チナウ
2004-07-02 (金) そういえば最近とうとう [長年日記]
■ 酒焼けしてきたような気がします。
お久しぶりでございます。
何をしていたかと言うと、月末で忙しかったのです。
先週末にはどぜうを食べに行ったりして、なかなかご機嫌に活動していたのですが、その夜あたりから喉が痛くなってまいりました。どぜうの呪いです。
彼は子供の頃おじいちゃんにどじょうの地獄鍋をやってもらった事があるそうです。
鍋に豆腐とどじょうをいれてグツグツ煮る。どじょうは熱いので豆腐にもぐりこむ。どじょう入り湯豆腐が出来上がると言う世にも残酷な食べ物です。子供相手にじいちゃんハッスル。
そんな逸話を聞きながら、私も女ばかりで行ったスキー旅行を思い出しておりました。
大学の頃、夜は一つの部屋に集まってお喋り。部屋にあったテレビ、何気なくでもやっぱりなんとなく気になってエロチャンネルを100円投資して皆で見ました。
その日のお題は【殿様のウナギ】。
女性を風呂に入れてウナギを放ち、グラグラ煮立てるというもの。ウナギは熱くなって女性の・・・という下品を通り越して食の神様への冒涜に一同大ブーイング。男ってこんなので興奮するの?!サイテー!!と怒り狂ったエミコちゃんにテレビは無情にも数分と言う命で消されてしまいました。今思えばあれもものすごく偏ったエロビデオでしたね。皆様お元気でしょうか。
そんなキラキラ輝く想い出を胸に、私の食欲にもムラムラと火が付き、まけじとすごい勢いでどじょうをモリモリ食べました。山椒ベッシャーかけて。そのせいか、はたまた降りしきるどじょうの涙雨のおかげか、土日は風邪でダウンしておりました。
ここしばらく週末は狂ったように遊びほうけていたので、ダラダラ過ごす休日は久しぶりです。加えて月からの使者がいらっしゃっておなかも痛い。
のた打ち回りながらどじょうが豆腐にもぐりこむように、布団にうねうねと絡まって時間がたつのをまちました。やっぱ呪いだ、絶対。
おかげで食事は全て作ってもらえてチョッピリラッキー彼グッタリ。
そして月末月頭と時間が私の上を過ぎ去り、ボーナスもらう社員を呪ったり、会社のパソコンから狂ったように懸賞に応募したりと忙しい日々を過ごしております。
懸賞。何に応募したがざっと見たら、肉と酒ばっかり。酒酒酒酒肉酒肉肉肉肉肴魚酒酒酒魚肉酒肴旅行券酒酒酒・・・・・こんな感じです。ウフフ。
今年は宝くじ3億円を本気でねらい、当たった後換金までの1週間はホテルで缶詰になって隠れようと考えていました。都内のめぼしいホテルまでチェックしていたと言うのに・・・・・
ふたを開けてみたところ、9000円買って4900円のバック。まったこれ中途半端なバックぶり。
キーッと涙ぐんでいた所、テレビで鈴木あんじゅが宝くじのお金を有効利用とか何とか言いながら、どっかの田舎の村おこしを紹介しておりました。
ボクチンのお金・・・あのド田舎の、あの普段はまったく誰も座らなさそうな公共ベンチの背もたれの一部にでもなったのでしょか。ちっとも有効さが感じられません。返してよ!!
そんなわけで懸賞、まったく当たりません。おニクもビールも届きません。
こんな私ですが、神様幸せになれるのでしょうか。
あ。
チョッピリ痩せました。
ヤタ!
2004-07-05 (月) ああ。 [長年日記]
■ 無情。
親しき中にも礼儀ありですよ。
ましてや愛する人と四六時中一緒にしたりすると、もう心配りしまくって大変なわけですよ。
でもそれをすることによって、お互い長く、男と女でいられるのではないでしょうか。
下品な言葉?ノー!
だらしない格好?ノー!
オナラ?ノー!!ノノー!!
