チナウ
2004-01-06 (火) 新年早々 [長年日記]
■ 家族崩壊。
皆様新年あけましておめでとうございます。もう6日もたってますが。
年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。
私は関西のほうへ里帰りしていたのですが、実家では年末の格闘技祭りに負けじとバトルを繰り広げてまいりました。
超しょっぼーいやつ。
里帰り前は彼と競馬へ行き、12月26日開催にもかかわらずクリスマス・カップとかいうおおらかなネーミングのレースに500円かけて7500円になりました。大喜びです。
しかし翌日の有馬記念では3000円買って負けました。
何をしても半端な結果に終ると言う私の1年にふさわしい締めくくりだったと思います。
彼の会社の人たちと我が家で鍋をして酔いつぶれ、翌日2日酔いのまま実家へ帰りました。
新幹線の中ではワイン1本とサンドイッチを食べた為、迎えの車に乗った瞬間に酒臭いと説教をくらいました。
実家では弟が2人がかりでワタクシのセクシーバディに総攻撃です。
うわっ!姉ちゃん太ったな!
なにそれ。ありえねぇー。
ほら、あれだな、フィリピン系の肥えたおばさんみたいなかんじだな。
そうそう、日本人離れしたでかさだよな。
そんなカワイイ弟2人暴言を、それでもせっかくの家族揃っての年越しだからと涙をこらえて2003年が終るのを待ちました。
テレビでは3チャンネルで格闘技が繰り広げられています。
肥えた、親不孝ものなどの暴言にも我慢です。
ほら、ごらんなさい。曙だって、思ったより打たれ強いじゃないですか。
ぶるぶるふるえながらまたワインを飲む私に極悪末っ子ユウちゃんの一言。
ちょっとボブサップ醤油とって。
ぷっち-----------ん------
テメー!!末っ子なら何言ってもいいと思ってんのかっっ!!!
女のくせにてめえとか言うな!!!
うるさい2人とも立ち上がるなテレビが見えないだろっっ!!
ダイちゃんこそもうオッサンの風貌やんか!!
俺はおっさんでもいいんだ!!女は綺麗にしろ!!
じゃあお母さんはなんなのよ!!
かあちゃんはもうすぐおばあちゃんだからいいんだよ!!
んっまーーーーっっっっ!!!おばあちゃんとはなんですかっっ!!!!孫もいないってのにっっ!!!
そうだよ孫担当だったはずだろ姉ちゃんどうにかしやがれ!!!
おわったことをグダグダ言うなっっ!!!
ピッピ・・ポーーーン あけましておめでとうございます。(←テレビの声)
あ・・・・・。
そんな感じで迎えた2004年。幕開け。
その後も主にボディ関係の無神経な攻撃をくらい、ワタクシボロボロでした。
いいかおまえら。お姉ちゃんは声を大にして言いたい。
確かにお姉ちゃんは太った。ああ太ったさ。
でもな、肥えたはやめろ。せめて太ったにしておけ。
覚えとけお前等。お姉ちゃんが痩せて宝くじ当たって金持ちになっても、絶対お前等だけには援助してやらんからな。
お父さんだけは優しかったから援助してあげるからな。
そん時になって泣言いうなよっっ!!!覚えてろっっ!!今年は宝くじ買うからな!!!
家のパソコン、検索記録【ロリコンアニメ・女子高生 痴態・歩道橋 下からのアングル】になってたぞ!!
アレ全部ダイちゃんだろっっ!!お姉ちゃんは分かってても優しいから黙っててやったんだぞっっ!!
ユウちゃんだってふけてたんだからな!!いつまでも末っ子で若いと思うなばーかばーかお前等ばーか!!!
