チナウ
2004-11-09 (火) 今までなめてました。 [長年日記]
■ ごめんなさい。
忙しいです。
なんかね、人事異動でね、移動になった人のね、超マニアックな仕事をね、うけついだのね。
そしたらね、難しいわ忙しいわでね、もうね、いっぱいいっぱいなのね。(しくしくしくしく)
毎日残業。
外食の回数も増えちゃって、最近私たちの夕食は近所の中華屋にかかっています。
そこはギョウザがニンニクガッツリでとてもおいしくて、500円の小皿料理が充実していて、そこそこ美味しくてショウコウシュも安い。
瓶出しショウコウシュ500mlが900円。1リットルぐらい軽く飲んじゃって散々食べても4000円ちょっと。幸せ。
そんで先週金曜日はなんだか私切れちゃってね。カニくうどー!!って万札握って銀座のデパ地下へ。
ズワイガニが1ハイ1500円。安いよね。
4ハイあってね、売り場のお兄ちゃんに味噌抜いてない?とかイチャモンつけてたんですよ。
そしたらカニ買ってくれたらそのそばにあるサケの切り身3切れ600円を、500円にしますよとか恩着せがましく言うわけですよ。
いらんのですよ。カニが食べたいんですよ。
「そんなのいらないからカニを負けてください。」
「うーん・・・じゃあ1300円でいいよ。」
「4ハイ買うからもっとまけて!!」
「全部?!!・・・よーしじゃあまとめて4000円!!!」
「3500円!!!」
「えーーーーー!!!」
そんなわけで、そのお兄ちゃん親方にばれないようにこっそり3500円シール貼ってくれました。やた!
金曜の夜はカニを無言でものすごい勢いで食べました。食べ終わった後着替えなくちゃいけないほどカニが飛び散る暴れ食いっぷり。
土曜日は私の体調が悪くお出かけできなかったので、彼が4時間昼寝という新記録を達成。夜は中華屋でお祝い。
カンパーイとかいってたらお店のお姉ちゃんに、ナンノオイワイデスカ?ときかれてしまい、4時間もお昼寝したんだよ!と正直に言った所苦笑いされました。
日曜日は私も負けじと2時間ほどお昼寝。土日といえば祭りだなんだと遊び歩いていたので、久々のゆっくりした休日でした。
ここ最近の日曜日の夜は彼が夕飯を作り、その間に私が彼のワイシャツにアイロンを当てるというコンビプレイが炸裂します。
でてきた夕食は、残ったカニ肉を使ったパスタ。カニの殻もちゃんとだしをとってとことん利用。その隣にはカニの甲羅を使ったカニグラタンまで鎮座しておりました。
ものすごい勢いでカニの芯まで食い尽くした休日。
今後この甲羅は我が家の大切なもの入れにしようと思います。印鑑とか。鍵とか。コンタクトとか。
2004-11-10 (水) 姉さん。事件です。 [長年日記]
■ はんせいしてます。ゆるしてください。
隣の席の人の仕事用携帯がブルブル。
ちょうどその人が他の電話に出ていたので、携帯を渡された。忙しいから出て用件を聞いてくれって事。
着信履歴を見ると、新入社員の竹田君からだ。きっと研修の報告とかだろう。
新入社員相手なのでナメナメな態度で電話に出た。
「はい、有酸素運動推進委員会です!
デブはビーチでビキニになるなが合言葉のシラク教を教本に、皆様に健康と幸せをお届けします!」
「・・・・・。」
「ご用件の前に、お名前、年齢、体重、体脂肪をお答えください!」
「・・・松島ですが。」
・・・・・えっと、携帯のバッテリーが無くなった部長が、竹田君の携帯からかけてきていました。
部長ちょうファット。
ボク、ちょうBAD。
クビかもしんない。
2004-11-17 (水) ポケベルガ鳴らなくて。 [長年日記]
■ 愛が空回りして。
キョウちゃんからメールが来た。なんでもDocomoの調子が悪いのでauに変更したらしです。
私は携帯を持って10年経ちます。そして携帯を持つ前、大学生の頃はポケベルでした。ちなみにPHS登場は携帯持ち出した後。
ポケベル。
最初は本当に数字しか打てなかった。呼び出したい相手に電話をかけるんだっけ?そんでそこにかけかえして欲しい番号を打ち込む。そしたら呼び出したい人のポケベルがピーピーなると数字が出る、そこに電話をかけ返すという寸法だったと。ですよね?
