チナウ
2002-05-01 (水) 野望の帝国。 [長年日記]
■ GWですか。でも出勤したら死ぬほど忙しかったよ。
最近予想もしてなかった人がココを見ているかもしれないというピンチにビビらされていましたが、
コーちゃんから
「ホームページってそおいうことだから。」
と、サクっと言われてしまいました。そりゃそうだ。
がははー皆様見てますかー。
めんどくさくなってひらきなおったGW中盤、皆様いかがお過ごしでしょうか。(NOトラフィックインフォメーション)
さて、友人の2次会、騒いだ割には土壇場になってやっぱりめんどくさくなってやっつけ仕事でおわらせてしまいました。
打ち合わせをほとんどせず挑んだため、とんちんかんなことをする相方や、まったく協力的でないコーちゃんに囲まれ、
すっかりすねた目をする子猫ちゃんになってしまいました。ニャー
ビンゴの景品を発表する際、折りたたみ自転車をかってにチンピラその1のマッキーが組み立て、会場内をつっぱしって場内を沸かせたのは面白かったのですが、
店長の顔がひきつっていたのが個人的にツボでした。
飲み放題のワインはでかい業務用のヤツを漏斗で小ビンにうつして出したものだったのですが、あまりにも私達の飲むペースが速いため、
新人の女の子がそれ専用の役につかされていました。
小柄な子で抱え込むようにワインのでかいボトルを傾けていました。涙目でした。
ずっと移しつづけていてかわいそうでしたが、それも店長の作戦かもと思い、これも人生勉強だよとヌルイ優しさをたたえた目で女の子を見つめながらがぶがぶ飲んでいました。
景品は折りたたみ自転車がビジュアル的にインパクトがあったため大変喜ばれたのですが、いがいにX−BOXの反応はイマイチでした。
ソフトもないしな。
肉もうけてよかったです。匂いをかぐだけでやせる美容液はやはり女の子達には好評でしたが、
男性からは鼻の下に直接塗ればイイのではないかという適当ナリにもなんだか突いた意見が出たのでその場でおかあさんに電話したら、
顔には塗っちゃダメ!!!としかられました。そんなわけでエモちゃんご注意。
酢メシを入れて手動でカタカタまわせば寿司シャリサイズで出てくるすばらしい機械や、これからの季節大活躍の蚊取り線香50枚入り缶、
ダッシュ村村長、魚の形をした刺身船盛り皿(ちなみにスイッチを入れると頭と尻尾がうごく)、
50センチもあるサラミなどはすべてギャルに当たってしまい、ギャーとかイヤな悲鳴があがっていました。ガハハ。
なんとか無事おわり地元で3次会が始まったのは23時半。
ちょうどその日に誕生日の友人がいたのと、翌日は私の誕生日だったのとでみんながカウントダウンしてくれました。
皆疲れていたので1時半にはお開きになり、コーちゃん相方とともに帰りましたが、飲み足りなかったのでもう一軒いきました。
激安居酒屋。
焼酎ボトル1200円。
キープができないとかで、ガンガン飲んだのがまずかったです。(NO学習)
そのあたりからもう覚えていません。
どれぐらい時間がたったのでしょうか。
どうやら私は眠っているようです。
寒いです。
飲みすぎたせいか、頭がグルグルしてます。
世界が斜めになったようです。
背中もチクチクします。
寝返りをうとうとした瞬間、世界が5回転ほどしました。
空、地、空、地、空、地、時々川、・・・・・・川?!!!
遠くで大爆笑が聞こえます。
体が大の字で止まりました。目の前にはもう夜があけそうなうすあおい空。
背中には芝生、頭の上にはコンクリート、頭のすぐそばを通りすぎる自転車、犬・・・・・・犬?!!!!!
起き上がって見まわすと、多摩川の土手でした。
私は3メートルほどの緩やかな土手を転げ落ちて、すぐ下を走るサイクリングコースで止まったのです。
遠くから私が転げてくるのが見えていた自転車は、余裕で私の頭のすぐ上をかわして通って行きました。
ぼんやりしている私を土手の上から、相方とコーちゃんがゲラゲラ笑いながら見ています。危ないっちゅーねん。
でも2人に言わせると、転げても良いように岩などのまったくないところを選んだそうです。だからってアンタ・・・・・
2人のところに戻ると、ちかくにジャックダニエルのビンと燻製卵、サラミがころがっていました。あ、景品の蚊取り線香もともってます。あのギャル置いて帰ったな。
相方 : 「テクノ王国にするんだ。」
コー : 「国歌がテクノなんだね。」
相方 : 「国歌も体育会の行進もリレーも卒業式のBGMもすべてテクノ。」
コー : 「いいね。結婚式も御葬式もだね。木魚の高速ビートが魂を空へかえすんだね。」
相方 : 「国のシンボルは巨大テルミンだね。アツいね。」
コー : 「国のシンボルってことは自由の女神やエッフェル塔にも恥じないサイズでいかないとね。アツいね。」
相方 : 「お台場インチキ女神を許さない強い国民性で。」
私 : 「・・・・・犯罪率上がりそうだね。」
相方 : 「偏見!!!」
コー : 「非国民!!!!」
・・・・・・・まだ酔いが残っているようです。
相方 : 「トモ吉はミニマル系だね。」
コー : 「○I○I○I○I○I○Iだね。」
