チナウ
2004-01-07 (水) どこをどうまちがえたんだろう。
■ ボクタチの別れ道。
お正月に訪れた友人宅で。
帰国していた海外勤務の友人ワダが、前から勉強していた国連の試験に合格したと報告した。
今はケンタッキーに住んでいるが、転勤するらしい。
国際情勢と今度からの仕事の関連性、飢餓に苦しむ国に自分に何ができるか、又なにをすべきか。
アホな私たちにもわかりやすく熱く語ってくれているのを中断して、キョウちゃんが衝撃的な質問を繰り出した。
「マクロとミクロてなに?」
共に6年間英語の追試皆勤賞だった私は、愛しいご学友の肩を優しく抱いた。
ワダ、脳味噌の飢餓に苦しむ私たちのことにはかまわなくていいから、あなたはどうぞ世界にはばたいてください。
■ さらに。
つまりワダの壮大で崇高な仕事を簡単に言うと、【国際的公務員】になるらしい。
やっぱりマイソウルフルメイトのキョウちゃんがきょとんとしていた。
トモ、ピンとくる?と不安げに尋ねてくるので、インターポールの銭形みたいなものだと教えてあげた。
ものすごく安心した顔をして、うんうんと頷いていた。
分かった気になったらしいが、彼女の脳裏に浮かぶものはなんだったのか。
多分こんなかんじ。
きっと銭形に気を取られているに違いない。(銭形率84%)
■ 温度差。
彼と夕飯の買出しのためスーパーへ行った。
カロリーとかそんな事考えた事も無いんだろうなという迷いのない手つきで、彼がお徳用ポテトチップス〈うすしお〉を買い物篭に入れた。
彼の細い腰を見つめながら、この人とは住む世界が違うのではないかと思った。