チナウ
2003-05-06 (火) 咳をコンコンするだけで軽く孤独。 [長年日記]
■ 軽く業務妨害。ざまみろ。
ゴールデンウィークをすっかりカゼですごし、嫌な咳をいまだにゴホゴホ出してます。
会社では時期が時期なだけに、みなから微妙な距離を置かれている今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつも流行には敏感な私です。32歳です。なりました。
あいも変わらず家でのネット環境が平安時代くらいまでさかのぼっておりますので、
会社で改めてメールを確認したところ数名の方たちから心温まるお祝いメールを頂いておりました。
ありがとうございます。
そんなワケで、前回まったく参考にならないオオノ君のコメントをなかったことにし、
新たにコメントを求めてみました。
仕事中。月末。コーちゃんに。
Subject:コーちゃんへ
アロハ。
もうすぐ私もお誕生日。
そんな咲き乱れる花のような32歳の私のいいところ。
一番近くにいるアナタならわかるはず。
どうせヒマヒマヒーなおヒゲさんだろうから、
なにか一つあげてくださいな☆
色々ありすぎて困ると思うけど。
箇条書きでも一言でもなんでもいいから。
至急☆30分以内☆とっととやれ☆
Subject:RE:コーちゃんへ
> 色々ありすぎて困ると思うけど。
> 箇条書きでも一言でもなんでもいいから。
>至急☆30分以内☆とっととやれ☆
忙しい。
そんななか、その名前とツッコミのおもろなさから
荒しとまちがわれていたまん※ちゃんからコメント頂けましたよ。
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まん※ちゃんより
良いところ
1、着痩せしてるところ。
2、頼まなくても盛り上ってくれるところ。
3、呑んだら誰か一人を必ず血祭りにあげてくれるところ。
4、誰とでもすぐに仲良しになるところ(通りすがりのおじさんとか)。
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1番は是非お願いします。
・・・・あいつら・・・。
■ ボクの愛しい人だから。
女性に限らず、男性もそうかもしれませんが。
好きな人、もしくは恋人ができると雰囲気と申しましょうか、なんかそんなものがゆっくりと変わったりします。
キレイになっちゃったり安心して太っちゃったり。
幸せなときの人間の持つ何ともいえないピンクのオーラは、ゆっくりとした美しさを人間に与えるような気がします。
しかしパートナーがいないときのギラギラしたり不安だったり諦め気味だったり、そんなムードも私は結構好きなんですよ。
なんかこう、生き急ぐようだったり、刹那的だったり、絶望的だったり、投げやりだったり。
そんなときにいつも私に刺激を与えてくれる友人がミホコでした。
私が東京に出てくる前、大阪で一人暮らしをしておりました。
あまりにも夜遊びが続く私にキレた両親が出て行けと怒ったのですが、
私はそれをチャンスとばかりに一人暮らしをはじめたのです。
ミホコは会社の同僚で、年こそ私より2歳ほど若かったのですが、
もう知り合った瞬間から対等で一番仲のいい友人となりました。
そらもー、毎日一緒でしたよ。
平日は欠かさず会社の皆で飲みに行き、金曜から土曜にかけてはミホコとオールで遊び、
明け方タクシーでミホコの家へ帰り、そのまま土日を2人でビデオを観たりして過ごしていました。
その頃お互いフリーだった私達。それこそ恋人以上の時間の過ごし方でした。
私たちが仲良く過ごせた理由の一つに、男性の好みが全く違うという点も大きなところです。
面白いもので、合コンへ行くと必ずと言っていいほどミホコ好みの男性は私のほうへ来、
私好みの男性は必ずミホコに惚れこんでしまうのです。
いつも私たちはお互いを邪魔だと言い合いながら、そのまま1次会で抜けて2人で踊りに行っていました。
クラブへ行くと、狂ったように踊るの。2時間ぐらいぶっ続けでグラス片手に飲みながら踊って、そっから1時間ぐらい休憩。
それを一晩中繰り返して、2人仲良くミホコのお家へ。健全なモンでしょ。
コロナを飲むときライムを沈めるためさかさまにして、必ず派手に爆発させる私の癖は、何を隠そう彼女から受け継いだものでした。
背は私と変わらないくらいですが、きゅっと上を向いた大きな胸、細い細いウエスト、やっぱり上を向いたお尻。
分厚い唇にアーモンドのような瞳、日焼けした肌、そしてなによりハスキーボイス。
どこをとってもセクシーでした。
ミホコはいつも、かわいいとかキレイとか、そんなふうに言われないんですよ。
必ずセクシーって言われるんですよ。羨ましかったな。
ミホコと知り合って、私は女性であることにいかにテレがあって手を抜いていたかを知りました。
それからなくなったな。自分を着飾ることへのテレとか。諦めとか。
ミホコがキレイにマスカラをぬっていると、どうするのか教えてもらい、
ミホコが私の口紅の色を気に入ったら2人で買いに行き。
厚い唇の彼女と薄い唇の私は共にコッテリとグロスを塗り、
真っ赤なマニキュアの彼女と白のマニキュアの私は肩を組んで夜の町へ繰り出しました。
彼女のおかげで化粧はうまくなったよ。だからね、スッピン見せんのすごく勇気がいるの。
一緒にいる間、お互い好きな人が出来たり、うまくいったり、別れたり。
短い間に色々あって、そんな時はいつも2人で泣いてました。
次の日目があかなくなるくらい泣くの。とことん。でまたこりずに誰かを好きになるの。そのくり返し。
ミホコと会って改めて知りました。
惚れっぽくてもいいんだ。失恋したってかっこ悪くないんだ。
たくさん裏切ったりズルしたりしたけれど、でも好きな気持ちだけは嘘つかないでいよう。
そんな当たり前の事を改めて教わりました。
キレイなお姉さんより、可愛い女の子より、私たちは常にうまくつかめないものを追いかけていました。
ミホコの魅力は両極端なものが当たり前のように彼女の中に同居するところにありました。
冷たそうなのに情にもろい、きつそうなのにすごく涙もろい。
暗い生い立ちを持ちながらも、彼女は何かを信じる事を決して忘れていませんでした。
愛されない子供だったのに、人を愛する事をきちんと知っていました。
そんな彼女の様々な面に、一番目が離せないでいたのが私だったのかもしれません。
そんな彼女に私は夢中でした。
トモちんのね、曖昧なところにすごく色気があるよ。
今日はこう思っても明日は分からないっていつも言ってるやん。
そこが一番の魅力やね。
それはタダの適当な人間ということなのではと今となったら気がつくのですが、
ミホコに言われると不思議とそんな気がしてくるのです。
友人関係において、あれほどお互いに夢中になった時はあの頃が最初で最後でした。
あの頃の写真はほとんど残っていません。
私たちは物やその時の記録とか、そおいう事には全く興味がありませんでした。
化粧と飲みとレンタルビデオでほとんどお金が飛んでいって、後には何も残らないのです。
服もね。その瞬間に惚れちゃったやつ衝動買いするの。
安かったり高かったり、ばらばら。
一度だけ。私が東京に出てくると決めたとき、2人でお揃いのピンキーリングを買いました。
乙女だね。私達乙女だねとウケながら買ったんですが。
結構高かったの。初任給ぐらい。ローンで。
2人ともローン払い終える前になくしました。またウケた。
物だったり、その時のことを残すものだったり、そんなものに全く興味がありませんでした。
毎日が目まぐるしくて、苦しくて。楽しかった。
私がミホコとの間で唯一残したもの。それはメール。
東京に出てきて毎日メールをやり取りしていました。
それ全部プリントして綴ったの。
読み返したら日記以上に赤裸々で、ちょっと恥ずかしくなっちゃいますよ。
いつかここに、ちょっと手を加えて載せる日がくるかもしれません。
数年前、どん底にいた私にミホコから届いたメール。
反省しろ。
それはよくないことだ。
それは相手も、トモちん自身も大切にしていない。
ボクは君だけ大切にしてくれればいいけど、
君の性格なら、相手を大切にしないかぎり自分も大切に出来ないはずだ。
どんなことがあっても、ボクはトモちんが大好きだよ。
なにやらかしても、ウケるよ。
ミホコ(昨日バイアグラ舐めた)
舐めたて・・・。
今回も婚約破棄したとき、またやりやがったかと笑われました。人聞き悪い。
今度東京に遊びに来るらしいですよ。
彼女を人に紹介するという事は、ものすごく不安もあるんですよ。
皆が彼女を好きになるの。
だから恋人とかあわせるときすごく不安。
