ぷっちん日記
2007-06-03 (日) あじさい [長年日記]
■ あじさいが美しい
ベランダのあじさいがとてもきれい。
先週切花にした白い花が一週間保った。比較的まめに水をとりかえたり水切りしたりしたのが良かったのかな。
一週間遅れてピンクのほうも咲き出したので、ひとつ切って、白い花に加えてアレンジしてみた。とてもいい感じだ。
あと、パセリが葉も茂らせずに背だけぐーんと伸びたと思ったら、どうやら先端に花を咲かせているみたいなので、写真を載せておく。
この後はどうなるのかしら・・。枯れるだけだと寂しいなと思いつつ。
2007-06-09 (土) RubyKaigi2007 [長年日記]
■ RubyKaigi2007
を聴講してきた。
出だしはいつものように微遅刻してOさんを待ちぼうけさせてしまったりして申し訳ありませぬ。
内容はどれも面白くて参考になった。特に桑田さんの高速化のネタが業務の状況的に刺激になったり、平鍋さんのライトニングトークにしみじみ感銘を受けたり、JRubyがんばれーと熱くなったり。
前田さんに本愛読しましたとか、言えたのもよかった。
英語も技術も至らなくて、ちゃんとはkoの通訳役(JRubyの方々へ)ができなかったのだが、多少は役に立てたと思うことにしよう・・・。まさかCharles Nutterさんと中国語の話ができるとは(ニイハオ!とか言っちゃいました)、なんて楽しい一幕もあったので嬉しい。
■ 反省
しかしなんだか人あたりして疲れた。
イベントはいつも人が多くて疲れる。ただ、今日の疲れは、単に人が多くてというより、懇親会を終えたあとには、なんだか自己嫌悪に近いものになっていた。要するに、ちょっと落ち込んだって感じ。
自分が引きこもり体質だからだと思ってきたのだが、ただ、やっぱり私はやることやってないなぁ。となんだか反省モードに。やることやっていないのは判っていたし、それでいいやと思っていたのだが、なんだかそう思えなくなってきた。
やるべきだと思ったことは、
- 人のことをよく知っておくこと
- 自分が何者かはっきり情報を出すこと
それだけでもっと色々やりやすくなるんだろうなと思った。これまでも頭ではわかっていたのだが、"やりたくなかった" のだ。このへんのことは、要は、コミュニティに入るのに何が大事なのか、というポイントだと思うのだが、どうやらこのあたりに、私が不自然に避けてきた、なにか怖いことがあるのかな?という気もしたり。
そんな気がしたということは、もう怖がる必要はあまりないということかもしれない。
■ ちなみに
微遅刻の元凶はハダニだ。とうとう柚子にまで拡がってしまい、早起きして対処していたのだが間に合わず。
コロマイトをまいてみた。
薔薇にも一部移っていてやばいのだが、薬剤が足りなくなりできず。今度あらためて薔薇にまかなくてはならない。
2007-06-10 (日) 日本発ということ [長年日記]
■ 目が覚めたとき
ふと考えていた。
RubyKaigiの懇親会でJRubyのThomasさんとCharlesさんが言っていたのだが、お二人は日本語を勉強しはじめているそうな。(その話の流れで、Charlesさんは中国語を勉強していて漢字を認識できる・・・必ずしも読めないし意味もわからないけど、という話から、中国語の話にもなったのでありました)
日本語を勉強しようとしている理由は、Rubyの情報は日本語が多いし、JRubyで検索しても日本語のブログが結構多いとか。(ちなみにどうやら翻訳で読まれたりしている様子)
そういえば、日本のアニメやマンガが好きで日本語を勉強するって話も耳にする。
そうか、日本発であるというのはそういうことかー。と。
そういえばRubyKaigiで新鮮だったのは、スライドが基本的に日本語で、ところどころ英語を入れる配慮がされるようなスタイルであったこと。英語の発表もあるけれど、英語はゆっくり聞きやすく話してくれるし、資料内の見出しや複雑な内容には日本語が。
なんというか、他の言語圏の人に自国語を勉強してもらうモチベーションになるような文化の種はやっぱり大事だなぁ、と起きたらしみじみ考えていたので、メモです。
