チナウ


2005-10-17 (月) 想い出のつまりまくった街よサヨウナラ。飲み屋のつまりまくった街よコンニチハ。 [長年日記]

引越ちちまちた。

月末期末という狂った時期に決行しましたこのイベント。

彼の転職に伴い、気合い入れれば通えない事もないということでこの計画は一時頓挫しかけたのですが、狙っていた駅周辺に飲み屋が多いだけでなく、駅前にはサブウェイ、隣駅にはエスニック系が充実、駅前のビデオ屋は一週間130円(品揃えはエロ方面に60%全力投球)とかなりディープな魅力を発しておりまして、休みの日遊びがてら物件見に行ったらなんかとんとん拍子に決まり、引越しまで10日をきっており、バタバタバタバタとして今日にいたるのであります。

何も買わなかったつもりでも荷物って増えてるのですね。

とりあえず重い上にゴミになるようなマンガを売ってまえと整理し始めたのですが、お約束のように読み始め、結局これも読むこれも読むで処分できたのは全体の4分の1ぐらい。

私は本は消耗品派なので、お風呂で読むし積み上げるしとあまり優しくない扱いをしてきましたが愛してはいるのです。そんなよれよれの可愛い子達を彼にこんなの売れるの?と突っ込まれながら、ダンボールにミチミチミチミチと詰め込んでみました。

彼からも興味を無くしたゲームを7・8本もらいそれもいれ、近所にあるGEOに取りに来てくれと連絡したら混んでる為取りに行ける時間が分からない、いや今日はもう無理かもしれないといわれたのが引越し前夜。

めんどくせぇの一言で、彼がエイヤとそれを抱え運ぶ事にしました。

ダンボールからはみ出すほど積み上げられた書籍の重さたるや目が飛び出すほどですが、それを持ち上げ歩く彼の太くはないけどガッチリした腕にうっとりしながら、惚れ直すとはこのことやねと後ろからテロテロしながらついてゆきました。

近所のGEOは小さくしみったれてるので、ゲームもたいした値段で買い取ってくれません。

そのくせチェックに時間がかかるというので、いつでもいいですといって預けてご飯を食べに行きました。いざとなったら縛ってゴミに出すのもめんどくさい代物。タダで処分してもらえるだけでもありがたいのです。

最後の夜はやっぱりお世話になった近所の中華料理屋へ。

お姉さんにサミシーヨーとか大将にウソデショーとか、気が付いたら地元商店街の常連おっちゃんたちに囲まれワイワイ飲んでおりました。(なぜかフラメンコの話題で盛り上がる私たちカポーと地元商店街オッサン'S)

また浴びるように飲み、アレコレ食べさせてもらい、〆はなぜかまかないのカレーで、皆と記念撮影して家に戻ったのは12時過ぎ。GEOから携帯に着信履歴があったので掛け返してみると、なんと1万7千円もくれるというのです。うそーん。

本なんて全て10円か0円かと思っていたら、250円とかついてるマンガがごろごろしてて、どれが高かったのかは謎のまま。大判本もなく、たいしたもの入ってないはずなのに・・・・・

とにかく捨てなくてよかったと胸をなでおろしました。

引越しによって押し入れ奥深くに沈んでいたマンガが発掘されて、新しいおうちのボタン一つでお湯が溜まったり勝手に一定の量で止まったり決まった温度に保ったりとかするすてきな湯船で読んでます。幸せ。

リビングの壁に畳一枚分ぐらいの薄い収納スペースがあるので、そこにガンガンマンガや本やCDを入れてみました。

新しい部屋からの通勤は混むので熾烈を極めますが、これも普段運動しない私のエクササイズだ!と無理に自分を納得させ、満員電車にもコツがあるんだなと2日目にして悟り、本を片手に戦っております。

通勤時間は前とあまり変わらないのですが、生活のサイクルが若干変わりました。

新しい会社に入って新人君となった彼は、毎晩帰りが遅く、毎日待ち合わせて買い物をして一緒に料理をしてといった日々が夢にように、今は一人でおとなしくお留守番の毎日です。

