チナウ
2007-08-07 (火) レジャーのあり方 [長年日記]
■ 先日飲み会で後輩に好きな映画は何ですかと聞かれて。あきらかにそれで人のセンスを量ろうとしてるのがミエミエで。そんな後輩に彼はキッパリと【 Xファイル】 に決まってると答えていました。つかそれドラマだし。
木曜日の夜、さあもう寝るべというときに彼が「ケーブルテレビ見れるようにしたい。調べといてくれないかなあ。来週の土曜日までに。」と言い出した。
あまり私にものを頼む人じゃないから、よっぽど大切な番組でもあるんだろう。それならがんばんべと早速調べた。
うちのマンションはケーブルテレビがなんか最初ッから入ってるとか何とかで(結局よくわかってない)、工事もいらずすぐ取り付けられるらしい。
これを機に、ネット工事も頼むことにした。
そう。我が家はネット環境皆無な昭和のお家だったのだ。よっしゃここらで一気に近代化ヤ!
ケーブルテレビに電話して、土曜日まででなるべく急ぎでと告げたところ、最速でも8月11日ということになった。番組間に合うか。
でもまあ仕方ないのでほんじゃそれでとお願いした直後、担当の営業マンから電話がかかり、明日の午後でも行けるといってくれた。これは早い!
ネットのほうも合わせてお願いしようと思ったんだけど、これは工事の予定とか現場の確認とかもいるので、とにかく先にケーブルテレビをということになった。
その日の夜彼に得意げに、「明日来てくれるよ!本当は来週だったんだけどがんばって交渉した!」と軽く手柄を装飾気味に報告。えらいとほめられご満悦。でも結局翌日やってきたおしゃべりな担当のおじちゃんに、「来週って言ったんだけど、早いほうがいいと思って。ね。いいでしょ。」とさくっと手柄を持っていかれた。
このおじちゃん。手際はいいけどとにかくおしゃべり。しゃべるの大好き。
15分ほどで設置して、30分もリモコンの使い方、シミュレーションをしまくった。
「・・・・したいなと。そんなときはこのボタンをポチっと。ほら便利でしょ!!」
こんな調子でケーブルテレビ用のリモコンがいかに便利かほめまくって、良いところさがしまくって、最後には握りやすいとか形までほめてた。ちょっとリモコンに嫉妬。
でもなかなかいい人で、お盆前で込みまくっているネット工事部隊を確保してくれ、11日の昼に設置してくれることになった。1時間ほどですむらしい。
その上、8月分のケーブルテレビ代と8・9・10月分のネット利用代を無料にしてくれて、設置工事費も値引きしてくれて、結局ケーブルテレビとインターネット工事合わせて5000円くらいでやってくれた。
そんで最後の一言は、3ヶ月以内の解約だけはマジカンベンといういたってストレートな本音だった。
おじちゃんが帰ってから早速ディスカバリーチャンネルを見てうれしそうな彼。満足してお昼寝しだした彼のとなりでFoodiesTVを見まくった。で。ふと思い出した。彼の見たかった番組って何だったんだろうと。
そう思いながら今度はナショナル ジオグラフィック チャンネルを見ていると。
「都市伝説〜超常現象を解明せよ!8/11午後2時より15時間一挙公開!!」
あ。
■ 15時間耐久レースだから
それに合わせて買ってまいました【体にフィットスルソファー】無印良品。
二つリビングに置くと、デカッ!ってかんじですが。座って極楽。これ、人をだめにするソファー。
ユーザーの声を調べてたら、圧倒的に寝ちゃうって書いてあって、耐久レースにむけてだめじゃんって話なのですが、やっぱりすわるとべそーって感じで寝ちゃいそうです。極楽極楽。
しかしやはり合う合わないがあって、彼はどうも落ち着かない様子。
で、結局耐久レースはいつもの通り、ベットの上から観戦ということになりそうです。ますますだめじゃん。
でも今私の一番の楽しみは、このソファーにズッポリはまりながらビデオを見ること。
そんでFoodiesTVチャンネルで、世界の怪しい料理家の番組を見ること。
もう、怪しい黒人の料理家の兄ちゃんとか、あきらかにメタボラすぎるアメリカンマムのバタータップリ料理とか。そりゃ太るよとかいいながら酒飲んでます。幸せ!