相方 : 「ギャハハーなつかしー、知り合った頃俺達良く影でトモ吉のことそう言っていたよな!!!」
コー : 「アハハハハ!!!!石投げしようぜ!!!!」
相方 : 「俺5段とびは軽いぜ!!!」
コー : 「俺なんか早くて数えらんないぜ!!!!」
・・・・・そういって川に向かって2人して石を投げ始めました。もちろんぜんぜんはずんでません。ぼちゃんですよ。ぼちゃん。
私 : 「・・・・・・・ねえ・・・・もう帰ろうよ・・・・・」
相方 : 「薄いやつな。薄くて三角な石が良くはねるんだぜ!!!」
コー : 「つるっとしたやつな!!!!」
・・・・・みんな・・・・・ごめん・・・・・
酔ってる人の無意味アクティブ無根拠ポジティブってこんなに疲れるんだね・・・・・・
ごめんよーだからもう帰ろうよー・・・・・・
相方 : 「ホンとトモ吉は同じ事何度も言うね!!」
コー : 「ミニマルだね!!!!」
相方 : 「○I○I○・・・・・・(以下上記の会話エンドレスで繰り返し)」
・・・・・・・・・・・2時間経過・・・・・・・・・
相方 : 「ぶえっくしょいっっっ」
私 : 「・・・・・・・・・」
コー : 「・・・・・・・・・」
私 : 「・・・・・・・・・帰ろうか。」
相方・コー : 「・・・・・・・・うん。」
あまりにもおなかがすいたので、吉野家の朝定食を食べて帰ることになりました。
店内にはダルい音楽がかかっています。
私 : 「テクノ王国への道は遠いね。」
相方・コー : 「・・・・・・・・・」
私 : 「あ、ごめんね、何度も同じ事言って。」
相方・コー : 「・・・・・・・・・」
私 : 「ミニマル系だからさ。私。」
相方・コー : 「・・・・・・・・・」
私 : 「○とIしかなくってさ。ハハハハハ。」
相方・コー : 「ハハハハハハ・・・・・・・ごべんなさい・・・・・」(←寒さのため鼻詰まり)
朝早くやってきた、ドレスアップした上に酒と泥と草をまぶしたような3人組みを、店の人も御客さんも目をあわさないように、それでもちらちら見ていました。
コーちゃんと相方は、2人酔いが覚めるまで待っていた私の冷えた体を気使って、御味噌汁を分けてくれました。
そして左右からほぼ同時に、小さな小さな声で言ってくれました。
「ハッピーバースデー、トモ吉・・・・・。」
多分一生わすれらんねぇえな。きっと。
2002-05-09 (木) なんかもう成長すんのやめた。 [長年日記]
■ コンバンワー!ムニーなのれー。酔ってマース。 (°ε°) (←!!!!!!!!)
きょうはれーあれなのれー、あの、さすがにGW遊びすぎちゃって、
んでもってとっくに普通の生活が始まってるのに、いまだに連休を引きずるどころか変わらないペースでいっちゃってて、
なのにまた飲んじゃったのね。
トモちゃんもさすがに体に来たのか今日は生理痛で一日ぶったおれてたんだけど、
こんな日は効率良くお酒がまわるのね。
酔いのおかげで今は痛みすらやわらいでるのね。こんなことならいっぱい引っ掛けてから会社いけばよかった。
連休中はやっぱりいろいろたいへんだったんだけど、その中でもヒヤヒヤだったのが、トモちゃんたら相方のご両親にもう少しでこのどうしようもない酒飲み人生がばれちゃうところだったの。
でもなんとか間一髪で逃げ切れたのね。
理由は簡単。
皆酔っ払ったから。テヘ。
相方の御兄ちゃんとその彼女も集合してたんだけど、
気が付いたらお父様がキーボードを割れるほど叩き、相方はギターをかき鳴らしてシャウト、御兄ちゃんはナガブチばりにハーモニカを吹いていたの。
それにあわせてトモちゃんと御母さんと兄彼女踊ってたのね。
でも曲はハワイアン。なぜ?
さすがに次の日おちこんでたけど、似たような事してブルーになってる人発見。
うれしくて涙が出そうだったわ。これって恋?
トモちゃんと相方チウちゃん、車に乗ってあてもなくさまよう旅にでたっきり4日も戻らなくってびっくりしたわよ。
会社が始まるぎりぎりに帰ってきたけど、家に着いたの火曜日の朝7時。
車に2泊もしたらしく、からだがガチガチでロボットみたいになって戻ってきたのよ。
あほだよ。あほ。あほですわ。
でもムニーもムニーデカとして、一刻も早く御礼を言わないとと思っていたのに、遅くなっちゃったの。
エモチャン御誕生日の御言葉ありがとう。
もう顔に塗ったのね。ってかはやッッ!!!!ナンかそんな予感はしてたの。
たっちゃんもありがとうね。
たっちゃんのために別物お魚イラスト描いたんだけど、今うちメールの調子おかしくてコーちゃんに送れないからUPできないのね。
ちびっちゃうくらいカワイイのが描けたのに。しょんぼり。
もも秋ちゃんも、わざわざ御祝いメールありがとね。
ってか、はっつけてあった写真のタイトルが『酒と雑貨』。
ムニーの誕生日のときは『バラとシーツと波の音』にしてね。
『シーツをめくったらぎっしり敷き詰められた札束極妻仕様』もすてがたいわね。
そんなベットで初夜を踏みにじられたいのね。 (°ε°)ρ(←ただの酔っ払い)
あとね、あとね・・・・えーっと・・・・・・
(°ρ°) zzzzzz (←・・・・・誰?!)
