チナウ
2004-12-07 (火) 愛に生きる、その時君は暴走列車。② [長年日記]
■ 言葉の魔術師。
はせやんどうやってポストの鍵開けたの事件以来、微妙に距離を測りだした私。
しかしそんな私にまったくお構いなく、翌日から1日何通もメールが届きだした。
そして何通ももらううちに、この大量のメールがじつは3パターンに分かれていることに気が付く。
パターンA:自分語り型
きょうっうっのごっはんっは社食でっっすぅ〜☆ さんさいうどん☆320円にするか カツカレー☆450円にするかなやむなり〜☆ 結局はんばーぐらんち☆520円 820かろりーなり☆ おなかいっぱいです。しぃ〜あわせ!!げふぅぅぅ☆
きょうはだっしゅで会社へ 気が付いたら靴がへびがらでしたぁ! げろげろぉ〜っっ!!
コレが34才・THE社会人のメールだ。
パターンB:気味の悪い最悪型
きのうははせやんのみ過ぎちゃいましたぁ〜☆ おかげで今日はおなかゲリピーです☆キャハ☆ 会議中いきなりお腹がグルグルいいだしてぴーんち!! たったいまトイレにてう〜ぱ〜る〜ぱ〜2匹出産! お尻があついです!!あふん☆
もう一度言わせて頂きたい。
これは34才まがりなりにもきちんとした会社に勤める大人の男性の書いた、
嘘偽り、それどころか脚色すら一切ない原文そのままの文章だ。(星が若干ハートの場合もあり)最悪。
パターンC:人格崩壊型
ともニョロへ。 きニョロはとてもたのニョロかったニョロよ。 でもぼくはともニョロのことがとてもニョロでだいニョロです。 じゃあね☆ニョロロ〜ん!!!
ここまで来ると正直爆笑、即保存。
こんなテンションすら読めない狂ったメールが、一日、いや、2,3時間に1通届く。
大体一日のパターンが、自分語り型→最悪型→自分語り型→自分語り型→人格崩壊型
ほぼこの順番で繰り返される。
しらん。貴様が腹を下そうが、靴が蛇柄だろうが、わたしには一切興味のない事だ。
そんな私の拒否を挑発するかのように、【今日のスーツはベルボトム☆】という斬新過ぎるタイトルでメールを送りつけ、意思の弱い私はついつい好奇心に負けてポチッと開いてしまう。
そして襲ってくるとてつもない後悔と敗北感。
それなのにまたメールが来ると誘惑にかられてしまう。
だいたい服装関係のタイトルが多く、どれもコレも無視できない素晴らしさだ。
【今日のベルトはれいんぼー☆でも25センチあまってしまったどうしよう!】
【電車でみんなの視線がぼくに釘付け☆Tバック透けてました☆】
【鏡を見たら、前髪が斜めに!後頭部は盛り上がり気味!】
素でこんなタイトルのメールを送りつけてくる。コレが開かずにおられようか。
こうして私は知らず知らずのうちに、私の理解を超越した天と地の区別すらつかない【はせやんワールド】へと足を取られていった。
つづく。
三月兎ですね、ワールド。もうすでに兎の穴に落ち込んだみたいですね、ドロシー。
何だか、はせやんが他人のような気がしない。
意外に男性からはあんまり非難されないナァ・・・はせやん・・・。
女子からはこの話したら悲鳴上がったけどね。