もう、ごはんも手軽に食べれるのがいいから、タコスの皮が残ってたから冷蔵庫にあるもんかき集めてピザを作成。怪しい料理家たちに影響されて写真もパチリ。
部屋の照明をを落とし、ソファーのそばにローテーブルを設置し、ワインとピザとなぜかホッピー。
極楽極楽、マムその料理斬新過ぎケッサクー!!とゲラゲラ笑いながら飲んでたら、上あごの辺りチーズでごっそりやけどしました。
ごめんねアメリカンマム。
2007-08-08 (水) この国の行く末。 [長年日記]
■ 国際社会のあり方。
電車に乗ってると、50代の小柄なおじさんが勢いよく乗り込んできた。
私の隣にどかっと腰を下ろすや否や、ものすごい勢いで何かしゃべりだした。英語?いや、なんかロシアっぽい感じもするし・・・・どっかで聞いた懐かしいこの不思議な響き・・・・
「ア〜ン マドーンナ〜 キャメロン・・・オゥイエ〜・・・」
思い出した!子供のころよくやったうそっこ英語だ!!
英語しゃべれる振りして、しってる単語と適当に英語っぽい無意味な音発音する奴。あれだ!
「マリリンモンロー 〜 アーン・・・・ トムクルーズ?!!」
声でかっ。
「ブラッド・ピッドォ・・・ジョージクルーニー? ア〜ン・・・オーシャンズナインッッ!!!!」
足りん。
「メル・ギブソォーン・・・・リチャード・ギアァ?・・・・ア〜ン・・・マイハズバンドッッ!!」
え?!!どんだけ?!!
「ミスター・ジャイアンツ? ア〜ン・・・・」
ハリウッドスター早くもネタ切れ。
「ワン・サダハル!!」
もう英語じゃないし。それ。
「ホームランキング? イチロー? ア〜ン ナカソーネ!!」
政界突入。
「プレージデーントゥ? アーン マキーコタナーカ ビッッッグマウスッッ!!!」
お、辛口。
「セカイノ タケーシ? クロサーワ?」
政界短ッ。全部日本語。
「バクショウモンダーイ? オオタ? リトルタナーカ?」
ほっといたれよ。
「ノーペアーコウガン!!!!!」
神!!!
■ 晩酌さん。
刺身全般に好きなんですけど、特に目がないのがかつおのたたきなんです。たたき。普通のかつおはあんま食べない。
そんで昨日スーパー行ったら、かつお安売りしとる。たたきも叩き売り。(言いたかっただけ)
今の時期かつおてどうよと思いながらも、けっきょくたたきを購入。彼今日も遅いし、これを肴にゆっくり晩酌することにする。
彼はたたきを購入すると食べない。でも、皮付きのサクを買ってきて家でたたきにすると食べる。
でも今日は皮付きサクが売ってなかったので、私だけのお楽しみとなった。
かつおは足が速いのでダッシュで家に帰り、とりあえず冷蔵庫へ。
本日彼の晩御飯はシャケの散らし寿司。なぜに散らし寿司かというと、前日がそうめんだったから。
そうめんの薬味として準備した、錦糸玉子・しいたけの甘煮・シソ・のり。これを多めに作っておいて酢飯に混ぜればええやん、ってことで余分に作っておいたのだ。
さらに塩ゆでしたインゲンといりゴマ、冷蔵庫に眠っていた辛塩シャケを焼いて混ぜて完成。
あとは、昨日そうめんと一緒に天ぷらしたときに作ったつけタレをこれまた多めに作っておいたから、それを利用して揚げ出し豆腐、なすがあるから焼きナス。うん。これで彼の晩御飯は決定。
で、野菜切ってかつおに乗せて、散らし寿司味見にちょこっと盛って、昨日の天ぷらの残り(ちくわ・しいたけ・枝豆・ささみの梅シソはさみ)をそえて晩酌準備完成!ラクチン!