おやすみなさい。
2002-05-11 (土) ホンとは最後の主人公違う人にしてたんだけど、あまりにもアウトでやめました。 [長年日記]
■ 悲しいです。っつーかめんどくさいです。
今からビデオを見なくてはなりません。
『GO』です。また酔っ払って借りました。
でも記憶はあります。
昨日酔っ払って入ったビデオやで、なんかまたポジティブパワーというイヤな酔い方をしていて、
おう、いっちょイキオイのある前のめりなビデオでも借りるか、
お、クボヅカだ、よっしゃ今日はヅカイズム炸裂で宇宙からのお言葉聞いちゃうか!
ってなかんじで借りてしまいました。
『GO』やクボヅカに対する受け止め方は、酔っていてさえ正しい判断だと自負しておりますが、
いざみるとなるとめんどくさいです。
もう、舞台挨拶をこえるほどのドラマは、皮肉にもこのビデオの中には入っていないのです。
この前もよっぱらって『ブリジットジョーンズの日記』を借りてしまったばかりです。
借りる気なんてハナクソほどもなかったのですが、たまたま流れていたTSUTAYAの有線が、
「仕事、恋にすっかり取り残され、ダイエットにも失敗、酒とタバコに逃げる30代の女性。
そんな話ですよ。あんた観とけ。」
みたいな事をあてつけのように言うんですもの、ついついあぁ、観て反省しなくてはいけないのねと借りてしまいました。酒って怖い。
ってかあれナニ・・・・ブリジット、いくらなんでもダメすぎ・・・・・。
あれが等身大というなら、かなりイタイ人です。
あれ見て世間のお嬢さんたちは泣いたり共感したり励まされたりするのでしょうか。
ねえホンとに?
なんだか映画業界すべてに試されているような気がしてなりません。
うだうだいっても逃げれないので『GO』みます。
相方にももったいないから責任を持って観ろといわれましたが、本人は観る気ゼロでゲームしてます。
あらすじだけ教えてだそうです。夏休みの読書感想文並みのめんどくさがりようです。
悔しいので、え?まじ?そんなにおもしろかったの?って言われるようなでっちあげのストーリー作でも作ってみようと思います。
相方が興味を引かれるように、スクーターにのったクボヅカがスカイフィッシュに襲撃されたらいいのに。
友情出演として、昭和ノイル・コイルが出てたらいいのに。
他校生との喧嘩のシーンに、なぜかナポレオンズとマギー四郎が対立してたらいいのに。
ヒロインはケイちゃんで、もういっそのこと主人公もえなりかずきでいいのに。
そしたらおすぎさんはオススメしてくれるだろうか。
井筒監督は自腹切っても怒らないだろうか。
■ そして今観終りました。ネタばれすらできません。
予想どおりでした。
クボヅカくんはヘンな小芝居はせず、直球勝負でいっそすがすがしかったです。
役作りとか、そんなことより、もう超自然体路線なのでしょうか。
ノーフューチャーだのズカイズムをにおわすようなせりふを叫ぶたびに、遠くで相方がクスっと笑います。
「俺はなにものなんだ!」と熱く語るクボヅカくんに、ほんとにこの人は何者なのだろうと、こっちが素で聞きたくなってしまいました。
自分で自分のことをじゃあ俺はライオンだ!とか叫び出した困ったシーンでは、この人小学校のとき勝手に自分でかっこいいあだなつけて皆に呼ばせようとして、まったく定着しなかった人なのではないかと切なくなりました。
『GO』が始まる前に、なんだかキャンペーンのお知らせをやっていたのですが、
その対象作品が、『GO』とヌルそうな洋画ラブロマンスと『プラトニック・セックス』、そして前に買ったことを力いっぱい後悔した『ミシン』という本のなかにある『世界の終わりという名の雑貨店』が映画化されたものでした。
私、最近の映画とは相性が悪いのでしょうか。
でも『GO』のなかに、昭和ノイル・コイルの名前が出てきてびっくりしました。
私まで宇宙からの電波を受信しはじめたようです。
2002-05-16 (木) 押さえられない情熱に突き動かされた。 [長年日記]
■ 子供の頃あまりにも食い意地がはっていて、いつも母親に『食べさせていない子みたいにしないで!!』としかられた。
ぐあーっっっ!!!!!
タコスだろタコスだよここはタコスだってタコタコタコーッッッ!!!!!
