ぷっちん日記
2006-03-28 (火) 天気予報と折りたたみ傘 [長年日記]
■ 雨に備えて
月曜日、ふと思い出して出張へいく直前に天気予報をチェックしたら、火曜は午後雨となっていたので、折りたたみ傘を持って出た。
つい最近、koが目黒アトレで”大発見”して二人で冒険にいった(?)無印良品、そこで購入したアルミの骨の軽い小さな折りたたみ傘だ。
見事、今日の午後は雨となって、傘が役に立った。
そんなシンプルな成功をわざわざ日記に書いているのには理由があって。
自分だけの思いつきで天気予報を見て折りたたみ傘を持って家を出たのって、ほとんど人生ではじめて・・・。
なぜかそんなことが今までできなかったのかというと私にとっては色々とハードルが高かったのだ。雨が降っていないのに、雨が降るかもしれないと思いつくことの難しさ。持ち物の準備条件のひとつとして天気を考慮する習慣の欠如。そもそも持ち物を十分前もって準備する習慣の欠如。天気を調べる手間をかける気になるかどうか。調べる出発前の時間的余裕がないこと。そもそも折りたたみ傘を持っていなかった。あるいは必要なときに見つからなかった。あっても重くて邪魔で荷物に入らないから持っていく気にならない。などなど。
いつも(私にとっては)突然の雨に遭っては、ぬれるかビニール傘をまたひとつ買ってイライラしていたものだ。これは単なる雨と傘の問題ではなく、私の生活態度、ひいては人生と私の問題ではないかと思えてきた頃合だった。
たぶん今はそのあたりの”血行”を良くしている時期なのだ。実際、今回は私にもちゃんと傘が用意できた。
出張のしめくくりに、かばんの底の傘を取り出して家路をゆく。上機嫌。おりしも頭上の桜もほぼ満開。
折りたたみ傘を所有するってすばらしい。計画して準備するってすばらしい。節約ってすばらしい(ビニール傘を買わないで済むわけなので)。
事例は平凡ながら自分としてはエポックメイキングな気持ちになったので、大変大げさではあるが、日記に書いておこう。