■ ハダニ
心持ち減った気もするが、まだ見かける。すぐ耐性がつくし爆発的に増殖するやつらなので、まったく安心も油断もできないのがつらいところ。まあ、現時点でのコロマイトは、マラソン乳剤よりは効いたって感じかな・・・。
なんて、もはや1m以下の生物であるハダニしか見えないミクロな状態だった私だが、見渡せば、最初の花期を終えたあと準備中だった薔薇が、まずはブラックティから咲き出した。大輪はやはりあでやかだ。きれーい。
それと、去年より実りが増えたラズベリーもいい感じ。(既に先週1回目の収穫をして食しておりますが)
今日はお出かけ前に薔薇に薬をまかねば・・・。
2007-06-11 (月) Dave Thomas氏の講演 [長年日記]
■ 講演内容と感想
忘れないうちに内容と感想を書いておこう。
まず私の覚えている内容は以下のようなものだ。メモをとっておらず、完全に記憶に頼っているので多少違うかもしれない。お気づきの方は補足してください。
- 自分は実はスピーチするためというより、Rubyの生まれ故郷でみなさんにお礼を言うために来た
(ここで最初の拍手。以後、計10回くらい拍手の飛び交う感動的なプレゼンとなった)
- 自分はRuby が大好きである。愛しちゃっている。Rubyとの出会いの頃は、いろいろな開発言語を1時間くらい試してはダメだと言うのを繰り返していたが、Rubyを試したときは、ランチになっても夜になっても翌日になってもずっとRubyで遊んでいた。
- 要するに、恋に落ちた
- 恋に落ちた理由を言うのは難しいが、強いていえば、Rubyは人間の考えるように動作してくれる。つまり、日々考え方ややり方の変わる人間のために色々な書き方を可能にしてくれるし、まわりくどい書き方をせず一発で必要な処理をしてくれる(collectメソッドとか)。私にとっては、一種類の書き方しかできないのではなく、いろいろな書き方ができ、日々工夫や発見ができるというのがとても楽しく重要だ。
- ツールを愛しちゃっていいのか?
- 答えとしては、開発者はツールを愛さなくてはならない。好きでない開発ツールで仕事してるより、好きなツールで仕事するほうが素晴らしい人生。
- 子育てとプログラミングは似ている。子育てもプログラミングも難しい。しばしば思うようにはいかない。愛がなければやってられるものではない。子供もプログラムも、健やかに育ってほしいと思うものである。
- そういう愛情や情熱を持ってプログラミングしないのなら、それは成果に表れる。私がRubyを好きなのは、Rubyは私を生産的にしてくれるからだ。その分はやく顧客を満足させることができる。
- しかし、子供は思春期に差し掛かる。Rubyも14歳。思春期である。
- 思春期になると子供はもはや親には管理できない。親にできることは価値観を示し、聞かれたらアドバイスすることくらいだ。
- Ruby は今、色々な子(IronRuby, JRuby, etc...)とデートしはじめた。
- 子供と同様、Rubyの今後を我々が完全にコントロールすることは無理だが、子育ての場合と同様、価値観を示さなくてはならない。つまり方向性を打ち出さなくてはならない。
- Unicodeを入れるのはマストとして、それ以外のことはよく議論していこう。
- 自分の意見としては、RubyはただひとつのRubyでなくてはならない。会社ごとにRuby自体の種類が増えるのではだめで、ライブラリの追加のような形でなくてはいけない。
- Rubyのいいところを変えてはいけない。柔軟でアジャイルなところや、開発者にやさしいところ。オープンなところ(言語の特徴としても、コミュニティの活動プロセスとしても)。
- Ruby はこれからエンタープライズ利用で爆発的に使われる。いまはその節目だ。これから、外から新しい人がどんどんやってくる。もはやRubyは孤島ではなく広い世界であり、我々はやってくる人たちを歓迎して、彼らの言うことにも耳を傾けなくてはならない(言われるままに変わるという意味ではない)。(※関連する質問で出た内容をプラスすると)数年すると、Rubyで書かれたコードがあまりにも多くなりすぎて、冒険はできなくなるので、いまのうちによく遊んでおく(思春期の子供が経験をつむように)ことだ。積極的に実験するべきだ。ただし、それによってRuby本質が劇的に変わるようなことにはならないだろうと私は思っている。