でもそれ以上にじまんなの。
みてみて、私の友達。セクシーでしょ。おもしろいでしょ。
それが私の自慢。
ナイスなヤツに私は夢中。
ナイスなヤツが私に夢中。
イイヤツなんすよ。
2003-05-07 (水) 悪気はなかったんです。 [長年日記]
■ 多分。
ゴールデンウィークが終了し、私もイッチョ前に五月病にかかっております。
仕事のやりがい、将来のビジョン、私の人生。
そんな事はどうでもいいのです。
やりたないの、仕事。起きれないの、朝。ただそれだけ。
しかも4月頭から五月病だったような気もします。
そんな私にさらに追い討ちをかけるべく、人事異動で時間にうるさいと評判のやり手部長がワタクシの上司様となられました。
今までの直属の上司に、
「トモ吉さん、今度来られる部長は時間に厳しい人だからね。がんばってね。」
とかいわれてんの。直々に。
おかげで昨日今日と、今年入って3回目と4回目の遅刻ナシを記録しました。
エライよ私。
そんながんばりやさんな自分さえ五月病を振り払う慰めにはならず(なんせ4月からかかってるしね)、毎日しょんぼりして暮らしています。
だからね、ホンノ少しでいいの。小さな楽しみが欲しかったの。
ウチの社食といえば、いくつかの業者がはいったビュッフェスタイルのもので、定食があったり、ご当地麺特集やったり、小洒落たスウィーツを取り揃えたりと、
各業社が火花を散らして個性を押し出しておりますが、
【まずい・高い】という点だけがっちり手を組んでおります。
たいていの人は雨とかよっぽど急ぎでもない限り、そんな社食を見放して近所に食べに行ってしまいます。
私も最近はお弁当。
なぜかと言うとですね、私こりずにまたダイエットしておりまして。
今回のお題は【国立病院ダイエット】。
国立病院の医師が、太りすぎて命にまで関わりそうな患者を急遽ダイエットさせるために出す1週間のメニュー。
それを2回、2週間行うというものです。
これがね。食べちゃダメというより、食べなきゃいけないメニューがかかれているんですよ。
例えば、朝は【トースト・ゆで卵・グレープフルーツ】とかってね。
これさえ取れば、その他に食べてもいいんです。
イモ類と酒類はNG。でも当然酒類NGは軽く無視。意味無いじゃん。
そんなワケで、本日の昼とかだと【グレープフルーツ・ゆで卵・コーヒー】は取らなきゃいけないんです。
やたらとグレープフルーツとゆで卵とトマトを食べさせたがるダイエットで、最近ではひたすらグレープフルーツむいてます。
でね、ちょうど1週間ほど前なのですが、お弁当作り損ねたんですよ。
だからグレープフルーツとゆで卵もって社食へいったんですよ。
その日選んだメニューは山菜蕎麦。
食べようとして、ゆで卵の塩もってこなかったことに気がついてね、まあいいやって蕎麦にドボンて入れたんですよ。
私はいつも窓際のズラーッと並んだカウンターで食べてるんですが、そしたら私の隣に少し遅れて男性が座ったんです。
やたらと私のほうをチラチラ見てるんですよ。ナニ?
少し観察して分かったんですが、その人も同じ山菜蕎麦。でも私のはゆで卵入り。
え?なんで?俺にはいれてくれなかったの?
そんな心の叫びが聞こえそうなほどの熱い視線が私のゆで卵に釘付け。
勝った。
私はゆうゆうとゆで卵を見せ付けるように食べ、会社に戻ったのです。
選ばれし者。それは私。
私の心の中にあった五月病のモヤモヤ雲が、少し晴れ渡った瞬間でした。
すっかり味をしめた私は、その後に2回ほどやらかしました。
先日などは、前日の夜焼き魚に添えた大根おろしの残りををタッパにつめ、蕎麦にかけて食べました。
やはり隣の人からは注目が。
選ばれし者。それは私。
すっかり調子に乗ってました。
本日はね、昨日の残りのチクワの天ぷら。
しかしあらかじめ目立つようにと、チクワを1本縦に2つに切って、ビックサイズで揚げてきました。
この時点で翌日の社食を視野に入れた計画犯ぶり。プロの仕事です。
蕎麦やウドンでは普通の天ぷらウドンと間違われそうなので、ここはラーメンで。わざわざ。
あうとかあわないとか、そんな味の事は二の次なのです。
受け取ったラーメンにすばやくチクワの天ぷらをのせ席へ。
もちろんラーメン食べてる人の隣。
見てますよ!!ものすごく見てますよ!!
私は優雅にもっちもっちとチクワを食べました。もっちもっち
選ばれし者。それは私。
「あ。たしかトモ吉さんでしたね。」
ふりかえると、新しい部長。手にはラーメン。あ。
「あれ?チクワなんて入ってるの?僕の入ってなかったなぁ。」
「・・・・・。」
「よし。もらってこよう。」
あ・・・・。
さすが出世頭と名高い部長、仕事が速い。
止めるまもなく行ってしまいました。
ソレニゲロー!!
何食わぬ顔して会社に戻りソリティアをしていたら、不信な顔した部長が戻ってきました。
私はすっとぼけて、あれー?和麺のトッピングと間違っちゃったんですかねーと、ありえない事をしれっと言っておきました。
よかいちよかいち。
だって、和麺と中華麺のコーナーは別業者で、場所も正反対のところにあるんだもん。ありえないよね。キヒヒ。
ん?前回の上司からメールが入ってるよ?なになに?
今後トモ吉さんの派遣契約の延長手続きは、○○部長が決める事になりました。
今月末契約が切れますので、継続するかどうか部長に確認してください。
・・・・・。
トモ吉。32才。チクワをラーメンに入れて上司を騙す。契約終了。無職。
・・・しょんなー・・・。
もし私が無職になったら、ああ、チクワね。と思い出してください。
誰か、職クレ。
もういっそのこと永久就職先もカジュアル気分で募集しようかな。
もらってくれ。
愛妻弁当はラーメンにトッピングする用の具。
楽しいよ。
新部長赴任2日目。もう目を付けられる。
よかいちよかいち・・・。
# 浅野 忠信 [チクワ女?なの?]
# 6-30 [ちくわを開きにして、開き直るしかない! 今更謝るぐらいなら、人間やめなきゃ。]
# ko [すでに人間じゃなくてベラだし。妖怪をやめるにはどうすればいいの?]
# (・ε・) [こんなコメントばかりで盛況だなんて・・・]
# (・e・) [コーちゃん油で皆まとめてカラっとから揚げ。]
# 6-30 [人をくった妖怪になるなら、皆まとめてから揚げ食べりゃすむ。トモ様みたいに! 妖怪やめるにゃ?・・・]
# まん*ちゃん [妖怪やめて早く人間になって急いで国立病院に入院しなきゃ!”太りすぎて命にまで関わりそう”なんだから(ムフ。]
# (・ε・) [微妙にキャラかぶり。]
# (・e・) [ナイス胸騒ぎ。]
2003-05-08 (木) 胸騒ぎの飲み会。 [長年日記]
■ 末席注意報。
人事異動に伴って、わが社ではただ今席がえ真っ最中。
なぜか40人近くいる我部署で、席の移動が無かったのは私一人。
チンラクチンラク。
今回私の隣に元木さんという方がやってこられました。ヤッター。
元木さんは、私がヒソカに注目していた人物。
上の人にも物怖じせず飲みをたかるところや、穏やかな口調に隠された毒吐きなところも注目ですが、
私の心を掴んで離さなくなった事件。
あれは1ヶ月前。
8人ほどで飲みに行ったときの事です。
一番端の末席に、私と元木さんが向かい合って座っていました。
オーダー適当に頼んでくれと言う上司に、私と元木さんメニューを手にします。
「えーっと・・・和風ひじきピザ。2枚。
ロングチョリソー(1メートル)。2本。
ヤキトリのつくね。8本。
韓国風さしみサラダ。2つ。」
「・・・元木さん。
悪くないんですけど、なんだか微妙に胸騒ぎがするチョイスですね。」
「ウソ?ステキじゃない。」
「えーっと、ナス浅漬け。2つ。
おしんこ盛。2つ。」
「なんでナスとおしんこ一緒に頼むの。」
「イヤ。食べますって。年齢的に言っても。
あと刺身盛り合わせ2つ。」
「お!思い切ったね。
それ、支払は部長っていう予想に賭けたんでしょ。」
「あー。ヌタとかも食べたいけどな。
このメンバーでシェアはキツイですよね。」
「君酒飲みでしょ。食べ物の好みですぐ分かるよ。
あ、あと鳥のからあげ。1つ。」
「1つ?」
「うん。これ俺用だから。」
「マイカラアゲ。」
その後私と元木さんは、それぞれがオーダーしたメニューどちらが先にはけるか張り合い、
私たちが頼んだ焼酎のボトルは臭くて飲めなかったため責任を取ってのみほし、
その後も鳥軟骨から揚げと砂肝のから揚げがかぶり、勝負はドローと持ち込まれたのでした。
本日からお隣同士。
「元木さんよろしくお願いします。」
「おうよろしく。つかさあ、ここの引き出しどうしてこんなに浅いの?