こんな慎みあるわたくしですが、じつはもと裸族出身。一人の時なんか平気で素っ裸でうろうろしていた華麗なる過去を持つ女。
時間、常識、そんなものに縛られたくないチョッピリ強がっていたお年頃。
一時期同居していたキョウちゃん、Tシャツ1枚でうろうろする私に耐え切れず一言。
「お願い。パンツだけは穿いて。」
そんなソウル溢れる一言も、「うるさい居候。」と一蹴の私。
しかし今はちがいます。はじゅかちーじゃないですか。ウフフフフ。
そんなわけで、今日もTシャツの下にはきちんとおパンツをはいています。
彼がそんな私をチラチラ見ています。お!今日の黒のパンツ、セクシーすぎましたかね。よ!年上の大人!!俺!!
「なんかさぁ・・・鉄腕アトムみたいだね。」
コロス!
■ ごきげんよう。
「なぁ・・・ワシ本当に死ななあかんのかなぁ・・・。」
彼は涙ぐみながら私を見上げる。私はただ黙って彼を見下ろす。
「嫌やなぁ・・・死にたぁないなぁ・・・。」
彼はやつれはしたがいたって健康的な体を小さくさせ、グッタリと下を向いた。
少し薄くなった後頭部を見つめながら、やっぱり私は何も言わない。
私は彼が死ぬ事によって本当に悲しむ極少数の人間の顔を思い浮かべ、後味悪く感じはするが結局はそれしか助かる道のない人たちの人数を数え、その数の対比を考えようとしたがそのあまりにもな無意味さに眩暈がした。ましてや自分がどっち側に入る人間かなんて、考えなくても分かる話だ。
「教えてくれ・・・やっぱワシ死ななぁあかんのか?」
「・・・そうですね。」
何度も同じことを問う彼にウンザリしながらため息をつこうとしたら、驚くほどするりと言葉が出た。そうですね。それしかないですものね。
彼の小さな目がみるみる潤んでいく。お前が言うんやから、もう仕方が無い事なんやなと言いながら、それでも彼はつぶやいた。
「お前は鬼やな。死神か。」
私は何度か人が徹底的に落ちていくところに立会ったことがある。それは決して原因が私にある場合ばかりでは無かったのだが、いつも間が悪くその場にいてしまう。
そして一番言いたくない事を言う役目がまわってくる。
誰が、誰が私を鬼にしたというのだ。泣きたい気持ちになりながら彼を見る。
「でも・・お前が悪いんちゃうもんな・・・そんなこと言わせて悪かった・・・鬼にさせたのはワシやな・・・」
この人は人の心が読めるのだろうか。
人の心を読み、人の心を掴むのが天才的にうまかった彼。それがゆえに、人の心を、能力を信じる事が出来ず、結局キャパオーバーでここまで落ちてしまったんだ。
「生きることに執着する人間ほど追い詰められ、半端に死にたい死にたいいう人間ほど長生きするんですよ。」
死ぬ事をたてにする人間程死なない。弱さ繊細さを生きにくさへの言い訳にする人達。その先に本当に死を選んだとしても、本人が思ってるほどその行為に意味はついてこない。悲しみと怒りだけの渦がぽっかりと口を開く。
意味なんていらない、何もいらない自分を消したいだけだと言いながら、死をちらつかせ差し出される手を待っている。
誰もが模索し、あがきながら生きているという事実を、あなたは強い人だからとお笑いな一言で切り捨てる。
本当に強い人なんていない。本当に弱い人なんていない。環境条件は変われど、誰もが生きなくてはいけない、そんな疲れる現実から目をそむける。
執着する生の先に見える死には、誰も手を出す事が出来ない。余程の覚悟がないと呑みこまれてしまう。
私の言葉に彼は苦笑いする。知っている、この人が誰よりも必死に生きてきたという事を。だからってどうしようもないじゃないか。
人の命は重い、望まれずに生まれてきた子なんて居ない。そんなおとぎ話、今更誰も信じちゃ居ない。
誰かがいなくなると局地的に負のパワーが広がるが、それが何かを変えることなんてほとんどない。また静かにいつもと同じように時間が流れるだけだ。