天ぷらはトースターでカリっと焼きなおしたのでハフハフいいながら食べて、ここで登場グラスまで冷やしたホッピー・黒!幸せだなぁ。
かつおもなかなかいい奴で、大変おいしく頂きました。
そんで魔のソファーでうたた寝しちゃって、楽しみにしてた「アイチテル」の心霊特集見逃す。悔しい。
彼からの帰るコールにも気が付かず、彼も気を使ってコンビにでお弁当買ってきちゃって。私の散らし寿司見て申し訳なさそうにするから、ぜんぜん寝ちゃってた私が悪いよごめんねとお詫びして、
洗いもの済ませて戻ってきたら彼がひっくり返ってた。
「散らし寿司おいしかったよ!」とか言うので見たら、お弁当と一緒にむりやり散らし寿司、ごはん軽く一膳分ぐらい食べてた。
おなかはちきれるーしぬーとか言いながらごろりと横なり、眠そうな目を必死に開けてテレビ見てるから、何かと思ったらケーブルテレビでUFO番組やっとった。
結局睡魔には勝てず、あっという間に寝息を立てだした。時刻は深夜3時。
おつかれさま。
2007-08-13 (月) 闇のタールに沈む夜。 [長年日記]
■ 負の連鎖。
私の住む町にある本屋は、しょぼい上に1軒しかなく、欲しい本は大体古本屋で済ませたほうが品揃えが良いという有様だ。
しかしその古本屋もブックオフ等の大型店舗じゃなく、せいぜい支店があったとしても2・3軒という程度の規模の店が2店、完全に個人が経営している小さな店が2店ある。
その個人店舗2軒の経営方針は大変対照的で、片方は金髪の兄ちゃんがヘビメタを店内に響かせてシャウトしているような生命力溢れる店なのだが、もう一軒は入るのもためらわれるほど陰気な店構えで、店全体が静まり返り、オーナーのオヤジがだるそうにラジオをイヤホンで聴きいている。
ヘビメタ兄ちゃんは結構いいやつで、3巻セットの2巻だけほしいとか言ってもイイッスイイッスとためらいなく売ってくれるので良く行くが、いかんせん大音量のヘビメタになじめず、毎回せかされるように店を出る。
そしてもう一方の陰気な店には、よほどのことがない限り足を運ぶ気になれない。
その店は、扉を開けると手入れの行き届いていない古本独特の臭いがし、なんともいえない寂しいような息の詰まるような気持ちになる。
そしていつもなぜか入り口側半分しか電気がついておらず、うなぎの寝床のような細い店の奥はほの暗く、晴れた日には電気より差し込む太陽光を頼りに本を探すという有様だ。
こんな調子だから雨の日は最悪で、奥は真っ暗で本を探すどころではなく、沢山の時間と想いを綴じた書籍の念に押しつぶされそうになる。
先日、どうしてもほしい本があり、他の3軒をまわったが見当たらず、私は久しぶりにこの本屋へ立ち寄った。
どんよりと曇った薄暗い日で、予想通り店の奥は目が慣れるまでタイトルを探すのも困難な状態で、古本から立ち上る臭いに胸焼けをおこしながら探したが目当ての本は見つからず、やっぱりオヤジはラジオに耳を傾けながらだらしなくレジに座っていた。
ほしかった本が見つからずあきらめようかとしたそのとき、一番奥まったところにあるコミック文庫本のコーナーで、【生き人形】 の漫画がふと目に止まった。
どこにも金額を記すシールが貼られておらずキョロキョロしていたら、壁に【価格なき本全て100円】と意外に達筆な字で書かれていた。もう値段をつけるのもだるかったのだろう。
レジに持っていくとオヤジはやっぱりだるそうに、ラジオのイヤホンを外しもせず私が差し出した100円を見て言った。
「50円。」
「?壁に値段のないものは100円てかいてありますよ?」
「・・・50円」