- Ruby の親、つまりMatzとコミュニティはとても素晴らしい。愛にあふれている。だからきっとこの重大な局面をうまく乗り切れる。Rubyはきっとさらに大きく育っていくだろう。がんばっていこう。
だいたいこんな主旨の講演だった。(多少順序が混乱しているかもだが。。)
あっちこっちでジーンと来ることを言うので、彼がしゃべる、こっちが拍手する、彼がしゃべる、こっちが拍手する、みたいな、ものすごく一体感のある感動的なセッションだった。最後はみんな立ち上がって拍手。いやー、マジ感動。。。
個人的な感覚としては、すごくホーム感を感じた。Rubyだということのホーム感ではなくて(さすがにRuby歴1年でそんなこと言ったらおこがましいわけで)、プログラミングが好き、実装が好き、アジャイルが好き、ずっと開発者でいたい、みたいな志向を持っている自分がここにいることはすごく正しいことだ、という感じがした。
2007-06-13 (水) Long Long Way to Home [長年日記]
■ 帰宅
出張から帰宅。大変お世話になりました。
留守中、koが苦手な英語でとてもがんばって、私にも英訳支援の貢献を認ムということでJRubyTシャツを貰ってくれた。泣ける・・・。 Tシャツは普段は着ないのだけど、これは特別だ。さっそく明日着て行こうかな。
RubyKaigiをきっかけにすごく気持ちに変化があったので、なんだか少し世界が違って見える。 そういう気持ちを表題に込めてみました。
2007-06-16 (土) 片付け日和 [長年日記]
■ ひさびさの週末
長い長い二週間がおわって週末。ちかれた〜(>o<)
家のなかに邪悪な気配ただよりまくりなので、今日はまったりと片付け。でもあまり進まず。とりあえず郵便物がたくさんあって、税金関係山盛りでなんだか落ち着かないなぁ。
天気がよいからってkoが外で洗濯物を干したがったので私の愛する植木ちゃんたちが押し合いひしあいでかわいそう・・・。クスン。
昔、友人が私のためにと作ってくれたL'Arc〜en〜CielのCDを聞いてみたりして。そうね、多分、風林火山の再放送(次回予告にときめいちゃったやつ)を見てしまった影響でしょう。明日が楽しみ・・・(;w;)
2007-06-19 (火) 菊姫 [長年日記]
■ 菊姫の"適温"
そういえばこの前、日本酒ソムリエなる青年がいるお店で日本酒をご馳走になった。
ふと思いついて、菊姫をぬる目の燗でお願いしてみた。適温です、といって出してくれたそれが異様に美味しかった。
2007-06-20 (水) ポムレツ [長年日記]
■ 朝食にオムレツを作ろうと思った。
まず、フライパンがダメになっていた(RubyKaigiをはさむ2週間、流しで水浸しだったらすっかりテフロンが・・)。
気をとりなおして、炒められる鍋で作ることにした。
タマネギ半分とピーマン3つをみじんにして、オリーブ油とバターと塩・コショウで炒めた。
ミルクを少し加えた卵を鍋に半分入れた。卵は、少ないとは思いつつ、摂りすぎがイヤなので2個(つまり、一人1個)。
で、多すぎるかなーと思ったものの、具を全部いれて、残りの卵を流し込んだ。
・・・・・・センセー、まとまりません^−^
味はとても美味しい、思い描いたとおりのオムレツ味なのだが、みためはオムレツ風野菜炒め('';
まあ、美味しかったのですが。
koの命名:ポムレツ
2007-06-21 (木) 言わぬが花 [長年日記]
■ 雄弁には華があるが、沈黙には美がある
雄弁には雄弁の良さがある。物事をすみやかに伝達できる能力とは、概して、便利なものである。
しかし、いつでも沈黙より雄弁が勝るということはない。
雄弁の欠点には以下のようなものがあると私は思う。
- 雄弁は貧しい ・・・言葉を重ねることは、相手の想像の余地をなくし、伝達されるメッセージを味気なくする。すばらしい俳句には余韻があることを思い描いてもらいたい。一方、描写しすぎた俳句には何の味わいもない。
