ぷっちん日記
2011-04-05 (火) 都知事選の政見放送2011 [長年日記]
■ 都知事選の政見放送2011
いくつか観たので感想を残しておこう(あくまで個人的な感想に過ぎない)。
- 石原慎太郎氏 - 骨太で国家観がある、実績がある、話が具体的な点などは良いと思うが、「独善」と年齢がネック。経営手腕は素晴らしいと思うが、指向性、独善的傾向が強いだけに、私個人が感じている今という時代との隔たりが気になる。放送の件ではないが、アニメと花見については不満だ。
- 渡辺美樹氏 - 経営経験には期待する。放送の印象では、都民サービスが主眼だが、知事というのはありがとうを集める仕事なのだろうか?との違和感も。憎まれてもいいから、リーダーしかできない仕事をしてほしい気もする。ある種、放送において、都民にも戦後日本人にも不満をぶつけまくっている石原氏とは真逆の柔和な(低頭すぎる?)アプローチ。
- 東国原英夫氏 - 放送は無難で具体性に乏しい。総花的。戦術としてはうまいのかもしれないが、物足りない。手腕への具体的な期待はしづらい。
震災とあいまって、最近、時代の変化を感じる。それとともに、やっと日本の近現代の一端が実感として理解できてきたような気がしている。
だからこそ、さて...。
2011-04-12 (火) 「みんなのかるた」をリリースしました [長年日記]
■ 「みんなのかるた」をリリースしました
先日、iPhone/iPodTouch のアプリケーション「みんなのかるた」を(株)万葉からリリースしました。
AppStore: http://itunes.apple.com/jp/app/the-100-japanese-poems/id429144066
製品ホームページ: http://www.everyleaf.com/products/mincar
これは、基本的には「かるたの読み手役」をしてくれるアプリです。かるたでは、読み手が順々に歌を読み、その都度、取り手が読まれた札を取ることでゲームが進行していきます。この、読み手と、読札の代わりになるのが「みんなのかるた」です。
私自身が競技かるたをやっているため、競技かるたで使えることを目標として作っており、実際に練習に使ったりしていますが、もっとライトな使い方もできるようにしています。たとえば、競技かるたでは上の句までしか読まない状態で札を取ることになりますが、これは初心者にはつらいので、下の句まで一気に読むモードを搭載しています。
また、札を覚えていない人が使うことを前提に、いつでも札を調べられるようにしたり、トレーニング用の機能も入れています。
このため、家族でためしに百人一首でかるたを取ってみようという方や、学校やサークルなどで、あまり経験者がいない中でかるたを試してみようという場合にもとてもおすすめできると思っています。また、単に、百人一首に親しみたい、勉強したいという方にも良いかと思います。
ちなみに、かるたをとるためには、「みんなのかるた」以外に、百人一首の「取札」が必要になります。(たとえばこちら )
もしよかったらぜひ使ってみていただければ幸いです!
2011-04-14 (木) TODOの使いこなしを工夫 [長年日記]
■ TODOの使いこなしを工夫してみている
このまえの日曜日くらいから、TODO管理を新たな使い方で使い始めた。ちなみに使っているのは checkpad だが、基本機能があればなんでもできるとおもう。
何を工夫しているかというと、
- 人生にとって重要なものと、そうでないものの2つのフォルダを使う
- 朝、昨日クリアしたタスクをすべて消して、2つのフォルダに、「今日やり遂げるとコミットすること」を入れる
- 重要なものには、1日のメインである主たる勤務も入れる
というあたりが特徴だ。だいたい、フォルダあたりのタスク数は2〜5個くらいになる。
まず、「やりたいこと」「やれないかもしれないが何とかやりたいこと」を入れないことが大事だ。私の目的は、長期的な備忘録やプロジェクト管理ではなく、1日の充実感を得て着実に物事を処理することである。「いつかやりたいこと」を混ぜると、長期間そのタスクが鎮座してしまって、自分の出来なさ具合にしょんぼりしてしまう。1日の終わりに、「よし今日もやろうと思ったことをすべて成し遂げたぞ」という晴れやかな気持ちになりたい。そのためには、コミットできることだけを、軽めに入れる。
また、メインの活動についても入れておく。それをしないと、「メインの仕事の前と後だけが自分の人生の真実の時間であり、昼間は世を耐え忍ぶ苦痛な時間である」という認識になってしまう。これはイライラのもとになる。昼間のタスクについて積極的に価値を認め、毎日、クリアしていくのは気分がよい。さらに、メインの仕事をタスクに入れておくことで、1日にできることはそんなに多くないという気持ちになり、自然と、軽めに計画を立てることにつながる。これは、無理しすぎずにタスクを消化するために大事なことだ。
2つのフォルダを作っているのは、「大事なこと」を見失わないためだ。家事や事務だけを延々とこなす日々が続いているという感覚はつらい。これに対して、「大事なこと」を少なくとも毎日2つくらいやっていると思えれば、安心することができる。また、毎日、何が人生にとって大事であるか考えるステップはそれだけでも役に立つ。ちなみに3つ以上にしていないのは、シンプルにしたいからだ。
前日の夜ではなく朝に計画を立てているのは、それが何となく私のスタイルにあっているから。私は気分屋なので、前日に何かを考えても、翌朝それにおとなしく従える可能性は低い。
これと、長期的な備忘録やプロジェクト管理を組み合わせれば、わりといい感じではないかと思う。続けられるかわからないが、続けたい。