望まれずに生まれてきた私の友人は、母親が産んでくれた事だけが心の支えだったが。大人になって気が付いた。
自分の母親は自分を生みたくて産んだのではなく、その事実がわからないまま出産の時がきたのだ。そしてその存在を認識したとたんあっさりと捨てた。
命は誰にでも平等に訪れ、死もまた平等に訪れる。この世で誰もが平等である唯一の瞬間がこれだと言う事実が何よりも皮肉だ。
そして人は金で生を授かる事はほとんど出来ないが、金によって生きる残りの人生を削る事が多々ある。
あとはその期間が長いか短いか、予期するものか出来ないものか、奪ってしまうか奪われるかだ。
彼はゆっくりと立ち上がった。私に向かって小さな声ですまんなと言った。そしてそれより少しだけ大きな声で元気でなとつぶやく。
小さく見える彼の背中を見送った。その背に死神は見えなかった。
だぶんもう会う事はないだろう彼をはなんとも言えない気持ちで見つめ、私はまだ猶予のある時間の中へ帰った。
2004-07-08 (木) 静かな余生。 [長年日記]
■ 体型も人生も中肉中背。
何をするにしても「半端だな私」と日々感じている今日この頃です。
何につけても半端。それにつけても半端。ゴハンにのせても半端。
半端と半端を足すと1端になる?とか思いだしてる時点でもう甘んじてると。つうか半端サイコーぐらいの心積もりですよ。
今日も夢を見ました。
キョウちゃんが海外でなぜか芝居をやるというので観に行きます。
目の前に広がるはサグラダ・ファミリア。
ガウディーすげー!!まじすげー!!とかアホ丸出しにいいながら、観光したいので芝居観に行けへんわとアッサリ電話すると言う薄情っぷり。
キョウちゃんが。サグラダ・ファミリアな土地で芝居すると言うのに。
そんな壮大なのかしょぼ臭いのか分からない半端な夢の中、自分の身勝手さだけはきっちりとリアルに練りこまれているあたりも、やはり半端臭漂う作品となっておりました。
先日は風邪をひいたため鼻がまったく利かず、何を食べても分からない。
悔しくて酒をゴブゴブ呑んだのですが、これまた味がわからない。だからあんまり酔わない。
ほんとですよ、あの、呑めないのに飲み会行かなくてはいけないとお悩みの皆様。鼻で息しちゃダメ。もっというと鼻つまんで呑めば酔わないんじゃないかな。うん、理性無くさないですむけど友達は無くすね。
で、次の日なんだかだるいのね。喉も渇くのね。
冷蔵庫を開けるとちょうどポカリが入っていたのでガブガブ呑んで、一気に噴出しました。冷酒でした。
我が家では500mlぐらいのペットボトルに日本酒入れて冷やしてるんですよ。そんなのが冷蔵庫に所狭しとゴロゴロしてるんですよ。しかも二日酔い対策に、お茶やコーラやポカリやオレンジジュースやがこれまたゴロゴロ。
そんなわけで冷酒。普通はお茶とかのペットボトルなのに、たまたまポカリ。透明。またお茶のスグとなりに冷やしてあったし、鼻も利かないから思い出すもおぞましい勢いでしたよ。
呑みすぎた次の日の水分の取り方ってえげつないじゃないですか。飲むと言うより、喉全開にして流し込むと言うか。
結構呑んじゃった。するする呑めちゃった。おいしかった。
鼻が利かないから自分が酒臭いかすら分かんない。会社で叱られるかな。
まあいいや、いざとなったら「夢の中で飲み会でした。」ぐらい胸張って言ってやろうと覚悟を決め出社。
誰も何も言わない。
半端だ。この宙ぶらりんの決意どうしてくれよう・・・。
しょんぼりしてミポコにメール。
やっぱり痩せないよ・・・でも外国のなんかの調査で、浮気しない男性のパートナーはほとんどぽっちゃり型らしいし・・・浮気する男性のパートナーはほとんどほっそり型らしいよ・・・と、弱気に後ろ向きに話しておりましたところ、彼女から心温まるメールが。
トモちん、太ってるってったってアメリカ人ほどじゃないでしょ?大丈夫だよ!!