おれの電卓はいんねぇよ。皆仕事してないんじゃないの?」
「元木さん、経理でもないのに随分立派な電卓ですね。」
「うん。入社当時一番に買って10年使ってんだけど、
仕事ちっともしないから壊れないんだよね。」(机の端にガンガン電卓をぶつけながら)
「これから私たちの新しい仕事は、いかに宴会で微妙なオーダーをするかですね。」
「そうだね。いつも端っこに座って、オーダー頼むって言われるようそなえなきゃね。」
「文句があるわけじゃないんだけど、
しみじみ見ると微妙に胸騒ぎがするようなメニューを発掘しないといけませんね。」
「そんな品揃えの店発掘するのが先かな。」
「いや、チェーン店であえてやるのがプロの仕事だと思いますよ。」
「かつスマートにな。」
「誰にも気付かれないようにね。」
「数もポイントだよな。」
「ポイントですね。」
その後元木さんは机の収納が狭くなった事に一通りイチャモンを付け、
机の奥底に眠っていた取引会社からの年賀のタオルを引っ越し祝いだと近隣の席にばらまき、
もういいやー書類も思い切って処理しようとか言ってバカバカ捨て、
そのくせスヌーピーのウチワだけはスグ取り出せる場所に設置し、
サクサクと仕事をこなしたあとネットで遊びだしました。
そんなやんちゃな元木さんですが。
私がもうひとつ彼に好感を持った点。それは愛妻弁当。
元木さんは結婚1年目の新婚さん。飲みの席で聞いたのですが、相手の親の反対を押し切っての大恋愛のすえゴール。
顔に似合わずロマンチストですねと言うと、いや、破棄した君に言われたくないなと言われました。
そんな元木さんはお昼になると、愛妻弁当を大切にゆっくり食べているのです。
まわりに冷やかされてもケロっとして、ゆうゆうと食べています。
お嫁さんは幸せ者ですね。
私も将来結婚してお弁当をダーリンに作る事があったら、こんなふうに照れずに堂々と食べて欲しいものです。
「元木さんの愛妻弁当は、胸騒ぎのするメニューじゃなくて、
卵焼きやハンバーグとかで正統なメニューですね。」
「あいつもまだまだわかっとらん。」
そういいながら、かっこむんじゃなくて、ゆっくり大切に食べていました。
ステキですね。
今度居酒屋でメニュー片手にこっそり暴れましょうね。元木さん。
でもうちの弟に顔が似てるのはどうかと思いますよ。
2003-05-12 (月) 汗と涙を繰り返して [長年日記]
■ この世の1人を探している。
久しぶりにオオノくんたちと飲み。ああ・・バカがうつる・・・。
オオノくん、西さん、それに新人女子1名でした。
一応新人女子がいるので、会話もソフトに進めます。
「オオノくん、さいきんどうよ。彼女できた?」
「結局できないんスよね。」
「もう居ない暦何年?」
「ちゃんと彼女っつー、何の障害もなくいたのはもう2年近く前っすよ。」
「マーーー!!!その間は童貞?」
「いや、むしろセックスしまくりです。」
「ンッマー!!!なんなのナンパ?」
「ナンパだなんていわないで下さい。狩と呼んで下さい。」
「狩?!!」
「オヤブンも言ってましたよ。男はね、狩猟民族なんスよ。(遠い目で)
狩らねば死んじゃうんですよ。食わねば死ぬんスよ。」
「死ね。いっそのこと気持ちよく。」
「狩場を求めて西へ東へ。ちなみに来週からオヤブン達と種子島っス。
サーフィン三昧です。色々な波に乗って参ります。」
「その前に世間の波に乗れよ。」
「ぎゃふん。」
「でもさあ、どうせクラブでナンパするんでしょ。」
「真面目なボクはクラブ活動だけはかかしませんよ。神聖な狩場ですよ。」
「あんたん家お風呂ないじゃん。どうすんの?」
「ご安心を。目の前が銭湯でございます。
2人してホコホコしたまま風呂へまいります。
この前冬の終わりくらい、ボクお風呂大好きな好青年じゃないですか。
ゆっくりつかってコーヒー牛乳飲みながらマッサージ機に座ってたら寝ちゃって。
あわてて外でたら、先に上がっていた女のコ、鍵ないから玄関の前で凍死しかかってて。
唇紫っすよ。ガハハハハ。」
「・・・・・。」
「風呂屋、11時までなんスよね。それまでに済ませなきゃ☆」
「・・・アンタにひっかかる女がいる事自体がびっくりだよ。」
「失礼な。ボク結構惚れられるんですよ。本当に。」
「成功率ナンパーぐらい?」
「ほぼ100!!週末はたいていお持ち帰り。」
「あんた・・・いい年して落ち着きなよ。
あーあ。私も狩猟民族になろうかな。」
「やめてください。似合いすぎててこわいですよ。」
「男だったらよかったな。私。もう32歳になっちゃったよ。」
「あ。でも大丈夫っスよ。俺この年になって思いますもん。
最近はかわいいとかきれいとか若いとか、そんな事よりやっぱり性格なんですよね。
一緒にいてておもしろいかとか。」
「私のギャグセンスはけっこういけるよ。」
「いや、その時点で間違ってると思いますよ。(キッパリ)
ギャグとかじゃなくて。楽しいかとか。ホント年とかじゃないっスよ。」
「へー。あんたも大人になったもんだね。じゃあ最近は中身重視でナンパしてるんだ。」
「いえ。狩はできるだけプリプリしておいしそうな獲物を狙います☆」
「話しぜんぜん違うじゃんか。」
「ボクけっこうグルメだから。テヘ☆」
「でも好きにはなんないの?」
「最近ねえ。好きってどんなだったっけって思うんですよね。」
「なのにやることはやるってアンタ・・・」
「ボクのささやかな網にかかってくれたお魚さんですよ。
食べずに捨てるなんて失礼じゃないですか!!
お魚さんに敬意と愛を込めて、一口だけ頂いた後キャッチアンドリリースですよ。
お魚さんはきっとボクのようにすさんだ次の狩猟民族を、飢えから救ってくれるんです。」
「かじられたほうはたまったモンじゃないよね。
どっちかって言うと蛸壺漁みたいなものかな。つかまったタコの足1本だけかじって逃がすの。
タコの足なら最初は不便だけど又生えてくるし。」
「アニキ〜!!いい例えですね!!タコの足って又生えてくるんだ!!
