど、

ちっとも目は人の事を見ていないと言うか。すごく愛想がいいくせに誰の事も興味がなさそうな。

色素が薄くて、深い深い瞳。これは要注意。

一言二言挨拶した後、皆とわいわい話してたんですよ。

10分ほどたった後ふと目が合ったんですよ。

そのとき初めて私の存在に気が付いた、そんな不思議そうな目をしながら一言。



「あんた・・・。エロい顔してるね。」



ガツーーーーン・・・・・。ホエエエエエエ。



くらった・・・。くらいましたよ・・・。

たまにいますよね。

男前でも美人でもなんでもない。フッツーの顔してるのに。妙にフェロモンが溢れてる人。

あれですよ。あれ。つか。



妊娠するかと思いましたよ。



そして当の本人はその発言をし終わるくらいからまた私に興味なんかまったくなくなった目をしてるんですよ。

つか・・・もう・・・抱いて!!!みたいな。

しかしそこはワタクシも多少は人生を積み重ねてきた女。

このてのタイプには妖怪アンテナが立つんですよ。ヲイ!キタロウ!アマリチカヅクンヂャナイ!!

そして2次会カラオケですよ。

そしたらそのフェロモン君。私の思い出の歌を・・・メモリーソングを・・・・・

その曲、有名ミュージシャンの歌なのですが、そのミュージシャンはもっとヒットした歌が2曲ほどあって、

その歌事態はあーあったかもーぐらいの曲なんですよ。

でも歌詞がエロくて。だらしなくて。せつなくて。私ダイスキだったんですよ。

それをさらっと、つまらなさそうに歌いやがったんですよ。うまかったんですよ。



あああああ。



恋に落ちたカモ。(←簡単。)



