チナウ
2003-05-06 (火) 咳をコンコンするだけで軽く孤独。 [長年日記]
■ 軽く業務妨害。ざまみろ。
ゴールデンウィークをすっかりカゼですごし、嫌な咳をいまだにゴホゴホ出してます。
会社では時期が時期なだけに、みなから微妙な距離を置かれている今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつも流行には敏感な私です。32歳です。なりました。
あいも変わらず家でのネット環境が平安時代くらいまでさかのぼっておりますので、
会社で改めてメールを確認したところ数名の方たちから心温まるお祝いメールを頂いておりました。
ありがとうございます。
そんなワケで、前回まったく参考にならないオオノ君のコメントをなかったことにし、
新たにコメントを求めてみました。
仕事中。月末。コーちゃんに。
Subject:コーちゃんへ
アロハ。
もうすぐ私もお誕生日。
そんな咲き乱れる花のような32歳の私のいいところ。
一番近くにいるアナタならわかるはず。
どうせヒマヒマヒーなおヒゲさんだろうから、
なにか一つあげてくださいな☆
色々ありすぎて困ると思うけど。
箇条書きでも一言でもなんでもいいから。
至急☆30分以内☆とっととやれ☆
Subject:RE:コーちゃんへ
> 色々ありすぎて困ると思うけど。
> 箇条書きでも一言でもなんでもいいから。
>至急☆30分以内☆とっととやれ☆
忙しい。
そんななか、その名前とツッコミのおもろなさから
荒しとまちがわれていたまん※ちゃんからコメント頂けましたよ。
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まん※ちゃんより
良いところ
1、着痩せしてるところ。
2、頼まなくても盛り上ってくれるところ。
3、呑んだら誰か一人を必ず血祭りにあげてくれるところ。
4、誰とでもすぐに仲良しになるところ(通りすがりのおじさんとか)。
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1番は是非お願いします。
・・・・あいつら・・・。
■ ボクの愛しい人だから。
女性に限らず、男性もそうかもしれませんが。
好きな人、もしくは恋人ができると雰囲気と申しましょうか、なんかそんなものがゆっくりと変わったりします。
キレイになっちゃったり安心して太っちゃったり。
幸せなときの人間の持つ何ともいえないピンクのオーラは、ゆっくりとした美しさを人間に与えるような気がします。
しかしパートナーがいないときのギラギラしたり不安だったり諦め気味だったり、そんなムードも私は結構好きなんですよ。
なんかこう、生き急ぐようだったり、刹那的だったり、絶望的だったり、投げやりだったり。
そんなときにいつも私に刺激を与えてくれる友人がミホコでした。
私が東京に出てくる前、大阪で一人暮らしをしておりました。
あまりにも夜遊びが続く私にキレた両親が出て行けと怒ったのですが、
私はそれをチャンスとばかりに一人暮らしをはじめたのです。
ミホコは会社の同僚で、年こそ私より2歳ほど若かったのですが、
もう知り合った瞬間から対等で一番仲のいい友人となりました。
そらもー、毎日一緒でしたよ。
平日は欠かさず会社の皆で飲みに行き、金曜から土曜にかけてはミホコとオールで遊び、
明け方タクシーでミホコの家へ帰り、そのまま土日を2人でビデオを観たりして過ごしていました。
その頃お互いフリーだった私達。それこそ恋人以上の時間の過ごし方でした。
私たちが仲良く過ごせた理由の一つに、男性の好みが全く違うという点も大きなところです。
面白いもので、合コンへ行くと必ずと言っていいほどミホコ好みの男性は私のほうへ来、
私好みの男性は必ずミホコに惚れこんでしまうのです。
いつも私たちはお互いを邪魔だと言い合いながら、そのまま1次会で抜けて2人で踊りに行っていました。
クラブへ行くと、狂ったように踊るの。2時間ぐらいぶっ続けでグラス片手に飲みながら踊って、そっから1時間ぐらい休憩。
それを一晩中繰り返して、2人仲良くミホコのお家へ。健全なモンでしょ。
コロナを飲むときライムを沈めるためさかさまにして、必ず派手に爆発させる私の癖は、何を隠そう彼女から受け継いだものでした。
背は私と変わらないくらいですが、きゅっと上を向いた大きな胸、細い細いウエスト、やっぱり上を向いたお尻。
分厚い唇にアーモンドのような瞳、日焼けした肌、そしてなによりハスキーボイス。