本は値引きの必要がない程度には綺麗だったので不思議に思ったが、その瞬間はそんなことより、オヤジが初めて言葉を発したことに気をとられていた。
なんせこの店、本を買っても袋に入れないどころか(そもそも袋とかない)ありがとうすら言わない。そんなクールな接客スタイルだからだ。
古本の臭いから逃げるように外に出ると、むっと湿った熱気が勢いよく体に入り込み、肺を一瞬焼くような気がした。
【生き人形】の話をご存知だろうか。
オカルト好きな人ならピンと来る人は多いと思うが、かの稲川淳二を一躍怪談キングに押し上げた話だ。
この話を稲川順二が披露するや否や、今まで恐妻家で鬚でなみだ目のリアクション芸人のような扱いから、一気に怪談の第一人者にのし上がった。
それほど当時強烈な話だった。
そう。これはもう20年以上も前の話で、それがいまだに語り継がれている。そして数々の伝説を後に残した。
簡単に説明すると、悲惨な人生を送った少女の物語を人形を使って芝居を行うことになった。
出来上がってきた人形はなぜか最初から右手の付けがおかしく、作り直してもらおうにも人形の作者自体が行方不明など暗雲立ち込める出だしとなる。
関係者が同じ右側ばかり怪我をする、行方不明者が出る、死者がでるという様々な事件が起こる。
生き人形の手入れをしていた演出家は、そのうちわが子のように人形をかわいがり出した。
移動するときも手に抱く。
ある時手違いで人形をトランクに入れてしまった。あわてて取り出した時には、目を腫らして泣いたような顔になてしまったいた。
それをいとしいわが子のように、演出家は髪をとき、優しく語りかけなだめる。
そして少しづつ狂気へと落ちてゆく。
そしてとうとう、この人形に対する評判を聞きつけたテレビ局が、怪奇特集にこの人形を生出演させることにする。
そしてその放送中に、照明が揺れてお客がパニックになったり、幽霊が映っただのと大騒動となる。
お昼の生放送だったというのに、局には「あのテレビに映ってる子供はなんだ?!」という問い合わせが殺到したという。
漫画はそんな数々のエピソード集結し、重要ポイントだけをかいつまんだような作品で、そのあとには読者から「この作品を読んだ直後右側の手が腫れてきた」などのお約束レポートが掲載されていた。
私は生き人形をビデオやテレビで何度も聞いた。今まで散々怖がってきて、むしろ今回の本はアッサリ触れただけだななんて思いながら本を閉じた。
時刻は深夜2時を過ぎていた。
すでに隣で寝息を立てていた彼が、体がいたいと寝言のようにつぶやきながら寝返りを打った。
熱帯夜だった。空気が体にまとわり付くような、そんな不快な夜だった。
真っ暗にした部屋の中目を閉じようとした。が、ますます空気がよどんで感じ、寝返りを打つたびに重くねばりをましてゆくようだ。
ふと、枕元においた生き人形の漫画が気になった。
隣で彼が寝ているというのに。さんざん聞いた内容の怪談だというのに。
私はいつの間にかやんわりとした恐怖に包まれていた。
まるで誰かに見られているような、重苦しい空気に絡めとられるような、そんな闇に気付かないふりを必死にしながら、私は何とか眠りの糸口を手繰り寄せていた。
ピンポーン
重苦しい空気を切り裂くように、突然玄関のチャイムが鳴った。
本を読み終わり電気を消したのが2時過ぎ。おそらくそれから1時間ほどしかたっていないはずだ。現にカーテンから見える外の闇は深い。
こんな時間にセールスなんかがくるはずがない。気のせいか・・・
ピンポーン
!!!
確かになった。彼はぐっすり眠っている。
いや、何かの間違いだ。たちの悪いいたずらか。隣人が酔っ払って部屋を間違えたのか?
ピンポーン ピンポーン ドンドンドンドンッッッッ!!!!