私は前メキシコ系の店でバイトしてたから、サルサソース作れるよ。ダイスキだよ。
先週も予告でタコス見たせいでタコス魂に火がついて、今週の頭はタコス沢山作って、
つくりすぎて2日連続で食ったよ。
相方と2人で10個以上だべたよ。
え?生のハラペーニョ?!すごいいい音してるな。たべてみたいよ。
そこの店のオーナーのジョイとよく酢漬けのハラペーニョかじりながらテキーラのんだよ。
あれをするとね、なんかもう無敵なきぶんになるんだよ。人間ダメになっちゃうんだよ。
でも生春巻きもすてがたいな。
うちの家の近所と、会社のある駅の前には輸入食材の店があって、
メキシコ系もベトナム系もタイもなんでも充実してて、この前そこで見つけた生春巻きのソースがめちゃうまいの。
ベトナム料理は生春巻きももちろんダイスキだけど、オムレツみたいなヤツやうどんみたいなフォーもめちゃくちゃおいしいよね。
ミントの葉を沢山入れてたべるともううっとりするよ。
おいしい応援団の店、半分近く行ってたよ。
タコスはお店で食べるのもダイスキだけど、ウチでつくるひき肉の安っぽいファーストフード系なやつもダイスキなの。
サルサソースにワカモレディップもいれて、サワークリームも入れちゃうのがお気に入り。
家で生春巻き作るときは冷シャブ系をまくのがダイスキ。ノーマルのヤツのときはえびもいっぱい、もちろんナッツもガシガシつぶして入れるよ。
あー、明日は生春巻き作っちゃいそうだな。
あー、でも金曜日だから飲みに行っちゃうんだろうな。
ならベトナム料理屋にいこうかな。イヤ、もうあったかくなってきたからオープンエアーのタイ料理屋もすてがたいな。
タイ料理やベトナム料理はナンプラー使うからワイン飲めないのが少しツライな。
えー?!!!生春巻きが勝ったの?ダイスキだけどやっぱり今日はタコスだったのにな。
この前の残りのトルティア冷凍してあるよな。トマト、玉ねぎ、パセリ、レタスもあるし。ひき肉はないけど鶏肉は冷凍してある。
この前安かったんで沢山買った玉ねぎで、オニオンペーストつくってあるんだよな。
アボガドがないけど、サワークリームもチーズも残ってる。
グレープフルーツジュース買ってきたらつくれるな、タコス。
実は市販のタコスキットもあるしな。
でもこんな時間にタコス・・・・・。
とりあえずダウンタウンDX、雨上がりみて心落ち着けるかな。でも食べたいな。
ちなみに来週はぜったい穴子ご飯!!!!!
(どっちの料理ショーをみて毎回熱くなる無成長な東京都在住、31歳肉食女性。理性22%:獣78%)
2002-05-19 (日) 志村!後ろ後ろ!! [長年日記]
■ 5月18日。PM2:00 都内某所。
「なんかさあ、最近さすがに反省したよ私。どうよマリコ。」
「そうだね。ここんとこずっとドリフ飲みだったね。」
「いかんですよ。もうね、本とに。ションボリだよしょんぼり。」
※ドリフ飲み
最近私達で使われる言葉。
飲みすぎた挙句最後は訳がわからなくなり、
めちゃめちゃになってしまう様。
そのオチがあまりにもドリフのエンディングと酷似していることから命名。
最後にはタライが複数で落ちて来たり、お家がつぶれちゃったり、
シムラにしか見えてなかったトイレの幽霊をメンバー全員が目撃したり、いくつかのありえない御約束パターンを踏むところも似ている。
ちなみにこれらの意味が分らない、えー、ドリフあまりおぼえてないな、カトちゃんケンちゃんなら・・・・・
っていうヤングはあっちょいってて。ギャルならなおのこと呪う。イヤまじで。
「トモ吉、ちなみに昨日はどれくらい覚えてる?」
「あ、昨日は結構断片的に覚えてるんだ。大丈夫大丈夫。」
「断片的ってどんな感じ?」
「えーっと、帰る時おかあさん(飲み屋の奥さん)が御土産もたせてくれたでしょ、そっから家の風呂で寝ちゃイカンって戦ってたこと。」
「・・・・・ぜんぜんダメじゃん。」
「・・・・・まあな。」
「・・・・・・・・・じゃあ覚えてる限りいってみてよ。」
「えーっと、まず飲んで30分ほどしたらマリコに川島さんから電話来て、で、合流して3人で飲んだよね。
で、1時間ほどして川島さん先に帰ったんだよね。焼酎1本下ろしたのに全部おごってもらえてラッキーだったよね。
で、最初のお通しが私すごく気に入ってて、で、帰りにそれ御土産におかあさんがもたせてくれたんだよね。」
「ひとつ重要なお知らせがございます。」
「ヌナ?!」
「ひとつイベントが抜けてます。」
「・・・・・マジで?」
「川島さんが帰った後、入れ替わりぐらいで一人初老の上品な女性がのみに来たの覚えてる?」
「あ!・・・・・うっすらと。」
「で、その人がぜひ行きつけの店に私達を連れて行きたいっていいだしたのよ。なんかカラオケ歌えるところ。」
「・・・・・・・・」
「じゃあ行こうッて話になって、行ってみたら結構高そうな上品な店で、ステージみたいなカラオケがあったのよ。」
「!!!!ア!!!!!! なんかまぶしいの覚えてる覚えてる!!!!!」(←しょせんその程度)
「トモ吉またセーラームーンで、無理やり店全部まきこんでたよ。他に3人ほど来てた御客さん。」
「・・・・・・・・・」
「そのあと『真夏の夜の夢』歌ってた。」