さすがアニキ、チンポも知識もでかいですね!!」
「そうかぁ!!いや〜照れるなぁ!!ガハハハハ!!!」
「アニキの知識にカンパーイ!!!」
「俺様の知識にカンパーイ!!!」
いつのまにか、新人女子は帰ってしまっていました。
西さんはなれているのかずっとニコニコしてましたが、オオノ情報によると彼は胸毛が異様に発達していて、チョッピリ変態趣味もあるそうです。
変態なの?とストレートに聞いてみたら、遠い目をしながら
「僕には変態と普通の間の壁が分かりませんから。」
と言われてしまいました。本物だな。
オオノくんはずっと、そうか〜タコツボか〜と何度もうなずいていました。
やっぱりバカがうつった。
2003-05-13 (火) タケちゃんフェアー勝手に開催中。 [長年日記]
■ その1:タケちゃんと私。
うちの一族は貧乏人にありがちな、金は無いが仲はいいという田舎者らしい親族付き合いを行っております。
そんな中でも私が良くなついていたのはタケちゃん。
お父さんの一番上のお姉さんの長男で、私より15歳ほど年上です。
お盆などで集合すると、私はタケちゃんのそばからはなれませんでした。
私が小学生の頃、節分の日に何の用事だったのか忘れましたが田舎の長崎へ帰りました。
やっぱり私はタケちゃんに引っ付いていました。
「ねーねータケちゃん。なんか面白いお話して。」
「おう。アレは3年前・・・・・(←いつも何かを話し出すときのお約束)
大学の友達とマージャンやろうってことになったんじゃ。
いいだしっぺのSの家に夕方6時集合でな。
で、行ってみたら肝心のSがいないんじゃよ。
男だし貧乏大学生の下宿じゃから鍵なんてかかってなかったし、まあいいやって勝手に上がって、もう一人呼んでマージャンはじめたんじゃよ。」
「ふーん。」
「適当に食べ物持ち込んだから、そこから2泊3日、徹夜でマージャンしてたんじゃ。」
「ふーん。マージャンって面白いんだね。」
「おもしろいぞー。しかもな、その日のマージャンは兄ちゃんバカ勝ちでな。笑いがとまらんかった。
そいつの家にはねずみがおるみたいでな、たまに押入れのほうからコソコソ音がするんじゃ。
最初は負けとったんじゃが、あるとき気がついたんじゃ。
大勝負のとき、コソコソ言う音が聞こえたら勝負に出るんじゃ。そしたら勝つ。
聞こえないときは勝負しない。それでその日は大勝。」
「ねずみさんが教えてくれたんだね。」
「でな、さすがに2晩徹夜したら皆ふらふらでな。明け方もう寝ようってことになったんじゃ。
ワシが押入れにもたれてマージャンしてたからな。その押入れの襖を開けたんじゃ。」
「ねずみさんがいたの?」
「Sが首吊っとった。」
「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!!」
「誰かに見つけて欲しかったんだろうな。
警察に通報して、ゴタゴタして帰ったらもう夜もすっかりふけてててな。
Sから手紙が届いてたんだよ。ワシの事が好きだったんだって。
だからマージャン、勝たしてくれたんじゃな。ねずみじゃなかったんだ。
Sが襖をコトコトして知らせてくれたんじゃ。」
「ギャーーーーーーーー!!!!!(パニック)」
「こりゃタケッッッ!!!!トモちゃんいじめたらいけんよッッ!!!」
「ちがうよかあちゃん。」
「オバちゃん、S君の話しってりゅ?(涙声)」
「ああ・・・いい子だったのにね・・・・・」
「ギャーーーーーーーー!!!!!(パニック)」
その後怖がる私を何とか慰めようと、おばちゃんが豆まき用の豆トモと買っておいでとタケちゃんに言いました。
たまたま財布に1万円札しかなかったので、ソレを預かり私たちはお菓子屋さんへ行きました。
「トモ、まだ怖いか。」
「うん怖い。」
「じゃあ怖い怖いとオニいっぺんに追っ払うようにたくさん豆かおうな。」
「トモお豆嫌い。」
「チョコレートもクッキーも買おうな。」
「買う!!」
「他何がたべたい?」
「メロン!!」
「よし、メロンも買おう!!」
「あとドンパッチとおうどんもスキ!!」
「よしよし!!ドンパッチとうどんも買おう!!」
その後私たちは大量のお菓子を買い込み、仏壇にメロンとうどん玉をお供えし、
1万円全てを使い切ったうえ足りず、
タケちゃんが子供の頃から行っていたお菓子屋だったため残りはつけにしました。
ゴミ袋のような巨大ビニール袋にお菓子を詰め、家中にばらまき、
一応「オニハーソトー」とかいいながらお菓子を食べまくりました。
他にも来ていた親戚の子供たちからは英雄のように崇め奉られましたが、
お菓子の食べすぎで腹痛を訴える子供続出、1万円を使い切った事もあっさりばれ、
大人たちからはゲンコツを貰いました。
罰としてメロンが大人の手に渡ります。
タケちゃん、その当時まだ小学1年生で親族一おっとりしていた私の弟ダイスケを呼び出します。
「俺とトモはお前たちのために犠牲になってやったんじゃぞ。」
「だぞ!」
「な。おいダイスケ。お前が今ポケット一杯に持っているチョコや飴は誰のおかげだ。」
「タケちゃんとお姉ちゃんのおかげ。」
「だろ?いいか、今からお前も仲間に入れてやる。」
「うん!!」
「冷蔵庫にメロンがあるからそっと取ってきなさい。」
「はい!!」
「ばれるようなマヌケは仲間になれないぞ!!」
「はい!!」
その後ダイスケの盗み出したメロンを庭先で隠れて食べているところをうちの母親に見つかり、
母親タケちゃんママに詫び、私とタケちゃんパパからゲンコツ。
いまではすっかり親族の集まりでは、私とタケちゃんが一緒にいると要注意と言われるようになりました。
ろくな事しないらしい。
でもね、親族を警戒させた事件は他にもあるんですよ。
それは又明日へ。
つづくのかよ・・・
# 6-30 [トモの素敵な性格は、血なのか環境なのか?続きが楽しみ]
2003-05-14 (水) いったい何がおこってるんだ。 [長年日記]
■ コーちゃんが。
なんかね、新しい事を始めるんそうですよ。チナウで。
それがね、何をしようとしてるのかサッパリわかんないんですよ。
とりあえず、コーちゃんから皆様へご連絡のメールが届いております。
**********************
お客様各位
平素はこのような稚拙なHPに遊びにきていただき、誠にありがとうございます。
こんなところを読むのに時間をつかうのもどうかとボクなりに皆様へご心配申し上げます。
さて、いままで日記しかツッコミできなかったこの「チナウ」でありますが、
このたび日記以外のコンテンツ管理に WikiWiki Clone である Hiki を採用することにしました。
「チナヰキ」です。よろしく。
引きこもりのワレワレにはピッタリのこのヒッキーというシステムは、相互参加型で誰でもどのページにもツッコミすることができます。Wiki について詳しく知りたい方は「WikiWayサポートページ」をご参照ください。
トモ吉のようなツッコミどころ満載のヤツにこそ必要なシステムと言えるでしょう。
みなさまにおかれましては、ガシガシ厳しく愛あるツッコミのほどよろしくお願いいたします。
これでトモ吉もすべてのコンテンツを自分自身で管理できるようになり、
わたくしめも煩わしい代理アップなどという非人間的な仕事から解放されることになります。
これからはオモンナかったらすべてトモ吉の責任ですので文句はトモ吉マデ。
アロハオエー。
**********************
わからん。さっぱりわからん。
とりあえず、理解すんのめんどくさいのでやってまえーとGOサインを出しておきました。
近々ココ、なんか変わるらしいでしょ。
大丈夫なんですかねあのヒゲ油。
なんかわかんないけど、楽しくやっていけたらなぁと思っております。
コーちゃんがんば☆(一応サイトマスターからの応援)
■ タケちゃんフェアーその2:エンドレス。
さて。
親戚中から監視されている私とタケちゃんなのですが。
その後もお盆のキャンプの時には肝試しで山の中に子供を置き去りにしたり、
夜中の海に防波堤から飛び込んだり、
2人してシーカヤックで行方不明騒動を起こしたり、
ちゃくちゃくと信用をなくす実績を積み上げて行きました。
しかし私も大人になり、そうそう長崎の田舎には帰ることがなくなり、
そのまま私とタケちゃんの罪は時効になりつつありました。
7年前。私25歳。タケちゃん40歳。立派な2児の父。
そんな私たちが再び長崎のとある旅館に集結したのは、今は亡きおばあちゃんの米寿祝い。
お父さんの兄弟は6人兄弟。
ヤシャ孫まで飛び出す総勢40人強の集まり。
当日は私が司会をし、タケちゃんがビデオ撮影とおおいに活躍し、親戚中から誉められました。
昔のイタズラは払拭。キヒヒ。
夜もふけ、孫チームはまとめて大部屋へ。総勢15名。
皆で夜遅くまで飲みながら話していたのですが、1人、又1人と眠りについてしまいました。
残ったのは私と、奥さんと子供のために別部屋があるにもかかわらず遊びに来ていたタケちゃん。
皆おきない。ちぇーつまんねーの。
2人でお部屋の前にあるロビーで缶ビール片手にウダウダしてたのですが。
この大部屋。
ナゼ部屋の前にロビーがあるのかというと、なんかこの旅館つくりが変で、2階の奥の突き当たりにこの大部屋があるのですが、隣が大浴場なのです。
察するに、たぶんこの大部屋、もとはお風呂上りの人たちがくつろぐために作られた畳のお部屋のようです。
利用者が少なかったのか方針が変わったのか知りませんが、今は客室となっているようなのです。
ぼんやり大浴場の入り口を見つめる私たち。利用時間7:00〜24:00。ただ今の時刻深夜2:00。
男女それぞれの大浴場よりりっぱな入り口の大部屋。
・・・・・。
「トモ、ガムテープもってこい。」
「わかった。」
すぐピンと来た私。フロントでガムテープを借り戻ると、タケちゃんは女湯のノレンをイスに乗って外していました。
それを大部屋の入り口に、ガムテープが目立たないようにそっと貼る。
浴場の前に置いてある、1メートル程の高さのある円柱型電灯看板。
女風呂に入り電源を抜き、2人がかりで大部屋の前へ移動。(結構重かった)
コードを差し電気を点ける。薄暗い中に浮かび上がる白熱灯の光。いいかんじじゃないですか。
まだ足りないと判断したタケちゃんが、宴会場からビールの販促用ポスターを剥がしてくる。
大部屋の入り口に貼る。
飲み屋じゃないんだから大浴場の入り口にどうかとも思ったんだけど、貼ったらどうみても客室には見えなくなった。
私とタケちゃん大喜び。(かなり酔っ払ってた)
そのままロビーのソファーで眠りこけてしまった。
ザワザワする声で目が覚めた。時刻は朝の7時ちょっとすぎ。
大部屋の前でおばさん4人組みと、孫チームのリーダー伸ちゃんが話している。
眠そうな伸ちゃんと、謝りながらも不思議がるおばさんたち。
タケちゃん、成功したよ!!とか言いながらタケちゃん起こしていたら、旅館の人とタケちゃんのお父さんが飛んできた。
逃げるまもなくつかまる。コッテリ説教。
この年になって、皆が宴会場でご飯を食べる間正座させられた。
二日酔いのため味噌汁だけでも飲ませてくれと訴える私たちに、皆ゲラゲラ笑いながら一口も飲ませてくれなかった。ケチー。
おばあちゃんがイマイチ状況をつかめず、トモとタケに意地悪したらいけん!皆仲良く!!の鶴の一声で、私たちは温かい味噌汁にありつけた。
再びしかれたトモタケ要注意警報は未だに解かれていない。
そんな恩のあるおばあちゃんが3年前亡くなったときも、タケちゃんはお客さんガレージ先導隊隊長に立候補し、大張り切りでトランシーバーを5つ集めて来た。
山の上の家まで車で来るお客さんのために、主要カーブに各隊員をおき、家のガレージの前には自らが陣取り、合言葉まで作って盛り上がっていた。
A地点ダイスケ。そちらは問題ないか?こちらは本部隊長。応答願います。
そんなやり取りを一通り楽しんで、お客さんが一通りそろい、帰還命令はまだかと寒空の中痺れを切らした隊員たちが家に戻ったところ、とっくに隊長の姿はなかった。
隊長が使っていたトランシーバーは隊長の次男カイト(1歳2ヶ月)がべろべろ舐めているところを発見された。
当の隊長は台所の片隅で、お客さん用に届けられた寿司をつまみ食いしながら飲酒中。
ちなみに一緒に飲んでいたのは私。寿司が台所に到着したのを偶然目撃した私はすぐタケちゃんのところに飛んでゆき、そのまま2人でつまみ食い。
久しぶりに会ってもちっとも衰えない連携プレイ。お見事。
その後火葬場でおばあちゃんの煙は、それはそれは綺麗に晴れ渡った空に真っ直ぐ登っていった。
いつもしゃきしゃきしていたおばあちゃんらしい。
私たち一族は正月中の葬儀だったため道行く他の人に縁起悪がられ、血縁者の中で私が一番おばあちゃんに似ていたため大量のお年寄りに拝まれ、
最後の宴会で酔っ払った長男(タケちゃんパパ)さんが、
「天気も良く、ばあちゃんもヤシャ孫に囲まれてまでの大往生。よか葬式ばい!!
