チナウ


2003-10-31 (金) 秋の夜長は盛りだくさん。

油断禁物。



最近口を開けば食べ物の話ししかしていない秋らしい私。季語季語。

毎日疲れていようが遅くに帰ろうが、食事だけは欠かしません。

先日は夕食を食べた後、彼が翌日食べる用のポトフを仕込んでくれました。

野菜は全て丸ごとが基本です。キャベツとタマネギとジャガイモは丸ごと。

ニンジンは大きめに切って、鶏肉も放り込みます。

一度火が通ったので、あとは極々弱火で小さくコトコト煮ます。

静かな秋の夜長。耳を澄ませば幸せのコトコトが聞こえてきそうです。



秋といえば夜長です。

夜長といえばビデオです。

前回も書いたように、冬の魚介のために今は辛抱のときなのです。

そんなわけで、映画よりももっとたくさん、さらに長く楽しめるようにと連ドラを借りてきました。

チムタク。グッドラック。

ちょっとくすぐったいような恥ずかしさをなぜか感じながら観てみました。



・・・・・。



まあ色々思うところはあったのですが。

柴崎コウの役が素直じゃないとは言え可愛げがないにも程がある、美人だから許されるんかとか。所詮顔かとか。

初回でですね、チムタクがコックピットを離れ暴れる乗客をなだめるために客席へ行くんですよ。もちろんパイロットが客席へ行くなんて、謹慎処分が待ってるんですよ。

しかしそれを振り切り、彼は客席へ向かうんですよ。

自分は乗客の命守るためにがんばるとか啖呵きってね。カッコイー!って、シーンですよ。目ハートちゃんですよ。

でもね。

「ぶっちゃけ自分は!!!」とか客に向かって言うパイロット。

こわいでしょ。

大丈夫かこの飛行機は。

落ちるんちゃうかと。

だから会社も客席行ったから謹慎とか、そんなねむたい事言う前に口の聞き方から教育しなおせっちゅー話なんですよ。

なかなか考えさせられるヒューマンドラマでした。

と。

そんな感じにケチをつけるのも楽しい秋の夜長。

突然出てくるエンディングの陽水の声に鼓膜が破れそうになったり。

1話終りそうになるごとに、そろそろ陽水くるくる、注意注意と言い合ったり。

例によってガブガブ呑んで、そのまま崩れるように寝てしまいました。

大丈夫。

そんなことになっても大丈夫なように、私はいつも肌のお手入れ等全て済ませているのです。

寝ていいの。コテンとね。

彼も酔っ払って2人してグッスリです。

12時前には寝たのかな。次の日の目覚めはすっきりでしたよ。

ワイン1本日本酒大量に飲んでても、2日酔いなんてナイナイ。心配ナイナイ。

今日は胃にも優しいポトフが夕飯ですよ。

ポトフ。



ふ。



あ。



彼とイッキに飛び起きて、台所へ駆け込みました。

小さな火が健気についておりました。

大鍋イッパイに作っていたポトフ。汁気が鍋の5分の1くらいになってました。

ポトフとしてありえない褐色のスープに愕然。このスープ、サフラン入れてないのにサフランの匂いがすりゅ!!!

丸ごと入れたキャベツはどこ?5つも入れたジャガイモはどこ?このこぼしたコーラー拭いた後のティッシュのようなものは何?これが本当に野菜なの?

スープが少しだけ残っていたおかげでかろうじて焦げ焦げは逃れましたが。

とりあえずお湯を足してみました。



グルメな私たちらしい一晩煮込んだポトフ。

本気に一晩。自分たちマジっす。





グッドラック☆






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