もちろんそんなのにかかわっても絶対幸せになれないので、

連絡先も交換せずとっとと逃げて帰ってきました。

イヤ、マジで。

逃げるが勝ちよ。



本当に本当に美味しいものは

本当に本当につらいものと紙一重ですからね。

ひょっとすると一緒かもしれませんしね。



おーコワッ。



恋文

あの日の私はむしろはしゃいでいた。

転校していった友達や、離れ離れの学校になった友達に会えたからだ。

騒ぐ私につられて、周りの友人たちも笑っていた。

当たり前だ。私が笑わせるようなことばかり言ってたからだ。

その日は雨。それは涙雨とかそんなレベルの雨じゃなくて、むしろ怒りの嵐のようだった。

そんな雨も、周りの景色も私の目には入らなかった。

私はいつまでもいつまでもはしゃぎ続けていた。



私が小学校1年生の頃、学校は遠くにしかなかった。

私の家はちょうどAとB2つの学校の校区の境目にあって、一番遠いところからかよう子供たちだった。

私の通うA小学校まで毎朝歩いて30分。

築100年近く経つ、怪談話の絶えない古い学校だった。

私の家の目の前の道を境に、B小学校に通う幼馴染もいた。

B小学校はA小学校に比べてずっときれいで羨ましかった。

私が2年生に上がるとき、家から歩いて5分の位置に新しくC小学校が出来た。

AとB二つの小学校から生徒を集めてC小学校の新学期はスタートした。

モチロン私は新しい小学校へ。

歩いて5分、怖いお化けもまだ出来ていなかった。



AB2つの小学校から生徒が集められてくるわけだから、自然とグループが別れる。

A小学校から来るほうが少数だったが、私は幸い境目に住んでいたので、B小学校へ行った幼馴染も多くすぐ馴染んだ。

その2年生の新しい学校の、新しいクラスで、

A小学校で同じクラスだったタツシ君と一緒になった。

私には他にも幼馴染がいたが、タツシ君にとって私はかず少ない知り合いのうちの一人だったのだろう。

1年生のときはあまり話さなかったのに、私たちは急激に仲良くなった。

幼馴染が全て男の子だった山猿のような私と違って、タツシ君はもう少しおとなしかった。

それでも日曜日は遊ぼうとよく言われた。

午前中はタツシ君と遊んで、午後は幼馴染たちと遊ぶのがほぼ定着した休日のスケジュールだった。

タツシ君と遊ぶときはいつも彼の2歳上のお兄ちゃんも一緒だった。

私たち3人は意味もなくジャングルジムに登ったり、ビー球で遊んだりした。



その日も私たちは道路に石灰で絵を書いて遊んでいた。



「おなかがすいたからウチにご飯食べにいこうよ。」



初めてタツシ君の家に行ったときの事は鮮明に覚えている。

いつも遊んでいた団地の中のひと部屋が彼らの家だった。

日曜日なのにタツシ君のお母さんは仕事に行っていていなかった。

家にはお昼ご飯の準備なんかなく、私はきょとんとしていたんだとおもう。



「自分でつくんねん。サンドイッチや。」



タツシ君のお兄ちゃんが、冷蔵庫から材料になりそうなものを片っ端から出した。タツシ君は戸棚から食パンを持ってくる。

私は何だかすごく楽しいような、でも少し寂しいような変な気持ちになりながら、

不恰好に切ったハムを挟んだだけのサンドイッチを作った。

家ではほとんど手伝いをしなかった私なので、お母さんの作るサンドイッチの作り方がさっぱり分からなかった。

やっぱり私の作ったものははまずかった。

見かねてタツシ君が私の分を作ってくれた。

冷凍ハンバーグをチンしてはさんだだけのやっぱり不恰好なサンドイッチだったが、

私のよりはるかに美味しく、私より手馴れていた。

その時まで冷凍ハンバーグなんて、存在自体知らなかった。

食べていて初めて隣の部屋から小さくテレビの音が漏れているのに気が付いた。

少しあいた襖から中を覗くと、男の人がだらりとねそべっていた。

背中を向けていたので顔は分からないけど、すぐにタツシ君のお父さんだと分かった。

大きな一升瓶と散らかった部屋。

テレビによく出てきそうなシーンになんだかどきどきして、私はすぐに家から出てきてしまった。

その日以来、誘われても私はなぜかタツシ君の家には行かなくなった。

家に行かなくても私たちの仲は良好で、相変わらず日曜日の昼前はタツシ君達と3人で遊んだ。



翌年の正月、1月3日。

私達兄弟は父親と近所の河原に凧上げに行くことにした。

おのおの凧以外の遊び道具も父の車に運び込んでいた。



「トモちゃん。」



呼ばれて振りかえった。タツシ君だ。

その後ろにはお兄ちゃんと、そしてお父さんも一緒だった。

この前見た後姿と全然違って、タツシ君のお父さんはとても優しそうな穏やかな人だった。

お父さん同士で新年の挨拶をにこやかにしていたのがなんだか不思議にうれしかった。



「トモちゃんどこいくのん?」



「川に凧上げに行くねん。」



その後タツシ君もうれしそうにどこかへ行くと言っていたが、それはどこだったか忘れてしまった。

散歩だとか、なんかそんな内容だった。

あけましておめでとう、ことしもよろしく、またしんがっきにね。

私達は大人のまねをして、新年の挨拶をはしゃぐようになぞりあって別れた。

私達はすごく幸せで、そんな私達に負けないくらい3人の親子は幸せそうだった。



新学期、タツシ君は学校にこなかった。



どうやら学校の友達では私達親子が最後の目撃者だったらしい。

良く覚えていないが家にもその日の事を聞きに警察が来た。

私も先生にあの日の事を聞かれたから、得意げに話した。

覚えている限り、細かく再現した。

人がいなくなるということがまだよく分っていなかった。



    おじいちゃんが突然倒れてなくなった。

    お父さんはショックで病気になった。

    お母さんは必死で働いた。

    お父さんはとうとうノイローゼになった。

    ショックで、発作的に、2人の息子を連れて、そして、そして、



     

    いったいどこへ。



 

所持金は1万円ほどだったらしい。

真冬の空の下。タツシ君たちの幸せそうな穏やかな笑顔しか知らない。

みんななにをいっているのだろう、いちまんえんあれば、だいじょうぶじゃないの?



