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ぷっちん日記


2015-10-20 (火) お酒について [長年日記]

お酒について

20代から30代前半にかけて、お酒は、楽しくなれる手軽な手段だった。いわゆる「なにか楽しいことなァい?」という気分に対して「そうだ!お酒を飲もう」と考えることで、ワクワクと、特別なひと時を感じられそうな期待感が得られたものだ。

しかし、30代後半くらいからだと思うが、だんだん、その手は通用しなくなった。お酒を飲もうと考えることに、幾ばくかの、高揚した気分の残滓のようなものは感じられたが、それを信じることはもうできなくなっていた。あれ、おかしいな。以前はこれで幸せになれたのに、どうしてしまったんだ?

たぶん、私の環境や、お酒を飲むシチュエーションが変化してしまって、お酒を飲むことはもはや特別なことではなく、お酒を飲むシチュエーションだからといって特別に嬉しいこと、高揚することが起きるわけでもないからなのだろう。ペットボトルのお茶を飲むシチュエーションに取り立てて特別な感情が起きないのと同じように。

そして最近、ある事実に気がつくようになった。私はもう10年くらい日常的に目覚ましを使っていない朝型人間で、代わりに夜はすぐ眠くなってしまう。だから、夜のうちに夕食の食器の片付けをしたり、子供とお風呂に入ったりすることも、ちゃんとできるのかどうかいつも心もとない感じだし、実際、できなくて寝てしまうこともままある。気づいたことというのは、この、夜のうちにしたいこと・すべきことをできるかどうかと、お酒の量が、きっちり関連しているということなのだ。要するに、ある程度以上にお酒を飲むと何もできずに寝る確率が高まり、そうでなければ、案外、色々できるということだ。

お酒が以前のような幸福を運んでくれないばかりか、夜の活動時間を奪い、生活負債を増やすものであると認識できたので、自然と、行動も変わってきはじめた。我慢して飲まないようにするつもりはまったくないけれど、無駄にポンコツとなる夜を増やさないよう、必要を感じないときは飲まなかったり、少量にするということができるようになった気がする。


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