相手の絶対見ていないところでの悪口と言うものはスッキリしますね。スッキリ。
そんなわけで3泊4日中細かい家出をくり返し、結局1泊しか家におりませんでした。
しかし家出の理由が理由なため、ユカをはじめ友人たちも馬鹿にして相手にしてくれないし、当の家族が家出と認識していなかった事が悔しくて仕方がありません。
もう来年まで絶対帰らないからな。覚えてろ。
3日の日は親戚やユカも交えて我が家の狭いリビングに13人も集まりました。
マジ狭いのに。あれ多分6畳くらいしかないんじゃないの。
そこでお節と焼肉とタコヤキを焼くと言う、ほんとうに頭おかしいんじゃないかと言う宴会を繰り広げました。
ワインも飲みまくり。当然酔いつぶれかけ。
そのあとミホコと会う約束をしていたので、新大阪近くに住む彼女の家へユカとユカダンナに送って貰いました。
正直どうやって向かったかあまり覚えていません。でもユカも酔っ払って携帯を我が家に忘れていきやがりました。おかげでまだお礼がいえていません。まいっか。
ミホコ宅ではいろいろな衝撃の事実を聞き、コレは聞き逃したら洒落にならんと必死に聞き、やはりかなり飲まされ、新大阪まで送ってもらいました。
新幹線はまさにラッシュ時。
自由席のチケットしかなかった私。やっぱりどうやったか覚えていないのですが、気がついたらまもなく新横浜のアナウンスが。
ミホコと別れてからここまでの記憶が全くありません。
喫煙席であまりにも煙たさに目を覚ましたら、3人席の窓際の私挟んで前後計3列8人がグループ、しかも貧乏臭い顔したホストという汚れっぷりでした。
営業されそうになったので新横浜で飛び降り、そこからなぜかポゾポゾさん達の飲みの席に乱入。
しかし私はその時点でダウン。ずっと突っ伏して眠っていました。帰りはタクシー代を借りて帰るというしまつ。
ごめん。ごめんなさいポゾポゾさん・・・。
そんな今年の幕開け。
仕事はダルダル。やっぱり土産も買わず大ヒンシュク。
もういい。もうそっとしておいて・・・。
遊んでばかりいる私にコーちゃんから情報が。
我【チナウ】でもおなじみのあの方が、某所で取り上げられプチ有名人になってました。
今年も彼のご活躍をお祈りします。無責任に。
あー、今日記書きながら又思い出して腹が立ってきました。
今年家族の口から最も多く出た言葉ベスト3は、
・ボブサップ ・フィリピンの肥えたおばちゃん ・中年太り
でした。
コノウラミハラサデオクベキカ。(関西方面にムイムイいいながら)
2004-01-07 (水) どこをどうまちがえたんだろう。 [長年日記]
■ ボクタチの別れ道。
お正月に訪れた友人宅で。
帰国していた海外勤務の友人ワダが、前から勉強していた国連の試験に合格したと報告した。
今はケンタッキーに住んでいるが、転勤するらしい。
国際情勢と今度からの仕事の関連性、飢餓に苦しむ国に自分に何ができるか、又なにをすべきか。
アホな私たちにもわかりやすく熱く語ってくれているのを中断して、キョウちゃんが衝撃的な質問を繰り出した。
「マクロとミクロてなに?」
共に6年間英語の追試皆勤賞だった私は、愛しいご学友の肩を優しく抱いた。
ワダ、脳味噌の飢餓に苦しむ私たちのことにはかまわなくていいから、あなたはどうぞ世界にはばたいてください。
■ さらに。
つまりワダの壮大で崇高な仕事を簡単に言うと、【国際的公務員】になるらしい。
やっぱりマイソウルフルメイトのキョウちゃんがきょとんとしていた。
トモ、ピンとくる?と不安げに尋ねてくるので、インターポールの銭形みたいなものだと教えてあげた。
ものすごく安心した顔をして、うんうんと頷いていた。
分かった気になったらしいが、彼女の脳裏に浮かぶものはなんだったのか。
多分こんなかんじ。
きっと銭形に気を取られているに違いない。(銭形率84%)
■ 温度差。
彼と夕飯の買出しのためスーパーへ行った。
カロリーとかそんな事考えた事も無いんだろうなという迷いのない手つきで、彼がお徳用ポテトチップス〈うすしお〉を買い物篭に入れた。
彼の細い腰を見つめながら、この人とは住む世界が違うのではないかと思った。
2004-01-08 (木) それでもキョウちゃんのほうが私より成績よかったてどゆこと。 [長年日記]
■ 武士の情け。
昨日日記のキョウちゃんの話、コーちゃんは作っただろうと信じてくれませんでしたが実話です。
ミクロとマクロについての説明は、やっぱり隣でやさしい私が諭してあげたのでした。
「キョウちゃん、【ミクロの決死隊】とかいう映画あったでしょ。」
「ああ、医学的に強いって意味?」
ぶん殴ろうかと思いました。