その夜夢を見た。

タツシ君が私に会いに来た。

大丈夫なの?ってきいたら、いちまんえんあるからだいじょうぶだっていってた。

ほら、だいじょうぶだったじゃないか。

ご飯食べてるのってきいたら、毎日あんぱんたべてるっていってた。

あんぱんは50えんだから、だから、おかねなくならないね。

私はとても安心して、次の朝お母さんに教えてあげた。



大丈夫だよ。まいにちあんぱんたべても、いちまんえんはなかなかなくならないよ。

よるはこうえんでねてるんだよ。だいじょうぶだよ。



真冬の朝、温かい部屋で私はそう言った。



タツシ君のお母さんはテレビの公開捜査にも出た。

私の知っているタツシ君の顔がテレビで流れて、学校で彼は有名人になった。

でも子供の話題はサイクルが早くて、1週間もたつと私達はタツシくんに興味をなくした。

タツシ君のお母さんは保険の営業をしていたがやめ、毎日あちこちを探し回っていた。

私達はやって来る春休み、新学期、遠足、夏休み、運動会。

毎日のわくわくに気を取られてすっかり忘れていた。



夏が終わり、秋も終わり、運動会も終わり、音楽会の練習をしていた。

空気がきんと張り出した寒い朝。

全校朝礼があった。

校庭にならんで、やすめのたいせいで、はやくおわらないかとまわりの友達とコソコソ話しているときに、校長先生が厳かに言った。

すみきった高い空。先生の声がマイクを通して空に溶けて行くように。



    タツシ君がみつかりました。



ああもういちまんえんがなくなったのかなと私はぼんやりおもった。

前日の、寒い日の朝。

荒波の中漁をしていた淡路島の漁師たち。

その網に、タツシ君はひっかかった。

お父さんとお兄さんはみつからない。タツシ君だけが、戻ってきた。

あのあたりは潮の流の関係でめったにそんな事はないらしい。

なのにタツシ君の小さな体は、男たちが引き上げる網の中に包まれるようにひっかかっていた。



御葬式にはAB小学校からたくさんの友達が参列した。

引っ越して行った友達も帰ってきた。

集められた私達は興奮して、キャーキャーと騒ぎ立てた。

そんな私達を見て大人達は、子供は何もわかっていないから無邪気なものだとまた涙を流した。

分っていた。もうタツシ君がいないということを。

別れの挨拶を読む子の原稿を私達は見ながら、

さようならタツシ君、もう会えないねという一節に、

死んでしまったんだから会えないのは当然だと茶化していたほどだ。



騒ぎながらもぼんやりと、ああ私は家に帰ったらあとで反省するんだろうなとおもっていた。



でもその時はみんなにあえて興奮していて、そんな事はどうでもよかった。

私の中で友達だったタツシ君の記憶は、確実に薄れてしまっていた。

親しい人の死をハッキリ意識しながら、

それでも私ははしゃいでいたんだ。



    大人になれなかったあなたと大人になってしまった私。

    私たちを結ぶ記憶はもうあの日のサンドイッチしかなくて。そしてそれはすごくぶかっこうで。

    楽しいような、寂しいような。

    後は私の一方的な後味の悪い思い出。

    それもあなたは知っているのでしょうか。

    大人になった私は実はあの頃からあまり変わってなくて、結構平気で人を傷付けたりしているようです。

    私が学習したことといえば、人は1万円だけでは生きていけない。

    毎日アンパンをかじったって生きていけない。

    ねえタツシ君。私本当はちっとも心配してなかったの。

    口ではどこいっちゃったんだろうねって言ってたけど、本当は私毎日が楽しくてそれどころじゃなかったの。

    後何十年かたって、私もあなたのいる世界に行くことになっても、

    私たちはもう会えないような気がします。

    きっと私はあなたのいるところへはいけない気がします。

    正直言って、もう一度会いたいのかと聞かれると私はわからないと答えるでしょう。

    むしろあのお別れの日が記憶にある限り、私はあなたに合わせる顔がありません。



卒業アルバムの中にはタツシ君の顔を見つけることができません。

大人の配慮か、一緒にいた時間がみじかかったからなのか。

わずかに感じられるのは、小さく写った遠足での集合写真。

それすらもページの隅に、ちいさくちいさく編集されて。

残された気配は図書室に。

タツシ君のお母さんが、学校に何冊かの本を寄付しました。

それが今も図書室の一角に、タツシ文庫という名で残されています。

残された本は、辛い逆境から立ち直って幸せな生活を送る主人公達の、

そんな暖かで有名な童話達が肩を並べています。

私達はほとんど読みませんでした。

その本を手に取るのは、ちょうど、タツシ君がいなくなった時くらいの年頃の、

幼い後輩たちでした。

そしてタツシ君のお母さんも、私たちの町を去ったのでした。



子供というのは世間で言うほど無邪気でいたいけなばかりじゃなくて。

子供はずるがしこくてバカじゃないと思っていたのがこの年になってその愚かさに気が付いたり。

答えを求めたり、後悔したり、結論を出そうとしているんじゃなくて、ただふと思い出すだけの行為。

道を歩いていると小学校から太鼓や木琴、カスタネットやトライアングルの音が流れてきて。

走り去る子供のランドセルから縦笛が顔を出していて。

ああ、そうだ、こんな季節だったとぼんやり思い出しました。

そして今の私はあの頃の私達よりむしろ、

タツシ君のお母さんに近付きました。

あの日のタツシ君のお母さん、背中を丸めて小さくて、小さくて。

思い出すだけで胸が張り裂けそうになる。



知らないと言う事は愚かな事で、無邪気とか純粋とか、そおいうことばは実はあまり好きじゃなかった。

私のやった事に傷ついた人は今まで何人もいたと思うし、その事実はきっとずっと消えないと思う。

それに対して私が償なえることなんておそらくないだろう。

誰かを救う事なんてできないのに、人を傷つけることはこんなにも簡単で。

私はきっと人を傷つけたバツに見えない傷が自分にできていて、それが体を覆い尽くすと死ぬのかもしれない。

そうやって自分の寿命が決まるんじゃないかとぼんやりと思った。

あのときの事を謝りたいとか償いたいとか、そんな事は相手に対して何も解決にならないかもしれないから。

だから神様、そうしてください。

許して欲しいなんてムシのいいことは言いません。償えるだなんて思いあがりもおこしません。

だから、だから。



    私の体にある無数の傷。

    あなたにはそれが見えますか。

    私をかたどるその醜い虚像と現実。置いてけぼりにしてきたたくさんの過去。

    でもね、本当はそんなものに惹かれるでしょう?



    戻らない時間と重圧に。多分私はもう一人では生きて行けない。

    だからいっしょに。



さあ。





お願い。そばにいて。







本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# しぎたに [Moon Child の「微熱」が思い浮かんだんですが…]

# ko [コレ? http://grapevin.hp.infoseek.co.jp/script/mlrb09.htm]

# (・e・) [ブブー。チナウチム。でも恥ずかしいから秘密チム。この曲もステキそうなのね。「微熱」っていうタイトルがツボなのね。]


2002-12-17 (火) 戦場にかける橋。 [長年日記]

さよならアミーゴ。



みなさまこんちは。

師走っすね。え?なにが?

まあ軽く混乱していますが。まあなんとか生きています。

先日待望の。つか、なげやりな幹事のもと忘年会が開催されました。

すごくすごく楽しかったんですよ、私だけが。いつものように。

初対面の方もいたのに。もうだめだ。ガックシ。

おそろしくて皆様の掲示板に書き込むことすら出来ない小心者の私です。

つか、それなら酔うなと。まあ。そんなとこだな。

当日のメンバーはizmiさん、クロウさん、クロウさんハニー、はじめっくす君、そのハニー、

そして幹事ギブっちでした。

当日はギブっちと待ち合わせて現地へ。何か大切そうに持ってますよ。それなに?



