チナウ
2006-05-08 (月) コーたんが。 [長年日記]
2006-05-17 (水) あなたは私の [長年日記]
■ 青春そのもの。
満員電車の中での不快音No,1は、ヘッドフォンから漏れてくるユーロビート系チャカチャカ音だと思うのですが、意外なところでNo,2は世間話の声だと思います。
満員電車って人口密度のわりに殺伐としてるので、ほとんど電車の音しかしないのですが、たまにお喋りをしている方がいます。
だいたいカップルか女性2人組み。小声で話しててもよく響く。
カップルは満員ぶりを利用していちゃいちゃしたり、アイコンタクトしたり、クスクスていどだからそうでもないのですが、女性2人の会話はいやでも内容が耳に飛び込んできます。
たいていはカスのような個人情報をご本人がだるげにカミングアウトというパターンです。
今月はバイト7日しか入ってないから給料が5万ほどでありえないとか。お母さんが豆送ってきたとか。聞いてるほうもどうでもいいらしく、ありえないよねーとか豆いいよねーとかリピートにとどまっております。
そんな中。
本日はまたけだるげに会話する女子2名様がございまして。
「この前偶然○○君にあったんだよね。卒業以来。
なんかさぁ、イメージ変わっちゃってて・・・・
私に言わせるとぉ、どうやったらそんなにランク落としちゃえるわけってぇ〜。
なんか私の青春も終ったってかんじぃ・・・」
MA・MA!!U・ZA・I・YO−!!!
そういえば昔そんな話で盛り上がったなって思い出しましたよ。
友達の井上君が盆に帰郷したさい、高校時代の同窓会が行なわれたそうです。10年ぶりぐらいで。
呼ばれた居酒屋の個室の扉をおえーっすって開けたら、学生時代2股かけてた女子2人が並んで座ってて、そのまま扉閉めて逃げようとしたけどとっつかまって説教酒。
2人に挟まれいじめられ、でももう昔の話で皆大人で、今となったら想い出だと楽しいお酒。
大切な時間をわかちあった関係だからこそ、昔話や説教が楽しく交わされるというものです。
酒もいい感じに回りだし、他の懐かしい顔とも席替えしつつ話したりして。
ふと見ると、見慣れない生物を発見。
学生時代、地味で名前もよく憶えていないコンブみたいだった女子が、肉厚になって蛍光コンブになっていました。(結局コンブかよ)
嫌な予感がしたのですが、昆布はユラユラじりじりとこちらに向かってにじりより、とうとう隣まで漂流してきました。
そんで開口一番。
「私変わったでしょ。」
どう答えろと。
そんで適当に相槌打ったら次にこうきたらしい。
「井上、変わったよね。」
学生時代ほとんど話したことないのに突然呼び捨て。返したくても井上君コンブの名前がサッパリ思い出せずついつい弱腰に。
そんな井上君の申し訳なさから来るソフトな対応に、ますますコンブがつけあがりだした。
蛍光コンブはのしがみのように巻きついたピチピチミニスカからとびでた辛味ダイコン足を窮屈そうに組み替え、ぎこちない動作でタバコに火をつけふかしはじめた。子供のようなプクプク指には、琴をかき鳴らすにふさわしい爪がぎらぎらとくっつけられていて、もうそこだけステキな場末感が充満。局地スナック状態。
女性の立場から一言言わせていただくとすれば、努力全てが違う方向にからまわりの痛々しさ。 そんな蛍光コンブは、タバコをフーと吐き出しながらこう言った。
「私ね、今だから言うけど、井上の事けっこう好きだったんだぁ。」
でた。でたでた。
流れから言ってベタ過ぎる展開だ。
さらにベタの波は寄せて返し、コンブはユラユラと身をゆだねる。
「あの頃の井上は、サッカーとかやってて爽やかだったよね。
ちょっと遊んでるっぽくなってて残念。私の青春終ったって感じ。」
うっぜーーーーー!!
共有の想い出皆無の相手が勝手に自分の事を青春の象徴ロックオン+批評。その上終った呼ばわりされた井上君は酒さめさめ。
さっさとコンブから離れようとするも、昆布はぴったりへばりついてはなれない。そのくせ人の目を見て話さない。
「・・・でもぉ・・・人のこと言えないかな。
・・・私も変わっちゃったしね・・・。
あの頃は私も結構真面目だったし・・世間知らずすぎ。
今は大人の嫌な世界もみちゃいましたって感じぃ。」
うぜーーーーーー!!!
「今は井上側の人間かな。
ほら、もう大人だから。ソコらへんも割り切りますってやつ?」
うぜーーーーーーー!!! てか
SA・SO・WA・RE・TE・RUーーーーー!!!