彼がおうちでゴハンを食べれるのか、一緒に食べれるのか、遅くなるのか、軽く食べるのか、この辺の見極めが難しく、いまいちうまく対応できておりません。

彼の会社は、遅くなる日はコンビニでアレコレ買って来て食べさせてくれるので(お得!)、作って待ってても食べれないという可能性もあります。

そんなわけで、私はダイエットも兼ねて軽く食べておき、すぐ作れる簡単なメニュー(魚焼くだけとか。)だけ準備をし、遅くなるから食べないとなるとそのまま食材を凍らせる作戦にしております。

たまに早く帰れるときは待ち合わせて、駅前の焼き鳥屋で軽く飲んだりして帰ります。

この焼き鳥屋、スタンダードな串(皮・ハツ・ねぎま等)なら1本80円!(安い!)、しかもちゃんと肉厚でどっかのチェーン店のような、ハ?ナニコレ?耳掻き?的な切なさもなく大満足。

串を一人5本ほど食べ、レバカツも130円くらいででかいよねとかいいながらサイドメニューをチョコチョコ食べ、ビールを飲み、日本酒や焼酎に移行して、そんでお会計3000円ちょっと。安い!

彼も私一人家で待たせてるとかわいそうだと思ってくれるのか、前より更に色々飲み食いしに連れて行ってくれるようになりました。

この週末も楽しく食べまくりました。

金曜の夜は何時に帰れるか見えなかったので、私は一人サブウェイでお食事。

家に帰り煮豚をコトコトと煮ていると彼からもう帰れそうとの連絡が。電話を切った瞬間家を飛び出し、近所にある中華屋へ駆け込む私。【上海蟹入荷しました】の張り紙をチェックしていたので、「今日上海蟹アルアルカ?」とマスターに聞いたところ、「今日入荷したてのがアルアルヨ!」との嬉しいお返事。早速家に到着した彼を連れて店へGO!蟹味噌を指でほじくりまくりながらおいしそうに啜ってる彼を見つめつつ、私は餃子ビール。(サブウェイ効果でけっこう腹パン)

土曜の昼はいつも必ず汁物が食べたいという彼のため、昨日作っておいた煮豚に市販のラーメンを半分お汁代わりにつけて、ラーメン煮豚定食を作成。

煮豚にはゆで卵を一緒に入れて煮卵も作っておいたのですが、ちゃあんと半熟煮卵も作成。彼が煮豚をゴハンに乗せるだろうと予想し、その際半熟煮卵もゴハンに乗せたら喜ぶ事を確信。私が見守る中、彼は煮豚をゴハンに乗せ、卵を潰し、中からトローリと出てきた半熟の黄身に喜びの声をあげ、ゴハンに絡めて嬉しそうに食べてました。想定の範囲内です!!

その後散歩がてら近所を散策、家の照明が足りなかったので照明2つとつっかえ棒を買い帰宅。照明を設置したりつっかえ棒をミシミシと突っかさせたりしているうちに時刻は夜の8時。

今日の夜は絶対イタリアンと決めておりました。

我が家の目の前に、本当に目の前にイタリアンのお店があります。マンションの階段を下りて目の前が店。行こう行こうといっていたのですが、この店10時に閉まりやがるのでなかなかいけずにやっとこの日を迎えました。

さて。お席につきまして。

軽くビールを飲んだ後、前菜盛り合わせとブルスケッタ、そしてチョリソーを注文。前菜にサーモンがあるというのでワインも白を。とりあえずグラスで。彼はブルスケッタがうまいとその店はアタリという人なのでそれはともかく、なぜにチョリソー?ときくと、単にザワークラウトが食べたかったそうです。 今日はお試しなので、パスタとピザも一つづつたのんでみようね、胃袋に気合いいれれたらリゾットもいいねと話しておりまして、わあ、ブイヤベースもあるよ、パエリアもだ!などとメニューを楽しくチェック。ピザは焼くのに時間がかかるというので先に頼む事にして、ニンニクと唐辛子のアラビアータピザを注文、直後にきた前菜盛り合わせに唖然。

