チナウ
2002-08-31 (土) やっぱりこんなふうに夏はすぎる。 [長年日記]
■ もぎたてでいたい。(byまっちゃん)
相方と『オースティンパワーズ』を観に行きました。
帰り寄り道して近所にあるでかい公園へ。
そこにある大きな池のほとりで夕涼み。
隣のベンチにはあやしい男性が座った。
推定年齢37歳。(その割には細かい設定)
相方とどうでもいいことをだらだら話していると、
隣の男の携帯がいきなりなった。
あんまりそわそわしないで〜
あなたはいつでもキョロキョロ〜
余所見をするのはやめてよ〜
私が誰より一番・・・
ラムのラブソングでした。
歌いそうになるところを相方が肘鉄を食らわせてくれたおかげでわれにかえりました。ゲホゲホ。
「オレも大変なんだよ。ホンとに。今会社も不況で・・・」
せちがれぇ話しが聞こえて、2人してションボリです。
5メートルほど離れたベンチでは、地元のオッサンらしき人たちが宴会をはじめてうるさいです。
まったく、せっかく静かにくれて行く夕暮れに。
これだから酔っ払いは。(←超トール棚上げ)
「お〜い、色男のおにいちゃ〜ん。」
いきなりその中でも一番ごついオッサンが相方に向かって手招きします。
一瞬殺気立つ私達2人。(ちょっぴり喧嘩っ早いカモ。テヘ★)
「梨くうか〜もってけや〜」
オッサンの手には、本当に見事な大ぶりな梨。
私 : 「(満面の笑顔をオッサンに向けつつ口を動かさないよう小声で)もらってこい、もらってこい、梨はまだ高いんじゃ。」
相方、イヤ〜どうもスミマセンとかいいつつ、梨を頂いてきました。
「なんやぁ〜おねえちゃんとりにきてほしかったなぁ〜。」
私 : 「うるさい。酔っ払い。」(←当然笑顔で聞こえない声で)
にこにこしながら相方が戻ってきました。
「おねえちゃ〜ん、ビールもあるからもってきな〜」
ソッコー立ちあがってオッサンに駆け寄る私。
結局手ぶらで行ったのに、私の手にはビールロング缶と、相方の手にはワンカップ、
ちくわとサバ缶までもらって、すっかり優雅な夕涼みです。
人は見かけで判断してはいけませんな。
ごめんねおじさん。酔っ払いサイコー!!!!
(しかしワタシと相方は本当に見知らぬ人から物をもらったりおごってもらったりする。そんなに貧乏そうなのかな。)
そろそろ帰ろうとすると、隣の男にまた電話が。(ラムのラブソングで。)
「ああ、ついた?公園の中の池のそばのベンチにいるから。暗くなってきたから気をつけて。」
どうやら女性が来そうです。
この小一時間、ずっと携帯をいじっていた男性。
サンバイザーとウェストポーチがどうもあれな男性。
いったいどんな女性が来るのでしょうか。
イヤでも期待が高まります。つかメイド?
「ゴメンネ〜。マヨッタヨ。ビールデイイ?ショチュ?」
「おう、なんでもいいよ。」
「ダイジョブ?ゲンキダシテクダサイ。ワタシシンパイヨ。」
現れたのは、チョコレート色の肌の日本人には真似できないナイスバディなブラジリアンでした。
マジで綺麗です。
相方が、その女性の胸元ともらった大ぶりの梨を見比べています。やめれ。
人は本当に見かけで判断してはいけないと思った、ちょっぴりしょんぼりな8月最後の夜。
その足でビデオ屋へより、『WASABI』をかりてかえりましたが、
あまりのひどさに失神しそうになりました。
ソッコーケンちゃんに文句の電話を入れました。
ますますしょんぼりと8月は過ぎて行きました。
お久々!実は、僕もオースティン大好きっ子なので、公開二日目に夫婦そろって見にきました。今回はさらに下品さに磨きがかかってて最高でした。ところで、結婚すること、今さらながらコーイチローから聞いてビックリしてたとこです。とにもかくにも、おめでとー!ほんと良かったですね。