チナウ
2004-07-12 (月) あなたがわたしにくれたもの。 [長年日記]
■ あのひのあわいこいごころ。
話は少し前後するのですが、先日私の彼の誕生日がございました。
何をプレゼントしたものかと悩んでいたのですが。
うそ。悩んでない。去年の誕生日が終った時点で今年のプレゼント決めてた。
プレゼントというものはやはり少し驚かせて、かつ相手の欲しいものというのが基本だと思います。
どうもその基本を外しがちな人がいて、しかし相手の善意から来るものなので、いつも包みを開く瞬間嬉しさと若干の不安が付きまとうわけです。
チビッコギャングのユウが女子高生にもらったプレゼントなんかがとても分かりやすいものでした。
包みを開けると、ねずみの着ぐるみを着たキティー(この時点でよく分からない。キティちゃんが捕まえたねずみの皮を剥いで被ったっつうコンセプト?)ちゃんが、背中に手作りと思われるリュックを背負っていました。
リュックの中からは大量のジャムが。
いや・・・かわいいと思いますが・・・・コレは明らかに、かーわーいーい!コレ贈る私もかーわーいーい!というワケでございまして。
当然のごとくそのプレゼントはその場で他の女の子に渡されておりました。
そしてユウはつぶやいておりました。「気持ちをもらっておく。」と。最終手段に踏み切りやがりました。
私も気持ちだけでいいですと辞退したくなるプレゼントを頂いた事がございます。
私の似顔絵をセル画にドロンジョ様のように毒々しく描いてくれたオタクのMさん。1日かかったそうです。
モー娘。の中に私と林マスミを混ぜたアイコラ写真をくれたFさん。殴っておきました。
エルメスの犬用首輪を下さったKさん。犬を飼ったことの無い私にどうしろというのでしょうか。何プレイ?
そんな中でも一番心に響いたプレゼント。
数年前、そんなに親しいわけではなかったのですが何度か友人を交えて食事をした事のある人に、お誕生日プレゼントを頂きました。
当然誕生日当日は親しく大切な人と会うわけでして、その方とは誕生日より前にお会いしました。
うん、軽く1ヶ月くらい前。
かなり前から誕生日ご飯食べようと誘ってくださってたのですが、お断りしていた所こんな前倒し過ぎる日となってしまったのです。
そんなわけですから、私もまさかプレゼントがいただけるなんて夢にも思っておりませんでした。
レストランでデザートを食べ終わりコーヒーを飲んでいたところ、机の上に箱が置かれました。長細くてずっしり重い・・・・包丁?
開けてみると、生まれてこのかたお目にかかったこと無いような、それはそれはステキなネックレスが鎮座されておりました。
幅1センチほどのチェーンが、ピンポン玉ほどもあるごっついドクロの両目を貫通して円を作っておりました。
よくよく見るとそのチェーンも蛇な。そしてゴールド。
ニコニコしてつけてみてっていうんですよ。本当に言うんですよ。
私、黒いロングワンピースを着ておりまして。ろうそくの火のゆれる薄暗いイタリアンのお店で。首にドクロ。
似合いすぎてましたよ。確実に黒ミサ。
お店の人にチラチラみられ、他のお客さんにクスクス笑われ、コリャしらふじゃ生きていけないとデザートも終ったのにそこからまたワインをあけ、終電ギリギリでダッシュした所、このドクロが胸とアゴを交互に直撃。翌日胸元にはうっすら打ち身が。
ひょっとして呪いだったのかもしれません。
あまりに面白くかつ似合いすぎていたので、しばらくこのネックレスは友人達に見せびらかしておりました。
100発100中笑い取れる。
そんな私ですので、彼には本当に喜ぶものをあげたいのです。
彼は身に付けるものや持ち物には一応こだわりがあるようなので、そのあたりはあえて避けて後日一緒に買い物した時にでもプレゼントしようという作戦。
私が彼に聞かず、かつ確実に喜ばせる事が出来るジャンル。それは食べ物。
だから今年も気合を入れてプレゼントしました。
からすみ。
たっけー!からすみたっけーよ!!
立会川に大量発生するような、あんな脳味噌に何か沸いてそうな魚が。何故に高い。
さすがに長崎産のボラを使ったからすみは手が出ませんでしたが、海外で捕れたボラを長崎で加工してうやむやにした物をなんとか購入しました。
彼は大変喜んでくれ、チビチビ齧りながら日本酒を飲んでいます。えがった。
ちなみに去年はキャビアでした。
うん、普通にウケてた。
そういえば、コーちゃんとのつきあいも大分長くなってきた私。
なのに最近のやつといえば、ちーともおごってくれないしちーとも貢いでくれません。
やい。ヒゲ。何かよこせ。
誕生日を軽く2ヶ月過ぎて催促のメールを出してみました。はたして。
そういえば、マンション購入しました。 ローン?何そのシステム。
おいおいスゲーメールが返って来たよ!!!