誰かがチャイムを押しながら、尋常じゃない勢いで玄関の戸を叩いている!!
恐怖で私は動けなくなった。
次の瞬間、彼が飛び起き玄関へむかった。
ピンポーン ピンポーン ドンドンドンドンッッッッ!!!!
玄関には確かに人の気配が。
彼が声を出す。
「・・・はい。どちら様ですか?」
「・・・・○○県警です。○○さん(彼の名前)ですか?」
あわてて扉を開ける彼を、部屋の扉越しに恐る恐る眺める私。
外には4人の男達が立っていた。
「こちらに○○さん(私の名前)も一緒にいらっしゃいますよね。」
自分の名前を呼ばれ、飛び上がる私。
「ご実家は兵庫県ですよね。実はご実家に・・・・」
腰が抜けそうになる。
「娘さんを拉致しているという電話が入ったそうです。」
一瞬意味が分からずぽかんとしたが、一番前にいた警察官に名前を呼ばれてわれに返った。
私です。私が○○です。拉致されてません。私です!!
そういえば今日は彼と呑みに行って。そしてそのままかばんに携帯を入れたままにしていた!!
あわてて携帯を探り出すと、ディスプレイには着信3回と留守電3回分を記すマークがでていた。
すぐに実家にかけるとおびえるような母が出てきて、次に父が○○かと強い声で呼びかけてきた。
そうだよ。私だよ。拉致なんてされてないよ。いたずらだよ。
そう呼びかけても、最初にその電話を受けた母はなかなか信じない。
やっと開放されたのかなんて間が抜けたことを言っている。
泣き出す母から事情を聞きなだめている間、彼が警察に対応してくれ、4人の警察官は風のように去っていった。
母の話はこうだ。
夜10時過ぎ電話がかかってきた。
電話の向こうでは、女性のすすり泣く声が聞こえる。
少し幼さの残るその声に聞き覚えはなく、母は間違えてかけてませんかと問いかけた。
「おかぁさん・・・・・」
電話の向こうで弱弱しく、その女性は呼びかけた。
これはもう典型的なオレオレ詐欺の手口なのだが、あせった母は私の名を呼んだらしい。
「・・・助けて・・・」
「どうしたの?!!!」
「・・・・今男の人につかまった・・・体が言うことをきかないの・・・・」
「!!!!薬かなにか飲まされたの?!!!」
「・・・・違う・・・・・」
「お酒ね?!!また飲みすぎたの?!!!」
「・・・・・お母さん・・・体が言うことをきかないの・・・」
その後男の声で娘は預かった、誰かに言ったら写真をばら撒くと脅されたらしい。
しかし電話の男は母に金を要求するでなく、一方的に電話は切られた。
母は解放された私からの電話をまった。なんとか私が傷つかないよう、ことを表に出さないほうがいいと思った。
その一方で、もし私が変に抵抗し、万が一のことがあったらと思うと震えでたっていられなくなった。
我慢できずに寝ていた父を起こし事情を説明。時刻は12時を過ぎていた。
私の電話にかけるが、鳴るもののすぐに留守番電話になってしまう。
意を決した父が、警察に電話をしようとする。
そんなことしたらあの子は開放してもらえないかもと取り乱す母に、こちらに金を要求するでもなく乱暴目的なら、今後脅迫される可能性はあるかもしれないが、命をとるなんて割の合わないことはしないはず。
携帯の電源がつながっているうちに警察に届けようとなったらしい。
警察に届けたら当然彼にも連絡が行く。私達の仲はだめになってしまうだろう。
そういってあともう少し、もう少ししたら電話があるかもしれないとぐずる母を制して、父が兵庫県警に電話をかけ、その後迅速に警察官が我が家へやってきたというわけだ。
今後は必ず携帯は枕元におくといって母をなだめ、彼が何かあったら僕のほうにも電話を下さいと番号を教え、結局親からも彼からも、電話をかばんに入れっぱなしにしたわたしが怒られるはめになった。
なんだか腑に落ちないような。でも子を思う両親の気持ちに改めて感謝しつつ。
枕元に携帯をもってきた。
枕元には生き人形の本が。