いくら飢餓や何やの話してたからって、医学的に強いってなんやねん。
さすがにあわてて、ああ小さいってこと!!とか言い直してました。
目が輝いていました。
気を利かせたワダが、じゃあこれから1時間の間横文字とか和製英語とか使ったら100円出すってことにしようか、と助け舟を出しました。
みんな快く了承したのですが、スタートして20分もしないうちにキョウちゃんがダントツでとんでもない金額をたたき出しました。
景気よく書き込まれていく正の字をみてブルブル震えています。
「ちょっとまって!ストップ! あ!!!」
正正正正
「うわっっ・・・このままやったら帰りの新幹線のチケットも買えな・・あ!!」
正正正正正正正正正┬
「そんな・・なんていったらいいの・・・きっぷ・・・これも和製英語?」
涙目になる彼女に居たたまれなくなり、その紙をびりびり破ってあげました。誰も文句はいいませんでした。
いいですか。コーちゃんを含む天然少女大好きの皆様。
つねづね私は口をすっぱくしていっていますが、あなたたちの言う天然少女とは存在しないのです。
それはいたとしても成長の過程で失われていったり、失われたものを分かっていて使っている賢い女性なのです。
本当の天然とは、彼女の事を言うのです。
そして天然と何とかは紙一重なのです。
そんな天然女性キョウちゃんが天然女子高生だった頃。
漢文のテストで、【この物語の登場人物はなんにん(何人)ですか?】というサービス問題がありました。
テストが返ってきました。3人に丸の付いた答案を見せ合う友人たちの中に、ぶるぶる震えるキョウちゃんがいました。
彼女の答案用紙には綺麗なのびのびした字でこう書かれておりました。
中国人
とてもとんちの利いた解答でしたがさんかくでした。
テストの点数で、小数点がついているのをはじめてみました。
# (;´Д`) [「失われたものを分かっていて使っている賢い女性」に騙されたいのが真の天然少女大好きっ子だ。キョウちゃんは天然じゃなく..]
# pino [あかん、面白すぎる!!!!おなか痛いよ!!!!!!!! ねえ、もっと面白エピソードないの??]
# pino [俺は萌えよりウケたいので、キョウちゃんに一票ですな。]
# フィネガン [かわゆすぎる!]
# (・ε・) [キョウちゃん祭りだワショイ。]
# (・e・) [ワチョーイ。]
# 浅野 忠信 [ミクロの決死圏だよ、決死圏。SF好きだった少年より。]
# 浅野 忠信 [決死隊って白虎隊ぢゃないんだし。クドイ?]
# (・ε・) [アチャー。ミクロになって決死の覚悟で体内に入ってなんかよう分からんけど戦うってやつやとおっちゃんおもとったわ。わりぃ..]
# (・e・) [おっちゃんて。ついにそこまで。]
2004-01-15 (木) シンプル。 [長年日記]
■ そんな僕の脳。
その男の事を実は誰も良く知らない。
彼は常に寡黙で、己の拳だけで生計を立てていた。
そのボクシングという商売すら、彼に向いていたかどうか定かでない。
彼の戦うスタイルは独特だった。
前へ前への選手たちの中、彼はいつも打ち込むと1歩後ろへ退き、常に相手との距離を神経質なまでにとっていた。
彼の硬い体は全てのパンチを跳ね返す、それは彼自身が閉じこもる殻のように全てを受け付けない。
彼の目には、敵に対する恐れとか、退く事へのためらいはない。
常にどこか遠くを見るような、そんな他人事のような視線にいつも対戦相手は困惑する。
彼の中にはいつも孤独しかない。
四角いリングの中で、敵という最大の理解者がいるというのに。
その目に映るもの全てを拒絶していた。
相手のパンチが空を切る。
彼はまた1歩下がる。
常にその距離は埋まる事はないのだ。
と。
そんな映画だと思っていました。
大間違い。
2004-01-19 (月) 呪い。 [長年日記]
■ ごめんねペタジーニ。
お弁当を持っていかなかったのでコンビニで済ませました。
春雨ヌードルとタラコおにぎりという金欠とダイエットみえみえのメニューをもそもそと食べていた所、元木さんと平君がマクドから帰ってきた。
あ。マックですか。やだーぜったいやだー。
その昔。
ユカちんと2人で東京へ遊びにきた。
深夜バスに乗った。幸い運転手は酒臭くなく蛇行運転も酒なかった為、朝三文の得どころではないほどのポジティブな時間についた。
なんとかマクドナルドが開く時間になったので、東京駅の地下街を探してうろうろした。
温かいコーヒーが飲みたかった。
道行くお兄さんにマクドの場所を聞いた。
すみません、この近くにマクドありませんか。
マ↑クド?