「これ?ムラムラくるガム。」



・・・・・・・。



なんでもガンジャの臭い立ち込める雑貨屋で買ったそうですよ。この男。



「はじめ君が彼女連れてわざわざ遠くから来るからあげようと思って。」



「そんなん効くんかいな・・・。」



言い終わる前に、本人びりびり包みをやぶって一つ口に放り込んでます。



「・・・・どう?」



「・・・・ウメガム?」



・・・ダメじゃん。

モチロン私も一つもらって食べてみましたが、ちぃーともムラムラ来ません。なにこれ。



「なにが入ってるのコレ。」



「朝鮮人参エキス・ロイヤルゼリー・・・」



「・・・うわ・・安直・・・・。それいくら?」



「10ツブ580円ナリ。」



「・・・うわー・・・」



そんなステキでしみったれたプレゼントを、

ムラムラこないと分かったとたんはじめくんに惜しみなくあげてました。

はじめ君の

「ああ、そんなものなくったって僕たちは・・・。」

というような余裕のアルカイック・スマイルが印象的でした。

さて、そんな感じでスタートした忘年会ですが。ソッコー酔いました。

1次会の終りあたりから2次会のあたり全くの空白です。

はじめ君カップルがいつ帰ったのさえ分かりません。多分あのハリー・ポッター、魔法を使ったのでしょう。

そんなワケで皆様にお礼とお詫びのコメントを。



izmiさま。

とても大人な感じの素敵な方だと思っていたのですが、さすがギブっちのお友達。

所々ダークな部分が見え隠れしていてステキでした。

ギブッちと2人して、店員の可愛いオンナノコをからかっていたのが印象的。

しかもネタをくっていたのかとおもうほど絶妙なコンビネーションでした。

お店も案内してくださってありがとうございました。

この忘年会シーズンに、信じられない金額で、料理も美味しく静かで飲み放題。パーフェクト。



クロウさん&彼女さん

ごめんなさい。彼女さんがいつきたかすらよく分かっていません。

ニコニコした可愛い人だったのはなんとなく覚えています。

いや、ギブっちが明るくて可愛くてすごくいい子と前から褒めていたのとごっちゃになってるかもしれません。

クロウさんも男前で、あー、きれいなカップルだなとおもったのは覚えてます。

2人してニコニコしていて、おばちゃん幸せで酒が進みました。(←人のせい作戦)



はじめ君&ハニー

むかつくほど仲がよかったのが印象的でした。ギブっちは目をそらしていました。

無防備な彼女に言い寄ってくる男の話を聞き、最初はまじめに

「ダメよ!男は狼よ!!」

とかお姉ちゃんぶってはじめ君に喜ばれていたのですが、酒が回りだしてだんだんてきとうになり、

最後には、「はじめ君とその男両比べてみて、いいほうと付き合えばいいやん。」

正直にいってしまい、はじめ君をおろおろさせました。ゴメンネ!

ほら、私、人の幸せにはビックリするくらい心が狭いからさ。アハハハハ。

しかし意地悪な魔女の魔法もハリーのラブマジックによって、2人はますますラブラブになっていったのでした。

めでたしめでたし。ほんとかよ。



ギブッち

「今日はさ、コーちゃんいないから私が飲みすぎて暴れないようにストッパーになってね。」

「物理的に不可能。」

一言であっさり蹴っ飛ばしてくれてありがとう。コノヤロ。

ワインを飲みたがる私にストップかけるどころか浴びるように飲ませてくれてありがとう。

おかげですっかり記憶がありません。

しかし帰りにはなんとあの距離から家の近くまでタクで送ってくれるなんて・・・すまん。

「ギブっちごめんね。スゲーお金かかったっしょ。」

「ストッパーは無理だかんな。ちょい反則だけどつじつまあうだろ。」

今までちんぴらとか言ってごめん。あなたは私のサンタだったのですね。ついでにプレゼントくれや。



そんなこんなの私だけ楽しい忘年会はおわり、私の中には反省と、皆様の中にはウンザリ感を爽やかに残してしまいました。

本当にごめんなさい。本当に。

しばらくおとなしくしてようと思ったのですが、今日も忘年会です。

断ってみようかとしたのですが、友人の



「は?何いってんの?アンタがタコススキって言うからメキシコ料理屋予約したんだよ。」



の悪魔の誘いに即OKしてしまいました。

タコスです。ファヒータです。チリコンカルネとテキーラが私を呼んでるようです。

本当に反省していますが、戦場に赴く私を許してください。



・・・つか・・・新年会は?(←NO反省)



ねえ・・・だめ? だめだろフツー。





本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

# izmi [その節はドウモ〜 あれ? アレは忘年会だったのですか? もうやらないんですか忘年会? あれ?]

# はじめ [ぼくたちもすごくすごく楽しかったですよ。 トモ吉姐さんの恋愛教室、とてもためになりました。またお願いします。いや、ほ..]

# ぎぶ [ボクはなんで御サイトにおいて辱められっきりなんでしょうか。わかりません。わかりません。]

# クロウ [いやいや、姉さんもお疲れ様でした! 素敵レディを久々に見れて、いろいろと勉強になりました 勉強? テンション上がって..]

# (・e・) [izmi様。結局もっかい忘年会しちゃったんですよね。全くご迷惑をおかけしました。でもスキ。だめ? はじめ君。ダメよト..]


2002-12-19 (木) 好きにやっていいよ。そういってくれる人がいる幸せ。 [長年日記]