お母さん助けて・・・・
体が言うことをきかないの・・・・
お母さん・・・・助けて・・・・・
生き人形は今、行方が分からなくなっているらしい。
2007-08-15 (水) 残暑お見舞い暑すぎますね。 [長年日記]
■ 最近の流行。
最近彼とのメールに、お互いの奇跡の一枚シャメを添付して送るのがちょいはやり。
ほんと奇跡の1枚を。
私自慢じゃないけど、デジカメ映りがものすごい。ものすごくブッサイク。
元がもとだからとか、そんな言葉レベルでは語れない私の神業的ブッサイク写真は、もうブサイクという枠をはるかに超え、見るものに
「え?!!なにこれ?!!超こわいんだけど?!!どうやって撮ったの?こんな加工できるの?!!」
とまで言わしめた芸術作品に。いやそれ素なんですけど。
そんなわけで彼にメールを送る。いつもより絵文字とかハートとか飛ばしまくって送る。
「明日休みとれたよ★何して遊ぶ?★キャー楽しみ(*^-^*)ⅴブイブイ」
こんな年をかえりみないサブイボチキンスキンオールスタンダップなメールのあとに、暗闇に浮かぶデスマスクのような写真を添付。エイ★
彼からもお返事が。
「あまりのステキさにもう少しで事故る所だったよ★」
彼の添付写真も彼の鼻の穴中心に捕らえられた斬新なアングルでいい感じにブサイク。
でも私のレベルはもう誰も越えられない。
うれしくてミホコにも送ったら速返事が。
「生まれたての海がめみたいにヌメっとしててカワイイネ★」
ほめらりた!!(←御年36歳)
■ 晩酌さん。
先日カルフール行ったんですよ。
彼が小さな男の子にいきなり、
「ボク迷子です。」
とかカミングアウトされてびっくりしたけど。
よくよく見るとスーツ上だけ脱いでストライプのシャツだったから店員と間違われたっぽい。
そんな休日の人でごったがえすカルフール。
昔は広くって、なんか店員インラインスケートで接客とか、そういう日本に絶対定着しない外国文化をぷんぷんさせたスーパーだったのに。
結局やっぱあんまうまくいかなくってイオンになっちゃったんだけど。
そんなわけでいってみたら普通のスーパーになっとった。ピーマンとか山済みしてて面白かったのに。
でも多少名残があってね、チキンの丸焼きとか売ってて、2人で1羽は無理だから半身買ったりしました。500円くらい。やすいよね。
あと彼が支払うの見計らってワインとか4本大人買いしたった。
そんでそん時バジルも買ったんだけど、モヤシとか入ってる袋よりさらに一回りくらい大きいのにもっそり入ってて100円ちょっと。これすごい安いよね。
うちの近所のスーパー、10㎝×20㎝ぐらいの袋にチョミっと入って150円ぐらいするもの。
謎だよ日本の流通。もっとバジルファイトして。
やっすーと大喜びはいいんだけど、バジルって結構すぐしんなりしちゃう。根性ない。
たくさんのバジルが冷蔵庫で待機してる。仕事してても心が痛む。(どんなけちゃちい仕事なんだ)
冷凍してもいいんだけど、せっかく安く買ったんだから、ここは贅沢にジュノベーゼにすることに。
彼が接待でごはん食べないから。(彼の作るスパは神業的においしいので、私は彼にスパ作る自信ないのでこのスキに。)ついでに私翌日は休みを取ってたから。
これで贅沢ジュノベーゼでワインで怖いビデオだなこりゃと定時ダッシュした。
ジュノベーゼなので松の実購入。つか、なんでこんなに高い松の実。
そんでニンニク購入。つか、なんでこんなに高い国産ニンニク。
中国産なら3つぐらい入って100円なのに。国産1つで250円。でも絶対国産派。
特に今日みたいに生で食べるときは香りが全然違うし。そんでパルメザンチーズ、固まり売ってなかったんでもう家にある粉チーズでいいやっておもって、あとジュノベーゼなら魚介だなとエビとベビーホタテを買ってうちに帰った。
私ニンニク大好きなんだけど。どんな食べ方しても大好きなんだけど。すったのだけはつらい。
