チナウ


2007-05-10 (木) ビニールに包まれていたので、間違って小学生が買わないか心配です。

根拠ゼロ。

酔っ払うとお約束のようにコンビニに立ち寄り、さして食べもしないくせに甘いものとかを買い込んでしまう皆様こんにちわ。そんな私こんにちわ。

そんなわけで先日もたいそう酔っ払い、何かを買い込んだ模様です。

枕元にはコンビニの袋が。

中を見ると、お酒数本とシュークリーム、それにコンビニでよく売ってる廉価版の本が入っておりました、

本のタイトルは【 本当は怖い日本の民話】(うろ覚え)。

何気なくパラパラとめくってみると、予期せぬ文章が!こっ・・・これは!!!

【●●は我慢できず、○○の張りのある柔肌にむしゃぶりつき・・・・】

【家の中は男と女のけだるい空気と獣のにおいが充満し・・・・】

!!!!!! なんども表紙のタイトルを見つめなおす私。

タイトルを確認。

【本当は怖い日本の民話】

今度は目次。

【かちかち山】 【浦島太郎】・・・・

次は内容。

【○○は股間に顔をうずめてきた●●の頭を押さえつけ、自ら自在に操って・・・】

えええええーーーーー。

何この昭和を感じる三文エロ小説。

挿絵もなんかSMスナイパーの表紙みたいなやつ。表紙じゃ乙姫さんみたいなのんが泣いてたやん。なにこの盗賊の舌なめずり。

あわてて彼に見せようと隣を見ると、平和にうつらうつら居眠りしてます。

そんなわけで朗読開始。

「山賊は言いました。『娘達を並ばせろ。そして着物をまくり尻を見せるのだ』。

 するとどうでしょう。末の娘の股からは、何かしたたりおちる粘り気のある光る液体が・・・・」

彼がこのただ事ではない世界観を肌で感じ取ったのか、ものすごい勢いで飛び起きました。

「○○は●●にまるで見せ付けるかのように水浴びをします。

 そしてその手は自らの蜜部へ。

 『あは〜ん、うふ〜ん・・・きもちいぃ・・・・』とうとう足をこちらに広げ、すべてをさらけ出すのでした。

 そうなるともう●●は我慢できません。思わず小屋に飛び込み・・・・」

「ななななな何読んでるの?!!」

「【カチカチ山】 でしたー!」

「エエエエエーーー!!!」

「じゃあこれはなんでしょう。

 ●●は途中畑に立ち寄り、へちまを1本もぎりそれを鼻につけ、庄屋の娘のもとへ夜這いに出かけました。

 (中略)

 眠る娘の股間にへちまをつんつんとさせ、驚きに声も出ない娘をそのままにするりと股に入り込み・・・・

 (中略)

 恐ろしさで声も出ない娘でしたが、次第に恐ろしさの中に小さな火がともりだし、徐々に体を燃えつくし・・・

 (中略)

 『あぁ〜ん・・・もう・・・もう・・・ゆるしてぇ・・・ゆるして天狗さまぁぁぁぁぁぁぁん!!!』

  ・・・さあ、なんでしょー。」

「いいところで!!!もう少し。」

「だめー。なんでしょー。」

「わかんないよ。」

「【三年寝太朗】 でしたー。」

「わかるか!!」

一話ごとについている解説も、いちいち飛ばしていてカッコイイ。

読者にうれしいボリューム感たっぷりおなかイッパイ丁寧な作り。

【浦島太郎は昔話市場抱かれたい男トップスリーに入っていた!】

とか、

【昔はご近所付き合い感覚で夜這い!】

とか。

丁寧というか、ねちっこいというか。

そんな楽しい音読会もいよいよ最後。ラストあとがきまで読みきった本なんて、本当に久しぶり。

り。りり?

【慣れ親しんだ民話に、こんな背景が隠されていたことに驚く方は多いでしょう。

(中略)

我々は、民話に潜む闇を、当時の時代背景などに基づき、独自に研究・解釈し、より読み応えのある民話としてお届けいたします!】

ただのエロ妄想かよ。


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