ええマク↑ド。
マ↑クド?
ええマク↑ド。
・・・!ああ、マックね。マック。
鼻で笑われた中学生の夏休み。あいつ鼻フンしやがったと悔しがった乙女だった私たち。あの頃はまだ【男女7人夏物語】も放送される前で、関西弁は認知どころ か純粋にめずらしがられていた時代だった。
こんなベタベタな会話が平気で繰り広げられていた時代からコレがトラウマとなり、いまだに私はびくびくしながらもマクドと呼んでささやかに反抗している。
マクド。
元木さん、平さん、今日のお昼はマクドですか?
うんマック。
平さん、アンタ岡山県民の癖に裏切ったね。
トモロック、ペタジーニ好き?
名前が好き。
そんな返事が返ってくるとは思わなかった。
なんか気楽そうなあったかい国の風を肌に感じるよ。
いまマックでペタジーニのそっくりさん見た。
しかも女。
ペタジーニ名前は好きだけど顔がわかりません。
ナニソレ。 うわー!!!
??
??
コーラが横倒しになってる!びしゃびしゃ!
元木さん、ペタジーニとか言ってたのがばれたんじゃないですか。 うわー!!!俺もだ!!ペタジーニの隣の奴にやられた!!
見事なチームプレーですね。
しかも俺のポテト明らかに少ねえよ!!
俺のナゲット、ソースマスタードでって言ったのにバーベキューだし!!
つか、俺のコーラじゃなくてアイスコーヒーだ!!
2人の無様な様をペタジーニの呪いだ呪いだとか言いながら笑っていたら、タラコおにぎりの海苔がうまく食いちぎれずタラコがキーボードの上にほとんど零れ落 ちました。
キーボードがどうとか言う以前に、何もナシのおにぎりになってしまった事のほうが悲しくて仕方ない昼休みでした。
マジ怖いよ。ペタジーニ。
あとマックじゃなくてマクドな。マクダーナ。
あ。じゃあマクダやん。
■ 急募。限定女子。推定女子より。
なんかね、金曜日に銀座近辺で飲むわけよ。
例によって男ばっかりで女私一人かってものすごくブーイングくらってるのよ。
私を女にカウントするほど世の中甘くないわけよ。
そんなわけで誰か女子一緒に飲まん?コワクナイヨ。ヤサシクスルヨ。呑めなくてもOKよ。
ほんと年齢とか星座とか干支とか問わないから。
もし良かったらメールくだしゃい。助けると思ってここはひとつ。
ちやほやするから。大事にするから。なにがあっても守るから。
プロポーズかこれ。
2004-01-20 (火) 怖い話。 [長年日記]
■ あなたのそばにもある恐怖。
昨夜寝る前にふと怖い話になった。
風邪気味なのでもう寝ようといっていたのに、私と彼は1時間近く怖い話をしていた。
彼の声は皆といるときと2人でいるときではぜんぜんちがう。
低く落ち着いた声で淡々と話す。
その声のトーンが実に怪談話にあっていて、しかも怖い話を淡々とするので怖さが倍増する。
・・・っていうのが俺の高校時代にあった話なんだ。
ヒエー。
こんな状態では怪談女王の名がすたる。
私も負けじと彼に学校にまつわる怖い話を披露する。
ウチの高校の被服教室の一番後ろに、女生徒の肖像画がかかってたんだよ。
うんうん。
結構古そうな絵なんだけどね、なんていうのかな、どうしてこの子をモデル?って感じで微妙に顔のバランスが悪いって言うか・・
うんうん。
まあ直球で言うと不細工なんだけど、それだけじゃ言い表せない不気味さがあったのよ。
うんうん。
そうなるとさ、その絵にまつわる噂話が出てくるわけよ。合宿中ソフト部が肝試ししたらその絵から笑い声が聞こえたとか。
うんうん。
その絵の女の子が膝に置いている読みかけの本のページがめくれたとか。
うんうん。
でね、ある日私たちのグループが席替えで、その絵のまん前のテーブルになったのよ。
うんうん。
こわいね。不気味だねって噂してたら家庭科の先生に叱られてね。
うんうん。
先生、この絵ねって怖い話しようとしたらそのおばあちゃん先生がね、
うんうん。
「しょの絵のモデリュ私でしゅ。」っていったの。もうちょっとでキモイとか言うとこだった。やばかったよ。
・・・・・怖い話だよね?
