チナウ
2002-12-07 (土) 混線。
■ 微熱。
携帯を復活させた。
留守電にトム君から今日の夜集合の案内が。
確認しようとしても携帯がつながらないので、仕方なく直接店に行ってみた。
な〜んだ飲み会かと思っていたら、トム君の誕生日会だった。
ヤベー留守電にいれててよ。
プレゼントくれといわれたので、かばんに入ってた油取り紙と本(【ひかりごけ】)をあげた。
喜ばれなかった。やっぱり。
ちょっとカゼ気味だったので、皆にうつさないようにはじっこで飲んでた。
熱っぽいから早めに帰ろうと思った。
トム君が隣に来た。皆に飲まされて珍しくほろ酔いで楽しそう。
2人でボソボソしゃべってたんだけど、トム君が決定的なことを言おうとしたから、
思わずヤメテー!!聞きたくないー!!と耳をふさいで店を飛び出してきてしまった。
皆ビックリしただろうな。ごめん。
でもそんな余裕がなくて。つか、ちょっと熱があがったよ。
雨の中ばんばん走ったらふらふらしてきた。
私は確かにいった。聞きたくないっていった。
気が付いてたんだほんとは。そんで気が付かないようにしていたんだ。
結構取り乱しておろおろしてたら電話が鳴った。
お母さんからだった。
おいしい御漬物をもらったので相方の両親に送ったと無邪気に話していた。
今年の正月はいっしょに年越せるのかときいてきた。最後なんだから帰ってこいといっていた。
いまさらだけど、神様はいると思った。
忙しいからと適当な返事をして電話を切ったら、すぐにまた誰かからかかってきた。
お母さんのお姉さんだった。東京に来ているらしい。
結納の御祝いに明日おいしいものをご馳走すると言う電話だった。
丁重にお断りして電話を切った。
神様。神様。神様。
駅から相方に帰ると電話を入れた。
家に帰るとお風呂が沸かしてあった。
ゲームをする相方の頭をぐりぐりしてからお風呂に入った。
熱が上がった。泣きそうになった。嘘。ちょっと泣いた。
お風呂から上がるとトム君から携帯にメールが入っていた。
ごめんと一言だけだった。
ちがうよ、トム君はちっとも悪くない。悪いのは私だよ。
ごめん。ごめん。ごめん。
最近の私は大切な人達に謝らせてばかりだ。
自分が謝らなきゃいけない事ばっかりなのに。
お風呂に入ったらおなかのそこからあったまって少し落ちついてきた。
大丈夫。布団に入って丸まってたら眠れそうだ。
もう寝る。
私の特技は一晩以上怒りや悲しみや、そんな強い感情が続かない事だ。
寝よう。寝てしまおう。
朝起きたらちゃんとおなかがへってるはずだし。
おやすみなさい。
グー。
2004-12-07 (火) 愛に生きる、その時君は暴走列車。②
■ 言葉の魔術師。
はせやんどうやってポストの鍵開けたの事件以来、微妙に距離を測りだした私。
しかしそんな私にまったくお構いなく、翌日から1日何通もメールが届きだした。
そして何通ももらううちに、この大量のメールがじつは3パターンに分かれていることに気が付く。
パターンA:自分語り型
きょうっうっのごっはんっは社食でっっすぅ〜☆ さんさいうどん☆320円にするか カツカレー☆450円にするかなやむなり〜☆ 結局はんばーぐらんち☆520円 820かろりーなり☆ おなかいっぱいです。しぃ〜あわせ!!げふぅぅぅ☆
きょうはだっしゅで会社へ 気が付いたら靴がへびがらでしたぁ! げろげろぉ〜っっ!!
コレが34才・THE社会人のメールだ。
パターンB:気味の悪い最悪型
きのうははせやんのみ過ぎちゃいましたぁ〜☆ おかげで今日はおなかゲリピーです☆キャハ☆ 会議中いきなりお腹がグルグルいいだしてぴーんち!! たったいまトイレにてう〜ぱ〜る〜ぱ〜2匹出産! お尻があついです!!あふん☆
もう一度言わせて頂きたい。
これは34才まがりなりにもきちんとした会社に勤める大人の男性の書いた、
嘘偽り、それどころか脚色すら一切ない原文そのままの文章だ。(星が若干ハートの場合もあり)最悪。
パターンC:人格崩壊型
ともニョロへ。 きニョロはとてもたのニョロかったニョロよ。 でもぼくはともニョロのことがとてもニョロでだいニョロです。 じゃあね☆ニョロロ〜ん!!!
ここまで来ると正直爆笑、即保存。
こんなテンションすら読めない狂ったメールが、一日、いや、2,3時間に1通届く。
大体一日のパターンが、自分語り型→最悪型→自分語り型→自分語り型→人格崩壊型
ほぼこの順番で繰り返される。
しらん。貴様が腹を下そうが、靴が蛇柄だろうが、わたしには一切興味のない事だ。
そんな私の拒否を挑発するかのように、【今日のスーツはベルボトム☆】という斬新過ぎるタイトルでメールを送りつけ、意思の弱い私はついつい好奇心に負けてポチッと開いてしまう。
そして襲ってくるとてつもない後悔と敗北感。
それなのにまたメールが来ると誘惑にかられてしまう。
だいたい服装関係のタイトルが多く、どれもコレも無視できない素晴らしさだ。
【今日のベルトはれいんぼー☆でも25センチあまってしまったどうしよう!】
【電車でみんなの視線がぼくに釘付け☆Tバック透けてました☆】
【鏡を見たら、前髪が斜めに!後頭部は盛り上がり気味!】
素でこんなタイトルのメールを送りつけてくる。コレが開かずにおられようか。
こうして私は知らず知らずのうちに、私の理解を超越した天と地の区別すらつかない【はせやんワールド】へと足を取られていった。
つづく。
# 浅野忠信 [三月兎ですね、ワールド。もうすでに兎の穴に落ち込んだみたいですね、ドロシー。]
# マワル [何だか、はせやんが他人のような気がしない。]
# (・ε・) [意外に男性からはあんまり非難されないナァ・・・はせやん・・・。]
# (・e・) [女子からはこの話したら悲鳴上がったけどね。]