大好きなんだけど、自分のニンニクくささで夜寝れなくなる。
だからほんとはもっとガーっていれたほうがおいしいんだけどちょっとだけ控える。
その分エビとホタテ炒めるときに贅沢にニンニク入れた。ニンニクオイル。
あと、チーズもオリーブオイルももっとガーっていれたほうがおいしいんだけど、カロリー怖くてちょっとだけ控える。へタレ。
でもやっぱりジュノベーゼおいしいね。贅沢な味だね。まだペースト少し残ってる。幸せ。
バジルは強いから、観葉植物の根元に数本一緒に植えてみた。
朝へたってた。根性ない。
朝起きて 頭をたれる バジルかな
季語以前にパクリくさい適当さが私の持ち味です。
2007-08-27 (月) 日々。 [長年日記]
■ 夏。
おなかを出して寝ると風邪を引くとかおなかを壊すとかいわれますが。
最近の私はおなかを出さないと暑くて眠れない。ついつい無意識におなかを出して寝てる。
そんでもってさらに仰向けで万歳しないと暑くて眠れない。女子たるものわきのしたをさらけ出すのはものすごく抵抗がある。でも暑い。
まあ私はわき方面の無駄毛関係は極端に少ないので、ごま塩にもならないしまだましだと思うんだけどやっぱり抵抗がある。でも暑い。
まあ夜だし暗いし見えないしと油断して腹出して万歳して・・・でも明けない夜はないのであって・・・。
で、目が覚めたらそんな私を彼が見下ろしていた。
「プールから帰った小学生みたいだね。」
■ おコスメ。
お母さんからマキアージュのファンデーションとテスティモのアイシャドウ・アイライナーセットをもらった。どちらも秋の最新作だ。
マキアージュのファンデはコンパクト型ながらぬるとリキッドっぽい感触で、ちょいヨレが気にならないこともない。が、私はファンデの上に必ず粉をはたくからなんとかいけっかなとか思った。(美に対してたいがいアバウト)
粉はピエヌのシャイニーブロンズ。これ結構気に入ってる。
塗るとラメで肌が光るんだけど、薄化粧で肌が綺麗な人みたいになる。
そんなわけでこれはめずらしくリピートして2個目。
この秋はどこのメーカーも、甘さよりどちらかというとクールさを押しているようで、もらったアイシャドウも白・シルバー・パールブラック系で結構私好み。
アイライナーもとても綺麗に引ける。
が。
化粧し終わって・・・なんか目がきつくなりすぎた。
クールというより・・・なんか・・・バンコラン?
いやちがう・・・バンコランすら甘いような気がする。なんだ。この目元はなんだ・・・。
あ!おかまのヒデローさんだ!
■ 晩酌さん。
夜食べる納豆はいいんだよねーとかいいながら、でも納豆だけは切ないし、何よりものすごくおなかがすいていた。
冷凍庫をごそごそしたらひき肉が出てきたので、ひき肉味噌納豆かけごはんにした。
なんか男らしい食べ物でワシワシ食べた。
晩酌というより晩御飯ど真ん中に見えそうだけど、ちゃんとそのあときゅうり・茗荷の梅酢和えと冷奴で晩酌した。
先メシ。のち晩酌。明日も晴れ。
2007-08-29 (水) 半端に流行を追った私がバカでした。 [長年日記]
■ ちょいM。
またもや友人にややこが生まれたらしい。めでたい。それは疑いようもなくめでたい。
だがまたもやジュンコが銀行ではなく郵便局に振り込めいうてきた。めんどい。ものすごくめんどい。
でよせばいいのにまたもや私はいらんメッセージを送ってしまう。めんどい。めんどいくせに送る。
「ドルジデス。マジスモウダリィ。モンゴルカエリタイ。 オパピ。」
今回の郵便局のおじさんは、読んで聞かせろとか野暮なことは言わなかった。
じゃあ前回のあれはナンだったんだ。あのおかっぱ女子め。一種のプレイだったんだな。
そうなればこっちのもの。おじさんだけだから恥ずかしがらず堂々と。オパピの前を指差し、
「1文字分料金かかってもいいのでここスペース空けてください。」
とか、バッチリ注文まで出来た。ヤタ!