こんな励ましにまったくならない励ましはじめてみました。
これからも、半端に、平凡平淡に生きてゆきたいです。
当面の目標は風邪を完璧に治すことです。
彼にもキッチリうつしましたから2人して風邪っぴきです。
そのくせ真夜中カラオケでのみまくりシャウトしまくりで頭痛割増をくらっております。アホです。
しばらくは大人しく静かに暮らします。
スーパーのポイントコツコツ貯めたりね。
1円5円10円貯金したりね。
500円じゃない所がみそだな。
# 浅野 忠信 [味濃いの奴をちょびっとご飯に載せたい。]
2004-07-12 (月) あなたがわたしにくれたもの。 [長年日記]
■ あのひのあわいこいごころ。
話は少し前後するのですが、先日私の彼の誕生日がございました。
何をプレゼントしたものかと悩んでいたのですが。
うそ。悩んでない。去年の誕生日が終った時点で今年のプレゼント決めてた。
プレゼントというものはやはり少し驚かせて、かつ相手の欲しいものというのが基本だと思います。
どうもその基本を外しがちな人がいて、しかし相手の善意から来るものなので、いつも包みを開く瞬間嬉しさと若干の不安が付きまとうわけです。
チビッコギャングのユウが女子高生にもらったプレゼントなんかがとても分かりやすいものでした。
包みを開けると、ねずみの着ぐるみを着たキティー(この時点でよく分からない。キティちゃんが捕まえたねずみの皮を剥いで被ったっつうコンセプト?)ちゃんが、背中に手作りと思われるリュックを背負っていました。
リュックの中からは大量のジャムが。
いや・・・かわいいと思いますが・・・・コレは明らかに、かーわーいーい!コレ贈る私もかーわーいーい!というワケでございまして。
当然のごとくそのプレゼントはその場で他の女の子に渡されておりました。
そしてユウはつぶやいておりました。「気持ちをもらっておく。」と。最終手段に踏み切りやがりました。
私も気持ちだけでいいですと辞退したくなるプレゼントを頂いた事がございます。
私の似顔絵をセル画にドロンジョ様のように毒々しく描いてくれたオタクのMさん。1日かかったそうです。
モー娘。の中に私と林マスミを混ぜたアイコラ写真をくれたFさん。殴っておきました。
エルメスの犬用首輪を下さったKさん。犬を飼ったことの無い私にどうしろというのでしょうか。何プレイ?
そんな中でも一番心に響いたプレゼント。
数年前、そんなに親しいわけではなかったのですが何度か友人を交えて食事をした事のある人に、お誕生日プレゼントを頂きました。
当然誕生日当日は親しく大切な人と会うわけでして、その方とは誕生日より前にお会いしました。
うん、軽く1ヶ月くらい前。
かなり前から誕生日ご飯食べようと誘ってくださってたのですが、お断りしていた所こんな前倒し過ぎる日となってしまったのです。
そんなわけですから、私もまさかプレゼントがいただけるなんて夢にも思っておりませんでした。
レストランでデザートを食べ終わりコーヒーを飲んでいたところ、机の上に箱が置かれました。長細くてずっしり重い・・・・包丁?
開けてみると、生まれてこのかたお目にかかったこと無いような、それはそれはステキなネックレスが鎮座されておりました。
幅1センチほどのチェーンが、ピンポン玉ほどもあるごっついドクロの両目を貫通して円を作っておりました。
よくよく見るとそのチェーンも蛇な。そしてゴールド。
ニコニコしてつけてみてっていうんですよ。本当に言うんですよ。
私、黒いロングワンピースを着ておりまして。ろうそくの火のゆれる薄暗いイタリアンのお店で。首にドクロ。
似合いすぎてましたよ。確実に黒ミサ。
お店の人にチラチラみられ、他のお客さんにクスクス笑われ、コリャしらふじゃ生きていけないとデザートも終ったのにそこからまたワインをあけ、終電ギリギリでダッシュした所、このドクロが胸とアゴを交互に直撃。翌日胸元にはうっすら打ち身が。
ひょっとして呪いだったのかもしれません。
あまりに面白くかつ似合いすぎていたので、しばらくこのネックレスは友人達に見せびらかしておりました。
100発100中笑い取れる。
そんな私ですので、彼には本当に喜ぶものをあげたいのです。
彼は身に付けるものや持ち物には一応こだわりがあるようなので、そのあたりはあえて避けて後日一緒に買い物した時にでもプレゼントしようという作戦。
私が彼に聞かず、かつ確実に喜ばせる事が出来るジャンル。それは食べ物。
だから今年も気合を入れてプレゼントしました。
からすみ。
たっけー!からすみたっけーよ!!