「・・・・・・・・・」
「しかも帰るときにもっかい同じの歌ってた。」
「・・・・・・・ってか、あの歌良く知らないんだけど・・・・・」
「うん、良く知らないって音程だった。ってか元からオンチだし。」
「・・・・・・・・・ごめんねマリコ・・・・・(ションボリ)ってか、そんな不毛なこと思い出させるな。」
「逆ギレかよ。・・・・・でさあ、・・・・・私さあ・・・・・・私のジャケットどこやったかしらない?」
「・・・・・・・・・・・・・・あんたもか。」
「・・・・・・・・・・・・・・あれ結構高かったんだよね・・・・・・・」
「私今日見たら、左の中指の爪折れてたよ。まさかファッキューポーズとかとったのかな・・・・・。」
「・・・・・私ピアスもどっかなくしてたよ・・・・・」
「しかもさあ、あの大雨の中、傘もどっかにやってるんだよね・・・・・」
「・・・・・わたしも傘なくしてた・・・・・」
「もうドリフは卒業しなきゃね。」
「そうだね。」
「っつーか、私達もう夜会っちゃいけないんじゃないの?」
「だから今日昼に集合したの?」
「うん、ホラ、夜だと飲みすぎちゃうから。」
「でもさあ、この時点でワイン1本のんじゃってるじゃん。意味ないよ。」
「・・・・・そうだね。今日はおとなしく帰るか。」
「・・・・・・・でも私達2人であって、シラフで解散って何ヶ月ぶりよ。」
「あー・・・・・・覚えてないよ。」
「ガンガン飲むくせに基本的に私達酒強くないんだから、もう本当に気をつけようね。」
「賛成の反対の反対。」
「・・・・・・・・・懐かしさ通りこして何も感じないよ、ソレ。」
「・・・・・・・・・・・・さよか。」
そして、私達が雨の中、
「傘で人が殺せるんだ。こんな凶器、ラブ&ピースな私達は持たない!ノーアンブレラ隊今ココに結成!!!」
とか言いながら行進してたことが発覚するのはこの2時間あとだった。
ノーアンブレラ隊って・・・・・。
あほですわ。
■ そこに道があるからぼくらは進む。
みなさーん、コンニチハー!きょうはタンポポをみてモーレツにラーメン食べたくなってるムニーでーすコナナチワ! (・ε・)/
前回はどっちの料理ショーをみて興奮しちゃったトモちゃんにコメントありがとうなのねー。
実はトモちゃん、マンガと食べ物の話がダイスキで、いつも気がついたら食べ物の話してるって相方に突っ込まれて以来控えてたのね。
だからワーイって言ってたのね。
っつか、前回のタコスvs生春巻きっていうメニューが結構女性の琴線にふれたのね。
もっと上等なメニューや迷う対決もあったけど、前回はなんだか熱くなるメニューだったのね。
でもやっぱタコスだろ。(←まだ言ってる)
こんな食い意地のはったトモちゃんなんだけど、性懲りもなくダイエットしてんのね。
お約束の万年ダイエッターっていう、小太りな女にありがちの袋小路にここ10年以上はまってるのね。っていうかもう住処?
しかも今回は低インシュリンダイエットなのね。やせないっつーの。
あのダイエットすごいのよ。
トモちゃんにぴったりなのよ。
パスタOK!ラーメン、肉OK!甘いものは元からあまり食べないし、白いご飯はひかえたほうがいいらしいけど玄米もダイスキなトモちゃんにとってはへっちゃら。
ぱんだってライ麦パンダイスキだから乗り越えられそうよ!
あの人固い煮干や歯ごたえのあるパンなんか大好物だから、ずっとアニアニしてご満悦よ。超肉食だし。
そしてなによりパスタ食べるときはチーズ振り掛けて食えってススメてんのよ。
ありえない。
チャーハンも、そのままごはん食べるより、油でコーティングされたほうが吸収がゆっくりでイイとかいってんのよ。
正気かしら。
最近パスタ作りにハマってるトモちゃん、大喜び。ワインも進んじゃうよね。大ハッピーよ、
これでやせるならね。
で、結局やせてるのかきいたらひとこと。
「玄米のおかげで御通じがよくなった。」
それ食べなれないものいきなり食べ出しておなか壊してるのよ。
女の道は、ダイエット道や男道など険しくてめんどくさい道に沢山枝分かれしてるのね。
同時にまたぎながら複数の道歩いたりもーたいへん。
とりあえずがさつなトモちゃんもダイエット道とスキンケア道、スッピンご法度道だけははずせないラインみたいね。
でも幾つか道またいでるほうがステキな気がするのよムニーは。女として。
まあ今のムニーが興味ある道は、ラーメン道かな。
でもガチンコはナレーションがうざいからチライ。
せりふのやたら多いマンガもチライ。
せりふのやたら多い、登場人物に語らせすぎるマンガにイイマンガなしが持論なの。
あ、両さんとジョジョとナニワ金融道とカイジ関係は省いてね。
他になんか取りこぼしてそうだけどまあいいや。
・・・・・で?ナンの話だっけ?
2002-05-21 (火) 甘い生活。 [長年日記]
■ 非常にショックな話を聞きました。
先日スッピンで家の近所をフラフラしていたところ、コーちゃんにバッタリあいました。
しかも一瞬私とは気付かなかったうえに、分った瞬間鼻で笑いやがりました。あのヒゲ油。
そん時に聞いたのですが、あのヒゲ、仕事で忙しく帰りの遅い彼女のために、
掃除や洗濯をほとんどやっているそうです。
まじで?