まああれだ。な、コーちゃん。

最近はめっきり飽きてきたのでコーちゃんの登場回数が減ってきてますが。イヤもうこのまま消えてくれてもぜんぜん構わんのですけども。

油控えめあっさり【チナウ】。よし来年からはコレで行こう。ガハハ。

しかしそこは日記を書くだけで何も出来ないベルサイユ育ちの私。やはり門番は必要なワケですよ。

ちょっと門番そうじしてくれや。

そんなわけで、なんやかんやでメール・電話・酒の席などで色々こーしたいあーしたいいってるんですよ。

最近ちょっとドロけた内容が多かったから、ふだんのアッパーな時との差がはげしいからどうかなとか。

でも実物の私はいつも一升瓶片手に陽気に膝蹴りばかりをくりだしているレディーってわけでもないじゃないですか。

実のところ。結構こうみえて繊細よ。  ほんとかよ。

そんな話をしたところ門番より、このような意見をもらいました。



今のチナウはドロドロしててなんでもありで玉石混合な、ある意味トモ吉そのものなんじゃないのかね。

トモ吉がバランス悪ければ悪くなるし、そうでなければそうじゃないのだろう。



やべぇ。

やっぱコイツとは付き合いが長くなってきただけあっておみとおしだなこりゃ。

私はこの2年近く、コーちゃんに育てられ、かなり悪知恵もおそわり、ますます悪になってきました。

私が悪さする時、いつもコーちゃんは知識と労力、時間を惜しみなく提供してくれました。

でも最後まで突っ込んだ事は聞かず、ただ、ニィーっと笑っています。

きっとヤツにしてみれば私の精神状態は手にとるように分かるのでしょうが、

もともと単純な私なので誰でも分かると思います。なにそれ。

とにかく門番としては、見に来てくれる人が読みやすいようにお掃除してくれるそうです。

近いうちに日記とはべつのページを開設。お届け。ブルーな時と、懺悔と未練とこってりとしたラブを。

いらんといわれても送る。送りつける。目をつぶるのは自由。さあつぶれ。つぶりやがれ。めがつぶれるまえに。吐き気をもよおすまえに。



まああれだな。【チナウ】と漢字に変換すると

酒酒酒酒恥那迂酒酒酒青酒蹴酒酒死

だな。



なげえよ。

やっぱりしばくかこの油。

当たり前だけど私の中には何人もの私がいて。

酒飲んで暴れたり、ブルーになってへこんだり、後悔したり、怖いもの知らずだったり、怖くなったり、恋に落ちたりうっとりしたり。

どの私が好きですか。どの私が許せませんか。どうでもいいですか。そりゃそうだ。ガハハ。




門番が入り口でニヤニヤしています。

守られた中で私はコソコソと悪さをするわけですよ。本気の悪さを。



ま、たまにしかられるけどな。




門番のくせに。





恵比寿の寒い夜、テキーラの雨が降る。金。銀。



メキシコ料理屋で忘年会しましたよ。つかまあ。みんな飲みすぎ。

なんとなんとなんとめずらしいことに私が最年少だったんですよ。もう姉さんとは呼ばせない!甘えさせて!!

しかしこのわんぱくども、すげー、酒強いんですわ。もう最初ッからテキーラ飛ばしっぱなし。

男性陣はテキーラロック。もしくはショット。

女性陣はテキーラロックにライムジュースをいれて。

つか。ドスエックスも飲ませてよ。

開始そうそう携帯がメールを受信しましたよ。ハニーからですよ。



【 あんま飲みすぎんなよー。 】

 



幸せにニヤニヤして思わず私岩塩バリバリ→ライムチューチュ。

しかしそこは皆大人。私が返事のメールとかいそいそ打ちに行ってもべつにつっこみません。

このメンバー、多分それぞれにステディはいると思うのですが、全くそんな話をしないのが特徴。

しかしそれでも皆色々知識が豊富で話がつきません。ホヘー。

この中に一人カナダ人のスコットという男性が混じっているのですが。

他のメンバーはカタコトナリとも英語を操りますが私は全くダメ。本当に。

火山のことも【マウンテン・ボム】とかいって皆に大爆笑されるしまつ。あんだよボルケーノって。あ、ちなみに地震は【アース・スウィング】な。

でもなぜか私とスコットはとっても仲良しで、2人で飲みに行ったりもするのです。

その日もスコットはみんなの前で、



「トモ吉チャンノイウコト、イチバンワカルネ。」



といってくれました。そうか。そういうものなのか。

一人のオネエサンが、【あなたと話すと緊張するわ】みたいな言葉を教えてくれたのですが、コレがまわりくどいんですよ。

ムネがざわざわする、私の胃に蝶が入ったみたい!みたいな。いえたらかっこいいけど。(←バカ)

