チナウ
2005-11-14 (月) なんかあったよね。 [長年日記]
■ そんな深夜番組。
新しい町に来て一ヵ月半。
前より外食が増えてしまったのは反省点でも有り幸せ点でもある。
彼は相変わらず忙しく、ゴハンがいるいらないの見極めが難しい。私は一人気楽にお風呂に入ったりバラエティーを見てゲラゲラ笑ってゴロゴロ過ごし、彼が帰った深夜の軽い晩酌というパターンが増えつつある。
彼は仕事で大変なのに、私を一人家に待たせている事をかわいそうだと思ってくれているようで、少しでも早い日は飲みに連れて行ってくれたり、ケーキがおいしいと評判のお店を見つけてはお土産に買ってきたりしてくれる。
ここしばらく休みの日は曇りばかりだったので、日頃陽の当たらない社内にずっといる私(そのうえ隣は天然こんがり色のクボちゃん)はイリイリイリイリしていた。この前の土曜日は1ヶ月ぶりくらいにカラリと晴れたが、前日に彼と彼の会社の上司と初対面の癖にまた冗談のように飲みまくり、カラオケでシャウトし4時近くに帰宅、翌日彼はココ最近で一番激しい二日酔いとなってしまった。
相変わらず二日酔いしらずの私がベランダで洗濯物を干しながらぼんやりしていると、
「・・・うっ・・・・い・・・いぐかぁ〜・・・ほら・・・あの・・行ぎだがっでだ・・・なんが・・おーぷんでらずのいだりあん・・・だっだっげ〜・・げーーーーー・・・」
と地を這うような声とともに彼がズリズリとベットから這い出してきたかとおもうとトイレに直行、数分後涙目でフラフラと出てきてまた布団に沈没、近寄ってみると念仏のように、「オーブンデラズー・・・ビリヤードー・・・」とケナゲにつぶやいていたが、その日のお出かけは諦める事にした。私が太陽にあたりながらゴハンを食べたい!と言っていたのを覚えてくれていて、必死にかなえようとしてくれているのが痛いほど分かったからだ。
この週末も土曜は出勤だった彼。
朝7時ごろに家を出て帰ってきたのは日付変更のギリギリ前だった。
日曜日はよく晴れたがさすがにかわいそうになって、お昼ご飯を食べたあとは積極的にゴロゴロして休ませた。そしたら夜は何が食べたい?何か作るよ!と気を使ってくれるもんだから、せっかくの貴重な休みゆっくりしなよと言ったんだけど、結局焼き鳥食べたいとか言っちゃって、よっしゃよっしゃと食べに連れて行ってくれた。
今度の土曜日も出社だから、それが落ち着いたら温泉でも行こうねと約束までしてくれた。
この人、こんなに気を使っていては早死にするんじゃないかと心配になった。
食事の帰りに寄ったTSUTAYAで、お約束のエックスファイルを借りたが、お会計の時彼がこれも借りてと1枚DVDを差し出した。
【Aー女 Eー女! 集団淫乱催眠術!】
・・・・・・。
長生きするよ。きっと。