ミレニアム葬式たい!!」
斬新な閉会の挨拶と、誰かが言うと思ったミレニアム葬式に、一族揃って苦笑いしながらしめくくれた。
そんな2000年はじめての年の幕開け。
縁側でぼんやりおばあちゃんの育てていたサツキの鉢をみながら、タケちゃんとタケパパとっておきの日本酒を盗み飲みした。
「最後のほうにさ、ワシばあちゃんの見舞いに行くときに破れたジーンズで行ったんじゃ。
ばあちゃんさぁ、皆が見てないときにコッソリ1万円くれるんよ。
タケ、ばあちゃんがお洋服買うたる、皆には秘密な。ズボン買え。ってな。
俺笑うのこらえて、ありがとうってすごく喜んだふりして貰って帰ったんじゃ。
次の日スーツびしっと着て、その1万円でずっとばあちゃんが食べたがってた寿司買って行ったんじゃ。
ばあちゃんクスリのせいでもうろうとしててな。食欲も無いし医者にも止められてたんだけど、
ワシのスーツと寿司見てすごく喜んでな。どうしても食べたがるから食べさせたんじゃ。
一緒に行ったオヤジが、どうせ最後じゃから、食べたいもの食べさせたれって言って。
ばあちゃんうれしそうにアナゴを一つ、ゆっくりゆっくり食べとった。
寿司しまおうとするとイキナリ起き上がってきて、
マグロはタカヨシに、ホタテはミチコにって、6人の子供たちに振分け始めるんだよ。
日本全国に散らばってんのに。
ワシ震える手で振分けられる形の壊れた寿司見ながら、母親ってすげーなーって思ったよ。
廊下に出たら、親父が大泣きしてんの。親父が泣いたの、ワシはじめて見たな。
だから今は晴れ晴れしてミレニアムとか言ってんだよ。ばかだよな。」
おばあちゃんに育てられたサツキの鉢たちは、親を無くして今はすっかり元気が無かった。
私はサツキがいったいいつに咲く花なのか見当もつかなかったから、ただ眠っているだけなのかもしれない。
私とタケちゃんは、そのなかでも一番大きな鉢に日本酒を飲ませた。おばあちゃんとつながってるような気がした。
やっぱりタケちゃんパパに見つかって、サツキの根が腐るといってすごくしかられた。
気の強いおばあちゃんと、新婚当初から同居してくれた嫁に挟まれて、それでも見事に円満な家庭を築いてきたおじちゃんは、
晴れ晴れとした顔をして、私たちと一緒にお酒を飲んだ。
一口飲んでおじちゃんの秘蔵のお酒だと気付かれた。
やっぱりおこられた。
2003-05-15 (木) 気になって眠れない。 [長年日記]
■ 今日は会社の飲み会なので、決着はそこでつけようと思います。
最近仲良しのボクチンとお隣の席の元木さん。
毎日コツコツとお仕事をしています。
「元木さん、この会社ってヒゲOKなんですか?さっきおヒゲの人見ましたよ。」
「うちはなんでもいいんじゃないの?」
「そういえば営業のナカタケさんもおヒゲはやしてましたよね。」
「あいつ28の癖してデブだわヒゲだわで部長の風格だからな。」
「部長と言うより、山奥のペンションでお出迎えしてほしいな。」
「C・W・ニコルかよ。」
「森は泣いているとか言って欲しいですよね。」
「お前の親が泣いてるよ。」
「デブ+ヒゲ+森っつったらそうなりますかね。」
「つかC・W・ニコルって岡田真澄のアニキかなんかだろ?」
「うそーん。」
「いや、そうじゃなかったっけ?」
「岡田真澄て。CもWも関係ないじゃないですか。」
「いいんだよ。そんな問題じゃないんだよ。」
「大切な問題ですよ!!ウソツキー!!」
プルルルルー
「お電話ありがとうございます。○○でございます。はい。少々お待ちくださいませ。
ウソツキ元木さん、○○電機の石川さんから1番にお電話ですよ。」
「もしもーし、何だコノヤロ、今それどころじゃねぇんだよ。
C・W・ニコルって岡田真澄の兄弟だよな。な。
え?しらないの?もういいよ。バカ!!」ガチャン ツーッツー・・・
「社会人としての自覚ゼロの受け答えですね。」
「イヤ、ほんと兄弟なんだよ。似てるじゃん。」
「えー・・・似てる・・・かな?」
「だろ?似てる似てる。」
「・・・似てる・・・似てる!!」
「CもWも関係ナイナイ。」
「関係ナイナイ。」
なんだか私も似てるような気がしてきましたよ。
ふーん。
・・・ホント?
2003-05-16 (金) 昔から諦めは早いほうでした。 [長年日記]
■ あっさり。
昨日は会社の飲み会で、厳密に言うと部長の歓迎会でした。
31名中女性は私一人という逆ハーレムでした。いつものこといつものこと。
うちの会社はデスね、1人だけあまり飲めないという新人君を省いてみな酒豪ぞろい。
あまり飲めないという新人君も、カシスオレンジとカシスソーダを交互に飲みながらから揚げをもりもり食べるという、さわやかで若者らしい芸を見せてくれました。
結構飲みましたよ。お土産においしいと評判のパンももらいましたよ。記憶もなくさなかったから上等だとおもいますよ。
ふらつく足でタクシー乗り場に行ったら、すごい勢いですっころんでしまいましたが、ジーパンだからダイジョーブダイジョーブ。
周りの人がものすごい勢いでたくさん駆け寄ってきましたよ。
誰が言った東京砂漠。
みんな優しかったですよ。東京の人は冷たいとか、そんなイメージふっとびましたよ。
皆の温かさに包まれ、ダイジョーブですと笑顔を振り撒き、アリガトーとか言いながらタクシーに乗り込みました。
芸能人みたい☆
おうちに帰って、パンを食べたい衝動を必死に押さえました。太っちゃうしね☆
お風呂に入ったらものすごい激痛が走りました。
鏡で確認したらね、あーあ。右目じりの下あたり、おもいっきりすりむけて血が出てましたよ。C☆H☆Iがね。
もー。ちょー。
女なのに又やっちゃいましたよ。傷残ったらどうしよう。もー。
しかし、なんで顔からすっころんだんだろう。
あ!パンだ!