- 雄弁はハイリスク ・・・人は、長い表現のなかにただひとつでも不愉快な表現があれば、それだけをずっと覚えている。表現が長ければそれだけリスクも大きくなる。例えば、私は水彩画に苦い思い出があるのだが、絵の具を重ねすぎると紙が破けてしまう。重ねるだけが能ではない、ということもある(まあ、私は油絵に避難したのだが・・)。
- 雄弁は時間泥棒 ・・・雄弁さは、すべてを自分で一気に片付けてしまおうというコミュニケーション上の独善と深い関係があるように思う。講演や演説、あるいは論文のような、そもそも一人で長い持ち時間をそのために使う際には、これは問題にはならず、むしろ雄弁さは非常に大事である。しかし、もし、日々の会話でそういう方向を取ったらどうなるか。目の前の相手に聞けばわかることを聞かずに憶測で話を展開し、何通りもの脇道を、相手がそれるかどうかもわからないのに片っ端から塞いで回るような話し方をするとしたら。時間的無駄と疲労を相手に強いるだけのことになる。
あるとき、「沈黙は金というが、沈黙は卑怯である。リスクをとらずに黙っていて美味しいところだけ持っていこうとしている」というような感じの意見に出会ったことがある。相手はみるからに雄弁なタイプだった。沈黙する人は雄弁な人に寄生している、雄弁な人が勇気を持って発言するから世の中が動いているのだ、というような論調で私に議論への参加を求めた。
しかし、私は大変困った。瞬間的に、暗い、怒りに近い感情が湧いてきた。自分の感じている違和感や反発をすぐに説明することはできなかったし、そういう準備ができているタイミングでもなかったし、それをするべき相手でもなかった。
しかし、後になって何回もそのことを思い出した。
その時の私の反発を多少秩序立てれば、以下のような感想になる。
- 私は、すべての人間がワーワー意見をいって議論しあう世界など嫌だ。
- 発言は沈黙に勝るということは絶対の真理などではない。限られた文脈で、ある人々がそう思うというだけのことである。そういった価値観の押し付けは私の嫌いなものの一つだ。
- 雄弁な人が、雄弁こそ金と主張するのは、下品である。
- 言わぬが花という言葉を考えてみれば、美は雄弁の側よりも、沈黙の側に近いところにあるように思われる。私は美を重視するので、雄弁しかない世界を良しとする人とはわかりあえない。
- 本質的に、こういった議論はあさましく感じられるので、沈黙したいが、そのこと自体が負け側に追いやられるようで腹立たしい。
別にこの話に結論らしき結論はないのだけれど(正誤を継続して論じる気もないし。)、今日は何かを書きたい気分だったので、気になっていたことのひとつを書いてみることにした。
2007-06-24 (日) ローズガーデン風 [長年日記]
■ ちょっとローズガーデン
ジュリアがかなり房で咲いた。
小ぶりな花をいくつもつけたところはちょっとローズガーデン風でいい感じ。アンティークな色あいだし。
ちょうど週末にかさなったので、今週末の花はジュリアの一輪挿し。
ジュリアは花がすぐ開いてしまうのがちょっと惜しいのだが、それも風情があっていいかと思えるようになってきた。
2007-06-25 (月) 小槌で立替精算 [長年日記]
■ やっとできてきた〜
小槌で立替精算できるようにしようと2〜3週間に1度の日曜プログラミングに励んだ。
ようやく、なんとか使えそうなレベルになってきた!
狙いどおり、クレジットカードの精算も楽になりそうだ。合計額でぱっと照合ができるし、請求書にないやつは簡単に外したりできて、便利便利。
とはいえ、これがサーバに反映されるのは少し後かも・・・;_;
入れるにはまず、途中になってる日めくりを安定した形にしないと・・・・・。
あと2回くらい作業が必要かなぁ。
# tetsumi [N☆V★は行ってますか?僕はようやくL3まで行きました。。。]
# nay [もっぱら、ポイントコレクター(キーパー)です (*^w^*) も、月1回とか・・・orz それでもたまにいくだけで..]