おじさんうっすら笑ってるように見えたけど、大丈夫敵は一人だ気にしナイ!
今他の客に対応しているお姉さん局員4人と、後ろで固まっているお年寄り局員1人。そんでおばちゃん客3人。この中の誰もメッセージに気づくことはない。
今目の前でおじさん局員がまじめな顔して仕事してるが、まさかオパピと打ち込んでるとは誰も知るまい。
むしろ今日は私がおじさんを辱めてるような気分だ。ワハハ。
ハ。
まてまてまて。遅いだろ。普通に考えても5分以上たつて遅いやろ。
まてまてまて。おじさんなんか分厚い説明書棚から取り出したよ。それ見ながらメッセージ打ってるよ。
仕事遅すぎるやろ。それともなに、メッセージ入れる人少ないの?いやいやそんなことないやろ。
「高田さーん。これちょっと・・・」
あ!おじさん局員ついに女子呼んじゃった。これで敵が2人になった。あーあ。
こらこらこら。高田さん高田さん。メッセージの紙と私を露骨に見比べない見比べない。
でも大丈夫。高田さんおとなしそうだから他の人呼んだりしない。しかもパチパチ打ってる。
よかったよかった。
「おきゃくさま〜!」
終わったかな。
「最後のこれ【 オパピ】ですかー?」
叫ぶな叫ぶな!!目の前にいる目の前に!!
「【オパピ】 ですよね。パピプペポのピ!でオパピですよね!」
あわわわわわ
「それとも パピプペポのペでオペピですか オ・ペ・・・・」
「はいはいはいはい パピプペポのパですパ。パ!パ!はいはいはいオパピオパピ!」
もうどうでもよくなった。
■ そのうえ。
緊急帰国とかいうとるし。
■ 晩酌さん。
タコスの皮の賞味期限がそろそろ危ないから今日はケサディアにする。
鶏肉とピーマンを買って帰宅。
彼はきのう炊いたごはんが結構残ってたから、親子丼にする。
今日は会議で遅くなるいってたし。そんな日は細々だすよりどんぶりとかの方が喜ぶから。
私のお父さんは晩御飯で洋食は絶対食べないひとで、ぜったいごはんの人だった。
そのせいか、私は自分が夜サンドイッチとか食べたくてもそれを彼に出すのは気が引ける。
なんとなく。彼にはごはんを。
でも自分は食べたいもの作る。家事やる人間の特権。
玉葱ピーマン鶏肉炒めてチーズと一緒にタコスの皮に挟んで両面焼く。超簡単。
あとサラダは最近はまってるヨーグルトドレッシングにした。
ヨーグルトにマヨネーズ・塩・胡椒を少しだけ入れてかき混ぜただけ。おいしい。おかげで最近ヨーグルトの消費が早い。
サルサソースタップリかけるのスキだから大量に作った。でもフレッシュコリアンダーもコリアンダーパウダーも売ってなくって、ちょいパンチの弱い味になってもうた。でもアッサリしてておいしい。
で、乗っけて食べようとしたらうまく乗らない。
最後はスプーンにサルサソース載せて小さく切ったケサディアと一緒にガブガブ食べた。
ケサディアはえらい。
簡単だしおつまみだしちゃんとおなかもいっぱいになる。えらい。
赤ワインもタップリ飲めて幸せでした。
# 04yoshi [「お酒ね?!!また飲みすぎたの?!!!」 ってとこに母の愛の深さを感じました(涙)]
# (・ε・) [オカンそこかい! 私も思わずそうつっこんでおりましたよ・・・・]