パンをかばって顔から突っ込んじゃったんだ。名誉の負傷じゃん。じゃ、いいや。
そんなわけで今日は傷のことで色々な人から話し掛けられました。
これをきっかけに友達が作れるかもしれません。
怪我の功名ってヤツですかね。
傷のあたりから目の奥にかけて痛くて痛くて、頭痛もしてきたのでこの辺で。
ばいちゃ☆
■ そして飲み会での会話
私 「最近マンガでもリバイバルモノが多いですよね。」
A 「キン肉マン、息子の世代だしね。」
私 「剣桃太郎も政治家になったらしいですね。」
B 「トモ吉さんなら何復活させたい?」
私 「うーん・・・モンモンかな。モンちゃっくが好きだったんです。ハナたれてて。」
C 「ああ、猿のやつね。」
私 「そう。で、今回もモンモン達が主役で、人間になってんの。」
一同 「意味ないじゃん。」
大人数で突っ込まれるとすがすがしいです。
2003-05-20 (火) なにも言えない。 [長年日記]
■ わりぃ。
きれいで優しい夢を見た。
淡い淡い色の丘を、私は笑いながら登っている。
ああ、私はこんな顔して笑うのか。
鏡のなかには見ることの出来なかった、力の抜けた、ゆったりとした笑顔。
目が覚めた。ぼんやりと天井を見つめる。
私の目からたくさんの涙が零れ落ちた。
会社に来てメールをチェックしていると、受信欄にすごく久しぶりにみる友人の名前が入っていた。
何事かと思いながら開いてみた。楽しそうな内容ではなさそうな気配はしていた。
簡単な挨拶と近況報告。
5年付き合っていた彼と別れたらしい。
同じ年の大変仲むつまじかったカップルは、彼の心変わりという形で幕を閉じた。
厳密に言えば一方的に幕は落とされた形で、彼女の中では何ひとつ終っていなかった。
私は彼のほうと仲がよかった。
むしろその友人は、私の男友達の彼女と言ったほうが近いくらいだ。
手紙の内容から、彼と私が何かしら連絡を取っていないか、そんな情報を伺うような内容が見て取れた。
残念ながらその彼とはもう何年も連絡を取っていない。
彼女のなりふり構わない哀れでいじらしい行動に、ああ、もうこれは戻んないなと無責任にかんじた。
結局ここ数年連絡を取っていないという事と簡単な慰めの言葉を書き、私は早々に返事を返した。
驚いた事に、彼女からの返事は夕方には届いた。
一体何の仕事をしていたんだろうかと記憶を手繰るが思い出せない。
あまり気が進まなかったがメールを読んでみた。
どうして彼はそんな酷い事ができるのか、どんなとき男性は浮気をするのか、どうすれば戻ってくるのか。
そんな質問が、精一杯の言葉のオブラートに包まれ散りばめられていた。
私の近況も友人たちから回っているのだろう。
それらの質問には静かに、でも彼と同じような事をした私を責めるようなニュアンスが含まれていた。
1度だけ恋人に裏切られた事がある。
人が聞くと、それは裏切りにも入らないといわれるかもしれないような内容だったけど、
その頃の私はそれを許す度量が無かった。
それ以前に、その人と私の関係はまだ始まったばかりのあやふやな時期で、
彼には周りが嫁と呼ぶほどの長い付き合いの彼女がいた。
それでも彼が欲しくて欲しくて、私は自分の欲望のために彼女から彼を取り上げた。
罪悪感なんてちっともなかった。
そのくせ彼の小さな浮気心を私は見逃さず、それを許す事が出来なかった。
好きすぎて、好きすぎて、それは酷く私を傷つけた。幼い恋愛だった。
私は強がって、彼に自分から別れを切り出した。
本当は彼が引き止めてくれるのを待っていた。
でも彼は結局他の女性の元へ行った。
どうしてそんなひどいことができるのだろう、そう思いながら私は何日も泣きつづけた。
今の私なら分かる。私が選ばれなかった理由が。
そしてそんな酷い、人間として許せない事、そう呪い続けたことを、
私はやってのけてここにいる。
どうすれば彼は戻ってくるのか、どうすれば愛されるのか、どうしたらそんな酷い事ができるのか。
彼女のメールには沢山の心の叫びが書き綴ってあったけど、
私には何も答える事が出来ない。
私は彼じゃないし彼女でもない。2人の付き合いなんて分かるわけが無い。
ただ正直に書くとすれば、彼は帰ってこないんじゃないかなと思うし、それは彼の責任だけじゃないような気がする。
彼が彼女の望むように、罪悪感に眠れない日がくるかもしれない。彼女を泣かせた事を後悔しているかもしれない。
でも。
それよりも今の生活を、今の彼女との関係を大切にする事に必死で、そんな事二の次かもしれない。
残酷な言い方をすれば。
彼女より新しい彼女を選んだ時点で、何を考えるにしても最優先にはなれない。
私はもう彼は戻ってこないような気がするし、もし戻ってきたとしても以前のような安心した関係を築く事は難しいと思う。
彼女は手紙の中で、某女性作家の言葉を引用していた。
文章を読ませることにかけてはプロだけど、夢見がちで、自分の想像と思い上がりを恥ずかしげもなく書き連ねるような作家だ。
読者がとっくに彼女の書く内容の薄さを見抜いている。
そんな事に気がつかず、したり顔で恋愛指南をする彼女は滑稽だ。
プロじゃなければ許されたかもしれない。
しかし今これだけ膨大な言葉の渦の中で、彼女の想像だけで書かれた綺麗で浅い恋愛事はあまりにも稚拙にかんじていた。
その言葉を大切に写し取る彼女に、私は痛々しさすらかんじた。
稚拙な言葉を、彼女は都合のいいように自分の型に流し込んでいる。
彼女に何かいえることなんてあるわけが無い。
彼女に何か届く言葉があるとは思えない。
人は裏切るんだよ。自分の幸せが一番なんだよ。
人生が一度しかない事を言い訳に、人は沢山嘘をつくんだよ。
そんな言葉を送ったって、彼女はきっと絶望も悲しみもかんじたりしない。
彼女の心の奥の傷をいじれるのは、彼女が愛している彼と、
何より彼女自身でしかないのだから。
私だってこの年にしては稚拙な人間だと分かっている。
もっと豊な経験とか、そんなものありはしないし、
何を持って豊とするかということすら分からない。
何度も迷ったとき人に相談するようで、
結局自分の中に答えはいつもあった。
私は自分の中で出来上がりつつある結論を、相談という形を取って固めようとしていたに過ぎない。
自分の決断を後押ししてくれるような意見だけをつまんで、他の言葉には耳を貸さずに生きてきた。
絶望のどん底にいたとき、私を救ってくれたのはこれから先の未来という可能性だけだった。
また誰かを好きになるかもしれない。また誰かに愛されるかもしれない。
誰にも愛される自信が無くなった、そんな一番弱っていたときには、
じゃあ今後本当に何年も何年も誰も愛さず、絶望だけで生きていけるか考えたとき、
そんな根性こそ私にはないと思えた。
人は裏切るよ、嘘をつくよ、約束を破るよ、大切な事を忘れるよ。
自分の犯した罪も、過ちも、全部全部、
覚えていたら生きてゆけない。
自分が受けた裏切りも、絶望も、
覚えたいたら生きてゆけない。
だからゆっくり痛みを和らげて、いつかは思い出というものに変えて心の奥底に沈めていく。
なくなりはしない、消えもしない、でも一生の足かせなんかになりはしない、
そんな心の重石を持って生きてゆく。
だから私はいつも不安になるし、悲しくなるし、
とてつもなく幸せを実感もできる。
伸ばされた手の暖かさ、優しさを痛いほど感じながら、
心の底に石を積み上げて行く。
自分が受けた傷の大きさを、相手は分かっていないかもしれない。
相手の痛みを分かるふりをして、ちっともわかっていないかもしれない。
自分だけの重石を。自分だけの。
彼女のメールを読み終わった後、私は心に痛みを感じた。
稚拙で、一方的で、哀れで、
そんな内容は私の奥底に沈む何かを少なからず刺激した。
でもね、それをどうにかできるほど私は出来上がってないし、
どうにかできると思うほど思い上がってもいない。
ただ私にだって心はある。
彼女が一刻も早く幸せになれることを祈る気持ちもあるし、きっとそうなると信じている。
ただ、今の私にはうまく返事が書けずに、未だに受信欄の彼女のメールには返信マークがつかずにいる。
夢の中の私は、ゆっくりゆっくり動いている。
なぜこんな夢を見たのか。なぜこんなに悲しいのか。
本当は知っているけど、そんな事今の私には大切な事じゃない。
夢診断とか、そんなものどうでもいい。
私は今欲しいもの、守りたいものがはっきりしている。
それ以上でもそれ以下でもない。
皆に呆れられ、嫌われても。
私を不幸にできる他人はこの世にただ1人で
自分自身がいる限り、私は本当の孤独にはならない。