いや、ひょっとすると今の若い人知らないかもしれないから。私でさえシステムうろ覚えだし。
そんでその後数字を組み合わせて言葉が出るように開発される。10個くらい登録できたのかな。
たとえば、【123】と打ち込むと、【モウカエル】(当然カタカナオンリー)となるように、自分たちで登録する。驚くほど不便な話だが10年前までは普通にあった。
そして世の恋人たちは、その言葉を登録できるシステムになる前は、独自の創造性で恋人と数字で言葉を交し合っていた。
【8181】=【バイバイ】
【0843】=【オヤシミ(オヤスミ)】
など。つか、思いつかない。確かそんな感じ。
数字の語呂合わせといえば、ものすごくうまいヤツがおりました。
何をやってもお笑い臭さをそこはかとなく漂わせる、トラブルメーカーなジュンコさんです。
これが天才的にすごい。
何が天賦の才かというと、語呂合わせがうまいこともさることながら、あわせやすくかつ彼女にあった数字が向うから転がり込んでくるという奇跡。
彼女が当時付き合ってきた彼氏の電話番号を、10年以上経った今でも私達友人一同忘れる事ができません。
その彼氏はお金持ちのお坊ちゃんで、気が弱く、何かとみんなのパシリにされておりました。
そんな彼氏の電話番号を、彼女であるはずのジュンコさんが嬉しそうに一言。
「【7107972319】だから、【なんと!泣くな!兄さん行く!!】だよ!!番号もパシられてるの!」
プライバシーの為番号は似たようなものにしています。本当の番号のほうがもっとすごいパシらされ番号でした。
そして結婚したジュンコさん。今は使われてはいませんが、新婚当初住んでた家の電話番号がこれまたすごい。
「引越ししたよ。電話番号は【○○-2253667】だから、【夫婦のゴミってムンムンなん?】で覚えてね!」
そんな先生の下に、自分の番号を覚えやすいように語呂合わせしてもらおうとする信者が後をたちません。
「ジュンコ先生、覚えやすい語呂合わせをお願いいたします!!2296966です!」
「よし!・・・・・・・・・む・・・・・・【チチ、黒々・・・ん?】でいきましょう!!最後は黒々かなぁ・・・とチクビを確認して、そして、ん?って伺う感じで!!」
「ジュンコ先生!!271895でお願いいたします!!」
「よし!・・・・・・・・・む・・・・・・【ニーナ一泊5千円】でいきましょう!!5万円じゃない所に謙虚さと恥じらいをもって!!」
ただ語呂合わせするだけでなくそのネタは全てシモに揃え、そしてその番号に対する心理描写から演技指導までついております。
そんな神がかりなジュンコさんにも敗北というものがありました。いえ、その敗北が後のシモ語呂合わせの神を生み出したのかもしれません。
アレは私たちが大学の頃、まさに数字しか打ち込めないポケベル最盛期の時代。
私たちのグループの中でも、【愛の情念天城越え】と呼び声高いきっちゃんに、彼氏が出来ました。
そこは愛の情念、平成の阿部貞と歌われた彼女、恐ろしくねっとりした密度の濃いお付き合いを繰り広げていらっしゃいました。
毎日が、惚れたはれた嫉妬に妄想、思いつく限りのオプションテンコモリの濃すぎる愛憎劇に、いつ刃物が飛び出すか我々一同ひやひやしておりました。
幸せなのに、なぜか不幸そうなのは彼女のもってする業が強すぎるからか。
彼とも1時間に数回ポケベルをならしあう、縛り縛ってギッチギチな日々。いや、正直うるさいですから。
そんなある日、彼女が体をクネクネさせながら、いやーんこの数字解読できなーい、とか言いだしました。
皆で覗き込んだポケベルには【14104】の文字の羅列。はて。
わかんなーいとか言いながらクネクネするきっちゃん。なんだこりゃと頭をひねる私達。さすがのジュンコ先生もまだ駆け出しの頃、一緒にうなっておりました。
しかしそこは所詮人の彼氏の送った暗号、興味は30秒も持続しやしない。
すぐ他の話をはじめる私達に痺れを切らしたきっちゃんが、わかったー!と大声をあげました。なになに?