そうだよ。その先生、もう60近かったけど独身で処女だって噂でね。
・・・・・。
その上レズだって噂だったの。ウチ女子高やん。私もその先生に優しくしてもらって浴衣全部縫ってもらったよ。
・・・・・。
あ、絵といえばね。ウチの学校の特別棟の大きな踊り場にね、5人の女の人が手をつないで輪を作ってるでかい絵があってね。
うんうん。
やっぱりその絵にも噂があるのよ。夜になると歌声が聞こえるとか、複数の人間の声がするとか。
うんうん。
絵から抜け出て踊ってるのを見たとか。
うんうん。
ある夏のやっぱり合宿のときにね、弓道部の子が絵の人たちが踊ってるのを見たって言うのよ。
うんうん。
嘘ダーとか言って責めたら泣きそうな顔しながら信じてっていうの。
うんうん。
どんな風によってきいたら、リアルに踊ってくれてんだけどね。
うんうん。
どう見ても阿波踊りだった。
・・・・ねえ?
うん?
怖い話だよね。
そうだよ。しかもまだその絵の噂にはおまけがあって、その絵は踊りながら四国まで行くっていう噂があるんだよ。
・・・ねえ?怖い話だよね?
こわいやん!!阿波踊りで四国やったらつじつま合うやん!!!
・・・・・。
あとさあ、よく小学校とかに二宮金次郎の像とかあるやん。薪背負ってこれ見よがしに本とか読んで勤勉ぶってるやつ。
・・・・・。
あれもいろいろブラックな噂が絶えないよね。読んでる本がめくれるとか、いろいろ。
うん・・。
中学の頃怖い話してたらね、小学校に二宮金次郎像があった子が結構いてね。その学校ごとに色々怖い話があるのよ。
うん・・・。
本がめくれたが圧倒的に多いんだけど、中には夜は片足が無かったとか。
うん・・・。
そうなってくるとウチの学校の二宮が怖いとか、いやうちの金次郎がとかってみんなはりあってくるのよ。
うちの二宮て・・・。
でね、栄えある【この二宮金次郎象が怖い!】で見事優勝したのはマサミちゃんって子の学校にまつわる噂でね。
うんうん。
ある夜用務員さんが見回りしてたら校庭がやたらうるさいんだって。
行ってみたら全国の二宮金次郎像が運動会してたんだって!!
・・・・・。
どう?どう?どないや?!
・・・・・寝ようか。
まだあるよ!ひきだしおおいよ!!