立会川に大量発生するような、あんな脳味噌に何か沸いてそうな魚が。何故に高い。
さすがに長崎産のボラを使ったからすみは手が出ませんでしたが、海外で捕れたボラを長崎で加工してうやむやにした物をなんとか購入しました。
彼は大変喜んでくれ、チビチビ齧りながら日本酒を飲んでいます。えがった。
ちなみに去年はキャビアでした。
うん、普通にウケてた。
そういえば、コーちゃんとのつきあいも大分長くなってきた私。
なのに最近のやつといえば、ちーともおごってくれないしちーとも貢いでくれません。
やい。ヒゲ。何かよこせ。
誕生日を軽く2ヶ月過ぎて催促のメールを出してみました。はたして。
そういえば、マンション購入しました。 ローン?何そのシステム。
おいおいスゲーメールが返って来たよ!!!
2004-07-14 (水) 忘れかけていたアノ感覚が。 [長年日記]
■ 今私を包み込む。ウフン。
ひさしぶりになかなかな二日酔い気分です。気持ち悪い。
軽く咳をすると取り返しのつかないことになりそうでつらいです。
昨日は会社の人たちと呑みに行ったのですが、そんなに飲んでないんですよ。
皆お金ないしサクっと行く予定だったので、会社の目の前にあった白○屋へGO。
でね、最初に皆で生中で乾杯して、そのあとはグレープフルーツハイを大ジョッキで3杯。それだけ。
それだけなのに何故こんなにしんどい。前に同じ店でもっとのんだのに、何故に今回だけ。
しかも隣の席だった元木さんも、まったく同じペースで同じ量で二日酔い。
さらに後2人チューハイ仲間がいたのですが、そのうちの1人中野さんも二日酔い。
この人は大変な大食漢でして、まあ日本人でコレほどまでサスペンダーが似合う人がいたのかというほどのお体。
お食事も力士並にこなし、日本酒1升ぐらいならぜんぜん平気というお人なのに。
この人も私たちと変わらない量飲んで二日酔い。
昨日の白○屋のチューハイには何かが潜んでいたに違いない。
そんなわけで二日酔いという事実が腑に落ちない私と元木さんは、【ちっとも二日酔いじゃないよ!自分!】を演じお互いを牽制しています。
私 「お昼ですねー。なにたべよっかなー・・・うぇっぷ。」
元 「そうだなー。がっつりいきたいなー・・・うぇっぷ。」
私 「おなかすきましたよねー。マクドでマックグランでも食べようかなー・・うぇっぷ。」
元 「おおいいねー。じゃあ俺はダブルにしようかなー・・・うぇっぷ。」
私 「ナゲット100円ですもんね。 オエー。」
元 「おう!おれもそれにしよう。 オゲー。」
そんな中たまたま出張で昨日の飲み会を逃れた平君、いつにもましてクールで人ごとです。
平 「買ってきましょうか?」
私・元 「・・・・ありがとう。(←もうあとにはひけない)」
彼にはもう少し情熱的に、場の空気を読むという行動をして欲しいものです。
そんなわけでお食事タイムなのですが。いや、二日酔いの食事久しぶりでしたよ。そうだそうだこんな感じだったよ。
おなかはすくんだけど、食べると胃が動き出して又気持ち悪くなる。
もぐもぐもぐもぐ
元 「・・・・どうだよオイ。」
私 「なんか・・・忘れかけてた何かが蘇ってきました・・・。」
元 「・・・俺も死んだばあちゃんが見えそうだよ・・・。」
この調子ですので、午後もちっとも仕事になりません。
元木さんと競うように水分を取りまくってます。意外に三ツ矢サイダーなんかがおいしい!