「今東京だって?いつ帰っちゃうの?どこすんでるの?」
NE・RA・WA・RE・TE・RUーーーーー!!!
「今度東京行くから泊めてもらっちゃおうかな☆」
KU・RU・NAーーーーーーーーーーー!!
「つまんないね。抜けちゃう?」
NI!!GE!!RO!! GO・GO!!
そんな恐怖体験をされ、命からがら振り切り、ちゃっかりモトカノをお持ち帰りし、大人の関係で後腐れなくお別れして、東京に逃げ帰ってきたそうです。
いや、自分の青春の中に存在する憧れってひとそれぞれあると思いますが。それがまた淡い想い出でステキだとは思いますが。
それを本人に押し付けるように言うのは自分は酔えて楽しいけれど、相手にしてみたらえらい迷惑なんだろうなと思いました。
コレは女性に多い傾向のように思うし、またユーミンがあんたは私の青春そのものやったとかそそのかすような歌を高らかにうたうから。こっそり持つことに意味のある青春の象徴を、ついつい聞いてもいないのに本人に向かってカミングアウトしちゃう女性続出。
会話を盛り上げるように楽しく言うならいいけど、コンブ女子は不思議と皆恨み節からねっとりお誘い節へとシフトチェンジ。(ルール?)
だからこれから同窓会で、食事に昆布が出てきたらどうぞ私のことを思い出してください。(U・ZA・I・YO!)
そんな事を言いながらも、じつは高校時代女子校だった私はちょっとうらやましくもあるのです。
そういえばユーミンの【卒業写真】、フランス語でもカバーされてるのですが、[優しい目をしてた]という歌詞が、フランス語では[オンゴラ〜]となります。オンゴラとはアンゴラ猫のことで、
優しい目→優しい目ってどんな目?→アンゴラ猫の目ってやさしくね?→文字数やばくね?→目とっちゃえばよくね?→オンゴラ〜
となったのでしょうか。
前後のフランス語覚えてないのでなんともいえませんが、自分の事にはこだわりまくるくせに他人の事は投げやりなフランス人がステキです。
ちなみに上記の満員電車内青春終っちゃった発言女性、その友人の相槌は。
「あー。終った終った。終った感じだよねぇー。」
フランス人というより、昭和ノイルコイル系。
ジャピャ〜ン。(GO!)
# まわルン♪ [や、男でも多いっすよ。そういうの。 知ってる女性が結婚したら「所帯じみた」、子どもを生んだら「すっかり母さんだな」と..]
# (・ε・) [>頭の弱い男の人って、結婚したり子どもが出来た女性を一段格下に見ますよね。 処女性を求める男の性なのでしょうか。ぽ..]
# (・e・) [>や、別に子持ちの人妻と何かあった訳ではないんですが。 ・・・・。 わかったわかった。今度熟女パブでもいこうな。..]
# pino [>>や、別に子持ちの人妻と何かあった訳ではないんですが。 > >・・・・。 >わかったわかった。今度熟女パブでも..]
# (・ε・) [わかったわかった。pinoっちはデブ専居酒屋【夢がMORI☆MORI☆】な。]
2006-05-28 (日) 物議を醸すトレー。 [長年日記]
■ 嵐を呼ぶお茶出し。
会社でおつかいを頼まれて、自転車でブーンと出かけたら、近くにディスカウントショップを発見。
コントレックス1,5㍑が180円だったので、自転車だしと5本購入。
レジにもっていったらおじさんが、これももってけと小さなチョコをくれた。
ワーイと喜んだら、これももってけと飴もくれた。またワーイと喜んだら、じゃあこれももってけと、変な柄のでかいレジャーシートをくれた。
広げるのに勇気のいりそうな微妙な代物に、会社にもどらないといけないからとこれまた微妙ないいかたで辞退しようとしたら、OLさんならお茶だしの時なんかに便利なトレーがあるからと、なかば強引に持たされた。
トレーにはひと昔前のカッパッパーな絵柄の女性が幸薄そうに微笑んでいる。その背後には幸せそうなファミリーが。右下にはこの絵のタイトルがそっと書き添えられている。
[太郎と花子。]
こんな不倫くさいの使えるかい。
# 臀部 [意外と指がババ臭いね!]
# kotoli [色素沈着。]
# (・ε・) [コンノヤロー!ババ臭いのは指だけだとおもったら大間違いだぞ!!色素沈着はもちろんザボンの食べ過ぎ。(←ナウ!)]
# (・e・) [携帯でメールを送ると自動更新してくれるなんていう便利さに浮かれて。油断して自分撮りなんかするから指だけで惨敗模様。肝..]