つか、回りくどいと言うより長いんで覚えらんないんですよ。ストマックがどーでバタフライがこーでって。

スコット相手に練習してたんですけれどめんどくさくなって、

最後はだからルックアットミー、私を見て!!とかめちゃくちゃなしめくくりにしてみたら、

スコットちゃんひっくりかえってました。ガハハすまんすまん。

スコットちゃんが言うには、日本人の言うナイフとフォークのフォークの発音が、どうもファックに聞こえるらしいですよ。

そっちの発音のほうにより近いらしいですよ。モアニヤー?(苦笑)

ほえーとかいいながらスコットの前にあるフォークを指差して



「ヘイスコット!フォークプリーズ!!」



とかいいながら受け取ったフォークを舐めて見せたらトモキチチャーンダメデスヨーと脱力されました。スマン。萎えたか。

まあそんなこんなでテキーラすげえ量消費して、2次会で日本酒の美味しい和食屋へ行って。

ちょっぴり酔った私はメールで激務中のハニーにわがままいって。こじれて。ションボリですよ。(自業自得)

しょんぼりしている私のところにスコットがやってきて何も聞かずに一言。



「ダイジョーブダイジョーブ。モウスグタノシイクリスマスネ。メーリクリスマース。」



そうか。クリスマス=恋人って図式はスコットにはなくて。むしろそんな図式のほうが世界で見てもめずらしくて。なのか?

普通は単純に恋人がいなくても楽しみな行事なんだ。

逆に恋人に振られても、もうすぐクリスマスだからっていう。ま逆な。なのか?(←海外オンチ)



「そうだねスコット、クリスマスだもんね。」



「ソウネ。クリスマスヨ。」



うまくいえないけどこの瞬間のあったかさを、クリスマスに怯える人に伝えたかった。

つか、彼氏彼女いないやつ、スコットの下にあつまれ!!!メリークリスマス!!

酔っ払った私たちは大声でメリークリスマスを連呼し、他のメンバーにしかられました。

恵比寿の夜。12時過ぎ。

酔っ払った背の高いカナダ人と小太りな日本人女性を見た人がいたら。まちがいなくワシらだ。すまん。



メリークリスマスだコンチクショウ。




大好きなひとの手を握れ。





本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

# マワル [「僕はみんなのスコットでありたいです。」]

# (・ε・) [マスコット?]

# マメマメマーメ [ヘルプミー、スコッティ!(ティッシュ?)]

# (・e・) [あなたたち一体何段オチよ。]


2002-12-21 (土) 世間のピークは先週じゃなかったのか。 [長年日記]

うー。



一言言わせていただく。

私の友人たちよ。イヤ見てないと思うけど。



今 日 宴 会 重 な り す ぎ 。



なんだマリコ。飲み会て。(ここ見てない度199%)

妊婦はすっこんでろッッ!!!

ナニ?飲む?ダメダメダメーッッッ!!!

1杯だけ?

そんなの飲み会にはいるかーッッッ!!!



やいトム君。なんとなく飲もうってなやねん。はんぱやっちゅーねん。(見てない度165%)

え?髪染めてやるからこい?

つい先日きっちり有料で染めたところです。なにかい。あれはナシってことなんかい。



キョウちゃん。そんなゴールデンメンバー揃えてもダメッッ!!!(見てない度計測不可)

ダメダメダメー・・・・(時間のやりくり中。)

でも無理。何故に横須賀。



コーちゃんまんちゃん。(確信犯)

寿司て。寿司て。ネタがでっかい寿司てーッッッ!!!!!



うわー行きたいけど今日は2週間以上も前から誘われてた宴会があるねん。

他の日にしようよ!!



ご縁がなかったということで。



冷てぇなぁおい。

もっとすがってくれよ。ムキーーーーッッッ!!!!!(←所持金1420円)

たまたま今日いこかーってなっただけのくせに。

ならば来週も開催してもいいはずなのに。



みんなばらばらできてくれたらあと4日はたいくつせずに飲めたのに。

しかも当日誘いってどゆことよ。

確かに酒の席は断らないがポリシーな私。

でも当日て。

どっかの本で読んだモンね。

なんかモテるオンナのための本とか。そんなんで。(←そんなの読むからモテねえんだよ。分ってる。ペペッッ。)

スケジュールは5日前までに締め切り、その後は全て断りましょう。大切なあの人でも。

って書いてあったよ。

大切なあの人でもなんでもない君たち。しかもこちらは正当防衛並みの理由があって断ってるのに。

この一抹の寂しさはなんなんだろう。

全ての人に、来週しようよとねだっては無視される子ウサギのような私を。

分ってくれよ。



重ねないで予定。あっさり諦めないで断りの言葉。

当日誘いをやめろ。化粧直しぐらいさせろ。しかも連絡昼過ぎ。



うがーーーーーーーッッ!!!!!!





あり?嫌われてるのか?