ウチの相方は料理はまったくダメだし、片付けもだめ。
洗濯なんて、この前やっと洗濯機の回し方おぼえたという絶望的な状態なのです。
悔しかったのでコンビニでビールをかわせ、モスに並ぶコーちゃんを後ろからひざかっくんして逃げました。
家に帰って早速相方に報告です。
息もたえだえに報告し、だからハニーもがんばろうよ!と訴える私。
「おちつけトモ吉。あいつは信号が見れなかったり自分でタイヤ取り替えて車走らせて、
坂道でタイヤとれて転がすような現実不適応な男だぞ。
覚えているだろ、あいつが一人暮ししてたときのホコリに埋まった沢山のレコードを。本を。」
「うん!覚えてりゅッッ!!!」
「な。お前はおりこうだから良く覚えてるだろ、あの救いようのなかった部屋を。」
「うん!エロビデオもエロ雑誌もすべてアニメでした!!!!」
「よーしいい子だ。な、あいつもなんか勘違いしてるだけだよ。分ったな。
ささ、おれは韓国行ってくっからあっちょいってろ。」(←リネージュ開始)
「トモちゃんイイ子?」
「おーイイ子だイイ子だ、ちょっとビールとって。」
「ハイ!」
・・・・・・数分後、やっとごまかされたことに気がつきました。クヤチィ。
しかしですね、洗濯とかは私のパンツもあるのでして欲しくない。
料理はまったくダメ。
いちどカレーとレタスサラダを作ってもらったことがありました。
「あれ?このサラダおいしいよ!やればできるじゃん!」
「まあな。コレは昔バイトしてたところで中国人のリーちゃんに教えてもらったんだ。」
「ああ、横浜の賭博カジノ?」
「・・・・・・・・・」
「ってか、レタスちぎってかつぶしかけただけだけどドレッシングがおいしいね。」
「ああそれな、油と醤油ぶっかけただけなの。」
「!!!!!!!・・・・・・・・油って・・・・・・・オリーブオイル?」
「あ?イヤ、そこにあったでっかいボトルの黄色いヤツ。
あれオリーブオイルなの?サラダってかいてあったよ。」
「・・・・・・・・・・・サラダ油ぶっかけたの・・・・・・・・こ・・・・・・こんなに・・・・・・・ジーザス・・・・」
「肉でもなんでも油がうめえんだよ。(←今日の名言)」
ちなみにカレーにはひき肉と脂身たっぷりのぶつ切りの豚バラ塊がごろごろ入っていました。
ヌラヌラした自分の唇を見て、にどとこの人に料理は期待しないでおこうと誓いました。なにしでかすかわからん。
しかし、何も頼まないのもしゃくです。
キー、私だって働いてるのよ!!!家事は分担よ!!!!っと言ってしまうのは楽です。でもそれではイカンのです。
男性の方もそう言われると、なんでぇヒステリックなメス豚とか思われるでしょうが、
実はあれは言うほうも楽しくないのです。
それで手伝ってくれたとしても、ちっとも楽しくないのです。
そこで我が家では高い位置の役職を与えることにしました。
ほら、ポン引きのおにいちゃんがおっさんみかけるとすぐ「シャッチョー!!!!」とかいう、
古くから日本に伝わる伝統ある方法で責めようと思います。
まず、食事の後の洗い物。
たのめばやってくれますが、そこは「ぼくの御仕事」と思ってもらうために、役職を与えました。
ウォッシャブルマスターです。え?高い地位?
洗い物に関してだけはクッキングパパにも負けません。
彼の手にかかると100円ショップの洗剤もまるで生クリームかと見まごう程泡立ち、
その女泣かせの繊細な指使いで、どんな茶渋もがんこな油汚れもひとっとび、
まっさらな皿のように生まれ変わるので・・・・
ガチャン
「あ。死んだ。」
・・・・・古館一郎バリに力説している隣で、本当にマンガのようなタイミングでグラスを割りやがりました。
イヤホンとに。
おまえわざとやっただろ。(怒)
でもこんなことでメゲていてはいけません。
このままでは立派な巨大ごみとなって、休日寝転ぶ姿をほうきでいやみったらしく掃かねばならぬ日がくるかもしれません。
いけません。熟年離婚まっしぐらです。(つか結婚してない)
ふたりのスイーツな生活のためにいろいろな役職を与えてみましたが、どれもイマイチです。
結局残った役職はたった2つ。
一つ目はこれです。
『パン大臣』
休日の朝、もっと寝たいがおなかもすいた。
そんなときはお布団から叫びます。
「ぱーんだーいじーん」
コレを聞くと相方はしぶしぶ起きだし、オーブンレンジの上においてある食パン2枚をレンジの中に放り込み、
『食パン』のボタンをピッピと2枚分押しスタート。
焼けあがるとバターを乗っけて御皿に盛り持って来ます。
このときのポイントはわざとらしいほどほめるのです。
「パン大臣の焼くパンは最高です。」
「どうしたらこんなにおいしく焼けるのかしら。」
「またこのバターの量が絶妙。」
「乗せる瞬間がコツなのかしら。」
あまりにものバカバカしさに相方が笑えば成功。
あるとき何を言っても相方がクスリとも笑わず肩を落としています。
思いつめた表情で一言。
「・・・・・パン大臣が辞任したいと言っていました・・・・・。」
わたしはいかにパン大臣の人望が厚いか、有望かを力説し、相方の訴えを軽く無視しました。
つぎはコレにどうやってコーヒーをつけさせるか考え中です。
もうひとつは『お布団兵』です。
私は昔から寝るときはお布団がキチンとしてないといやなのです。
掛け布団はきちんとしてても、毛布が下でめくれてるとか、もうイヤイヤ。
なので寝るときは一度掛け布団系を布団の端っこに追いやり、じぶんのベスポジに体を横たえ心をこめて呼びます。
「おーふとーんへーい」
相方、韓国から無理やり帰ってきて、私にきれいにお布団を掛けてくれます。
人にやってもらうとほんとうにきれいにピシっとなるので気持ちイイです。
「あんなことしなきゃよかった・・・・・」
相方は愚痴ります。
付き合い出した頃、私の祖母がなくなりました。
飛行機嫌いの私は根性で新幹線と列車を乗り継ぎ長崎まで行き、また根性で帰ってきました。
おばあちゃんがいなくなった悲しさと疲れでぐったりして部屋につきました。
まだ一緒に暮らす前だったので、出かけるときには部屋から見送ってくれた相方もいませんでした。
ふと見るときれいにベットメイキングされています。
そこには一枚のメモが。
御疲れ様。今日はゆっくりと寝てください。冷蔵庫にあったちくわとビール頂きました。
お布団兵。
疲れた体にお布団は気持ち良くお日様の匂いがしました。
昼の間に干してくれていたようです。
御礼を言うとよくわかったねと相方は照れていましたが、
布団の裏にベランダの手すりのさびがついていたので分りました。
ソレ以来我が家には心優しきソルジャーがいるわけです。
一緒に暮らして早2年半がすぎました。
私が男性と御付き合いして最長記録を更新中です。
今後いくつの役職が生まれるかが円満のカギのような気がしています。
一つでも多くの役職を。
一つでも多くのお約束を。
できるだけ生活に活躍する、
できるだけくだらないのがいいなと思っています。
ねえ、なんかない?