1300円というお値段から予想したのは、まあ野菜のトマト煮込みにスモークサーモン数キレ、簡単なサラダ。うまくすれば軽い焼き魚のマリネとかかなと思っていたのですが、運ばれてきた前菜盛り合わせは、中央に生ハムメロンをそびえたたせ、周りにキノコのオリーブ炒めや野菜のトマト煮、牡蠣のオリーブオイル漬、スモークサーモンもキッチリ付いて、クラッカーにチーズまで載せた大盤振る舞い。オオイヨ!!ブルスケッタも400円なので、まあ2キレかなと思っておりましたら、大ぶりなフランスパン4キレにざっくりとトマトが盛り上がってやってまいりました。オオイヨ!!チョリソーも2種類6本ものって、ザワークラウトもキャベツの酢漬けというより、キャベツとベーコンの酸っぱい煮込み見たいな感じでこれまたモリモリと。ああ。ピザまでたどり着けるのかしら・・・。

今日は赤ワインをたんまり飲んでゆっくり酔っ払いたいと宣言していた私のために、彼が赤の王様とかメニューでふいてるボトルを開けてくれました。ワインもお手ごろです。一番高いのでも3800円!そんでゆっくり飲んで、ピザも辛目だけど大丈夫かと聞かれたのでモーマンタイ!と答えた所本当にちゃんと辛く、味もなかなかおいしく、ワインもすすみ、結局ピザは食べきれず、お店の人も親切でお持ち帰りにしてくれ、大変幸せな夜を過ごしました。

日曜日の昼は、これまた近所にある定食屋が気になっていたので突撃。私は焼き魚定食(鮭甘塩)、冷奴、小鉢、漬物、お汁つきの680円。彼はカツカレー720円。ビールものんで幸せな昼食。量も多いし安いしこのお店もあたりでした。まだまだメニューがたくさんあったので、ゆっくり制覇して行きたいです。

この日は雨ということもあり、一日中ゴロゴロして過ごしました。

夜は久しぶりに彼の作るパスタが食べたくなっておねだり。引越してから忙しくてその機会がなかったのですが、せっかくの休みに更に料理させるなんて悪いかなとちょっと反省しましたが彼は二つ返事で快くOK!結局その日の夜は、昨夜お持ち帰りにしてもらったピザの残りと、素晴らしくおいしいキノコのクリームスパを、キリっと冷えた白ワインで頂きました。幸せすぎる!!

そんなわけで引越し後の生活は、彼の帰りが遅いのでチョト寂しい事もありますが、その分いっしょの時はものすごいサービスを受けて幸せに暮らしております。

一つだけ気になる事をのぞいては。

あれだろ、全然痩せれません!とか言うと思っただろ。

それはもう当然の事だからいいんですよ。実際痩せねぇっつうの。

しかし問題は。

彼の元カノの家が数駅隣にあるということです!(彼が何気なく言った事にピンときて問いただしたらビンゴだった!)

彼はアレを元カノにカウントするのはどうかとか言っておりましたが、数回セックスしたのでカウントさせていただきます。謹んで。

・・・ココまで書いておいてなんですが、ムダに情熱的でダラダラと長いですね。いつもの事とはいえこの日記。

最後まで読んで下さった方はいるのでしょうか。

まあそんな日々ですよ。

(場所は変わっても食って飲んでの日々は是変わらず!)

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

# ふさ [いいなーいいとこみたいだねー 全部読んだらお腹がなったよー]

# 臀部 [セックスのとこだけ読んだ。]

# (・ε・) [>おふちゃん 都会じゃない田舎っぽい所も魅力です。 道が広い!空が高い!ヤンキーのウンコ座りが地を這うように低い!!..]

# (・e・) [>臀部でんでんでんででん。(あっちゃんカッコイー!)←あいの手 がんばってさんぎょうもよめたんだね!あしたもがんばろ..]


2005-10-19 (水) のんびり日々。 [長年日記]