凹。






2002-12-23 (月) 祭。開催中。 [長年日記]

なんだかもうすべてどうでもよくなってきました。



皆様今日はね、町がなんだか大変な事になっていましたよ。大変なのね。

あちこちでね、ケーキと鳥のから揚げ売りまくりなんですよ。売りまくり。

しかもなんですかあれ。店の中で売らずに店頭で売るのが流行りなんですかね。

この寒空の下、オンナの子にミニの赤と白の服着せて売るのが決まりなんですかね。

ケーキやさんやケンタッキーなんてもう、この世の春謳歌してましたよ。並びまくり。

あんた、モスまで、

「ウチのモスチキンは最高です。え?ハンバーガ?あれは副業ですよ。」

ってな態度ですよ。ちょっとどうゆうつもりなんでしょうか。

今日はケーキ鶏肉電飾祭りですよ東京は。

そんな寒空の下、私何時間もお散歩ですよ。

グルグル歩いたり、ブランコなんか、気が付いたら30分ほど乗ってましたよ。すぐ飽きたんですけど。

昨日はね、友達の結婚パーティーだったんですよ。代官山でね。

で、9時すぎには終わったんですけど、不良中年につかまってね、オオノくんもいれて青山のクラブ(若い人が行くところね)へ強制連行ですよ。

オオノ君またにつまってて、向かうタクシーの中でしんみり相談に乗ってたんですよ。

あんた、クラブったって、久しぶりですよ。もうお姉ちゃんのいるクラブのほうに確実に近づいた私に。どうしろというの。

適当にあわせて、後ははじのほうではなしでもすっぺかとかいってたんですよ。

ね。もう大人だし。ね。ネムいし。

で。

4時間ぶっ続けで踊っちゃいました。

あーあ。

あせびっちょし。ワイン持って踊ってたからワインまみれ。

オオノくん、テキーラショットでガンガン煽りながらライムぶしゅっぶしゅかじって。

踊りまくりですよ。

オオノ君のアフロはおねえちゃんたちの警戒心を解くらしく、がんがんナンパして。

誘っておきながら乗りきれていない不良中年たちにお届ですよ。

私、オオノ君が役に立ってる姿はじめてみましたよ。

つかアイツが27と聞いて。改めてスゲーショックをうけましたよ。まじかよ。23くらいだと思ってたのに。

オオノに釣られる女がいたのにも驚きですよ。アフロ+ヒゲ+スーツですよ。どないやねん。

しかしほぼ万点の確立でオンナの子を捕まえては、向こうで飲もうよとかいって中年席へつれていき、

自分はまたフロアに戻ってくるんですよ。

ナンパに成功したら謝礼にテキーラとワインが出るんですよ。

だから昨日私が飲んだワインはオオノがナンパしたオンナの子の涙の味がしましたよ。頭の悪いね。

あなたそれが気が付いたら2時て。2時て。

てっきりまだ12時前と思っていたら・・・。

携帯も電源切れかかってたんですよ。しかもね

クラブ→地下→パーティ帰り→ポッケのない服→荷物ロッカー

でしょ。

酒入ってたからあっという間でしたよ。あっこ竜宮城かもよ。

で、パーティが終わった9時ごろの時点で相方に電話してたんですけど寝てたんですよ。

あの人いまゲームで昼夜なくなってるから。

で。2時ですよ。激怒ですよ。(←あたりまえ)

携帯。真っ二つ。

P211i 享年13日。署内での呼び名 デンワ(まんま)。 殉 職 。胴体切断。

あまりにもの短い命に、嘆く事すらできませんでしたが。

っま自業自得ですけど。

13日だから20件くらいしかデーター入ってませんでしたけど。

でも・・・でも・・・。

グワーーーーーーッッッッ!!!!!! (逆ギレ)

そんなわけで寒空の下飛び出して、今日は一日町中で繰り広げられているケーキ鳥電飾祭りの見物ですよ。

入った喫茶店では両隣が年賀状書いてましたよ。

ナニ?ここ。年賀状書きあうオフ?

プライベート年賀状なんて小学校以来かいてませんよ。

不義理な人間なんですよ私。携帯コワされるようなダメな人間なんですよ。

グワーーーーーーッッッッ!!!!!!  (怒り再燃)

誰にも会いたくなくて。珍しく一人でいたくて。うろうろしてて。やっぱりさみしくて。

ケーキ鳥電飾祭りにも乗りそこねましたよ。

つか鳥ならヤキトリにすべきだと思いますよ。

まああと1週間サクサク働いて。大阪帰って。

1年で一番ステキな行事お正月を迎えますよ。酒と酒と睡眠の日々ですよ。

もういっそのこと1年中お正月ならいいのに。

いっぱい飲んで。眠くなったら寝て。保存食(おせち)食べながら無条件にめでたいムードたっぷりのくだらないTVみて。

活字にすればするほどなんて魅力的なんだろう。お正月って。

あーあ。友達にも連絡できないな。データーなくなったし。

ま。なんとかなるんだけどね。

携帯作ってる奴が携帯壊してどうすんだよ。

しかも作ってるだけあって確実にしとめてるところがまたにくいんだけどね。

皆様もよいお年を。(はやっ)

次回はムニーチムニー先生がご挨拶予定です。




うわーーーーーーん。




本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# ko [ウチで焼いたケーキおすそ分けしようと電話したのニ…。]

# たっちゃん [パチンコ屋さんにサンタがいたよ。お小遣いもらっちゃった(^^)v]

# (・e・) [コーちゃん。ネイちゃんの焼いたケーキ。酔っ払って指で舐めてごめんなさい。おいちかったのね。 たっちゃん。パチンコ屋の..]


2002-12-29 (日) あれ?年末ってこんなんでいいんだっけか? [長年日記]

