チナウ
2004-03-11 (木) 約束の時間は午後三時。 [長年日記]
■ 私信。
えー。我心の友ミポコが、いつのまにか結婚目前となり、すでにフライング気味に専業主婦生活を送っているようです。
大阪では目まぐるしく時間が動いとるな。他の友人たちもボコボコ子供産むし。どうなっとるんだ。
そんなミポコ(インディーズ主婦)が家でメールできるようになったので、アドレスを聞いた所ここも教えろと言われました。
ものすごく恥ずかしいので断ろうとしたのですが、有無を言わせぬゴーインさで、じゃあのー、メールまっとるのーと電話を切られてしまいました。
ここを見ていると思います。
恥ずかしいです。
これでユカに続き、友人は2人目です。
恥ずかしいです。
せめてミポコよ、ダンナには教えないでくれ。
いや。教えるな。あいつのことだ、ダンナに教えるに違いない。
そうだ。ダンナに見られたらまずいことを書けばいいんだ。そうだそうだ。
イッパイありすぎて、しかも自分の首もしめかねないので慎重に話題を選ばねば。
えー。
20代の一番やんちゃな時期を、君とともに過ごしましたね。
あの頃は毎日が目まぐるしく、でもすごく楽しく、いつもとなりには男ではなく間違いなく君がいました。
一人暮らしをはじめたばかりの私は、それでも週末はほぼ100%の確率で君の家に泊まりこんでいました。
懐かしいですね。
バイトのつもりでカジュアル感覚で入った会社。給料もっと上げるからとヤトリン(社長)にいわれていつのまにか社員扱い。
はじめてあった日、皆でしゃぶしゃぶ食べたよね。
キミがいじめたあの女の子、翌日会社こなかったよね。
よく行った新地のクラブはまだあるのですか?あの、ちびちゃい外人のやたら多いクラブ。
あそこのカウンターで、大音量の中君と大喧嘩しましたね。
君が「男はやっぱりアメリカ人やってトモちん!」という若さ炸裂な主張を大声で繰り返していたのが忘れられません。
その声は大音量の中でも響き、ナンパしようとしてた男の子が引いていましたね。
「アメリカ人は優しいしスマートやねん!!」と大声で奇麗事を語り、チン○の問題ちゃうんかというツッコミを無視しましたね。
「アメリカ人!」「侍!」のくだらない言い合いに、カウンターの中のチビチャイナが見かねてテキーラをおごってくれましたね。
その瞬間だけはイエーイとか言いながら仲良くイッキをし、飲み終わると又喧嘩。何がイエーイやねん。
結局テキーラをものすごく飲んで、ヘロヘロになりましたね。
あのときの君のタコ踊り、忘れません。いや、俺もタコ踊り。
後日ミナミでチビチャイナが、えれー肉感的な白人のお姉ちゃんの腰を抱いて歩いているのを見てびびリましたね。
歩幅が全然合ってなくて。
ヤマちゃんとアポナシで君の家に突撃したとき、君の濡れ場に遭遇。
でも帰りの電車もなかったのでしばらくバス停のベンチで夜空を見上げました。
寒かったです。
そして一言いいたい。
鍵ぐらいかけろよと。
色が驚くほど白く、細長く、ムンクそっくりだった同僚の島田さん。私たちのアイドルでしたね。
住んでたアパートはサワラビ荘。
営業だった私たち、毎日昼の3時になると皆で島田ネタを電話で披露しあいましたね。
客の席でかかってきた君からの電話。絶対とるというルールの元電話に出てみると。
「3階、島田売り場。」 ガチャッ・・ツー・・ッツー
客の前で笑いをこらえるの、無理でした。
社内で和田ラジヲがなぜか大ブレイク。
支社に遊びに行ってたキミちゃん(男)が、わざわざファックスで送ってきましたね。
私たちはその頃めずらしかった携帯とか公衆電話とかを売ったりしていたのですが、なぜかキミちゃんのお客は困った人が多かったですね。
あるときいい番号だったら契約してやるといわれ、取れた番号は64894。
ムシワクヨ!で覚えやすいよ!!と大喜びしたのもつかの間、相手はレストランのオーナーシェフ。
途方にくれていたキミちゃんの顔、今でも忘れられません。
なぜか車にいつも血のついた木刀を積んでいた【てらもっさん】。
目がすぐハートちゃんになる【ミヨシ】。
かわいいのに素直になれない【ミヤモト】。
コスメオタクの【ヤナ】。かわいい【サト】ちゃん。一言がさえる【田口君】。なまりがかわいい【ツチコ】。
みんなみんなあの頃のメンバーは元気でしょうか。
名前忘れた、あのちっこい男前、あの人あたりは多分今ごろ大阪湾に沈んでいるのではないでしょうか。あと社長も。
あの頃の、甘酸っぱいキラキラしたもんを大阪に置いて東京に出てきて、もうすぐ8年の月日が経とうとしています。
うまなったよ。東京弁。そうじゃん?うまいじゃん?
お互いあの頃夢見ていた王子様に会えたようですね。多分。
アメリカ人至上主義だったアナタは年上の落ち着いた男性を。
年下男は弟がいるから嫌だと言っていた私は5つ下の男性を。
共通点はお互い優しい王子様だったようです。よかったね。
あの頃の私達に言ってあげたいよね。毎回ピーピー泣いて、忘れられんとか、好きになれんとか。
そんなに心配しなくても大丈夫ですよって言ってやりたいよね。
でもきっと、言わないな。そのほうが面白いと思うもん。
そう考えたらドラえもんってだめだよね。
無粋な奴だよね。
今もたまに思い出すよ。
時間にして実質2年もなかったんだよね。意外だけど。
まだまだ書ききれないよ。でもきっと私たち以外の人間が見てもおもんないとおもうからこの辺にしておくよ。
まもなくお昼の3時。君にここを知らせるメールを送るよ。
あれだからな。
今後、僕ちんにやさしくしないと色々ばらすからな。
ざまみろ。
最愛のミポコへ。
PS, ホコリかぶってる島田、いい加減に掃除しろよ。
■ 負けた。
さっきメール送って、最後に一言書いておいた。
PS,紛失したシマダでてきた?
早速返事がきた。
追伸 そうやねん。シマダ何処行ったんやろ? 1月くらいに炊飯器のふたに硬くなってたところ見かけたんやけど・・・しらん?
そんなところに・・・。