# 6-30 [「恋愛は自分の幸せのためにするものだ。−トモ吉」名言。でも相手を不幸にして、自分だけが幸せになるというのは錯覚かな。..]
2003-05-21 (水) 無理難題。 [長年日記]
■ リームーリームー。
元:「ねーねートモ吉っつぁん、合コンしてよ。」
私:「は?何言ってるんですか。元木さん奥さんいるじゃないですか。」
元:「俺じゃねえよ。ウチの会社の若いもん。
ほらウチ仕事柄女性に接触する機会ないし、土日休みとも限らないじゃん。どうにかしたって。」
私:「ずいぶん後輩思いじゃないっすか。」
元:「でその様子、別の席から観察しようぜ。キヒヒヒヒ。」
私:「・・・・・・・。
そんなこと言ったって私の友達ほとんど結婚してます。」
元:「あー、出遅れたね。君。」
私:「ぜってーやんねー。」
元:「ウソウソ。ほら、ひらっちも頼めよ。な。したいだろ合コン。」
平:「まにあってます。」
元:「何だよおまえ。自分だけ男前気取りかよ。だいたい無表情なんだよ。」
平:「無表情関係ないじゃないすか。」
元:「せっかくトモ吉っつぁんが合コンセッティングしてくれるんだぞ。ありがたく思えよ。」
私:「だからしませんてば。」
元:「わかったよ。ラーメンおごってやるよ。」
私:「安ッッ!!」
元:「ハイハイ決定な。決定。皆にメール送っとこ。
あれだな。合コンじゃ生々しいから、メールタイトルは
【プロジェクトG 始動スタート!!】
お!いいんじゃないの?」
平:「始動スタートっておかしくないっすか。」
私:「Gて合コンのGですね。ださっ。」
元:「なんだよ、いんだよ分かりやすいほうが。
メンバー : クボ(リーダー)
武田(切り込み隊長)
トガチン(天然担当)
沢田(地蔵担当) みためかよ
ちゃんとひらっちが突っ込みそうな一言沢田んとこにいれといたから。」
私:「タイラさんの突っ込み、ひねりも何にも無いからたぶん【地蔵かよ】でいいと思います。」
平:「俺だってひねったこと言えますよ。【おそなえかよ】。」
元:「ダメダメじゃん。」
平:「【石かよ】。」
元:「つかお前無表情でコエーよ。」
私:「つかやらないって言ってるじゃないですか。」
元:「しかたないな。トモ吉っつぁんにはウチの会社の男紹介してやるよどれがいい?」(座席表を見せながら)
私:「うわっ。旨味ゼロ。」
元:「なんだとコノヤロ。渋谷さんなんてどうだ。今年定年だぞ。親同居なしだぞ。」
平:「【傘こかよ】。」
元:「まだ言ってんのかよ。」
私:「つかそれ分かりにくっっ。」
部長:「そこの3人。」
そこの3人:「ハーイ。」
部長:「分かってると思うけど仕事してください。」(←優しいお人柄)
そこの3人:「おえーっす。」
次回の席替えでは、絶対席を離されると思います。
ヘタしたら他の支社に飛ばされっかもな。
■ そして懲りないレッツゴー☆3匹。
元:「・・・・・・・。」
平:「・・・・・・・。」
私:「・・・・・・・。」
元:「・・・・・・・。」
平:「・・・・・・・。」
私:「・・・・・ぶほっっ!!」(ウーロン茶噴射)
元:「!?」
平:「!?」
私:「前にあった事件らしいんですけどね。
31日神戸市のスナックから「客同士がけんかしている」と通報があった。
署員が駆けつ けたところ、雑居ビル3階のスナック「ゴリラチョップ」前の通路で、
男性2人が頭から血を流して倒れていた。
ゴリラチョップて・・・。 」
元:「ぶほっっ!!」(コーヒー噴射)
平:「ぶほっっ!!」(ジャワティ噴射)
後ろの席のSE川辺:「ぶほっっ!!」(コーラ噴射)
元:「やい川辺、盗み聞きしてんじゃねえよ。」
川辺:「だって聞こえちゃったんですもん。」
元:「うるせぇ、いつもいつも盗み聞きすんな。このスケベ。」
川辺:「えー。ひどいですー。」
平:「・・・部長もなんか噴出してるよ。(小声)」
えー。多分とばされるのは元木さんからだと思います。
元木さん、ばいちゃ☆
2003-05-26 (月) 泣きながら。 [長年日記]
■ 新ページ設立。
チナヰキに泣かされております。
わかんねぇよヒゲ油。自分のサイトが一番わかんないってどゆこと?!!
涙を流しながら、新ページ【愛をしる人々】更新いたしました。
TOPのオヤブンの下あたりな。よかったら見つけてください。
私はもう分かりません。わかんねぇよッッ!!!バーカバーカコーちゃんのバーカ!!
日々優しくかつエレガントなステキお姉さんであるところのワタクシは、
もててもててしかたがないのです。
そんな私のモテモテ人生を、少しだけご紹介いたしちゃいましょう。
まずはなつかしの古いお話から。
前にも書いたことあるから読んだ事あるひとはごめんね。許してね。
まあ謝るところ間違ってるのは知ってるんですけど。
いいんだ。モテモテだから。な。な。
・・・涙が・・・。
どうしたらモテモテになるのか教えて下さい。(なりふりかまわず)
あ。まともな人限定な。
2003-05-27 (火) ささやかな日々。 [長年日記]
■ 平和に感謝します。アーメン。
お昼にペヤングを食べた。
レディーとしてそれもどうかと思ったんだけど、ペヤングの魅力に勝てなかった。
ためらわず青海苔もかけた。だって食べた後鏡の前でイーしたらいいだけの話じゃないか。
おいしくて。2個ぐらい食べたい気持ちになって。
マズイ社食で済ませるより充実した気持ちになった140円のランチ。
きのう携帯電話止められた。
大人としてそれもどうかと思ったんだけど、コロっと忘れてたからしかたなかった。
すぐ払いに行った。毎月行ってるので、ああ、もう1ヶ月か、先月は誕生日前だったなとか、
そんなふうに季節をかんじられるなら悪くないなと思った。
季節をかんじるための8670円。
昨日電気を止められた。
レディーも大人も関係なくさすがに凹んだ。
しかもコレが初めてじゃないという事実にますます凹んだ。
電気を復活してもらうため電気屋さんが来るのを待っている間、何だか居たたまれなくて駅前のパン屋でコーヒー飲んだ。
お家に入ったらつけていたはずの台所の電気が消えていて、家中真っ暗。凹。
慌てて電気をカチカチしてみる。つかない。凹。
一応ブレーカーカチカチしてみる。当然つかない。凹凹。
コーヒーを飲みながら、ああ、私はホントどうしようもないなとめずらしく反省。
冷蔵庫の中のものもダメになっているかもしれない。
今日の夕食は家にある有り合わせで済ませようと思っていた。
ひき肉があったからハンバーグもいいな、タマネギがあるからオムレツもいいな、
キャベツとソーセージがあるから野菜炒めもいいし、アンチョビとレタス、ベーコンを入れてパスタもいいな。
そんなドリームボックスがだめになってるかも。
しょんぼりしてたら電気屋さんから電話が。復活されたらしい。
家へ帰ってみると台所の電気がついていた。
家に待ってる人がいるようで、ちょっと嬉しくなった。
冷蔵庫の中も無事で、かわいいと見た目だけで買った大量の赤いウィンナーも無事だった。
あんまおいしくないんだけどな。これ。でも幸せ。
文明に感謝して、残り物に感謝できるなら、電気止められんのも悪くないな。
イヤイヤ悪いだろ。
そう自分に突っ込みいれる3月分の電気代。11,050円
漏電ッッ?!!!
# 6-30 [漏電調べる前に、財布の穴を調べないと・・・]
2003-05-28 (水) 最近のアミーゴ達。 [長年日記]
■ 手紙回しは女子の特権。
最近メールをやりとりしているワタクシとマメ子ちゃん。
マメ子ちゃんはこの前のサイトからこの【チナウ】に引越してきたときメールをくれたのが縁で、
この3月にはじめてご対面も果たしました。
そんな私たち。年も近い事もアリ、なかなかアダルトでエレガントでお姉様なメールをやり取りしています。
綺麗なお姉さんはスキデスカ?
いつもこの質問をセクシーポーズをとりながら年下の殿方に問うのですが、
綺麗なお姉さんは大好きです。と非常にクールに返されてしまいます。チクチョー。
しかしですね。マメ子ちゃんとメールをやり取りしていると、どうしてこんなに安らぐんだろう。
Subject: 今日も元気に超駄文。
ヨーロレリヒー!
や、週末はいかがでしたかな。←ナイスミドル
Subject:もうさあ
マメ子、マメCo.でいこうぜ。
rumicoを視野に入れた人生計画、そろそろポクチンたちにも必要SA☆
ドットも含めてちょっと社長気分でいこうぜイエー!!
Subject:ただ今の時刻昼3時。
社長気分か。イエー。今日も俺たち元気に給料泥棒!イエー!
Subject:オッス!
メッス!キッス!ベロチュー!!