2002-05-22 (水) 不確かで鮮明でグロテスクで繊細な記憶。 [長年日記]
■ 人はどんな記憶がより深く刻まれるのか。
私が覚えている一番古い記憶。
それはテレビの中で、泣き叫ぶ女の人を男の人が灰色のブロックのようなもので殴って殺し、
ズタ袋のようなものに詰め、川に捨てるシーンだった。
川沿いにゆらゆらと柳がゆれて、息を乱し汗を掻く男の頬をなでている。
イキナリ殴っているところから記憶が始まり、
そこで母親がこんなのみちゃだめよとあわててTVを消したところで、
わたしははじめて目の前にケーキがあるのに気が付いた。
まだ昼で、実家は化粧品屋をやっていたため、美容部員のおねえさんと母親が、
ニコニコ私を見つめながらプレゼントをくれた。
昔のタイプライターのような形のボタンのついたおもちゃのレジだ。
これが私の最も古い記憶であり、恐らく一番古い記憶の誕生日プレゼントだ。
弟の姿が見えないので、おそらく2歳くらいだろう。
もらったプレゼントもケーキもぼんやりしか覚えていないが、
泣き叫ぶ女の顔と、怖い顔をして息を切らした男の人。
そしてなによりゆらゆらゆれる柳と、ぼちゃんと音を立てて川底に吸い込まれるズタ袋を鮮明に覚えている。
もう少し大きくなって、柳の下には幽霊が出るという話を聞いたとき、
幽霊より鬼のほうが似合うと思ったのは恐らくこの一番古い記憶からだろう。
それから1年も経たないか、もしくは前の誕生日と前後しているかもしれないが、
とにかく私が3歳になる前に母方の祖母がなくなった。
2年ほど経ってからそのときの話しになり、私が玄関のマットの柄や祖母の枕の方向、
火葬場の前に大きな川が流れていたことを絵に描いて説明して両親を驚かせた。
火葬場の前に流れていた川は特に良く覚えている。
祖母が空に帰るまで、私達は待合室にいた。
まだ幼いいとこたちは、たちまちプロレスごっこで暴れ出した。
一番幼かった私は母のお兄さんに抱かれて川を見に行った。
天気の良い日で水面はきらきらとまぶしいほどだった。
ばしゃんと大きな音がした。
川の中から平べったい形の良い魚がゆっくりと弧を描くように跳ね、その背中にサンタのような袋を担ぎ着物を着た笑顔の小人が乗っていた。
これまた大きくなってその魚が鯛ににていて、背中に乗っていた人は紛れもなく戎さんだった事を知る。
年をとるにつれますますそのときの光景が鮮明に残り、でも子供の思い込みだろうと思いながら母に笑い話のように言うと、
その幼い日、私は母のお兄さんの腕の中で、確かに川に向かってお魚に人が乗っているというようなことをうったえたらしい。
お兄さんは、きっと祖母が極楽へ行ったのだと母に言った。
私はでかい仏像や、石膏でできた巨大な像や建物が嫌いだ。
それには理由がある。
実家の家の裏には全7棟ある団地があった。
その団地は子供が好きそうないろいろな噂話が満ちていた。
2号棟の2の数字の下にできた巨大なしみは、チューリップの中に髪をかきあげる女の後姿があるようにも見えたし、
長い髪から恨めしげに覗く女の首のようにも見えた。
7号棟はしょっちゅう救急車や亡くなる人がいたので呪いの棟だと一番恐れられていた。
なんてことはない、7号棟には御年よりや体の弱い人が優先して入れる棟だったためその確立が上がっただけだった。
しかし、団地の中にあった石膏でできた巨大な案内図には、
何度新しく描きなおしても7号棟の上だけに、大きくて黒い渦のようなカビが生えていた。
私は幼い頃から怖い夢をよく見た。
何度も何度も同じ夢を見つづけたことがある。
いつも内容は判で押されたように決まっていて狂いがなかった。
私がいきなり家の階段を落ちるところから始まり、一瞬真っ暗になる。
その後ろうそくのような光がじわじわとあたりを満たしていくと、
見渡す限りの何百という蝋燭と遺影が並んでいる。
いつもそこで目が覚める。
何度も同じ夢を見るので、私は夢というものは同じものを何度も見れるものだと信じていたが、
実は同じ夢、判で押したように正確に同じ夢はほとんど見ないということは、言うまでもなく皆さんも良くご存知だと思う。
夢はいつもカラーだった。
白黒の夢を見たことがないような気がする。
そして最近思うことがあるのだが、
ひょっとすると私は前世で階段から落ちて死んだのか、
それとも階段から落ちて死ぬ運命なのではないかとふと思うときがある。
そんなある日、やっぱり私は怖い夢を見た。
忘れもしない小学校4年生のときだ。
怖い夢というのは見始めたあたりからなんだか雰囲気で分る。
空はどんよりとうす紫。
私は家のすぐ裏手にある、団地につづく細い階段をのぼっている。
確かに生暖かい風を感じた。