昼を食べたばっかりに・・・・またディープに酔いが・・・・・
そこにトラブルから呼び出されていた主任の阿部さんが帰社。いつもの穏やかな笑顔をたたえ私たちのところに近寄ってきます。
そういえばチューハイ4人組の一人であるはずの阿部さん。どうしてこの人だけ平気なんだろう・・・。
穏やかな笑顔に隠れているが、お酒めちゃくちゃつよいという伝説はどうやら本当のようです。
阿 「あれ?どうしたの?」
私元 「昼ご飯食べたら二日酔いが蘇ってきて・・・・・」
阿 「そう。2度楽しめてよかったね。」
・・・鬼だ。
■ ネガイマシテハ。
昨日も10人程で飲んだのに、女は私一人。そしてやってくる運命のお支払。
部長 「トモさんは女性だから、今日はいいよ。男で割ろう。」
元 「部長。いい加減その考えがこの場合当てはまらない事に気がついてください。」
私 「なんでよー。」
元 「今日はともかく、いつもこの人率先して値段吊り上げてるんスヨ。」
私 「ひどいー。」
そんな感じで毎回もめますが、今回もタダでした。ごっち!
私の分も上乗せして割られ、その上二日酔いで元木さん死んでも死にきれないようです。
元 「おかしいよ部長は。あの人今どこいってんの?」
私 「福岡に今日明日と出張ですって。タフですよね。」
元 「あの人スゲー飲んでたから、今ごろぶったおれてんじゃねーの。」
そんなところにジャストタイミングで部長からお電話が。
いつものように元気はつらつ、電話を取ったのは元木さんなのに、私達にまで声が聞こえてきますよ。
一通りハキハキと仕事の指示をし終わった部長。
元 「ところで部長。今日酒残ってませんか?大丈夫っすか?」
部 「ぜんっぜん!!高林君元気!!完璧ダーーーーーァ!!!!」
隣にいる私までキーンときそうなほどの大音量が元木さんの耳直撃。
元 「・・・・・う・・・うぇえええええ・・・」
トイレに走る後姿を切なく見送りました。
私たちを酔わせた白○屋のチューハイは牛殺しのチューハイと呼ばれ営業部までその噂が響き、リベンジしに行こうぜというお誘いを頂きました。
いくわけねーだろ。
昨日の白○屋厨房では、一体どんな配合がなされていたのでしょうか。
は!もしかして!!
エコエコアザラク・・・・・
2004-07-20 (火) タタカウオンナ。 [長年日記]
■ 強く。深く。
安心したらだめなのです。
日々の隙間隙間に刺客は潜んでおるのです。
そんなわけで私も戦う日々ですよ。愛と回し蹴りの日々。得意得意。
弱さをタテにする人は、本当は強い人なのです。
目の前で弱くよろめいてみせる、なかなか役者なそんなあなた。
その姿に釘付けになる男は、私はいらんのですもってってください。
そしてこの世のグレーな海は、強い人とか弱い人とか、そんなレベルの分け方が出来る程明解なわけはなく、
ブツブツ言ってる間に溺れてしまう奥深さ。
皆多かれ少なかれ戦って、計算して、真正面からぶつかったり、肉を切らして骨を絶ったり、負けて勝ったりしてるのです。
私は結構強いですよ。だって負けたくないですから。死に物狂いですから。
戦ってきた記憶は経験値。
流した涙は戒めの礎。
自分をおとしきれない中途半端な自尊心とか、なめきった言い分とか、くだんない小細工とか、ちゃんちゃらおかしいワケですよ。
なぜならば。
その技私も使った!確かに私も昔そんな作戦かましてた!見切った!!
遅いのですよ。人を年より扱いして優位に立ったつもりでいて下さい。
そんな事、とっくの昔に繰り返してきましたよ。とっくに体得した技ですよ。
だからね、そんな技、かわし方も、潰し方も、熟知してるわけですよ。
なめられたもんだ、そんなちゃちな技でどうにかできると思っていたの?
私達が使い古して来た事を、稚拙なお遊戯を繰り返してて。
こちらは次の技を繰り出します。
これでもうKOだよ。いっぱつだよ。真似なんて出来ないよ。
なめんな。ざまみろ。ね。
メロメロでしょ。
なぬ?タイム?
拒否!
