2015|10|
ぷっちん日記
2004-07-23 (金) さらに再読
■ 読み終わったので
「優しい密室」を読み終わったので(後半あるていど飛ばし読みをした)、今朝も本棚を物色。村上春樹にしようか悩んで、結局、栗本さんの「怒りをこめて振り返れ」を選ぶ。そういえば「猫目石」もだいぶ忘れてしまっていた、それどころか、特に印象に残ったもの以外は作品ラインナップすら忘れ気味になっている自分に気づいた。
「優しい密室」の森カオルは結局、狂言回し、使い捨て。視点キャラクターではあるけれど、基本的には、馬鹿にされていたのかなあとも思った。でも、もろもろのリアルな要素がやっぱり気になるけれど。
なんだか妙に本が読みたい。それも小説系がいい。最近では珍しい。再読したいという欲求には、過去を思い出したい、昔の自分の名残をみつけて今と比較したい、そういう気持ちも混じっているような気もする。単に娯楽としてフィクションを読みたいというのもある。娯楽としてフィクションを読みたい欲求自体が懐かしく居心地がいいという気もする。セーラを買って観たりしているのと、同じ行動原理なのだろう。