空気が固体のようによどんでいたのをハッキリ覚えている。
私は空を見上げる。
団地を覆い尽くすような巨大な石像が、空に手を広げ、こちらをみながらゆっくりゆれている。
片足は、あの団地の案内図から生えている。
5階建ての団地が腰の位置よりも低い。
その恐怖。瞳のない石像の目が確かにこちらを見ている。
そしてなにより恐ろしかったのは、
その石像が揺らしていた手は足で、大地を踏みしめていた足が手だった。
手足がさかさまないびつな石像は、無表情にゆれていた。
翌日さっそく一番仲の良かった鈴木さんにその話をした。
彼女は団地に住んでいたので、必然的にいつも遊ぶのは団地の中の公園だった。
私は案内図のあたりで身振り手振りで力説したが、鈴木さんはいまいちピンときてないようで、
私が求めているテンションはえられなかった。
がっかりしながらも、私は近くに生えている雑草の花をむしった。
手が青臭く汚れたので、団地の案内図に擦り付けていて、ぎょっとした。
その案内図、石膏でできた柱のところに、
誰かが落書きしたのだろう、へたくそな人形のような絵があった。
その絵は稚拙さからか、手も足も見分けがつかず、さかさまにすら見えた。
鈴木さんが言った。
「あ、この案内図汚したらあかんで。7号棟みたいに呪われるんやって。」
怖いというより頭が真っ白になった。
子供の頃の記憶はあいまいで、でも時折人生にピンスポットを当てたように、
部分部分鮮明に覚えている。
その部分を無意識のうちに編集したのかもしれない。
でも今でも思い出すだけで鳥肌が立つ。
私には霊感というものがまったくない。
霊を信じていないわけじゃない。
今ここにある意思、魂はどこに行くのかと考えると、そおいう世界へ行くというのもありえなくはないとも思う。
でもそうたやすく出るものでもないと思う。
私は怖い話しがなぜか子供の頃からダイスキで、ものすごく沢山知っていた。
そのせいでこんな記憶がるのかもしれない。
でも一番怖いのはやはり生きている人間の心の奥にある。
これは本当に思う。
だから人間には理性とか、優しさとか、そんなモノでふたをしている。
でもたまにそんなふたが軽い人や、壊れている人、サイズの違う人なんかもいる。
そんな人に遭遇したとき、幽霊話にも負けない恐怖がやってくるわけだが、
こんな話を思い出して今日は自分で怖くなってきたのでもう寝ます。
そんな話はまた後日。
2002-05-23 (木) ちょっとまてーッッッ!!!!! (おもろネタ取締り条例) [長年日記]
■ 皆一列に並んで歯を食いしばれ。
今日の昼休み、買ってきたそばをすすりながら(←ダイエット続行中)ネットにつなぐと、
先日の日記に突っ込みが。
ブホッ
危ないじゃないか。
おもわずそばを噴出したじゃないかッッッ!!!!
おもろいなんて反則反則反則ッッッ!!!!!
たっちゃん『食器洗浄鬼』・・・・・・あれ?笑点?しかも鬼?!!!(負のイメージ)
どくさん、『ドラえもん』(相変わらず一発変換)って・・・・・家に帰ったら鬼とドラえもんが待っているのを想像してしまいましたよ。
会社行きたくねー、ダリぃーとか言う私をたしなめながらも会社サボる道具を出してくれそうなヌルい親切感に溢れたヤツがダイスキです。
が!ソレとこれとは別ッッッ!!!!! ドラえもんというなの役職っていったい・・・・・
マメ子よ・・・・・パーのマメ子って・・・・・・これはこれで完成体でOK。
むしろぜんぜんOK!!!!! アナタダケタダシイアルヨ
エモちゃんあなたまで・・・・・『パーやん』って・・・・・ナニしてくれる係り?
珍しくポジティブに、会社行くよ!!!とか言う私にため息混じりに
「ムダムダ、ムダでんがな。派遣なんて所詮切り捨てですやん。
30女のマジは重たいだけでっせ。」
とかダルく言うだけのエセ関西人だろ。やいそーだろ、え?パーやんさんよ。
とにかく4人ともちっともまじめに答えてなくって、
親身になってなくて、
そんな奴らに不覚にもわらかされてしまった。
っつか、どれも役職じゃないじゃん。ありもんだし。キャラだし。
っつかそもそもパクリじゃん!!!(スマンときわ荘の住人。)
温厚なマンガの父不二子Fも怒るっちゅーねん。(あの世でな。)
チクチョーッッ!!!ウチが破局したらこの4人のせいだーッッッ!!! (←!!!!!)
くやしいのでもっと面白い役職考えようとしたんだけど思いつかなかったよ。ションボリ
# エモ [もう塗りました。アハハアハハ。かなりスースーします。アハハアハハ。]
# エモ [おっと お誕生日おめでとうございます!]
# たっちゃん [幹事役お疲れサマ(^^;、あ〜んどお誕生日おめでと〜!!]