「【1】をローマ字の【I(アイ)】にみたてて、【アイシトーヨ】だ!!」(すんません。当方関西出身です。)
いやいやいやキミタチ。それ、事前に打ち合わせ済みでしょ。そんな解読普通ありえんでしょ。
やっだーとか言いながらまたクネクネするきっちゃんを、私たちはなんか・・・こう・・・物悲しい思いで見つめていました。
あれだな。やっぱ初めてのセックスが愛に満ちてないと、女はその後微妙に歪むな。
初めて出来た彼が彼女もちで、セカンドでもいいからとすがったきっちゃんの切なさが、今のこの新しい幸せに対する執着とそれでも拭えない幸薄感をかもし出しております。
やれやれ。
あれいらい数字の【1】をみると【I=愛】を思い出すハートフルな私達。
そんなきっちゃんも離婚を乗り越え、今ではすっかり落ち着いて一児の母。
ジュンコですら二児の母ですから。ね。ジュンコさん。
「セックスレスやった。1発で当てて1人目。ずーっとまたセックスレスで、そろそろ2人目欲しかったからまた1発でビンゴ。」
「これこれ、1発1発てお下品ですよ。」
「1はほら、愛だから☆」
うん。死ね。
2004-11-29 (月) あ。はやりというか交流というか。今年の夏からこっそりmixi中。 [長年日記]
■ でもキョウちゃんとかいるので、チナウのことは秘密にしてます。見かけたら仲良くしていただければ嬉しいです。
日々友達少なく偏った生活をしていますので、すこしでも世間から遅れをとらぬようドラクエドラクエ言いながら週末を過ごしました。買う気ゼロですが。
10年ぶりに私の中に編物ブームが到来、夢中で編み上げ、自分のを編むのは飽きてしまったので、彼に押し付けるようにマフラーを編む予定です。
自分のは黒一色で面白くなかったので、彼には半ば強制的に3色のマフラーにしました。
いてもたってもいられず、ジーンズTシャツの上にダウンをはおり、彼の手を引っ張ってユザワヤへ。
その後真っ直ぐ帰るつもりが、気がついたらバーで飲んでおりました。
冬の夜の都内、静かなバーのカウンターで。私一人半袖。
家では飲めないような度派手なカクテルグラスを指差し、アレにきっついお酒チョーダイとバーテンダーにお願いしました。
このグラスは大きいのできついお酒はちょっとと止めるのも聞かず、いいからチョーダイといったところ、鮮やかな赤のカクテルが出てまいりました。
きっと、明るいエンジに黄色で虎が2頭も贅沢に描かれた私の半袖Tシャツに対する、店側のささやかな警告でしょう。さくっと呑んだった。
夜はお布団に入りセクシーポーズをとったにもかかわらず、ゲームに夢中になる彼にスルーされました。
悔しいのででたらめ英語で自分を褒めまくるという、低脳かつリーズナブルな遊びを繰り返しておりました。
アイアム・ビューティホーとか、マイハートイズクリスタルだから優シクシテホシイアルヨとか。
最終的には、スマップはスーパー・マッチョ・オール・プアーの略だとか、ファンが聞いたら白目をむいて襲ってきそうな発言を繰り出して、彼に早く寝なさいと寝かしつけられました。
まだ何かおしゃべりし足りなかったので、彼にヨンジュン(ofペ)いまこの東京の空の下にいるんだね、今日は何食べたのかなとたずねましたところ、プロティンとそっけなく言われてしまいました。
私はスキヤキかお寿司だと思うのに・・・。
# 浅野忠信 [一緒に昼寝できて良かったね。]
# (・ε・) [昼寝競争ではライバルだ!!]
# (・e・) [無意味にせちがれぇな。]