2015|10|
ぷっちん日記
2008-09-03 (水) CoCは「設定より規約」じゃない気がする [長年日記]
■ CoCは「設定より規約」じゃない気がする
Railsのコンセプトのひとつ、CoC (Convention over Configuration) は日本語では「設定より規約」として知られている。
しかし、Railsに慣れ親しんだ今となっては、別の訳のほうがいいのではないかと思っていたりする。どんな訳かというと、「設定の上に規約」という感じだ。
「設定より規約」という言葉の響きは、設定より規約を優先しよう、設定は悪で規約は善、できるだけ全部規約で済ませるのがいい、というニュアンスが強い。いわば、一元的な価値観の上で、設定と規約が対立し、規約が勝者という趣だ。
けど、実際にはCoCの効能は、「全部設定するしかなかった世界」から「規約どおりなら設定しなくていい世界」になったことだと思う。「規約しかない世界」になったわけではない。「設定」の上に「規約」という考え方をおいて、規約どおりの人はそのままで、規約どおりじゃない人は設定を使えば大丈夫、という2つの選択肢が用意されたことが嬉しいのだと思う。
「設定より規約」と言うと、前者だけがクローズアップされ、後者のような使い方もまた価値であることや、規約という概念が新たに層として追加されたことが新しいのだ、ということが伝わりにくい。なので「設定の上に規約(を置こう)」はどうか?と思う。
大いなる勘違いをしてたらごめんなさい。
正におっしゃるとおりかと<br>なんでもかんでも規約にしたがる方がいますがそれじゃ逆にやりにくくなっちゃう<br>結局規約!規約!がCoCと勘違いされてやっぱ違うよねってなっちゃいますもんね