多分ダメ。



皆様年末ですね。

飲んでますか酒。イヤ飲んでるに決まってる。

私も毎日元気に飲んで、1本1本順調に爪が割れていってますよ。

10本割れるときっと死んじゃうカモ。

今6本割れてます。まあなら全部切るべきなのですがね。つか切るか。うん切ります今すぐ。パチパチ

子供のようなカワイイ手になりました。軽くウソついてみましたが。

えー、1週間がものすごい勢いで過ぎて行きます。

水曜日はコーちゃんまんちゃんネイちゃん(コーちゃんハニー)たちと会社の近くで飲みました。

コーちゃんの後輩の。若いおとこのこをからかって。

気が付いたらコーちゃん上司の首根っこつかんでました。

ヤベー。マジヤベー。

でもまあ私の会社の上司じゃないのでいいや。ウフフ。

木曜日はギブっちとizmiさんとポゾポゾさんと飲みました。

つか。izmiさんに【俺もナスボーもらっちった。】という、非常に社会的地位の低い私に対し優しさに溢れたメールを頂いたので。

そこは。ほら。オ★ゴ★レて。キャハ★。パ★テ★オ。(低っ)

そこでもしたこま飲んで。もちろんご迷惑をおかけして。

またギブッちに送ってもらいました。

izmiさまごめんなさい。

快く飲み会をしてもらえてうれしかったですが。もう。次回はないのでしょうか。

私はすごく惜しい人からの信頼をなくしてしまったのでしょうか。(元からあったか未確認)

しかし店に向かう途中、偶然ギブっちの元カノ★元モデルと逢ったとき、

止める彼をまったく無視して見に行ったのが印象的でした。

あ、けっこうワンパクなお人なのね。そんな胸にきゅんとくる少年のような一面を垣間見ました。

ポゾポゾさん

ギブっちと同じとしというか、学生の頃からのお付き合いと聞いてどんな悪魔がやって来るかと思ったら、

まったく反対のタイプですがすがしかったです。色も白くて、優しそうな。いやすごく優しい人だったけど。

おもしろいものでギブっち単品だと生意気な奴なのに、ポゾポゾさんと2人並ぶと不思議とああ、若いんだなと納得してしまいました。

2人ともカワイイノーとお姉さんぶりながら、izmiさんに親だけは泣かせたくないんですよね〜と泣き言を言い、

そして撃沈しました。

ギブっち。

いやほんと。いつもすまない。

本当は感謝してますよ。意外に紳士でまじめなあなたをお母さんちゃーんと見てますよ。ええ。

でも先日とうとう、

「ムニはハラグロイね。」

ハラグロ番長から直接言われてしまいました。つかムニいうな。

最近又太ってビール腹になったと言う私に、

「ああ。それでムニなんだ。」

と真顔で言うのは止めてください。あなたのリンクページ。私のところムニて。紹介じゃないじゃん。そうじゃん。(じゃん祭りひそかに開催中)

そして金曜日。愛の納会。いや、収まってねえんだけどな。

そんなこんなで相方当然まだご立腹。私も負けずにご立腹。冷戦状態ですよ。

朝パソコンをたちあげようと見ると、相方のダイスキな【しあわせせ団地】最新刊についてた付録シールが貼られていました。

私のパソコン液晶の左上には、貧乏くさい夫婦がほほを染めて肩を抱き合っています。【仲直り】ってね。

適当すぎ。

今日はなんか別に見たくもないのに欽ちゃんの仮装大将だらだらみちゃいました。

そしたらね、受かって喜び合ってる子供とか見てたら涙がダラダラ出てきて止まらなくなりました。

本当に止まらないの。わたしどこか故障してるんでしょうか。

このままじゃイカンとおもいなおし、肉をガンガン食べた後、珍しくカラオケで歌を10曲くらい歌いました。(何故この結論に達したかは謎)

すごいよ。私が歌うとTVの画面がおかしくなんの。本当に。

超音波だよザマミロ。

そんで明後日から実家へ旅立つので、相方のリクエストにお答えして鍋いっぱいの雑煮をつくりました。

あの人これ大好物で、ずっとこればっかりたべるつもりです。

さすがにそれはむりだろうから、大鍋一杯にカレーも作っておきました。市販のルーの奴。肉いっぱいいれて。

関西の友人たちは、一足先に帰ったキョウちゃんから近況を聞いて私の帰りを待ち構えているそうです。

まあ多分説教だな。飲まされるな。

みんなごめん。でもなんかよくわかんないんだ私。何が正しくて答えかなんて。でも私が悪いのはわかってるよ。

そんなわけでしかられにかえります。でも皆にすごくあいたいんだな、これが。

私の、強くて、情が深くて、何よりも私を大切に思ってくれてる人たちに。あいにいこう。



その前に。





携帯ハ依然ツナガラズ。

御用ノ方ハ御手数デスガ

留守電ニ携帯番号モイッショニイレテイテクダサイ。

復旧ノミトオシハ大晦日。

ソレマデ私ヲ探サナイデクダサイ。





皆様よいお年を。





多分だけど。



(・ε・)     カゼひいたのよー  ズビズバー



(・e・)     ズビズベー



(・ε・)     年内挨拶来れるようにがんばるわよー。  ズビズバー



(・e・)     ズビズベー



本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# izmi [まあ、とにかく飲みましょう。]

# (・e・) [ギャーー!!色んな意味でこーわーいー。でも新年会ギブッち先生仕切りで。開催決定らしいチム。こーわーいー。]


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