2004-07-28 (水) 今宵すべてのバーで [長年日記]
■ 手のかかるおっさんにお別れを。
酔っ払った時、特有の浮遊感に襲われる。
私はいつもそれが気持ちよくて、ついつい呑み過ぎフラフラ歩く。
プラットホームに立つ時、長い階段を下りようとする時、いつもふとこのままふわっと落ちたらどうなるだろうと思う時がある。
いつか酒で死ぬぞとよく言われた。
朝目覚めて記憶がないとき、良くぞ無事だったと我ながらゾッとする事もあった。
先の事はわからないけれども、多分だけど、多分、私は酒では死なないと思う。
中島らもが死んだ。
酔っ払って階段から落ち、頭を強く打ったのが死因となった。
最初に中島らもを知ったのは高校生の頃で、新聞でやっていた相談コーナーだった。
同性の人しか愛せないと悩む男の子に、明るいゲイライフを送ってくださいと当たり前のように答えていた。
最初に読んだ本は【4087486397】。
当時、村上龍の【4087496287】という青春群像を読んだ直後この本を読んで、ああ、なんとなく私はこっちよりの人間だなと思った。
多分舞台が私たちの通学範囲と被っていたからだが。
【4087484807】をドキドキしながら読み返し、【4061856278】で苦笑いし、【4087470253】でなんともいえない異物感と浮遊感をもらい、【4938598019】を愛し、彼の主催する劇団【リリパット・アーミー】の公演を見に行き心底がっかりしたりした。
テレビでは適当なコメントとともに、隙あれば「おっちゃんのちんちんな・・・」とつぶやき、もし愛する人が殺されたらという話題に、そしたら相手も絶対殺すと見たこともない冷たい表情を浮かべ。
適当で弱虫で優しくて真面目な関西のおっさんを私たちはしゃーないなぁと愛していた。
沢山の人がこの人は酒か薬で死ぬだろうと思っていた。私もそう思っていた。
そしてそうなっても本人は、あれまぁとか言う程度でふらりと別の世界に行くんだろうなと。
そして私たちは酒の席で、そういえばらもさん死んだね、あの人らしいねって言い合った後、それぞれ読んだ本の感想を持ち合って、そしていつも酒の場がそうであるように、またその話題も酒に薄められ消えていくんだろうと。
私たちもあれまぁって言うんだろうと。
それが。
文字通り酒を飲みながら、よいがまわり始めた頭に、あっさりと彼の訃報がブラウン管から飛び込んできた。
そして、酒で麻痺した頭が、それでもはっきりと悲しみを受け取った。
こういう結末は何よりもらもさんらしいはずなんだが、なんだか思ったよりやっぱりなって言う気がしない。
思った。
あの人は、無茶して、体壊れるまで飲んで、薬で周りに迷惑かけて、あっさり行く事でファンに語り継がれるような人じゃなく、それでもまだしぶとく適当に生きているしかたないおっさんとして愛されていく行く人だった。
ひねりもなんもないオチでワシおもんないな。つまらんな。すまんな。
そういいながらてれくさそうに苦笑いしているような気がする。
沢山の資料を広げて沢山勉強して本を書くらもさん。
自分の経験談を元にしたほうが得意で、そんな作品はいつもの本人の風貌に似合わず少し湿っぽくなってしまうらもさん。
すきでした。
やすらかに。
あの世でお酒は飲めたでしょうか。
# (・ε・) [マジで?!!スゲー天才だ。あのウグイス色の制服(ダサイ)着てたの?ぽくちんはそこより駅をいくつか西宮よりのお山の上の..]
# (・e・) [ちなみにpinoちんの学校とは方向性も偏差値もまったく違うので交流がありませんでした。先輩には漫画家の樹なつみがいる..]
# pino [あのウグイス色は「金無いからいちばん安い布で」という理由で決まったそうです。僕は着たこと無いのですけど(制服着ないで..]
# 6-30 [甥っ子はpinoさんの後輩になるのか。制服姿は見たことないです。]
# フィネガン [合掌。ちゅーか灘とかありえんッス。]
# (・ε・) [東大進学率ナンバーワンとか言われている灘ですが。東大はいるより難関らしいです。]
# (・e・) [あと入った後の6年間とかね。神戸といえば高架下!]
# 浅野 忠信 [電車の中で雑誌読んでいる人が居た。記事になってた。記事のタイトルが不思議な感じだった。中島らもという名前しかしらない..]
# (・ε・) [ニュースでもほとんど取り上げられなかったね。]
# (・e・) [西川清のお父さんの死にかき消されてた。ある意味カッコイイ。]
# 6-30 [ヤタネ!痩せるのはいいことです。シアワセになれますよ!]