どこをとってもセクシーでした。
ミホコはいつも、かわいいとかキレイとか、そんなふうに言われないんですよ。
必ずセクシーって言われるんですよ。羨ましかったな。
ミホコと知り合って、私は女性であることにいかにテレがあって手を抜いていたかを知りました。
それからなくなったな。自分を着飾ることへのテレとか。諦めとか。
ミホコがキレイにマスカラをぬっていると、どうするのか教えてもらい、
ミホコが私の口紅の色を気に入ったら2人で買いに行き。
厚い唇の彼女と薄い唇の私は共にコッテリとグロスを塗り、
真っ赤なマニキュアの彼女と白のマニキュアの私は肩を組んで夜の町へ繰り出しました。
彼女のおかげで化粧はうまくなったよ。だからね、スッピン見せんのすごく勇気がいるの。
一緒にいる間、お互い好きな人が出来たり、うまくいったり、別れたり。
短い間に色々あって、そんな時はいつも2人で泣いてました。
次の日目があかなくなるくらい泣くの。とことん。でまたこりずに誰かを好きになるの。そのくり返し。
ミホコと会って改めて知りました。
惚れっぽくてもいいんだ。失恋したってかっこ悪くないんだ。
たくさん裏切ったりズルしたりしたけれど、でも好きな気持ちだけは嘘つかないでいよう。
そんな当たり前の事を改めて教わりました。
キレイなお姉さんより、可愛い女の子より、私たちは常にうまくつかめないものを追いかけていました。
ミホコの魅力は両極端なものが当たり前のように彼女の中に同居するところにありました。
冷たそうなのに情にもろい、きつそうなのにすごく涙もろい。
暗い生い立ちを持ちながらも、彼女は何かを信じる事を決して忘れていませんでした。
愛されない子供だったのに、人を愛する事をきちんと知っていました。
そんな彼女の様々な面に、一番目が離せないでいたのが私だったのかもしれません。
そんな彼女に私は夢中でした。
トモちんのね、曖昧なところにすごく色気があるよ。
今日はこう思っても明日は分からないっていつも言ってるやん。
そこが一番の魅力やね。
それはタダの適当な人間ということなのではと今となったら気がつくのですが、
ミホコに言われると不思議とそんな気がしてくるのです。
友人関係において、あれほどお互いに夢中になった時はあの頃が最初で最後でした。
あの頃の写真はほとんど残っていません。
私たちは物やその時の記録とか、そおいう事には全く興味がありませんでした。
化粧と飲みとレンタルビデオでほとんどお金が飛んでいって、後には何も残らないのです。
服もね。その瞬間に惚れちゃったやつ衝動買いするの。
安かったり高かったり、ばらばら。
一度だけ。私が東京に出てくると決めたとき、2人でお揃いのピンキーリングを買いました。
乙女だね。私達乙女だねとウケながら買ったんですが。
結構高かったの。初任給ぐらい。ローンで。
2人ともローン払い終える前になくしました。またウケた。
物だったり、その時のことを残すものだったり、そんなものに全く興味がありませんでした。
毎日が目まぐるしくて、苦しくて。楽しかった。
私がミホコとの間で唯一残したもの。それはメール。
東京に出てきて毎日メールをやり取りしていました。
それ全部プリントして綴ったの。
読み返したら日記以上に赤裸々で、ちょっと恥ずかしくなっちゃいますよ。
いつかここに、ちょっと手を加えて載せる日がくるかもしれません。
数年前、どん底にいた私にミホコから届いたメール。
反省しろ。
それはよくないことだ。
それは相手も、トモちん自身も大切にしていない。
ボクは君だけ大切にしてくれればいいけど、
君の性格なら、相手を大切にしないかぎり自分も大切に出来ないはずだ。
どんなことがあっても、ボクはトモちんが大好きだよ。
なにやらかしても、ウケるよ。
ミホコ(昨日バイアグラ舐めた)
舐めたて・・・。
今回も婚約破棄したとき、またやりやがったかと笑われました。人聞き悪い。
今度東京に遊びに来るらしいですよ。
彼女を人に紹介するという事は、ものすごく不安もあるんですよ。
皆が彼女を好きになるの。
だから恋人とかあわせるときすごく不安。
でもそれ以上にじまんなの。
みてみて、私の友達。セクシーでしょ。おもしろいでしょ。
それが私の自慢。
ナイスなヤツに私は夢中。
ナイスなヤツが私に夢中。
イイヤツなんすよ。
咳をしても一人 って感じですか、そうですか。
寂しいから1人でダイジョウブー?とか声かけてるらしいっちゃ。
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