・・・明日早いし・・・寝ろよ・・・。
彼はくるりと背中を向けて眠ってしまいました。
まだあるのに。
しかしなにが怖いってあなた。
何故夜寝る前に怖い話になったかというと、寝る直前まで【恋愛偏差値】のビデオを見ていた私は、彼にたまには甘いセリフ言ってみてとリクエストしたのです。
それがなぜかいつのまにか怖い話にすりかわっていたのです。
甘い言葉一つも出ず。いつのまにか先生がモデルの不細工な肖像画が夜中に笑って阿波踊り踊りながら四国まで行って運動会見学しながら讃岐うどんすすったっちゅー話ですよ。
言葉の迷宮に迷い込みましたよ。
コエー。
恐怖と割り切れなさを抱いた私は彼の背中に向かってブツブツ言っておりました。
甘い言葉のはずが・・・二宮二宮・・・なぜに二宮・・・・てね。
すると彼はこちらに振り向きもせず、お前のレンタルビデオで【恋愛偏差値】というセンスのほうが怖いよと言われました。
なるほどな。
2004-01-27 (火) 君にメロメロ。 [長年日記]
■ つか、すっとぼけキャラ。
新年会という名で飲んだんですよ。
でね、男ばっかりだったので私が一肌脱ごうと大学からの友人クミコを連れて行ったんですよ。
麗しのエレガント人妻。
そんな前評判を流し、イザ出陣。
クミコ本人には、アダルトから大学生まで素敵な男子に囲まれて飲もう!と、微妙にムシのいい表現で釣った訳ですよ。
私とクミコは案の定遅れてしまったんですけどね、お店に向かう間中も「私みたいなおばさんでいいの?」とか、「大学生もいるって友達に言ったら犯罪って言われちゃった。」とご心配のご様子。
どんな人たちがいるのと聞かれたので、ハリーポッターとカワイイ系とちょっと間違ったらラッパー系とスーツ着た腹黒系とアダルト系と言っておきました。
合流するなり見事に言い当ててました。ああ!彼がハリーポッターね!とかね。
計算外だったのはizmiさんが若く見えてしまうこととフィネガン君がスーツだった事でした。
乾杯して和やかに飲んでいたのですが、クミコにどうやって知り合ったの?と聞かれて一瞬動きが止まるメンバー。
ああ、ネットっていうか、ほら、ホームページとかそーゆーので知り合ったんだよと正直に言う私に全員が固まってました。
ダイジョーブダイジョーブ。
こおいうネットとかそういうのあんまり知らない人はスンナリ受け入れるから。
はじめ君とかクロウ君は特撮やヒーローものに詳しいんだよと教えると、わー私もそのホームページ見てみたい!と無邪気なもんです。
「あれでしょ?書き込んだら誰か知らない人が返事書いてとかそーゆーのでしょ?」
微妙に出会い系サイトかなにかとごっちゃになっている所が人妻らしいです。
皆で飲んだり歌ったりと、なかなか盛り上がった楽しい一日でした。皆様おつかれさまです。又のもうね。
そして翌日。
私とギブっち先生とフィネガン君とクミコで、またしつこく飲んだり焼肉食べに行ったりしてたんですよ。
そこでクミコの才能が開花してしまいました。
もともとお嬢さん育ちでどっかすっとぼけた所があったのですが。まさかここまでとは。
毒舌ギブっちにして今日本で一番面白い女の子と言わしめ、私とフィネガン君はクミコの一挙手一同に釘付け。
焼肉をせっせと焼き、皆に食べさせようと配るお姉さんらしい心配りを見せるクミコ。
取り箸代わりの割り箸でいつのまにか食べ始め、皿の上に乗った自分の箸を見つけた瞬間「これダレのお箸ー!!!」と大絶叫。
食べた後のカレーの皿を重ねるのがこの世で一番嫌いだと熱く語ったり。サンチュに肉と味噌とご飯も入れて食べると美味しいと得意げに発表したり。
そうかと思えば食事しながら、
「ねえねえ、焼肉って一緒に食べるとすっっっごく仲良くなった気がするよね。もう私たちすっっっごく仲良しってかんじよね!うれしいな。」
といいながらかわいく笑って見せたり。
もうその笑顔に私たちメロメロ。
イッキが異様に速く、イッキ要員としてだけのためにユカに飲み会につれ回され、お酒自体あまり強くなかったのでヤキソバのイッキで逃げ切ったり。
おとぼけテイストが漂うお笑いキャラなのですが、なんていうんですか、とてつもなくかわいげがあるんですよ。
かわいげのある人間っていいな、男でも女でも。かわいげのある人間になりたい。クミコを見てものすごくそれを感じました。媚たりとか、強がったりとかそういんじゃなく自然に、理想はにじみ出るように。まあ天性のものもあるんだけど。セクシーでかわいげのある女になりたいのです。うっふん。ゲホッ。(セルフ嘔吐)
