チナウ
2002-09-30 (月) 頼むよ。本当にすくってやってくれよ。
■ あの今時めずらしい純粋な子羊を。
さてAちゃんです。
新興宗教です。
聞いたこともありませんよ、サッパリブーですよSなんて。
そんなマイナーなところ知らんといったところ、
「有名な俳優のTもJも入ってるのよ。」
まじっすかっっ?!!!Jスキナノニーッッッ!!!!
Aちゃん誇らしげです。
はっっ!!いかんいかん!!自慢させてどうする。
Aちゃんは最近ではそこでバイトまでしているそうですよ。
事務で。朝から晩まで。
でね、バイト代いくらだと思います。
1万円ですよ、1万円。
1週間でね。
やすッッ。
しかもそのなけなしの1万円すら修行の講習代に取られるそうなんですよ。
もう涙。涙ですよ。
しかしAちゃんいわく、バイトをしていると安くで講習がうけられるそうなんです。
さあ、その講習とやらが気になるところですよね。
なにしとんねん、いったい。
「えーっと、サウナに入って、体の悪いもの出すの。」
・・・・・。
それただの健康法やんけ・・・・・。
マジで友達やめようかと思いましたよ。あんた。30も過ぎてなにいってんの。
悪いものってなやねん、汗やろ汗、ただの汗!!
そらあんた健康的にもなるけれど、金払ってまでやることかよ。
「ちがうの。いっしょに入っている人たちとゆっくり瞑想しあいながら、自分の悪いところを見つめるの。」
そんなん、風呂好きの私がタダでつきあったるっちゅーねん。
あんたの悪いところなんかどこの誰よりも熟知してるよ。いくらでも見つめさせてやるよ。
・・・・・ちなみにその講習おいくら?
「・・・・・15万円。」
あっちゃーーーーーーーー・・・・・。
「でもね、私は不器用だからまだ自分の悪いところ見つめることが出来ないの。他の人は5回ぐらいで終るの。」
あんた、バイト割引でやらしてもらっているんちゃうんか。
それでその金額か。何回ぐらいやってんのよ。
「私は10回くらいかなあ・・・。」
!!ちょっとまてよ、サウナって、その宗教が持ってる施設にあるの?
「・・・・・違う・・・・・。」
近所の風呂屋でそんな迷惑な事してるの?!!!
「・・・・・・違う・・・。」
ああよかったよ。
「フィットネスクラブ。」
!!!!!!マジですか?!!!
詳しく聞くとそこらへんにあるティップネスとか、エグザスとか、そんなところでやっとるらしいですよこやつら。
あんた、なに、グルなの?そこも?
「ちがう。だから教団の人にも普通に会員になってくるようにいわれるの。」
全国のスポーツクラブの皆さん。おたくのサウナは大丈夫ですか。
ちょっと目を離した隙に、何だかわけのわからない会合が開かれてますよ。キヲツケテー!!!
クラブ会員になりすまし、かってに人のサウナでなんだか悪い汁出してるらしいっすよ。
悪い汁だして己を解放ですよッッッ!!!!!
だいたいあんた、クラブ会員なんて1万円ほどで1ヶ月いつでもいけるんですよ。
なんで10万もかかるのよ。もー。
「それは、上の人たちが開放に導いてくれる講師料で・・・。」
無言でサウナ一緒に入ってるだけだろ。
なによそれ。
人が汗水流して働いてるときに、サウナで気持ちよく汗流してもうけてるやつは。
ほかにはあなた、どんな講習受けてるのよ。
「2人一組になって、お互いの悪いところを指摘しあうの。あと目を合わせてどちらかが反らすまで続けるの。」
・・・またそんな金も技術もいらんことを・・・。
今時場末の自己開発セミナーでもやらんぞ、恥ずかしくて。
「そのコースが20万くらい。」
・・・・・まさにその金のもうけ方は神がかりだよ。
払うやつがいること自体が何よりもの奇跡だよ。
貧乏人はどうするのよ・・・・・って!!!!ちょっとまて!!!!!
あんた、そんな金どっからでてきたのよ!!!
週給1万円のあんたが、どうやってはらうってのよ!!!!!
「・・・あー・・・。それは大丈夫なの・・・。その・・・・上の人が安くで貸してくれる所紹介してくれるの・・・。」
なに?教団に金融部門まであるの?
「駅前のT富士に紹介状書いてくれるの。」
みなさーん・・・・ここにアホがおりまーーす・・・・・
あんた、武○は紹介状なんかなくても金かしてくれるよ。それが商売なんだよ。
ってかそれ、紹介状じゃなくてただのお友達オススメキャンペーンとかで紹介してるだけだよ。
(今、お友達を紹介してくれると、ステキなプレゼントが!!とかいってわけわからんマスコットの入ったコップとかくれるやつ)
あほか。バーカバーカ。
「そんなことないよ!!トモ吉、TVのイメージだけで言わないでよ!!」
ばかもん俺様も借りてるからいえるんじゃ!!!むしろ先輩じゃ!!
武○か?プロ○○か?レ○クか?!!!
どっからでもかかって来い、全てのカード、手裏剣なみに投げたらぁッッッ!!!!!
お前なんかあれだろ、新規で年食っててバイトの身だからどこも20万くらいしか貸してくれんだろ。
ザマミロッッ!!信用ないヤツは3,4件ほどまわってやっと100万くらいになるんじゃ。
俺様なんて400万くらい引っ張ったぞッッ!!ガハハハハーーーッッッ!!!!!
すみません。少し泣きます。(休止)
えー、私の借金がやっと150万を切ったとか、そんなことはどうでもいいんですよ。どうでも。
だめだ、私では感情的になりすぎる。しかもその教団Sを知らなさ過ぎる。
そこで私はAちゃんを家に呼ぶことにしました。
えー、講習が、バイトだというのをひっぱたいて、土曜日に家に来るように約束させ、
最寄駅まで相方に迎えにいかせ、ライト拉致じょうたいで家に連れ込みました。
コーちゃんはおびただしい量のSの資料を持ってきました。
Sが特集された数年前の雑誌、ネットで片っ端から検索して印刷してきた紙の束。
Aちゃんを座らせ、私、相方、コーちゃんで悪魔払いの開始です。
叫ぶ私
ひっくり返る相方
始終冷静に語りかけるコーちゃん
飴、ムチ、休憩、飴、飴、ムチムチムチ、休憩 飴ムチムチムチ、アメアメアメマーッッッ!!!
最後に笑うのは誰だ。
# アルフィー ["ア〜メ〜マ。"もしくは、"アメマ。"叫ばずにマッタリと呟いてね。サジェスッションできるのは、それだけ。 @(T_T..]