秋という季節が似合う街。

駅までの通勤途中、道の隅にエロ本が落ちていた。

M字開脚のお姉さんはインリンのように挑戦的ではなく、少し悲しげな幸薄さが昭和の香りプンプンで、それが昨夜の雨に濡れてとてつもなく切なかった。

田舎っていいなぁとしみじみ思った。

「俺は新車しか受け付けないから」といった先輩の言葉がしみる秋。

入社初日、車で行った方が楽な客も多いからと専用の社用車を1台与えられた彼。

カーナビもぽんと渡され豪勢なこったと感心したらしいが。

昨日CDを購入し車内で聞こうとしたら、なんとカセットしか受け付けない代物だったらしい。

ちなみにカーナビは設置する場所がなく、助手席で彼女のように優しく絶賛ナビ中。

目標が達成される頃には絶対それ忘れ去られてる。

お母さんがピアノを始めた。

どこの家にも眠っているピアノ。我が家は家を建てるとき先にピアノを入れ壁を作るという狂った建築方を取り入れたため、うっぱらいたくとも壁を壊して更に修復するコストの方が当然高いので、不況の嵐吹き荒れる中あえて見ないようにしていたはすなのに。

なんでも各自自主練習し、月に2度駅前の公民館に置かれたグランドピアノを皆で弾きあうという会に入ったらしい。会の名前は、うちの彼が言う所の業界一のドS芸能人が歌った名曲のタイトル。そのままやん。

システムとしては年会費200円を払い、当日は設置された箱に300円入れ、来た順から好きな曲を弾いて、そのあとは他の人が弾くのを聞いてもいいし帰ってもいいというルール。

それおもろいんかと突っ込みたくなったが、本人は「ママ向上心が旺盛だから!」と向上心と好奇心をごっちゃにしながらもご満悦だ。

皆独学練習してきた曲を毎回5分から10分くらい弾くらしいが、中には当然経験者もいるらしく、「【エリーゼのために】とかをかっこつけてダラダラ弾く人がいるのよね!」といまいましげに言うお母さんの最初の選曲は【こいのぼり】だった。

「【エリーゼのために】とか、有名だけどきいてておもしろくないのよ!ママはもっと面白い曲を弾けるようになりたいのよ!スマップの、ホラホラあれ!」

「世界に一つだけの花?」

「そうそうそう!!」

面白いというよりミーハー魂炸裂で、そもそもピアノの会ならエリーゼのほうが場の空気を読んでいるように思うのだが、本人がはりきっているのでそっとしておく事にする。指を動かすのはボケ防止にかなり効果があるらしいので、このままがんばってもらいたい。

もともと何かを始めるとものすごい勢いでのめりこむ性格の母。卓球も社交ダンスもゴルフも右肩上がりで成長しそこそこうまくなるのだが、自分の限界をキッチリ知っているらしく、それに当たると「制覇した。」と満足するらしくアッサリ辞めてしまう。ちなみに自慢は【社交ダンスは映画ではやる前からやっていたからそこらへんのミーハーとはちがう】といういばるポイントがいまいち理解しにくいものだったが、同族嫌悪ってこういうことをいうんだなぁと教えられた一言だった。

先日はバレエ(躍るほう)を習ってみたいと狂った事を言い出し、家族全員を軽く動揺させた。本人はオデット姫とかそういうのに憧れての発言だろうが、自分の立ち位置は股間から白鳥が伸びたコスチュームだということを根本的に理解していなかった。本人の願望と周りが求めるものとのギャップがありすぎて、これは絶対戦争勃発の元になるという危険をはらんだものだったので、兄弟の力を合わせて全力で興味を別のものにそらせた。兄弟の力をあわせて誰かを説得するのは、だいちゃんがアムウェイに3日かかって洗脳されたのをユウちゃんと3時間でといた、10年前の壮絶な聖戦以来だ。

その直後に興味を持ったのが今回のピアノ。その害のないマイブームに皆大賛成。唯一続いているゴルフ共々頑張って欲しいものだ。

「目標は3年後よ!」

早くも3年先を見据えて目標をもたれたらしい。頼もしい限りだ。

「みていて!!3年後には【冬ソナ】を弾いてみせるわ!!」

3年もかけてそこをお目ざしになられるのですか。


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