チナウ


2002-09-25 (水) こんな事書くとまたウィルスメールくるんだろうな。

またかよ・・・

えー、深くかくとアレなのでさらっと書こうとも思うのですが、

ゆるしてくれろ。ってか、また酒はいってるし。

大阪から腐れ縁のアイツが遊びに来たので、同じ腐れ縁のヤツと3人で飲んだ。

仮に関東にいる腐れ縁はAちゃん、関西からやってきたやつはBちゃん。

私達3人はまもなく20年来の付き合いと言うヤツなんですよ。

そこまで来るとあれだ、今は化粧がうまくなってても、

昔は流行りと言う言葉にだまされて刈り上げにしてただの、

クラブはなくてディスコでマハラジャ、キンクイ全盛期と言う恐ろしい時代だっただの、

同人誌作ってただの、はじめて行った即売会で場所間違えてコスプレ会場にはいっちゃっただの、

20年前のラムちゃんはすさまじかっただの、

イヤ、そんな事を言いたいんじゃないんだ。落ちつけ私。

で、飲んでて、分ったんですが。

Aちゃんが・・・・・

最近何してるのって話になったら、しぶしぶ、でも思いきったような顔をして、キッパリと・・・

「私ね、今、ある人を信じてるの!!」

あ・・・・・・ちゃーーーーーーーーっっっ。

私は結構神様系の人生を送ってきました。

イヤ、まじで。

あまりにもそんな体験が多いため、いつかはその話しを書こうと思っていほどなんですが。

また新しく来ましたか。神様が。ご光臨ですよ。

私は人見知りをほとんどしないのと、耳が悪いため声が普通の人よりもでかいという、

そんな条件を兼ね備えていたため、

昔から、神様(新興系)、マルチ系の方たちにはすごく愛され、熱い視線を送られて来ました。いらんいらん。

ほとんど顔も覚えていない昔の同級生からの電話や、

ありえないほどの好条件のマルチ関係幹部の御誘いや、

そんなものをたくさんうけてきました。

逆にいえば、私はそんな勧誘にはまりやすそうに見えるのかもしれません。

そのせいか、その手の話には強くなりましたよ。NOという勇気!!

しかし、そんな方たちは私だけでなく、私の周りにも結構出没するわけなのですよ。

今を去る事10数年前。

私の実家では、父親と父親の弟で商売を営んでおりました。

父親は化粧品屋を、父親の弟は飲食店系を、会わせてひとつの屋号で有限会社系でやっておりました。

そこのジャズバーのひとつをまかせていたのがMさんでした。

Mさんは関西でも1,2をあらそう超有名大学に通い、男前で物腰も柔らかく知的で、

おかげでカウンターしかなかった小さな店は、連日Mさん目当ての女性で埋め尽くされておりました。

そして同じくらいの男性からも慕われておりました。

私もMさんがダイスキでした。

物静かで、でしゃばらず、でも静かに話す内容はとてもおもしろく、

当時女子高生だった私(!!)も純粋に憧れ、慕うような、イヤ、セクシーな男性でした。

そんなMさんがある日、イキナリ辞めると言い出しました。

まじめで結構楽しそうに働いているように見えたMさんのイキナリな離脱宣言に、叔父や父親は大騒ぎでしたが、

辞める理由はただ一言。

「グルがボクを必要としているのです。」

その一言で彼は去ってしまいました。

その当時その教団はカルトのひとつとしては知られていましたが、そこまで有名ではなく、

私達はあっけに取られていました。

それかさらに5年ほど経った頃、ふらりとMさんは私達のもとにあらわれました。

げっそりとやせ、なんだか小汚く、でも目だけはぎらぎらとしていました。

たまたま家にいた私に彼は熱っぽく、しかし私を通り越して遠くを見つめる目で言いました。

「いまは教団の、印刷関係をまかされているところにいるんだ。よかったらこれ読んでくれ。」

おいていった本は、ハルマゲドンの恐ろしさをヤンマガ以上に煽りたてた小説や、

某教祖がありえないくらい男前にかかれた一昔前の作風のような漫画でした。

そして彼は去る前にこう言いました。

「今は皆が目覚めていない。しかし1年後、日本が、イヤ、世界が知るであろう。グルの偉大さを。」

まったく意味がわかりまへんでした。

でも、だいすきだったMさんの変わりように涙しながらも、あまりにもおもしろいその本で私は笑いを取っていました。

それから1年後、あの悲劇が日本中を襲ったのです。

日本中が訳もわからないまま混乱していたあの頃、やっとカメラが入る事を許されたあの一番危険とされたサティアン、

あそこを初めてマスコミに案内したのが、ホーリーネームがついた間違えようもないMさんだったのです。

神様を信じる事を、私はとやかく言うつもりはありません。

私は何も信じていないからこそ、信じている人を否定する事はできないのです。

私の友達にも、信仰している友人は何人もいます。

その友人たちが生きていく上で、人格が出来ていく上で、その宗教があるのなら、私はもちろんその信仰している宗教ごと友人たちを愛します。

うん。そんな場合の宗教は、その友人の身内って言うと変な言い方だけど。

でも、友人たちを守ってくれてありがとう、幸せにしてくれてありがとう、助けてくれてありがとう。

そんな気持ちが湧いてくるからです。

しかし、あきらかにおかしいやろそれ、なにその宗教!と思うことがたくさんあるわけです。

いや、おかしくてもいい、それで救われる人がいるならそれもアリかもしれません。

でも私の周りで起こったり、私を巻き込もうとするのはやめてください。

あきらかにおかしい事に、私の友達を巻き込まないでください。

そんな悠長な事を行っている間に、まきこまれてまいたよAちゃんが。聞いた事もない新興系の教団に・・・。

がっちりと。

しかもAちゃん・・・それ・・・おかしすぎるよ・・・。

どうすべ。



次回

『 ありえないやろ、な、ちょっと冷静になれよお前 』 編です。

コーちゃんや相方をまき込み、大騒ぎです。

私も久しぶりにブチギレです。なやねん!!(←ブチキレの意)





そのとき、虎は咆えた…(イヤ、マネーの虎ふうに言ってみたんですが・・・)






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