今日も俺たち給料泥棒!会社の資産盗みます☆(キャッツ)
・・・ああ、なるほど。
■ 疑惑。
私:「オハヨーゴザイマス。」
元:「ただ今の時刻、お昼の1時45分ちょうどをお知らせ致します。」
平:「はやくねーよ。」
私:「イヤー、ほら。今【ゴキ包】とかいうの売ってるじゃないですか。」
元:「あの泡でゴキブリ包むってヤツ?」
私:「アレで遊んでたらね、爪について取れなくなってね、さらに汚れて大変。
あせってたら遅刻しました。」
元:「ありえねぇ。」
平:「除光液は?」
私:「ノー!!!
フレンチネイルにしたばっかで。コレめんどくさいんですよ。取るのもったいないですよ!」
元:「消しゴムで消したら?シールとかはがし損ねたヤツ、消しゴムで消すと取れるよ。」
私:「マジっすか?!!やってみます!!!」ケシケシケシ
20分経過
私:「YES!!!めちゃキレイにおちましたYOP!!!」
元:「仕事しろ。」
私:「今日お昼おにぎりだけだったんですよね。」
元:「じゃあこれ(うまい棒コーンポタージュ味)あげるから仕事しろ。」
私:「ありがとうございます。」サクサクサク
20分後
私:「もっと食べたい。」
元:「うるせぇ。」
私:「カールのコーンポタージュ味、あれたらふく食べたい。」
元:「サクリコーンのほうがうまくね?」
私・平:「サクリコーンって何?」
元:「お前等サクリコーン知んねえの?めちゃくちゃうまいじゃん!!」
私:「聞いたこと無い。」
平:「カールうまいじゃないっすか。」
元:「あー、だめだだめだだめだ。サクリコーン最高!!
アレに比べたらカールは犬の餌だね。」
私:「そこまで言いますか。あーあ。カールファン敵にまわしたよ。」
元:「コーンポタージュ味ならアレが最強!!マジで。」
平:「コーンポタージュ味て。めちゃくちゃ狭い世界の最強ですね。」
元:「あーもう。お前等だめだめだな。おれからしたらあれだもん。
カールなんて、ほら、プラスチックの器にもって犬に食べさせるイメージだもん。」
私:「うわ。大人げゼロ。」
平:「なら買ってきてくださいよ。」
元:「最近みねぇんだよ。」
私:「だめじゃん。廃盤の時点で負け犬じゃん。それこそ犬じゃん。」
平:「あ。本当にあった。」
私:「なぬ?」
平:「お菓子専用掲示板にサクリコーンのスレッド発見。書き込みも1件ありますね。」
元:「ほらみろほらみろ絶賛の嵐だって。読んで読んで!!」
平:「えーっと・・・『部屋に置いておくとすぐしける』」
私:「・・・プッ。」
元:「バカじゃねーの!!あたりまえだっつーの!!!」
私:「サクリコーン好きって、そんな人ばっかなんですね。」
元:「うっせえ!爪きれいにする方法教えてやったのに!!」
平:「だいたいゴキ包って白じゃなかったっけ。」
私:「白だったんですけど、取れなくなって、お外で遊んでるうちに黒くなってたんですよ。」
元:「こどもかよ。」
平:「いや、元木さんもね。」
そんなキッズ同盟の私と元木さんなのですが、同じ年の同じ4月生まれということが判明しました。
今どっちが若く見えるかで冷戦中です。
オレだっつーの。
# 6-30 [ミソジになって、若いもない。どうせやる事は、給料泥棒のキッズ同盟。]
# 6-30 [エレガントなのはメールだけ! 綺麗なお姉さんは苦手です。 だからトモ吉大好き!!]
# まん*ちゃん [【ゴキ包】僕も買ったよ。試し撃ちして遊んでたら、本物に逃げられたけど。。。]
# (・ε・) [ゴキ包、マジむずかしいのな。うまくヒットできないのな。練習させろ。]
# (・e・) [2人パオで包ませろ。]
# 6-30 [肝心の2人に逃げられて、トモ吉だけがパオに包まれたりして(笑]
# まん*ちゃん [【ゴキ包】実績報告その1:昨夜、巨大蟻出現。緊急出動の上無事捕獲しました。蟻なら捕獲可能。]
# 6-30 [子ネズミには、どうかなー。ねずみホイホイに3匹つかまってたけど、まだガサガサやってる。]
2003-05-30 (金) すきとかきらいとか。 [長年日記]
■ 理屈じゃないの。
深夜に、久しぶりの友人から電話があった。
彼女とは東京で知り合って友達になったんだけど、色々精神的に大変な事もあって、
今は遠くはなれた故郷に帰っている。
ここ数年、日本の心の病に関する認識が目まぐるしく変わってきているように思う。
いや、私が関心が無かっただけで昔からあったのかもしれないが。
私は身近な人がたて続けに3人、故郷に帰ってしまった時期があった。
それを弱さだと言う人もいる。甘えだと言う人もいる。
はたしてそれは弱さ故なのだろうか。
テレビでは著名な先生方が、この時代、この日本で狂わないほうがおかしいとしたり顔で言っている。
そんな問題なのか?
彼女は静かにゆっくり話す。
そのリズムは潮の満ち引きに似ているような気がする。
電話をかけてきたくせに、彼女はあまり話さない。
私は簡単に最近の近況とか、東京の天気とか、
酔っ払ってこけた話や、愛しくて仕方が無い人の事とか、
そしてアナタのような人が側にいないという不満とか。
とりとめの無い話を、楽しそうに聞いてくれる。
潮の満ち引きのリズムは、なんとなく月の満ち欠けに似ていると思う。
そんな事をどこかで考えながら、私の心は満たされて行く。
それは弱さなんだろうか。
それは甘えなんだろうか。
幸い私は鈍くできていて、今この時代押しつぶされず生きている。
いや、多分。
時代とか、そんなこと本当は関係ないんじゃないか?
あいもかわらず私は、
デリカシーの無い一言で無意識のうちに人を傷つけたり、
腹が立てば平気で他人を罵倒する。
気に入らなければ陰口もたたくし、
結局自分の事しか考えていない。
そしてそれでいいと思っている。
彼女といるといごこちがいい。
誰かに似ていると思ったら、宗教にはまった友人に似ている。
いつも何かを素直に信じてしまう友人と、
信じる事に疲れてしまった彼女。
信じると言う事は時として、強さにも弱さにもなると教えてくれた。
信じないと言う事は時として、強さにも弱さにもなると教えてくれた。
彼女たちといるといつも、自分の強さと無力さを知る。
私はいつもそうやって、対極の気持ちを用いて決定打を避ける。
それこそが弱さじゃないか?
いつも何かを言うとき、当たり前のようにま逆の意見が脳裏にある。
いつも相反する2つの意見が頭にあって、
昨日と今日では意見が違う。
それは自分の意見をきちんと言う事からの逃げかもしれない。
そうしていつも逃げ道を作って、ゆらゆらするのは私の癖だ。
20歳になったとき。
親族で一番可愛がってくれた偏屈者の叔父にいわれた言葉が忘れられない。
君は20歳になって、日本という島国の中で大人として認められた。
なんてことはない。ただいろいろな事が許される代わりに、いろいろな事に罰せられるだけだ。
君が冗談で逃げずにきちんと自分の意見が言えるようになったとき、
そのとき初めて僕と大人の話をしよう。
私はなんと答えていいかわからず、だらしなくヘラヘラと笑っていた。
叔父が席を外した瞬間、せきを切ったように涙がこぼれた。
叔父の失望が混じったような一言。愛があるから言ってくれた一言で。
なのに未だに私は大人の話ができずにいる。
彼女たちはそんな私を許してくれている。
それは確かに彼女たちの中にある強さだと思う。
外からの刺激に疲れているのは、
弱さではなく弱っているということだと思う。
人は1人では生きていけないけれど、1人でしなくちゃいけない事は必ずある。
逃げてもいいと思う。だって、一生逃げるなんて出来ないんだから。
ゆっくり休んで。絶望して。
助けてあげる事は出来ないけど。
私は彼女の中にある、強さの一部を知っている。
それは決してなくならない彼女の中のほんの一部。
彼女たちは弱いと思う。彼女たちは甘いと思う。
でもそんな弱さや甘さは当然私の中にもたくさんあって。
ただ、そのあらわれ方が違うだけじゃないか?
たまには私を思い出して。
たまにでいいから声を聞かせて。
私はあなたの事日常にまぎれて忘れていながら。
それでも電話にうれしくなるから。
数少ない
私の愛しい人たちへ
# 6-30 [仕事中に泣かせないで!部長が外出中だからいいけど。 又トラブル対策会議かな?6-30は無実です。]
# どく [咳をしても一人 って感じですか、そうですか。]
# (・ε・) [寂しいから1人でダイジョウブー?とか声かけてるらしいっちゃ。]
# (・e・) [未来予想図。【孤独なお年より餓死!都会の姥捨て山!!】コレに決定!]
# 6-30 [花盛りのトモさまって、紫陽花のようだって言われませんか?6-30は青アジサイが大好き!]