クミコが笑うとなんかその場が明るくなるって言うか。二日酔いのダルイ気持ちが吹き飛ぶというか。
皆あのテンションのクミコ見たら好きになっちゃうよ。クミコもすごく楽しそうにしてたから又連れて行こうかな。
次はお花見ですかね。
うん、いつか私がオフとかする時は連れて行こう。最終兵器クミコとして。
自分のオフ会にネットを全くしない友人を連れて行く。熱いべ。
なんの罰ゲームだよ。
クミコがご飯の半分をフィネガン君にあげると、人妻ご飯と冷やかしたり。人妻ご飯なら食べたいけどフィネガン飯はランクダウンしすぎ、イラネーとかいいあったり。子供か。私ら。
ゲラゲラ笑う私たちに拗ねながら、
「でもね、これってこの場にいるからおかしいのよ。文章にしたってちっとも面白くないんだから。」
そういいながら、やつはやっぱりチャーミングに笑って私たちを悩殺するのでした。
この悪魔め。
2004-01-28 (水) トモ吉♀ [長年日記]
■ ムチャすぎる質問。
先日も書きましたが、連ドラの【恋愛偏差値】を借りてみてたのです。
スローフード、ハイエンゲル係数を誇る我が家では夕食(つか晩酌)にかかる時間が長く夜もふけてしまう為、頭を使わず1時間ごとに区切られ、かつ映画を借りるよりお得という視点から最近連ドラを借りてみているのです。
主に私が。強制的に。
この前は松島奈々子(こんな字?)が出ていた、なんかスペシャルドラマで1000年物語かなんかってやつ。
大正・昭和・平成の時代に生きる女性(血縁関係)達を奈々子が3役で熱演するという、とんでもなくおもんないのを観ました。
あまりにもおもんなくて暴れそうになったんだけど、いや、コレは大沢たかおをみるために借りたんだと己に言い聞かせておりました。
そして【恋愛偏差値】。
つんく♂が経営するバーに出入りする4人の女性の、それぞれの恋愛・仕事をオムニバスで繰り広げるドラマで、もうこの1行読めばそれで充分という素敵な内容でした。
3部作に別れており、1部では仲谷美紀演じるOLが同棲していた男にフラれどーのこーので死ぬほど人好きになった事ある?って話。
2部では常盤貴子演じる恋人のいないOLがリストラされ、自分らしくいられる場所を見つけるまでの話。
3部ではお局財前直美と腰掛けOL柴崎コウが、対立しながらも友情を深め、それぞれの恋愛を見つめなおす話。
もうこの3行でこれ以上書くこと無いってかんじのサッパリした話でしたが。
あと追加するとしたらつんく♂キモイってことぐらいですかね。
コイツがオリジナルカクテルとか出すんですよ。
「このカクテル名前は【恋愛偏差値】(ごめん、なんかコレを英語で言ってた。)。
だ・か・らぁ〜・・・恋はやめられへんやろ。(したりがおでニヤリとわらう。+出っ歯)」
いやだ。こんな寒すぎるバーではのみたない。金払いたない。
こんなやつのこんな言葉がきめ台詞となる斬新なドラマでした。
しかしですね。
何が悲しいって、一番近くに感じるキャラクターが財前直美っていうのは・・・。年ですかね。
不倫相手と別れようとする健気な姿には泣けるのですが、相手がギバちゃん。
もう原口がするモノマネのギバちゃんまんまで、どんなシーンでも笑いがこみ上げてきました。
彼も全然見てなかったくせに、ギバちゃんが出る所だけはちゃっかり観て、2人でゲラゲラ笑いました。
この話の中で一番の見所はここでした。ギバちゃんサイコー。
さて。
オープニングで4人の綺麗な女優が映るのですが。何気なく私は彼に質問しました。
「ねえねえ。私この4人の中でいったらどのタイプの顔してる?」
「・・・・・無理だろ。」
「だから、ムリヤリ入れるとしたら!!頬骨の出方がむりやり常盤貴子チームに入るとか!!」
「・・・・・。」
「私の口の端にあるシミからムリヤリ仲谷美紀チームに入るとか!!」
「・・・・・。」
「目が2つあるからムリヤリ柴崎コウチームに入るとか!!」
「・・・・・。」
「年が一番近いから財前直美チームに入るとか!!」
「・・・・・。」
「どうどう?だれだれ?」
「・・・・・つんく。」
・・・そうきたか・・・。
# プチ有名人 [念願のチナウに登場!若い女の子ばかりに書き込むキモイおさーんです。]
# (・ε・) [あーあどうするよコレ。いいからもちつけ。]
# (・e・) [ずいぶん手垢の着いた言い回しだけど今の季節だからまいっか。]